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Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-09-20
Volume volume183
ISSN 1883-2423
language Japanese
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Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-09-20
Volume volume183
ISSN 1883-2423
language Japanese
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JaLCDOI 10.18926/bgeou/65926
Title Alternative Development of Career Education that Made Use of the “Work Experience” of Junior High School (II) -Development of Career Planning Ability Taking Look at the Future from the Present-
FullText URL bgeou_183_061_072.pdf
Author AOKI, Tazuko| HAYASHIDA, Kei| ITO, Keisuke| TAKEUCHI, Seon| HAYASHI, Daichi|
Abstract  職場体験はほぼすべての中学校で実施されているキャリア教育である。本稿は,青木・杉田・山崎(2021)で報告した実践について,「キャリアプランニング能力」の育成にかかわる部分について紹介する。具体的には,中学校2年生の職場体験の「事前指導(1時間目)」として,インタビュー内容を考える活動を取り入れ,生徒たち一人ひとりが職場体験の目的や意義を見出せるようにした。「事後指導Ⅱ(4,5時間目)」では,独自に開発した「ジブン×イマ×ミライシート」を使用し,未来と今の自分と職場体験で生徒が学習した仕事のつながりを意識する活動を行った。これらの活動の成果は,生徒が記入したワークシートの記述や実践後のアンケートを分析することで確認した。その結果,本実践によって,生徒たちが現在と未来のつながりを考えるようになったとの記述が多く見られた。
Keywords キャリア教育 職場体験活動 キャリアプランニング能力 米国のガイドライン
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-09-20
Volume volume183
Start Page 61
End Page 72
ISSN 1883-2423
language Japanese
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JaLCDOI 10.18926/bgeou/65925
Title Alternative The Recognition of Discipline and Abuse in University Students of the Faculty of Education in Korea
FullText URL bgeou_183_049_060.pdf
Author LEE, Kyoung Won| OH, Jeong Ok| MORITA, Misa|
Abstract  本研究では,韓国の教員養成課程の大学生におけるしつけと虐待に関する認識を明らかにするとともに,しつけと虐待に関する認識は,子どもの頃の経験,虐待に関連する教育を受けた経験や知識の有無等と関連するかを探ることを目的とし,2013 年に韓国の大学5校の協力を得て質問紙調査を行い分析した。分析の結果,本稿で設定した23 行為のうち,7割以上の大学生が「しつけとして行ってよい」と認識した行為は,大声で叱ると手をたたくの2行為,7割以上が「虐待になる」と認識した行為は,やけどを負わせる,一室に閉じ込めるなどの16 行為であること,大学生の多くは,しつけに伴う体罰を容認しながらも,その行為が子どもの心や体を傷つける場合は虐待になると考えており,子どもの頃,親から受けた経験がある行為をしつけとして容認する傾向があることが明らかになった。また,虐待に関する情報に接したり,大学で講義を受けた経験のある学生は,経験のない学生に比べて,虐待に関する認識が高い傾向がみられ,虐待に関連する教育の必要性を確認することができた。
Keywords しつけ 虐待 教員養成課程の大学生 韓国
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-09-20
Volume volume183
Start Page 49
End Page 60
ISSN 1883-2423
language Japanese
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JaLCDOI 10.18926/bgeou/65924
Title Alternative Basic Research on Learning Activities Based on Students' Sensory Perception -A Hypothesis on the Perception of Color in the Art Department-
FullText URL bgeou_183_039_048.pdf
Author MATSUURA, Ai|
Abstract  現在の美術教育において,唯一解を求める「情報処理と行為」に傾倒する状況が散見される。本稿では「情報処理と行為」だけでなく,生徒自身が感じたことに基づく「知覚と環境の相互作用」を促す方法について検討するものである。
 先行研究からは,「知覚と環境の相互作用」と「情報処理と行為」の両立の重要性と,両立のために,感じ取ったことと,感情とを結びつける学習活動の必要性を確認できた。その上で,現在の美術教育で実践が少ない「知覚と環境の相互作用」を促す方法として,個人の価値判断と関係がある「色彩の感受」が有効であるという仮説について考察する。
