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JaLCDOI | 10.18926/CTED/49493 |
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Title Alternative | A Research on Quality Assurance in Teacher Training course in Okayama University (1)– Focused on Change of Intentionality to the Teaching Profession of the Junior – |
FullText URL | cted_003_080_089.pdf |
Author | Takahata, Hiroshi| Goto, Daisuke| Mishima, Tomotaka| Kashida, Tsuyosi| Egi, Eiji| Soda, Kayoko| Takahashi, Kayo| Kaga, Masaru| |
Abstract | 教育学部を除く7つの課程認定学部(文,法,経,理,工,環境理工,農)とマッチング・プログラムコースに所属し,次年度(平成25年度)に「教職実践演習」の対象となる現3年生(平成22年度入学生)の,入学時から現在に至る教職志向並びに教育実践力に関する自己評価の経年変化を検証する。基礎データとして,教育学部・大学院教育学研究科との連携・協働によって教師教育開発センターが作成した教材「教職実践ポートフォリオ」を用いる。これは全学教職課程を履修する全ての学生が,自らの学習を記録し,その教育実践力の育ちを可視化するツールである。ここに現れたもののほか,センターが独自に開発し実施した意識調査の結果を用いつつ,総合大学における教員養成教育の質保証とカリキュラム・マネジメントのありかたを検討する。なお,本文中で「全学教職課程」と表記する場合は,上記の7学部とMPコースを対象とした教職課程のみを指すものとする |
Keywords | 全学教職課程 開放制教員養成教育の質保証 ファカルティ・ディベロプメント 教職志向の経年変化 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2013-03-08 |
Volume | volume3 |
Start Page | 80 |
End Page | 89 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2013 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005232451 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/49489 |
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Title Alternative | Current Trends and Practices in Developing Teacher Preparation Program Curriculum on InclusiveEducation: Reflecting on the Dual Preparation Program at the University of Hawai‘i Manoa |
FullText URL | cted_003_061_069.pdf |
Author | Yoshitoshi, Munehisa| Takahashi, Kiriko| |
Abstract | インクルーシブ教育の取り組みが世界的な趨勢となっている。一方で,通常教育教員は,障害のある子どもを指導するための準備が必ずしも十分でないと感じており,インクルーシブ教育に関する知識やスキルの養成が大きな課題となっている。すなわち,インクルーシブ教育の展開に即した教員養成カリキュラムの開発が求められており,学習の内容や方法の検討が必要となっている。本稿では,インクルーシブ教育を先駆的に実践してきたアメリカ合衆国の取り組みに注目し,通常教育教員に対する特殊教育スキルの養成に関する全国的な動向を概観した。また,大学における具体的な教員養成カリキュラムの試みとして,州立ハワイ大学マノア校における同時履修プログラム(Dual preparation program)の基本的な内容について報告した。そして,わが国における新たな教員養成システムの展開に向けた検討材料を提起した。 |
Keywords | インクルーシブ教育 教員養成 カリキュラム開発 同時履修プログラム |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2013-03-08 |
Volume | volume3 |
Start Page | 61 |
End Page | 69 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2013 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005232449 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/49483 |
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Title Alternative | Development of a Study Plan on Investigating Climatological Features of the Baiu Precipitation Based on the Daily Data with Attention to Appearance of Heavy Rainfall Events (A Report of a Class in Attached Junior High School of Okayama University) |
FullText URL | cted_003_017_026.pdf |
Author | Kato, Kuranoshin| Higashi, Nobuhiko| |
Abstract | 梅雨は,アジアモンスーンの影響を顕著に受けた現象の一つである。本研究では,豪雨の起こり方に注目した日降水量データの分析活動や気象衛星画像の観察など通して梅雨について学ぶ学習プランを開発した。これは中学校理科での「日本の四季の天気」に関する探究的要素も含めた授業提案であるが,高等学校の『地学基礎』,『地学』,『地理』における活用も視野に置いた。研究科教員による附属学校園への相互乗り入れ授業の一環として,岡山大学附属中学校1年生を対象に授業実践を行い,結果について検討した。西日本では,東日本と違い,『大雨日』が頻繁に出現することを反映して,気候学的に総降水量が大変多くなる。授業では,そのような特徴の一端を九州の長崎と関東の東京の6〜7月における1971〜1998 年の日降水量の表から読み解く作業・考察を,中心的活動の一つに据えた。 |
