JaLCDOI | 10.18926/11389 |
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タイトル(別表記) | A study of Songs in "Hyojun Shihan Gako Ongaku Kyokasho"(1938) Edited by Kurosawa and Ogawa |
フルテキストURL | 005_057_067.pdf |
著者 | 鈴木 慎一朗| 奥 忍| |
抄録 | 本稿の目的は、黒澤隆朝・小川一朗編『標準師範学校音楽教科書』(1938)の歌曲を概観することによって、国定師範学校教科書が発行される直後の検定済教科書における歌曲の特徴と傾向を明らかにすることである。『師範音楽 本科用巻一』(1943)との比較を通して、以下の3点が明らかとなった。①『標準師範学校音楽教科書』は、歌曲の他、器楽、鑑賞、音楽理論、音楽基礎の分野を含み、編纂された教科書である。②8割近くの歌曲は、西洋の作品ないしは西洋の民謡であり、それらの歌詞は原曲の翻案か、新しく作られた日本語の詩である。③ミリタリズム志向の歌曲教材には、4/4拍子、 、弱起、長調の行進曲が適用されている。 |
キーワード | 『標準師範学校音楽教科書』 (Hyojun Shihan Gako Ongaku Kyokasho) 歌曲 (Song Materials) 黒澤隆朝 (T. Kurosawa) 小川一朗 (I. Ogawa) ミリタリズム (Militarism) 行進曲 (Western Marches) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2005 |
巻 | 5巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 57 |
終了ページ | 67 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002313436 |
JaLCDOI | 10.18926/20009 |
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タイトル(別表記) | A Practical Study on Career Education at General Course in Senior High School |
フルテキストURL | 010_105_116.pdf |
著者 | 木多 功彦| |
抄録 | キャリア教育の重要性が唱えられるようになって久しいが,高等学校普通科におけるキャリア教育は,充実しているとはいえない状況にある。本研究では,高等学校普通科においてキャリア教育を推進するための方策(ツール)を開発・実践し,その効果を検証することを目的とした。職業に関する情報「Job News!」を作成し,約4ヶ月間ほぼ毎日,協力校の高等学校1 年生122名に提供した。各職業について生徒が評価した結果を,生徒用の個人票や教師指導用の資料としてフィードバックした。本実践の前後における生徒の意識の変容等を調査するために,「職業レディネス・テスト」及び結果についてのアンケート調査を行った。その結果,本研究で開発したツールは,高等学校1 年生に提供する内容として適当であり,生徒の知らない新しい情報を伝える手段として有効であることが明らかになった。また,ツールの使用によって,生徒の職業的興味・関心が広がり,自己理解が深まる可能性が示された。 |
キーワード | キャリア教育 (career education) 進路学習 (career learning) 進路指導 (career guidance) 職業情報 (vocational information) 高等学校普通科 (general course in senior high school) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2010-03-10 |
巻 | 10巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 105 |
終了ページ | 116 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学教育学部附属教育実践総合センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310706 |
JaLCDOI | 10.18926/11398 |
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タイトル(別表記) | An experiment on making "Belongingness to Classroom Group Scale" in high school. |
フルテキストURL | 005_109_117.pdf |
著者 | 本多 公子| 井上 祥治| |
抄録 | 本研究では、現代の高校生における学級集団への帰属意識の要因を明確にし、その学級集団への帰属意識の要因の構造をもとに、高等学校における学級集団への帰属意識とスクールモラールや、学校生活適応感尺度との関連性について考察した。まず、145名の高校生から学級集団への帰属意識の規定要因についての項目を収集し、高校生の心的リアリティーに添った具体的場面での46の質問項目を選定した。学級集団への帰属意識尺度の得点について因子分析を行ったところ、「学級からの受容」、「学級のまとまり」、「帰属阻害感」の3因子が抽出された。各因子尺度の信頼性分析により、信頼性が確認された。また、全ての並行検査との間に有意な相関がみられることから構成概念妥当性が支持されたと考える。 |
キーワード | 帰属意識 (Belongingness) 高等学校 (High School) 学級集団 (Classroom Group) 心的リアリティー (Mental Reality) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2005 |
巻 | 5巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 109 |
終了ページ | 117 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002313907 |
JaLCDOI | 10.18926/14361 |