Keywords 美術教育 感受 知識 色彩 創造性
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-09-20
Volume volume183
Start Page 39
End Page 48
ISSN 1883-2423
language Japanese
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JaLCDOI 10.18926/bgeou/65923
Title Alternative The Early Writings of Sir William Temple: Romances
FullText URL bgeou_183_029_037.pdf
Author KISHIMOTO, Hiroshi|
Abstract  サー・ウィリアム・テンプルは,グランド・ツアーの滞在先で9編のロマンスを書いている。テンプル最初期の著作である。いずれも短編で,フランソワ・ド・ロセの『現代悲劇物語』の翻案である。そのうち,現在読むことができるのは5編のみである。文学作品として見た場合,物語のプロットや人物造形が単純かつ類型的で,多くの欠点が目立つ。しかしたとえ稚拙なものであろうとも,それら若書きの作品の中に,創作していたときのテンプルの内面をのぞき見ることができる。そこには,恋人ドロシー・オズボーンとの仲を引き裂かれ,大陸の旅先で悶々とした日々を送っていたテンプルのやり場のない感情が込められているのである。本稿は,22 歳前後に書かれた散文ロマンスをテンプルの伝記の中に位置づけ,それと関連づけながら読む必要があることを明らかにした。
Keywords サー・ウィリアム・テンプル ドロシー・オズボーン ロマンス 翻案
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-09-20
Volume volume183
Start Page 29
End Page 37
ISSN 1883-2423
language Japanese
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JaLCDOI 10.18926/bgeou/65922
Title Alternative Actual Situation of Handicraft Education Seen in the Ehime Education Association Magazine in the Dawn Era of Constructing the Basis of Handicraft Education (Second Part): History of Handicraft Education in Ehime (Ⅳ)
FullText URL bgeou_183_015_027.pdf
Author TAKAHASHI, Toshiyuki|
Abstract  本論は,阿部七五三吉(1936)による「手工教育基礎建設の曙光時代」[1907(明治40 年)頃~ 1926(大正15)年頃まで]における,1911(明治44)年の「改正小学校令」から1926(大正15)年の「改正小学校令」までの14 年9か月間を調査対象期間として,愛媛教育協会機関誌に見られる手工教育関係史料を調査し,愛媛県の尋常小学校及び高等小学校における手工科の成立及び展開過程を探った。その結果,1911(明治44)年の「改正小学校令」によって手工科は,高等小学校実業科目の選択必修科目の一つとなったが,実業科目としての性格が強くなると同時に,授業時数の増加が小学校にとって負担になり,手工科加設校は結果的に減少し,愛媛県の小学校における手工教育は混迷した。
Keywords 手工科 手工教育 尋常小学校 高等小学校 愛媛教育協会機関誌
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-09-20
Volume volume183
Start Page 15
End Page 27
ISSN 1883-2423
language Japanese
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JaLCDOI 10.18926/bgeou/65921
Title Alternative Measurement of the Team Processes Based on Phases of Activities: Investigation on College Team Sports
FullText URL bgeou_183_001_014.pdf
Author MISAWA, Ryo| HASEGAWA, Naoko|
Abstract  本研究では,チームワークの行動的側面であるチームプロセスに着目し,Marks et al. (2001)の理論的枠組みに基づいて,時間経過に応じて遷移するチームの活動フェイズを考慮した測定尺度の試案を作成した。尺度は3つの活動フェイズごとに,移行プロセス,実行プロセス,対人関係調整プロセスの項目を構成した。チームスポーツ競技者である大学生を対象にWeb調査を行い,224 名から有効回答が得られた。探索的因子分析によって各プロセスの行動要素として解釈可能な因子を抽出し,内的整合性の観点から高い信頼性を確認できた。また確認的因子分析により,包括的なチームプロセスを高次因子とするモデルを検証した。さらに,チームリフレクションおよびチームへのコミットメントとの関連から,尺度の妥当性を検討した。得られた結果を基に,尺度の精緻化と今後の実証的検討課題を考察した。
Keywords チームワーク チームプロセス 活動フェイズ チームスポーツ
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-09-20
Volume volume183
Start Page 1
End Page 14
ISSN 1883-2423
language Japanese