Keywords | 『日本の天気』の授業 気象教育 豪雨をもたらす梅雨前線 東アジア気候系 探究的授業 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2013-03-08 |
Volume | volume3 |
Start Page | 17 |
End Page | 26 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2013 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005232444 |
JaLCDOI | 10.18926/49302 |
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Title Alternative | Teaching Method in Practice to Improve Students’ Communication Skills - Utilizing Tripartitional Reflecting Sheet - |
FullText URL | bhe_008_211_220.pdf |
Author | Nakayama, Yoshikazu| Miura, Koji| Sugiura, Shinsaku| Sakairi, Shinya| Miyaji, Chikara| Matsunaga, Tomoko| |
Publication Title | 大学教育研究紀要 |
Published Date | 2012-12-31 |
Volume | volume8 |
Start Page | 211 |
End Page | 220 |
ISSN | 1881-5952 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120005232359 |
Author | Nagataki, Hiroyuki| |
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Published Date | 2013-01-15 |
Publication Title | 情報処理学会論文誌 |
Volume | volume54 |
Issue | issue1 |
Content Type | Journal Article |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/49022 |
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Title Alternative | Consideration of a Choral Warm-up Ⅰ – from a Viewpoint of “ Physical Release” in Physical Education – |
FullText URL | bgeou_151_109_117.pdf |
Author | Mushiaki, Masako| Kuroi, Kaori| |
Abstract | 合唱のウォームアップについて,体育科の「体ほぐし」の視点から考察を行った。基礎と なる「野口体操」を概観した結果,「ゆるめる」・「ほぐす」・「身体感覚を拓く」ことが重要 であることがわかった。次に,体育科の視点から目的や実践方法について考察した結果,「体 ほぐしの運動」は,「体」とともに「心」をほぐし,解放することを目指している活動であ ることがわかった。また,体育科の「体ほぐし」の実践例は,その目的と効果を考慮すると そのまま合唱のウォームアップに活用できることがわかった。岡山大学でのウォームアップ の実践に対する意識調査では,体ほぐしのウォームアップは各自取り組みやすいことがわ かった一方,発声のウォームアップについては,声の変化の判断が難しく,取り組みにくい が,効果はあると認識していると推察できた。このことは,教師の専門的な支援がより必要 であることも示唆している。 |
Keywords | 合唱 ウォームアップ 野口体操 体育科 体ほぐし |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2012-11-27 |
Volume | volume151 |
Start Page | 109 |
End Page | 117 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120005053297 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/49013 |
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Title Alternative | Continuous Psychoeducation with Collaboration between Elementary and Junior High Schoolsto Prevent Bullying among Students : A Practical Study on“ Successful Self 2010” |
FullText URL | bgeou_151_013_022.pdf |
Author | Ando, Mikayo| |
Abstract | 本研究では,A 市B 中学校区の小中学校が連携し,小学6年時から中学1年時にわたっ て心理教育“サクセスフル・セルフ2010”を継続して実践し,その効果に関する検討を行っ た。対象は,B 中学校区の3つの小学校のいずれかで,本プログラムに参加した小学6年生 112名である。小学6年時,翌年中学1年時にプログラムを実施し,小学6年時の介入前後, 中学1年時の介入後の3回,心理行動上の問題や適応に関する自記式調査による評価を行っ た。その結果,対人暴力,いじめ,衝動性・攻撃性の継続的な減少,学校社会への適応や友 達からの悪い誘いを断る自己効力感の継続的な増加が示された。以上より,小中学校が連携 し継続してサクセスフルセルフ®に取り組むことは,児童生徒の心理行動上の問題を予防し, 心の健康を向上する取り組みになり得ることが示唆された。 |
Keywords | 小中連携 心理教育 いじめ 自己効力感 学校適応 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2012-11-27 |
Volume | volume151 |
Start Page | 13 |
End Page | 22 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120005053288 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/48795 |
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Title Alternative | Coloration finish by "KAKISIBU" of the wood |