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タイトル(別表記) | The effects made on "The General Health" and on "Acceptance to School Life" by constituent factors of "Belongingness to Classroom Group" of high school students |
フルテキストURL | 006_111_118.pdf |
著者 | 本多 公子| 井上 祥治| |
抄録 | 本研究では、「高等学校における学級集団帰属意識尺度」を用いて、高等学校における学級集団への帰属意識と精神的健康度、及び学校生活への適応感との関連について分析することを目的とした。まず、「高等学校における学級集団帰属意識」を構成する3因子の構造を「帰属疎外感」→「学級からの受容感」→「学級の魅力」とし、その最初の2因子「帰属疎外感」と「学級からの受容感」を取り上げ、それぞれの得点の平均値を基準に高群と低群に分け、4つのタイプに分類した。そして、それらと自尊感情、GHQ及び学校生活適応感尺度の各因子得点に対して一元配置の分散分析を行ったところ、「不安」や「不眠」、「身体的症状」といった精神的健康上の問題や、自尊感情や「友人関係」、「特別活動への参加態度」など社会的意味をもつものとの関連が示唆された。 |
キーワード | 学級からの受容感 (Acceptance from Classroom) 帰属疎外感 (Obstacle to Belongingness) 学級の魅力 (Attraction of Classroom) 精神健康度 (The General Health) 学校生活適応感 (Adjustment to School Life) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2006-03-25 |
巻 | 6巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 111 |
終了ページ | 118 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308026 |
JaLCDOI | 10.18926/14370 |
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タイトル(別表記) | Microorganisms in High School Sciences : How They Are Dealt With |
フルテキストURL | 007_021_026.pdf |
著者 | 浦川 洋平| 柿原 聖治| |
抄録 | 本研究では、学習指導要領と教科書の分析、新聞記事の検索やアンケートを行うことによって、高校理科における「微生物」に関する学習の現状と問題点を探求した。 その結果、地球環境/健康/食料生産に関与する微生物については多く科目で取扱われていた。その一方でバイオマスからエネルギーを製造に関与する微生物については、社会的に注目されているにもかかわらず十分な学習内容が構成されていなかった。 |
キーワード | 高校理科 (High School Science) 微生物 (Microorganism) バイオテクノロジー (Biotechnology) バイオマスエネルギー (Boomass Energy) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2007-03-10 |
巻 | 7巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 21 |
終了ページ | 26 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308263 |
JaLCDOI | 10.18926/14353 |
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タイトル(別表記) | A Research on Concepts of Particle for Substance in High School Chemistry |
フルテキストURL | 006_033_038.pdf |
著者 | 喜多 雅一| 渡邊 敏夫| ギルバート オンウ| |
抄録 | 中学校理科、並びに高校化学における基礎概念の物質の粒子概念や原子・分子の粒子としての表現についてある普通科高校の高校生1年から3年までの全クラスの生徒997名対象に、イメージ図を用いて理解度を測定する目的で調査を行い、イメージとして物質の粒子概念が高校生にどうとらえられているかを明らかにした。この結果より全般的に基礎知識の理解とその応用について不十分であることがわかった。また、全学年で化学変化と物理変化の違いについてイメージができておらず、化学の本質の理解の点で問題点があることがわかった。 |
キーワード | 中学校理科(natural science in Junior high school level) 高校化学(high school chemistry) 粒子概念(concept of particles) 純物質と混合物(pure substance and mixture) 化学反応(chemical reaction) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2006-03-25 |
巻 | 6巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 33 |
終了ページ | 38 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308087 |
JaLCDOI | 10.18926/20007 |
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タイトル(別表記) | Development of "A Training Course to Cultivate the Abilities Required for Teachers," a Program to Bring on Teachers with a High Degree of Specialization and Practical Leadership - Towards the Building of a Program for Undergraduate Education |
フルテキストURL | 010_087_094.pdf |
著者 | 松原 泰通| 柳原 正文| 山根 文男| 小川 潔| 山﨑 光洋| 笠原 和彦| 木多 功彦| |