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Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-09-20
Volume volume183
ISSN 1883-2423
language Japanese
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Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-02-24
Volume volume182
ISSN 1883-2423
language Japanese
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Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-02-24
Volume volume182
ISSN 1883-2423
language Japanese
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JaLCDOI 10.18926/bgeou/64989
Title Alternative Trends in Research on Readiness of Parenthood in Adolescents and Issues in Childcare Support Provided by Nursery Teachers
FullText URL bgeou_182_129_142.pdf
Author Katayama, Mika| Ohkura, Ren| Umemoto, Nao| Kobayashi, Yuka| Nishiyama, Setsuko| Hasui, Kazuya|
Abstract  本稿では,青年期における親性準備性の先行研究を概観し,親性準備性の定義と発達に関連する要因を整理し,初めての子育てを経験する保護者への有用な子育て支援策の手立てとなる知見を整理した。
 親性準備性の定義は統一されていないものの,性別を問わず一貫して「養育役割」を含む概念として構成され,概して男性よりも女性の方が高いとされてきた。しかしながら,1990年代以降,父親の育児参加が奨励さるようになり,最近の若者世代では育児参加に関する性役割の認識にあまり性差が生じなくなっていることが明らかになった。また,後天的に育まれる親性準備性は,乳幼児との関係が乏しい現代においては自然に育まれにくくなっており,親としての認識や役割,具体的な子ども理解や関わり方等,日常的な子育てスキルを獲得し,親の養育力の向上に繋がる支援の必要性が確認出来た。
Keywords 親性準備性 青年期 養育力 子育て支援 保育者
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-02-24
Volume volume182
Start Page 129
End Page 142
ISSN 1883-2423
language Japanese
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JaLCDOI 10.18926/bgeou/64988
Title Alternative From Teacher’s “Individual Reflective Practice” to “Collaborative Reflective Practice” in School Organizations : Through Educational Practice Research at the Graduate School of Teacher Education
FullText URL bgeou_182_119_128.pdf
Author Kumagai, Shinnosuke| Mitsui, Yusuke|
Abstract  本研究の目的は,教職大学院の教育実践研究を通して,教師「個人の省察的実践」から学校組織における「協働的な省察的実践」へと至るプロセスの検証を試みることである。 その結果,現職教員学生「個人の省察的実践」を起点にして「協働的な省察的実践」を促すことで学校の組織ルーティンが変化し,組織学習の成立を確認することができた。さらに,学校において信奉理論とみなされがちな「目指す子ども像」は,その策定プロセスに教師たちが関与し,彼らの具体的な授業実践に取り込まれることで使用理論として記憶され,組織成員の振る舞いを方向付ける公的地図となりうることが示された。同様に,開発された授業計画シートと授業記録シートも新たな公的地図としての有効性が示唆された。
Keywords 省察的実践 組織学習 ダブル・ループ学習 アンラーニング 教職大学院
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-02-24
Volume volume182
Start Page 119
End Page 128
ISSN 1883-2423
language Japanese
File Version publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/64987
Title Alternative A Study on the Use of Teaching Materials on Tablet Terminals: Sorting out Issues and Possibilities in the Early Stage of Introduction
FullText URL bgeou_182_109_117.pdf
Author Ojima, Taku|