FullText URL | bgeou_150_071_078.pdf |
Author | Yamamoto, Kazufumi| |
Abstract | 岡山県森林研究所と行ってきた木材の柿渋仕上げに関する共同研究において,媒染剤を用いた柿渋の発色と,植物染料を併用した着色仕上げを実践的に研究してきた。柿渋を媒染剤で反応させることで従来の色相から明暗共に広げることができ,耐水性の補完も期待できる。特にチタンと鉄による媒染は有用性が高い。また,エンジュやスオウなどの植物染料を併用することで,多様なバリエーションを安全に得ることができる。多くの試験板で実践研究の後,15色の塗装仕様を確定した。この成果を元に柿渋仕上げの壁面パネルをデザインし,塗装原板を作成。平成23年度末,岡山県農業大学校の新築棟へ設置された。 |
Keywords | 柿渋 媒染 植物染料 木材仕上げ |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2012-07-27 |
Volume | volume150 |
Start Page | 71 |
End Page | 78 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 40019424444 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/48794 |
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Title Alternative | Appreciation Method of ROCKWELL’S Illustrations |
FullText URL | bgeou_150_057_070.pdf |
Author | Izumiya, Yoshio| |
Abstract | 本論は,筆者が実践している鑑賞授業における絵画作品の読み解きの例として,ロックウェルのイラストレーションを取り上げ,造形的なアプローチから作者の作画意図を読み解いていく有効な方法を提示するものである。具体的には受講者との対話形式や比較鑑賞の方法を 用いて,受講者の発見を促し,意見や疑問を取り上げながら徐々に作画意図に迫っていくプロセスを紹介している。その過程を通して,写真と絵画の関係や造形の奥深さを明らかにすることをねらっている。特に元写真や下絵と完成作の比較鑑賞は,これまでにない実践例であり,筆者独自の造形的視点が示されている。 |
Keywords | 写真と絵画 対話形式 比較鑑賞 造形性 構図 トリミング 作画意図 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2012-07-27 |
Volume | volume150 |
Start Page | 57 |
End Page | 70 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 40019424437 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/48790 |
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Title Alternative | A Review:Communication Support Using Music for Children with Autism |
FullText URL | bgeou_150_017_023.pdf |
Author | Yokouchi, Rie| Sanada, Satoshi| |
Abstract | 自閉症児に対する音楽を用いたコミュニケーション支援に関する研究は,介入での音楽の使用方法に一定の基準がないことや,音楽が複合的要素によって成り立っていることなどに起因する方法論の問題によって,結果の解釈に限界があることが指摘されている。そこで本研究では,自閉症児に対してコミュニケーション行動の改善を目指し音楽を用いた研究を概観し,使用音楽の種類と提示方法が結果におよぼす影響に焦点を当てるとともに,介入効果の検討方法が研究の内的妥当性に与える影響についても考察を加えることを目的とした。即興音楽および既成音楽を用いた支援に関し,定量的および定性的検討が行われた研究に分類して検討を行った結果,音楽的枠組みを活用し,音楽的要素を明確にした実践を行うこと,さらに,評価点を明確にした定量的分析や,臨機に支援者間の関係性を捉えた定性的検討を行うことの重要性が示唆された。 |
Keywords | 自閉症 音楽 コミュニケーション 支援 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2012-07-27 |
Volume | volume150 |
Start Page | 17 |
End Page | 23 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 40019424396 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48206 |
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Title Alternative | Comprehensive Support System for Students with Disabilities in Higher Education: About the KOKUA program in the University of Hawaii at Manoa |
FullText URL | cted_002_171_175.pdf.pdf |
Author | Yoshitoshi, Munehisa| |
Abstract | 近年,わが国においても大学教育における障害学生支援のあり方が注目されつつある。しかしながら,多くの大学は実態把握に着手したばかりであり,実践的な支援システムの構築は今後の課題となっている。そこで,本稿では,州立ハワイ大学マノア校(学生数約2万人)における障害学生支援の取り組み(KOKUAプログラム)に着目し,インタビュー調査を中心にその実際について報告した。KOKUAプログラムは,半世紀近くの歴史を持つ学内の独立した学生支援機関であり,専任職員の配置による組織的な体制が組まれている。KOKUAプログラムの利用者は全学生の約3.2%に上ると推計されており,アシスティブ・テクノロジーを活用した多様な支援が展開されていた。一方,発達障害学生に対する支援方法の構築や,プライバシーの保護を前提とした支援の限界といった課題も残されていた。今後,手続きや内容など各大学の実態に応じた支援システムを早急に検討していく必要があろう。 |
Keywords | 障害学生 高等教育 支援システム 合理的配慮 アシスティブ・テクノロジー |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2012-03-19 |