抄録 | 学級崩壊,心の病に陥る教師,増えるクレーマー等々の現実に,学生たちも教員採用試験に合格してから,教壇に立つことの責任の重さ,自分の指導力の未熟さを痛感し,押しつぶされそうになる。この状態を少しでも克服していくため教師力育成講座を開講することとした。不易と流行の両方の観点から具体的な教育課題を現職の小・中学校長に提案してもらい,それらの課題解決を通して教師力を育成していくことを目指す。また,他学部の教員志望学生や大学院生等にも参加を呼びかけ,志を一にする学生同士が互いに切磋琢磨し,より幅広い確かな教師力の育成に資するものである。 |
キーワード | 教師力 (abilities required for teachers) 実践的な指導力 (practical leadership capabilities) 現職校長 (individuals currently serving as school principal) 教育課題 (educational challenges) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2010-03-10 |
巻 | 10巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 87 |
終了ページ | 94 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学教育学部附属教育実践総合センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310781 |
JaLCDOI | 10.18926/11356 |
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タイトル(別表記) | Formation of the teacher's ability in teacher-training programs in universities: The analysis of the freshmen'observation-and-participation course at Okayama University in 2000 |
フルテキストURL | 001_039_050.pdf |
著者 | 有吉 英樹| |
抄録 | こんにち、不登校や高校中退、いじめや暴力行為などの教育問題を解決していくためにも、さらには、急激に変化する社会に主体的に対応していくためにも、次世代を育てる教員の資質能力の形成と向上が強く求められている。教員の資質能力の形成と向上は、養成段階、採用段階および現職研修段階においてなされるものである。本稿では、教育職員養成審議会の答申を踏まえながら、養成段階における資質向上について重要な役割を担う教育実習の中で、とくにその最初の段階である1年次観察・参加実習に焦点を当てて、考察を意図した。平成12(2000)年度に実施した本学部1年次観察・参加実習のアンケート調査の結果を分析し、その成果と問題点、課題等を明らかにする。 |
キーワード | 教員養成 (Teacher trainning) 資質向上 (Teachers' ability) 教育実習 (Student teaching) 観察・参加 (Observation and participation) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2001 |
巻 | 1巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 39 |
終了ページ | 50 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002313684 |
JaLCDOI | 10.18926/11417 |
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タイトル(別表記) | A Comprehensive Learning Activity of Transmitting Imada Puppet Show in Ryukyo Junior High School, Nagano |
フルテキストURL | 003_147_153.pdf |
著者 | 長坂 由美| 奥 忍| |
抄録 | 本稿は、音楽教育学的視点から見た郷土芸能の伝承に関する質的研究の可能性について、長野県にある飯田市立竜峡中学校で行われている今田人形の伝承活動に関して論述することによって、明らかにすることを試みたものである。飯田市龍江地区(旧飯田村)には、約300年に渡り郷土芸能”今田人形”が伝承されてきた。竜峡中学校では、1978年からその伝承活動がクラブとして行われてきたが、2000年度からは新たに総合的な学習の一環として行われている。竜峡中学校における今田人形の伝承活動は、学校教育のみならず地域社会に存在する様々な教育的・社会的課題を考えていく上で、多分に参考となる事例である。この事例を取り上げ、インタビューによって何をどこまで明らかにすることができ、その中の何を普遍化のための手がかりとすることができるかという可能性について論述する。 |
キーワード | 竜峡中学校 (Ryukyo Junior High School) 今田人形 (Imada Puppet Show) 伝承活動 (Transmitting Activities) 総合的な学習 (Comprehensive Learning Hour) 「地域文化」講座 (a course of "Local Culture") |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2003 |
巻 | 3巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 147 |
終了ページ | 153 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002313943 |
JaLCDOI | 10.18926/11397 |
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タイトル(別表記) | The Music Educational Function of Lullabies for Fostering Children's Musicality |
フルテキストURL | 003_021_028.pdf |
著者 | 加藤 晴子| 奥 忍| |
