タイトル(別表記) Telling of the Trouble in Mediation
フルテキストURL olj_73_3_262_292.pdf
著者 李 英|
出版物タイトル 岡山大學法學會雜誌
発行日 2024-02-26
73巻
3号
開始ページ 292
終了ページ 262
ISSN 0386-3050
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66649
フルテキストURL oupc_020_009.pdf
著者 上地 雄一郎| 小川 紗有美|
抄録  幼児の親に対する「養育省察機能質問票」(PRFQ)18項目版の日本語版(PRFQJ)が開発された。原版がバック・トランスレーションを通して日本語に訳された。この日本語版に因子分析を行った結果,確信的省察,省察不全,省察的姿勢という3つの因子が抽出された。この3因子に負荷の高い項目から成る下位尺度のα係数は. 80以上であった。この過程で2つの項目がすべての因子に負荷が低いので削除された。この質問票の妥当性確認のために,自己および他者の内面への意識,育児自己効力感,アレキシサイミア傾向との関連を検討した。この質間票で査定される省察機能は育児自己効力感と関連していた。「省察的姿勢」は自己および他者の内面への意識と正の相関を示し,「省察不全」はアレキシサイミア傾向と正の相関を示した。しかし,さらに妥当性の検討を行う必要があると思われる。
キーワード 乳幼児の親 養育省察機能質問票(PRFQ) 日本語版 信頼性 妥当性
出版物タイトル 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要
発行日 2022-12-25
20巻
開始ページ 9
終了ページ 15
ISSN 2758-6138
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66638
フルテキストURL oupc_021_031.pdf
著者 住岡 恭子|
抄録  本論文では,塚本千秋先生がこれまで相談室紀要に執筆された論文をレビューした。それぞれの論文から,①クライエント・セラピスト双方に流れる時間を意識する重要性,② DV被害者という困難なケースに相対する際に構造を安定させる不断の努力が必要であること,③事例報告において各回のセッションを記述する作業それ自体が臨床研修として有用であること,④助言を行う前にまず目の前のクライエントその人の思いに焦点を当てること,⑤面接の中で思いついた介入を十分吟味すること,⑥試行カウンセリングの臨床現場とは異なる特殊性,⑦精神科医療の動向に,我々心理臨床家が注意を払う必要性,⑧不祥事や倫理的問題を自分ごととして考える重要性,⑨研修における協議が活発になるような架空事例作成の工夫,⑩14回の講義に通底する先生の思想や哲学など,を学ぶことができる。
キーワード 塚本千秋先生 精神医学 臨床心理学
出版物タイトル 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要
発行日 2023-12-25
21巻
開始ページ 31
終了ページ 38
ISSN 2758-6138
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66637
フルテキストURL oupc_021_025.pdf
著者 稲月 聡子|
抄録  本稿では,私立幼稚園における保育心理臨床業務の一つとして行った園内研修の実践について,その概要とアンケート結果を報告する。園内研修の対象者は幼稚園教諭8名で,新版K式発達検査の概要と,園児の発達検査の結果を共有する形で行った。アンケートでは,<発達検査の理解の深まり><子ども理解の深まり><今後の研修の在り方>の3つの大カテゴリーが抽出され,検査を理解することで,結果を通した子ども理解が深まること,クラス担任それぞれが検査結果を通して子ども理解を深めるのみならず,園全体で検査結果を子ども理解に役立てる視点が重要であることが示された。
キーワード 保育心理臨床 園内研修 発達検査
出版物タイトル 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要
発行日 2023-12-25
21巻
開始ページ 25
終了ページ 29
ISSN 2758-6138
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66636
フルテキストURL oupc_021_015.pdf
著者 安藤 美華代|
抄録 キャリアのある医療従事者は,多様な課題を抱え職場適応に困難を感じ,職場定着しづらい場合があるものの,組織的な支援については,ほとんど検討されていない。そこで本研究では,キャリアのある新任医療従事者へ心理教育“サクセスフル・セルフ”を活用した研修を行い,本取り組みの意義等について検討することを目的とした。対象は,A 医療機関に採用されたキャリアのある新任職員のうち,本研修会に全回参加した14名である。研修会に関するプロセス評価分析を行った結果,各セッションおよび研修全体における本研修の目標到達度もしくは役立ち度および感想が示され,研修1回目から2回目の質問において同僚の輪にうまく入る,困難に打ち勝つ自己効力感,他者との関係性に関する自己効力感の肯定的変化が見られた。以上より,本研修会の有用性が示唆された。
キーワード 新任医療従事者 こころの健康 心理教育 サクセスフル・セルフ
出版物タイトル 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要