Volume | volume2 |
Start Page | 171 |
End Page | 175 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120003987697 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48203 |
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Title Alternative | Development of “A Training Course to Cultivate the Abilities Required for Teachers (3): a Program to Bring on Teachers with a High Degree of Specialization and Practical Leadership – Towards the Building of a Program for Undergraduate Education |
FullText URL | cted_002_144_153.pdf.pdf |
Author | Matsubara, Yasumichi| Ogawa, Kiyoshi| Yamane, Fumio| Yamasaki, Mitsuhiro| Takahata, Hiroshi| |
Abstract | 教師力養成講座は、学生のニーズや不安感に関わるテーマについて現場のトップリーダーとして活躍されている現職校長・教員から、その本質と課題解決に向けた取り組みの状況を迫力ある生の言葉で学生に語りかける形で行われた。学生達は、その生の言葉に魅了され、勇気がわき、教師の使命と責任の大きさ、そして、教職に真剣に向き合うことから生まれる充実感に気づいてきた。センターが全学化されたことにより、教育学部以外の学生の積極的な参加が目立つようになり、教育学部生にも刺激となっている。DVDに録画、編集したものを参加できなかった学生たちに視聴させている。徐々に、視聴する学生が増加しDVDの有効性が感じられる。来年度はDVDを一層活用させ教師力の育成に役立てたい。 |
Keywords | 教師力 実践的指導力 教職相談 授業力 学級づくり |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2012-03-19 |
Volume | volume2 |
Start Page | 144 |
End Page | 153 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120003987700 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48202 |
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Title Alternative | Designing Teaching Materials and Activities to Facilitate School Children's Prediction and Reasoning |
FullText URL | cted_002_136_143.pdf.pdf |
Author | Yamasaki, Mitsuhiro| |
Abstract | 平成20年の学習指導要領の改訂を受けて,小学校理科では自然の事物・現象についての要因や規則性,関係を推論しながら調べたり,考察したりすることが重視されている。一般的な問題解決の過程では,予想や仮説,考察による結論がこれに当たるが,これらが形骸化しているという指摘がある。明確な予想と仮説を持つことができるようにしたり,推論としての結論を一般化された要因や規則性,関係としてとらえることができるよ うにするためには,推論を基にした予測の場面を意図的かつ合理的に授業に位置付けることが望ましいと考えた。本稿では,予測の場面を意図的かつ合理的に授業に位置付けるための教材と学習活動を二つの授業場面で工夫し,実践の中で明らかになった児童の実態と工夫した教材と学習活動の成果と課題について述べることにする。 |
Keywords | 理科教育 予測 推論 教材 学習活動 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2012-03-19 |
Volume | volume2 |
Start Page | 136 |
End Page | 143 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120003987701 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48201 |
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Title Alternative | A Research on the Effect of a Teacher Training Program for Freshmen,“The Visit to Their Old High School” |
FullText URL | cted_002_126_135.pdf.pdf |
Author | Goto, Daisuke| Takahata, Hiroshi| Kashida, Takeshi| Mishima, Tomotaka| Egi, Eiji| Soda, Kayoko| Takahashi, Kayo| Kaga, Masaru| |
Abstract | 岡山大学は全学の教職課程を担う「教師教育開発センター」を平成22年度に創設し、学部の枠を超えた教員養成教育の質保証に取り組んでいる。教育実習事前事後指導や教育実習ならびに教職実践演習(平成25年度から実施)等を中心とする「全学教職コア・カリキュラム」の企画・運営だけではなく、これらの科目の教育成果とその課題を検証し、FD的視点に基づくカリキュラム開発と改善とを進めている。「母校訪問」とは、教育学部以外の学生(文学部、法学部、経済学部、理学部、工学部、環境理工学部、農学部、マッチングプログラムコース)のうち、改正後の教育職員免許法が適用される平成22 年度以降入学生(現1、2年生)を対象に、センターが独自に開発した1年次生対象のプログラムである。本稿ではその成果と課題の検証を通して、いわゆる「開放制」と「大学における教員養成」の原則に基づいた教員養成教育の可能性を検討する。 |
Keywords | 母校訪問 全学教職課程初年次プログラム 開放制教員養成教育の質保証 FD |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2012-03-19 |
Volume | volume2 |
Start Page | 126 |