抄録 | 本研究は、音楽感覚形成における「こもりうた」の機能について検討したものである。「こもりうた」は、人の成長の過程で最も早い時期に行われる音楽的コミュニケーション活動の一つであると共に、子どもと養育者の間に相互に行われる最も親密なコミュニケーション活動である。音楽的発達の視点からみると、このような「こもりうた」を媒介とした音楽的コミュニケーションは、個々人の音楽感覚の形成、すなわち、音楽的母語の形成に大きな影響を与えるものであるといえる。音楽の学習や理解は、その上に形成されるものである。したがって、音楽学習においては、子どものもつ固有の音楽感覚を認識すると共に、それに基づいた学習計画が作成・実践されることが必要である。 |
キーワード | 音楽感覚形成 (musical development) 音楽的コミュニケーション (musical communication) 音楽的母語 (musical mother tongue) 「こもりうた」 (lullaby) 養育者と乳児の相互関係 (relationship between infant and caregiver) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2003 |
巻 | 3巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 21 |
終了ページ | 28 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002314048 |
JaLCDOI | 10.18926/11416 |
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タイトル(別表記) | The Development of an Interaction Analysis Support System for asynchronous CSCL |
フルテキストURL | 003_139_146.pdf |
著者 | 笠井 俊信| 鈴木 真理子| 永田 智子| |
抄録 | 近年、初等中等教育や高等教育における協調学習の重要性がますます指摘されるようになっている。また、学校へのインターネット接続が急速に進み、CSCL(Computer Supported Collaborative Learning)に関する研究が多く行われ、実践でも掲示板等を使ったWeb上での協調学習が多く見られる。しかし、授業実践者が学習者の学習過程を分析する際、対話の履歴が保存されることは大きな利点となるが、学習者の知識構造が変化する過程といった質的な分析は授業実践者が対話の内容を一つ一つチェックして行うしかなく、この困難さが掲示板によるCSCL実践のネックの一つであると言える。そこで本研究では、授業実践者が蓄積された対話のデータをいくつかの観点からカテゴライズすることによって、協調学習を量的・質的に分析するのを支援するシステムの開発を行う。 |
キーワード | 協調学習 (Collaborative Learning) 非同期型CSCL (Asynchronous CSCL) 対話データ分析 (An Interaction Analysis) 電子掲示板 (Bulletin Bord System) 分析支援システム (Analysis) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2003 |
巻 | 3巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 139 |
終了ページ | 146 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002313908 |
JaLCDOI | 10.18926/11400 |
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タイトル(別表記) | Plastic art activity support which aimed at independence of desabled person |
フルテキストURL | 003_039_046.pdf |
著者 | 上田 久利| |
抄録 | 本研究は、障害ある人の造形美術活動支援を通して、障害者が生きがいを持ち、自立できることを目指している。その手段として、各種ワークショップを開催するために、絵画、彫刻、書道など多様な分野の人材を結集し、ふんだんな材料を提供し、ワークショップを行う。障害がある、なしにかかわらず、参加できる新しい障害者芸術の展開を図る。障害者の造形美術活動を推し進めるためにボランティア組織を確立し、造形美術活動を通して、ノーマライゼーションを推進する。 |
キーワード | ワークショップ (A workshop) ボランティア (Volunteer) 造形美術活動 (Activity of plastic art) 障害者の自立 Independence of disabled person) ノーマライゼーション (Normalization) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2003 |
巻 | 3巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 39 |
終了ページ | 46 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002313928 |
JaLCDOI | 10.18926/11353 |
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タイトル(別表記) | The Analysis of Questionnaires on Familiar Living Things: in the "Study of Science Instruction A" Class in the 4th Quarter of 2003 Academic Year. |
フルテキストURL | 004_011_024.pdf |
著者 | 田中 賢治| 田牧 愛| |
抄録 | 平成15年度第4四半期「理科授業研究A」受講生を回答者として、「多様な生物」に関する意識と現行の小中学校理科(生活科を含む)教科書に示されている「身近な生物」の身近さの程度とを問うアンケート調査を実施し、回答結果を分析・考察した。小学校教員になろうとする学生として、例えば、教科書で示されている生物の1/3は身近な生物ではなく、1/5は聴いたことさえない生物であること、また、「生物多様性条約」「生物多様性国家戦略」を誰一人として聴いたことがないことからわかるように、環境教育に関わる新しい課題「生物の多様性」に対処していくために必要な知識や関心があるとは言い難かった。教科書で示されている生物に対する検討だけでなく、教員養成に関しても検討が求められるものである。 |