Abstract 既に,いくつかのメディアで報じられているように,2024 年から小中学校の英語で「デジタル教科書」の導入が決まった。行政と企業による社会的な実証実験が繰り返され,今後,他の教科へも,この潮流が続いていくことが予想される。本研究は,戦後教育方法学研究の成果等を手掛かりに,以下の事項について検討するものである。一つ目は「デジタル教科書」の運用を支えるタブレット端末の特性を明らかにすることである。これまで学校に導入されてきたパーソナル・コンピュータとの比較しながら,GIGAスクール構想で普及した「一人一台」端末の新しさについてのべる。次に,これまで授業で使われてきた多様な教材との比較から教科書の良さと限界について概観する。これらの作業を通して,「デジタル教科書」がインストールされることで教材としての役割も有するようになるタブレット端末をもちいる教育実践の成果と課題について考察を加える。
Keywords タブレット端末 教材 教科書 教育内容 教具
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-02-24
Volume volume182
Start Page 109
End Page 117
ISSN 1883-2423
language Japanese
File Version publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/64986
Title Alternative Classrooms in a School: Japan Adopting the Class or Separate System for Elementary Schools in the Nineteenth Century
FullText URL bgeou_182_097_108.pdf
Author Kajii, Kazuaki|
Abstract  日本教育における19世紀は,近世の個別教授から近代の一斉教授へと転換する世紀だった。
 一斉教授は産業革命期のイギリスで助教法として開発された。助教法はドイツ教育の影響を受け,教師が教室で直接,子どもに教える一斉教授へ改善されていく。ドイツからイギリスにもたらされた学級一斉教授が19 世紀末,すなわち明治20 年代,その教授を行う場としての教室設計と小学校建築とともに,イギリスから日本に伝播した可能性がある。その地方展開の例として,岡山県の小学校建築でも学級一斉教授を行う教室設計が採用されていることを確認できる。
 本稿は如上の過程について,校舎や教室の平面図などを史料に用いながら考察するものである。
Keywords 近代 日本教育 西洋教育 一斉教授 教室 モノ・コト
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-02-24
Volume volume182
Start Page 97
End Page 108
ISSN 1883-2423
language Japanese
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JaLCDOI 10.18926/bgeou/64985
Title Alternative The Reception of Herbartian Literature in Britain at the End of the 19th Century: Focusing on An Introduction to Herbart’s Science and Practice of Education
FullText URL bgeou_182_087_095.pdf
Author Hirata, Yoshitsugu|
Abstract  本論は,教員養成におけるジャーマン・インパクトという視座から,各国が19-20 世紀の国際関係のなかでどのように教員を養成したのかを比較発達史的に分析しようとする研究の一部をなす。ここでは19 世紀末イギリスにおけるヘルバルト学派の受容に迫るために『ヘルバルトの教育の科学および実践への入門』の読解を行った。それはヘルバルト教育学の特徴を,心理学,倫理学,そして実践的教育学の観点から分析し,さらに教授の前提である管理と訓育の役割について説明を加えるものであったが,ツィラーの二重理論については厳しい批判を展開していた。その結果,ヘルバルト教育学を高く評価している一方で,ドイツを中心とした初等教育におけるヘルバルト学派の展開については距離を保っていることが明らかになった。
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-02-24
Volume volume182
Start Page 87
End Page 95
ISSN 1883-2423
language Japanese
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JaLCDOI 10.18926/bgeou/64984
Title Alternative Scientific Labor Organization (HOT) for the Educational Policies in Soviet Russia in the First Half of 1920s
FullText URL bgeou_182_087_095.pdf
Author Takase, Atsushi|
Abstract  ソビエト政権は,様々な不平等の根源が資本主義的な搾取-被搾取の関係性にあるとし,「資本主義よりもいっそう高度な社会的経済制度をつくりだすという根本的任務」を遂行する観点から,テーラー・システムを発展させたマネジメントの概念である科学的労働組織の研究を進めた。1920 年代前半においては,特に,П.М.ケルジェンツェフとА.К.ガステフを中心としたНОТ論争が生じたが,両者ともに,労働者の身体に直接的に働きかけることにより,社会主義社会の形成者に相応しい人格を備えた全面的に発達した人間を育成する手立てとして科学的労働組織をとらえていた。
 ただし,こうした科学的労働組織をめぐる論争は,ソビエト政権による「根本的任務」 が,個別政策分野の課題を検討・設定する際の上位概念と位置づけられたことから,教育政策に際しても,全面的に発達した人間の育成や労働と教育の結合といった本質的な諸課題が,「資本主義よりもいっそう高度な社会的経済制度をつくりだす」ための政策の枠組みで分析・解釈されることになり,全面的に発達した人間の育成というよりも,労働生産性を高める現実的な対処に注意が向けられる可能性を孕むことになった。