End Page | 135 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120003987702 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48199 |
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Title Alternative | Results and Issues in Student Teaching Program for Freshman at Okayama University on 2011 |
FullText URL | cted_002_112_119.pdf.pdf |
Author | Mishima, Tomotaka| Yamasaki, Mitsuhiro| Takahata, Hiroshi| Sekine, Masami| Watanabe, Masakatsu| Akazaki, Tetsuya| Shibata, Yasuko| Kishi, Akiko| Ohta, Yasuko| Kaga, Masaru| |
Abstract | 本研究の目的は,岡山大学教育学部における1年次の教育実習プログラムの成果と課題の検討であった。そのため,平成23年度の教育実習Ⅰ受講生294名を対象に実習後に調査を行った。その結果,(1)教育実践力を構成する4つの力や附属学校園における実習目的の多くが達成されている,(2)4つの力のうち「コーディネート力」「生徒指導力」の達成度が特に高く,「学習指導力」の学校種ごとの学習指導の特徴や違いを説明することは達成度が低い,(3)附属学校園が掲げる目的のうち,観察して学ぶことの達成度が高いが,実際に児童生徒 と関わって学ぶことの達成度は低い傾向である,(4)実習中の実習生の取り組みに関しては,授業観察において事実を観察,記録することは取り組めているが,解釈的な授業観察や,協議会での発言は十分取り組めていない,の4点が主に示唆され,実習Ⅰの課題や不安に対する学生の自由記述と併せて結果が考察された。 |
Keywords | 教育実習 教職志望学生 学部1年生 教員養成 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2012-03-19 |
Volume | volume2 |
Start Page | 112 |
End Page | 119 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120003987704 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48197 |
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Title Alternative | Study on the Teaching Strategies of the Social Studies Class of the Elementary School Aiming to develop Students’ Decision Making Ability -Based on Sympathetic Comprehension and Examination of the Value by Role-Playing- |
FullText URL | cted_002_092_101.pdf.pdf |
Author | Sugita, Naoki| Kuwabara, Toshinori| |
Abstract | 本研究は、小学校社会科授業において、市民的資質育成には不可欠である意思決定力を育成するための授業方略を明らかにし、その具体的なあり方を授業計画の立案を通して示そうとするものである。現在、各学校段階で意思決定過程を取り入れた様々な授業実践が見られるようになっている。しかし、児童の価値認識にまで効果的に関わっている実践は見られない。その理由の第一は、授業で扱う社会問題の取り上げ方が表面的なものにとどまり、その背後にある価値対立にまで踏み込めていないことである。第二に、児童自身の価値観が十分に確立しておらず、教材に含まれる価値対立を自己のそれと比較検討していくことが困難であるということを挙げることが出来る。以上の二点の課題を克服するため、ロールプレイングによる共感的理解の過程と、自己の価値観の吟味の過程を組み込んだ小学校社会科における意思決定学習を提案していく。 |
Keywords | 社会科教育 意思決定 価値認識 共感的理解 ロールプレイング |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2012-03-19 |
Volume | volume2 |
Start Page | 92 |
End Page | 101 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120003987706 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48194 |
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Title Alternative | Retraining Teachers for Teaching Singing.-on a Teacher’ s License Recertification Course- |
FullText URL | cted_002_060_070.pdf.pdf |
Author | Hayakawa, Rinko| Mushiaki, Masako| |
Abstract | 教員免許状更新講習の実践内容と,受講者の事前および事後アンケートの分析を中心に,歌唱指導における教師力の育成について考察を行なった。受講前には,歌唱指導に問題意識や苦手意識を持っている教師らが多く,指導法に関しても,すぐ現場で使えるような発声法や指導法を求めている教師らが多かったが,講習により,①問題意識・苦手意識の緩和,②歌唱指導についての考え方の転換,③歌唱指導についての知識や技能の獲得,④歌唱指導( 音楽の授業) への意欲の喚起の4点の成果が得られたことが明らかとなった。特に,理論と実践を関連させながら,多角的な声へのアプローチをしていくことが,歌唱指導における教師力の育成につながると考えられた。 |
Keywords | 歌唱指導 教師力 新学習指導要領 発声 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2012-03-19 |
Volume | volume2 |
Start Page | 60 |
End Page | 70 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120003987709 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48189 |