キーワード | 調査報告 (student surveys) 身近な生物 (familiar living things) 理科教科書 (science textbooks) 小学校教員免許状取得希望者 (students in the pre-service teacher education program) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2004 |
巻 | 4巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 11 |
終了ページ | 24 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002313625 |
JaLCDOI | 10.18926/11384 |
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タイトル(別表記) | The Survey on Familiar Living Things for the 9th Graders (about 15 year-olds) and High-School Science Teachers(around 35 yrar-olds): Comparison of Two Age Groups. |
フルテキストURL | 005_0033_0042.pdf |
著者 | 田中 賢二| 本田 義信| 田牧 愛| |
抄録 | 中学校3年生と高等学校理科教諭とを回答者とし、「多様な生物」に関する意識と、現行の小・中学校理科(生活科を含む)教科書に示されている「身近な生物」の身近さの程度とを問うアンケート調査を実施し、回答結果を比較分析してきた。中学3年生より高等学校理科教諭の方が、「多様な生物」に対する関心度が高いこと、自信度が高いこと、「身近な生物」により身近でることを、また、中学3年生と高等学校理科教諭とも、「生物の多様性」に関連した基本方針への関心も基盤となる学問的な知識も十分とは言い難いこと、植物より動物に対して自信度が高いこと、識別されている生物(種)数は現実より非常に多いと考えていることを、明らかにした。 |
キーワード | 調査報告 (investigation report) 身近な生物 (familiar living things) 比較分析 (comparative analysis) 中学生 (the 9th Graders) 高等学校理科教諭 (high-school science teachers) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2005 |
巻 | 5巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 33 |
終了ページ | 42 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002313849 |
JaLCDOI | 10.18926/14392 |
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タイトル(別表記) | Development of Bioreactor that is Made of Everyday Materials Around Us : Aiming to Efficient Production of Bioethanol |
フルテキストURL | 008_009_016.pdf |
著者 | 浦川 洋平| 柿原 聖治| |
抄録 | 本研究は身近にあるものを使い、従来のバイオリアクタ―よりも効率よくバイオエタノールを生産することができる、新しいバイオリアクタ―を開発することを目的とした。 試行錯誤の結果、日常生活品として容易に手に入れることができるものを使い、従来のものよりも約2~4倍高い値のバイオエタノールを生産することが可能にした。 |
キーワード | バイオエタノール (Bioethanol) バイオリアクタ― (Bioreactor) 高校理科 (High School Science) 微生物 (Microorganism) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2008-03-10 |
巻 | 8巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 9 |
終了ページ | 16 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308091 |
JaLCDOI | 10.18926/14391 |
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タイトル(別表記) | A Do-it-yourself Bioreactor that Can Be Used for Teaching Purpose |
フルテキストURL | 008_001_008.pdf |
著者 | 浦川 洋平| 柿原 聖治| |
抄録 | 本研究では、開発したバイオリアクタ―の利点や改善点を確認し、また高校生に「バイオエタノール」についての関心や理解を持たせることを目的とし、授業実践を行った。 その結果、従来のバイオリアクタ―と比べて、短い時間で明確にバイオエタノールの有無が確認でき、バイオエタノールの生産過程やその価値に対して、生徒は興味を持って考察する態度が見られるようになった。 |
キーワード | バイオエタノール (Bioethanol) バイオリアクタ― (Bioreactor) 高校理科 (High School Science) 微生物 (Microorganism) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2008-03-10 |
巻 | 8巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 8 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308308 |
JaLCDOI | 10.18926/11395 |