発行日 2023-12-25
21巻
開始ページ 15
終了ページ 23
ISSN 2758-6138
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66635
フルテキストURL oupc_021_007.pdf
著者 原 実穂| 東條 光彦|
抄録  貧困や虐待など,子どもを取り巻く危機状況の課題の一つに,「当事者自身が置かれている状況を問題として認識していない」ことが挙げられる。そこで本研究では,児童生徒の危機と,児童生徒の危機への認知能力について教職員がどのように評価しているか調査した。その結果,教職員の視点から「危機や課題を児童生徒自身が認識できている」と判断されるのは半数以下にとどまっていることが明らかとなった(研究Ⅰ)。さらにそれを踏まえ,認知的発達が十分ではないと推測される小学生を対象に,貧困などの「不利益場面」をどの程度認知できるか架空事例を用いて検討したところ,低学年ほど危機について正しい認識ができていないこと,危機察知が低い傾向にある児童は,他者へ援助を求めることの必要性を感じにくいことが示唆された(研究Ⅱ)。
キーワード 心理・社会的危機 援助要請志向性 危機認知 早期発見 架空事例
出版物タイトル 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要
発行日 2023-12-25
21巻
開始ページ 7
終了ページ 13
ISSN 2758-6138
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66634
フルテキストURL oupc_021_001.pdf
著者 塚本 千秋|
抄録  よい臨床家とはどのような臨床家だろうか。2023年夏,当大学院の修了生たちに講話を依頼されたので,その機会をとらえて,よい臨床家について考えてみた。考える素材を得るために,最近,関心を集めている生成型人工知能ChatGPTに「よい臨床家とはどのような臨床家か」という問いを投げかけたところ,間違いとはいえないが,とても違和感の強い回答を得た。本稿では,その違和感に焦点を当てながら,筆者の考える“よい臨床家”を紹介したい。
キーワード 臨床家 ChatGPT 臨床家の良し悪し 臨床家の成長
出版物タイトル 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要
発行日 2023-12-25
21巻
開始ページ 1
終了ページ 6
ISSN 2758-6138
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66633
フルテキストURL oupc_020_031.pdf
著者 稲月 聡子|
抄録  本稿では,筆者が行ってきた私立幼稚園における発達相談の実践について改めて振り返り,保育心理臨床において心理職の果たす役割について整理・検討を行った。また,幼保小連携をふまえた今後の活動の方向性についても検討した。
キーワード 子育て支援 保育心理臨床 幼小連携
出版物タイトル 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要
発行日 2022-12-25
20巻
開始ページ 31
終了ページ 35
ISSN 2758-6138
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66632
フルテキストURL oupc_020_017.pdf
著者 塚本 千秋|
抄録  心理職を志す学生に精神医学を教えることは,自明なことのように思える。しかし,精神医学は世間の人が想像するほど安定した学問ではなく,またその実践としての精神科臨床も,定式化されているとは言えない。これを教育という視点で考えると,教える人間が「学問として流動的」「実践には疑問も多い」などと言えば,すでにこの領域に関心を持っている学生には有益かもしれないが,それほどでもない学生は不安を抱くだろう。「それなら,最低限たしかなことだけ教えればよい」と読者は思うだろうが,それができるなら苦労はしない。本稿では,これまで筆者が実践してきた講義の概要を紹介しながら,筆者の課題意識を検討する。
キーワード 心理職養成 臨床心理士 公認心理師 精神医学教育
出版物タイトル 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要
発行日 2022-12-25
20巻
開始ページ 17
終了ページ 21
ISSN 2758-6138
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66631
フルテキストURL oupc_020_001.pdf
著者 上地 雄一郎|
抄録  本研究では,マインドフルネスを測定するために開発された「サザンプトン・マインドフルネス質問票Southampton Mindfulness Questionnaire:SMQ」の日本語版(SMQJ)を作成し,初段階の信頼性と妥当性の検討を行った。SMQJを構成する16項目のα係数はα=.73で,まずまずの信頼性が得られた。SMQJと日本語版MAASとの相関係数はr=.27と,有意ではあるが低く,これはMAASが測定する傾向とSMQJが測定するものとの相違による結果だと思われた。SMQJと,Galexで測定されるアレキシサイミアとの相関については,SMQJと「体感・感情の認識不全」がr=.30の有意な相関を示したが,「空想・省察の不全」とは無相関であった。また,SMQJの因子分析の結果,2因子が抽出されたが,この因子分析によってSMQJの項目の1つについて日本語訳を修正する必要性が示唆された。