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Title Alternative | Research on the improvement in a feeling of self-affirmation by a communication act ―Lead the morality lesson practice seen from the viewpoint of career education.― |
FullText URL | cted_002_014_023.pdf.pdf |
Author | Sakuda, Kiyohiro| Nakayama, Yoshikazu| |
Abstract | 長引く不況や絶え間なく変化する社会の中,子ども達にとって将来の夢に不安を隠せない現状がある。また,自分でどのように判断し,生き抜けばよいか分からなくなったり,自信をなくしたりして,将来を生きる希望すら見失うことも少なくない。こうした不安感から自分自身の心に自信と希望を目指していくことで,夢や目標を抱き,生きる喜びを感じられるようになる。そのためには,キャリア的視点からみた道徳性を育んでいくことが重要であると考える。本研究では,充実したコミュニケーション行為によるキャリア的視点からみた道徳授業を実践することにより,人の心の中にどのような心情がめばえ,将来への展望をもつことができるかについて検証した。また,よりよいコミュニケーション行為の確立によって,それぞれの道徳的価値がどのように変化し,自己肯定感の向上に結びつくかについて明らかにした。 |
Keywords | キャリア視点からみた道徳的価値 自己肯定感向上からの自信 他者への共感 よりよいコミュニケーション |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2012-03-19 |
Volume | volume2 |
Start Page | 14 |
End Page | 23 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120003987714 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/48179 |
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Title Alternative | A Practical Study on Lesson Design for Spread of the Morality: Based on the Theory of Communicative Action |
FullText URL | bgeou_149_001_008.pdf.pdf |
Author | Sumino, Yoshihisa| Sakuda, Kiyohiro| |
Abstract | 道徳授業を行っていく上で,最も重要な鍵となるのが,その授業時間に取り組む「主題」と目指す「道徳的価値」を設定することである。しかし,1時間の道徳授業の中で子どもたちが学び考えるのは, 1つの道徳的価値項目のみではなく,一人ひとりの子どもの経験,追徳的価値観,道徳的な思考の差異に応じて多様である。そこで,1つの方向のみから道徳授業を構成するのではなく,授業の中でコミュニケーション的行為にもとづく話し合いを組織することによって,学ばれる道徳的価値を拡張させ,多面的な角度から道徳的価値について考える授業を構成することができると考えた。そして,1つの道徳的価値から段階的に価値を広げる道徳授業を実践したところ,多面的な角度から道徳的価値の思考を深めることができた。そしてその際,子どもたちの相互主体的な討論を組織することが道徳性の拡張をもたらすことを明らかにした。 |
Keywords | 道徳性 道徳授業 道徳的価値 コミュニケーション的行為 了解 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2012-02-25 |
Volume | volume149 |
Start Page | 1 |
End Page | 8 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 40019230394 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/47121 |
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Title Alternative | The Learning and Educational Thought for the Daily Use of the People's Livelihood by Kaibara Ekikenn (II) : lnstructions mentioned in Kakun (household precepts) |
FullText URL | bgeou_148_049_060.pdf |
Author | Yamanaka, Yoshikazu| |
Abstract | 近世の日本に輩出した儒者の中で,江戸時代前期,すなわち十七世後半から十八世紀初頭にかけて活躍した貝原益軒(寛永7,1630-正徳4,1714)は,教育行為を人間に必須の営みとしてとらえた儒学者である。当時における教育言説の語られ方は,学ぶ側の心得として説かれるのが一般的であった。その中で,益軒は子どもを教え育む役割を担う大人の在り様に議論の重点を移し,教える側の視点にたって,教育の在り方に関する言説を具体的且つ多様な人々が実践可能な形で展開した。本研究は,このような貝原益軒に着目し,その教育論の特質を,学問論としての民生日用の意識との関連において考察することをとおして,近世の日本社会における子青と教育に関する課題意識と具体的な方法論を明らかにすることを目的としている。第一報(『研究集録』136号,2007年,岡山大学大学院教育学研究科)では,「格物窮理の工夫と有用の学」のサブタイトルのもとに,(1)益軒における教育論の展開の時代背景(2)太平の世に対する益軒の肯定的な受容態度(3)人々の安定した生き方に焦点化された言説の特質(4)格物窮理の工夫と有用の学を目ざす益軒の学問の概要(5)世に利益をもたらし,庶民の生活に役に立つ経験的な実学の内実などを明らかにした。第二報の本稿においては,第一報の基礎的考察を踏まえ,益軒の『家訓』を主要な考察の対象として取り上げる。『家訓』に見られる益軒の家意識の内実と教育的思考との連関を考察することにより,民生日用のための有用の学を目指した益軒教育論の特質が家の安定との関連において解明されるとともに,江戸期における家の確立と安定に資する教育言説の一端も明示しうるであろう。 |
Keywords | 貝原益軒 『家訓』 家意識 後継者教育 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2011-10-25 |
Volume | volume148 |
Start Page | 49 |
End Page | 60 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 40019145265 |