Keywords ロシア 科学的労働組織 НОТ論争 全面的に発達した人間 産業的傾斜
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-02-24
Volume volume182
Start Page 75
End Page 86
ISSN 1883-2423
language Japanese
File Version publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/64983
Title Alternative International Exchange Study on Teacher Education – The Case of France and Germany –
FullText URL bgeou_182_059_073.pdf
Author Ogami, Masanobu| Kobayashi, Mariko|
Abstract 本稿では,教員養成の思想,具体的には教育方法をめぐる「ペスタロッチ主義」と「ヘルバルト主義」と制度,すなわち「師範学校」という教員養成のための専門養成機関が,ヨーロッパ諸国および日本にどのように受容されたか,具体的な検証を行なう作業の一環として,師範学校にかかわる事例としてフランス七月王政期の,いわゆる「クーザン報告」を,そして思想の事例としてはドイツ(プロイセン)本国における「ヘルバルト主義」についてキー・パースンの1人ブルツォスカと教育学ゼミナール構想をとりあげ,個別事例的に検討した。前者では「クーザン報告」のギゾー法師範学校規定への影響解明への道筋をつけ,後者ではブルツォスカの教育学ゼミナール構想がラインによってヘルバルト(派)の教師教育論の系譜に位置づけられたことをあらためて確認することができた。
Keywords 教員養成 ギゾー法 クーザン報告 教育学ゼミナール 大学における教員養成
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-02-24
Volume volume182
Start Page 59
End Page 73
ISSN 1883-2423
language Japanese
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JaLCDOI 10.18926/bgeou/64982
Title Alternative Concept of Clothing Life Learning to Explore “Relationship Between Oneself and Clothing” from the Perspective of ESD: Development of the Home Economics Curriculum Based on the ESD (Ⅱ)
FullText URL bgeou_182_047_056.pdf
Author Sato, Sono| Wakisaka, Risa| Ishikawa, Yoshiko|
Abstract 本継続研究では,教科のねらい・原理から,家庭科におけるESDを検討した。その結果,その基盤には「自己と環境との関係性において生活を営む上で生じた問題に対し,家政学の研究分野で解明された法則・理論に基づき,より科学的な意思決定を行うこと」が存在していることが明らかになった。本研究では,この観点から最も問題があると考えられた平成20・21 年版学習指導要領に示された家庭科「衣生活学習」に焦点を当て,教師レベルでその問題を解決することを目的として,中・高等学校衣生活学習のカリキュラムを開発した。
Keywords 家庭科 ESD 内容開発研究 衣生活学習 中・高等学校
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-02-24
Volume volume182
Start Page 47
End Page 56
ISSN 1883-2423
language Japanese
File Version publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/64981
Title Alternative Analysis and Impression evaluation of Song “Heidenröslein” -Comparison of “Heidenröslein” by five composers-
FullText URL bgeou_182_035_045.pdf
Author Hayakawa, Rinko| Mushiaki, Masako|
Abstract 同じ歌詞でも音楽が異なるとどのような印象を持つのかという点に着目し,ゲーテの詩を元にした5 人の作曲家による《野ばら》を取り上げ,楽曲分析と印象評価の比較を行った。その結果,それぞれの楽曲を特徴付けている音楽的特徴,男声女声という表現媒体(音域)との関連を主にして,その曲の印象を評価していることが読み取れた。また,歌詞に関わらず,音楽的特徴に基づいてある程度共通の印象傾向を持たせる機能があることもわかった。さらに,曲の嗜好や「歌いたい」気持ちに関連する特徴については,身体的・心理的な感覚を想起しやすい特徴が,「歌いたい」気持ちを喚起する傾向にあること,声の表現の質に関する特徴や,歌唱の技術的な難易度の如何によって,歌唱への興味関心が影響を受ける傾向があることも示唆された。
Keywords 歌曲 《野ばら》 楽曲分析 印象評価
Publication Title Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published Date 2023-02-24
Volume volume182
Start Page 35
End Page 45
ISSN 1883-2423
language Japanese
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