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タイトル(別表記) | A Practice Report of the Lecture "Secondary Science Education A" in the First Half of 2002 Academic Year : The Lessons Learned from Science Course Contents in Various Countries |
フルテキストURL | 003_009_020.pdf |
著者 | 田中 賢二| |
抄録 | 本(平成14)年度の「中等理科教育学 A」における「諸外国における科学教育の学習内容に学ぶ」授業実践を、受講生、講義内容、評価の順に、分析・考察してきた。20名の受講生の内、単位を認定できた15名の受講生自身の自己評価、自らを含む講義全体に対する講義評価、教官が行った最終評価、これら3つの評価とも評定でみれば、総てについて、ほぼ良か優に相当し、今回の授業実践はほぼ所定の成果を得たと考えたい。しかし、次年度以降の改善の余地を、遅刻・早退・期日より遅れて提出されたレポートの把握に、また、学生が課題に取り組む時間的な余裕への配慮に、見いだしている。 |
キーワード | 実践報告 (Practical Report) 中等理科教育 (Secondary Science Education) 学習内容 (Contents of Study) 諸外国 (Foreign Country) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2003 |
巻 | 3巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 9 |
終了ページ | 20 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002313760 |
JaLCDOI | 10.18926/14374 |
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タイトル(別表記) | Vocal Expression in Reciting Poems : An Analytical Study focused on Lines, Intervals between Lines and Passages |
フルテキストURL | 007_039_047.pdf |
著者 | 川田 美里| 奥 忍| |
抄録 | 詩の朗読では「間」が重要だと言われている。しかし、「間」がどのようにとられているかについては不明である。本稿では、朗読における「間」の実態を明らかにするために、金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」の朗読の音声分析と、「間」が聞き手に及ぼす感受の影響に関する認知実験を行った。得られた成果は以下の通り。 ・大人の専門家の朗読では、行の所要時間や行間の「間」が異なり、表現にメリハリが感じられる。 ・こどもの朗読は全体に速く、行と行間との差が大人に比べて少ない。しかし、全体的な時間変化は大人の専門家と類似したパターンをとっている。 ・聞き手は「間」の微妙な変化を感じ取っている。たとえ短くても詩の内容に応じて変化する「間」を好む者が多い。機械的な「間」では詩を十分に味わうことができない。 |
キーワード | 詩 (poem) 朗読 (recite) 音声表現 (voice expression) 金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」 ("I, little bird and bell") |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2007-03-10 |
巻 | 7巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 39 |
終了ページ | 47 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308478 |
JaLCDOI | 10.18926/11349 |
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タイトル(別表記) | A Study of developing sense and thinking in the Social Studies Class: On the Basic of Contrasting Some Theories about Value Judgment Teaching |
フルテキストURL | 001_001_009.pdf |
著者 | 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究では、社会科で育成すべき見方・考え方のうち社会事象に対する価値判断に焦点をあて、価値的判断力を育成する授業構成にどのような方法があるかを社会科教育学研究の成果に基づいて考察した。まず、現在わが国の社会科教育学研究の成果として提案されている判断力育成教育原理を検討した。それらは、社会的決定を基盤とするものと、個人的決定を基盤とするものに区分され、分析の結果、前者は社会化を目指し、後者は個性化を目指していることが明らかとなった。さらに、価値的知識の解釈過程を子どもの思考に組み込んだ授業構成を提案し、価値判断力の育成を目指す社会科授業構成の前提を示した。 |
キーワード | 判断力育成 (Developing Judgment) 価値認識 (Value Cognition) 価値的知識 (Value Knowledge) 法的判断 (Law Judgment) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2001 |
巻 | 1巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 9 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002313872 |
著者 | 岡山大学教育学部附属教育実践総合センター| |
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発行日 | 2010-03-10 |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
巻 | 10巻 |
号 | 1号 |
資料タイプ | その他 |