キーワード サザンプトン・マイドフルネス質問票 日本語版 信頼性 妥当性
出版物タイトル 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要
発行日 2022-12-25
20巻
開始ページ 1
終了ページ 8
ISSN 2758-6138
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66630
フルテキストURL oupc_018_007.pdf
著者 新庄 加奈| 東條 光彦|
抄録  本研究では,教育実習生における感情労働の継時変化を把握するとともに,それが精神的疲労感とどのように関連しているかについて明らかにすることを目的とした。教育実習生140名を対象とし,実習1週、4週の終期に感情労働とPOMSによる精神的疲労感の測定を行った。その結果、感情労働は「指導的感情表出」において上昇し,POMS得点では,いずれの下位尺度でも得点の低下を示した。また,POMS得点と感情労働の関係では,「自己感情表出の操作」が2回の調査を通じ,一貫してPOMS得点に影響していた。これらをうけ,実習生の感情労働の獲得,その心理的役割についての教育の必要性について検討が行われた。
キーワード 感情労働 精神的疲労 POMS 教育実習生
出版物タイトル 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要
発行日 2020-12-25
18巻
開始ページ 7
終了ページ 13
ISSN 2758-6138
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66629
フルテキストURL oupc_017_007.pdf
著者 桑原 晴子|
抄録  幼児の異文化適応のプロセスに焦点を当てた心理臨床学的研究はほとんど見当たらないが,グローバル社会における幼児の異文化適応における心理支援を考える上では,検討が必要である。本研究では事例研究法を用い, 1人の幼児の異文化適応のプロセスを意識の発達という視点から検討を行った。その結果,集団の意識と個の意識という対極的な意識を統合し,また国や民族といった表層の差異を越えた,人間としての普遍性の次元でつながりを確立することで,幼児の異文化適応が深化していると考えられた。また,その異文化適応の心理支援の際に配慮すべきことについて検討を行った。
キーワード 異文化適応 幼児 個の意識 集団の意識 普遍性の次元でのつながり
出版物タイトル 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要
発行日 2019-12-25
17巻
開始ページ 7
終了ページ 15
ISSN 2758-6138
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66625
フルテキストURL oupc_015_035.pdf
著者 塚本 千秋|
キーワード 不祥事対策 校内研修 グループワーク 事例検討会 架空事例
出版物タイトル 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要
発行日 2017-12-25
15巻
開始ページ 35
終了ページ 40
ISSN 2185-5129
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66624
フルテキストURL oupc_015_015.pdf
著者 原 範幸|
抄録  今、学校ではすべての子どもを対象にした生徒指導の一次的支援の必要性が高まっているが、そのための教師の指導力は十分ではない。そこで、生徒指導の一次的支援の必要性を理解した教師を養成することを目指して、教職経験者である筆者が、グループワークや協議を多く取り入れて大学で生徒指導論の講義を行った。その結果、毎回の授業後の受講生の感想や、大学が行った授業評価、筆者が行った振り返りアンケートでは、教職経験者がグループワークや協議を取り入れた生徒指導論の講義を行うことは、受講生が生徒指導の一次的支援の必要性を学ぶことに一定の効果があることが示された。さらに、受講生は講義を受けることで「教師なる覚悟を持つ」「教師のロールモデルを学ぶ」「同僚性の大切さを学ぶ」「自分と向き合いながら教職を考える」ことが示唆された。
キーワード 生徒指導の一次的支援 グループワーク コミュニケーション能力 実践力
出版物タイトル 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要
発行日 2017-12-25
15巻
開始ページ 15
終了ページ 24
ISSN 2185-5129
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66623
フルテキストURL oupc_015_009.pdf
著者 井上 尚子| 橋口 朋枝| 東條 光彦|
抄録  初任期教員における主観的疲労感の継時的変化を評価するため,採用1年目から2年目にかけ,小中学校教員173 名について3回の調査を行った。その結果、いずれの時期においても,長時間にわたる労働時間,短い時間が報告されるとともに, 一般労働者を高率で上回る疲労感が観察された。今後は,社会資源,個人内資源との関連について言及していくことが望まれた。
キーワード 初任期教員 主観的疲労感 継時変化
出版物タイトル 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要
発行日 2017-12-25
15巻
開始ページ 9
終了ページ 14
ISSN 2185-5129
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66622
フルテキストURL oupc_014_047.pdf
著者 塚本 千秋|
キーワード 不祥事対策 猥褻行為 臨床倫理 倫理綱領
出版物タイトル 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要
発行日 2016-12-25
14巻
開始ページ 47
終了ページ 51
ISSN 2185-5129
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66621
フルテキストURL oupc_014_037.pdf
著者 谷口 純代| 上地 雄一郎|
抄録 本研究では,抑うつに焦点を合わせたメタ認知を測定するためのメタ認知的自覚質問票を作成した。主成分分析の結果,先行研究である, Teasdale et al. (1995) のMetacognitive Awareness Questionnaire (MAQ) 同様,単主成分が抽出され,単主成分構造が妥当であると判断された。Cronbachのα係数を算出したところa=.72であった。また,各尺度間における相関係数を算出した結果,Metacognitive Questionnaire (MCQ) における「心配の制御不能性と危機に関するネガティブな信念」「心配についてのポジティブな信念」,「認知的自信の低さ」及び「思考制御の必要性」との間に正の相関,FFMQにおける「Nonjudging」と「Nonreacting」との間に負の相関がみられた。以上のことから,メタ認知的自覚質問票におけるある一定の信頼性及び妥当性が確認された。
キーワード メタ認知 メタ認知的自覚
出版物タイトル 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要
発行日 2016-12-25
14巻
開始ページ 37
終了ページ 46
ISSN 2185-5129
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66620
フルテキストURL oupc_014_021.pdf
著者 神崎 あかね| 東條 光彦|
抄録 ストレス反応は,個人の抵抗資源によって発現の程度が異なる。本研究では,対人場面におけるメタ認知能力と生来的傾向とも言える楽観性-悲観性を媒介するモデルを想定し,ストレス反応への影響を検討した。その結果,ストレス反応、とりわけ情動反応に至る過程で,ストレス反応が低い個人においてより対人的メタ認知による影響性が強いことが示された。
キーワード 対人的メタ認知 楽観性 悲観性 ストレス反応
出版物タイトル 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要
発行日 2016-12-25
14巻
開始ページ 21
終了ページ 25
ISSN 2185-5129
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66619
フルテキストURL oupc_014_013.pdf
著者 原 範幸|
抄録  学力向上と不登校の減少のために、コミュニケーション活動、協同学習、SEL(社会性と情動の学習)、ピア・サポート、品格教育に段階的に取り組み、標準学力検査、不登校出現率、生徒へのアンケート、生徒へのインタビュー、教師の観察で成果を確かめ、課題の改善が見られた。特に生徒の実態に合わせて工夫したコミュニケーション活動を継続的して行ったことは、取組全体の成果をあげることに効果があったことが示唆された。また、各取組を担当するミドルリーダーが先行実践をそのまま取り入れるのではなく、学校の状況に応じて工夫した内容にしたこともこれらの取組が効果をあげることが出来た要因の一つであろう。さらに、エ夫したことにより担当者が当事者意識を持って取り組んだことも効果を上げることにつながったように思われる。
キーワード コミュニケーション活動 協同学習 SEL 工夫した内容
出版物タイトル 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要
発行日 2016-12-25
14巻
開始ページ 13
終了ページ 19
ISSN 2185-5129
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66606
フルテキストURL oupc_009_015.pdf
著者 桑原 晴子|
抄録  乳がんは長期にわたって心身ともに危機をもたらす事態であり,その心理臨床学的援助のあり方が問われている。本論文では,乳がんの女性の心理的特徴と心理臨床学的援助に関する先行研究を概観し,現在の心理的支援の現状を踏まえたうえでその問題点について検討を行った。その中でイメージを用いた心理療法である表現療法がもつ意義を考察するとともに,乳がんを抱えた女性への心理臨床学的援助として表現療法のあり方を検討する研究の必要性を述べ,今後の課題を論じた。
キーワード 乳がん 心理臨床学的支援 イメージ 表現療法
出版物タイトル 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要
発行日 2011-02-28
9巻
開始ページ 15
終了ページ 23
ISSN 2185-5129
言語 日本語
論文のバージョン publisher