result 699 件
| JaLCDOI | 10.18926/11353 |
|---|---|
| Title Alternative | The Analysis of Questionnaires on Familiar Living Things: in the "Study of Science Instruction A" Class in the 4th Quarter of 2003 Academic Year. |
| FullText URL | 004_011_024.pdf |
| Author | Tanaka, Kenji| Tamaki, Ai| |
| Abstract | 平成15年度第4四半期「理科授業研究A」受講生を回答者として、「多様な生物」に関する意識と現行の小中学校理科(生活科を含む)教科書に示されている「身近な生物」の身近さの程度とを問うアンケート調査を実施し、回答結果を分析・考察した。小学校教員になろうとする学生として、例えば、教科書で示されている生物の1/3は身近な生物ではなく、1/5は聴いたことさえない生物であること、また、「生物多様性条約」「生物多様性国家戦略」を誰一人として聴いたことがないことからわかるように、環境教育に関わる新しい課題「生物の多様性」に対処していくために必要な知識や関心があるとは言い難かった。教科書で示されている生物に対する検討だけでなく、教員養成に関しても検討が求められるものである。 |
| Keywords | 調査報告 (student surveys) 身近な生物 (familiar living things) 理科教科書 (science textbooks) 小学校教員免許状取得希望者 (students in the pre-service teacher education program) |
| Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
| Published Date | 2004 |
| Volume | volume4 |
| Issue | issue1 |
| Start Page | 11 |
| End Page | 24 |
| ISSN | 1346-3705 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313625 |
| JaLCDOI | 10.18926/11352 |
|---|---|
| Title Alternative | About the lifelong education at the university : Through the practice of "woodwork seminar" |
| FullText URL | 001_021_030.pdf |
| Author | Yamamoto, Kazufumi| |
| Abstract | 生涯教育の体制は発展途上と言って良いが、その中のものづくり教育について考察した。特に木工分野は学習の機会が少なく、内容的にも問題を感じている。今年、実践した社会人木工セミナーを例に学習支援の必要性と、それを前提とした題材、また同時に結果だけを求める学習者の意識的な問題が明らかになった。この講座の設定方法を巡って問題を感じたため、大学における社会人教育の窓口について考察を行った。文部省生涯学習審議会はその拡充を求めており、特に公開講座を授業科目で行うことは有効である。これに半歩踏み出したかたちで木工講座の具体案を提案した。 |
| Keywords | 社会人教育 生涯教育 (lifelong education) 木工講座 (woodwork lecture) 公開講座 (open class) |
| Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
| Published Date | 2001 |
| Volume | volume1 |
| Issue | issue1 |
| Start Page | 21 |
| End Page | 30 |
| ISSN | 1346-3705 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313707 |
| JaLCDOI | 10.18926/11351 |
|---|---|
| Title Alternative | An Improvement of the Social Studies Curriculum of the Third and Fourth Grades of Elementary Schools |
| FullText URL | 004_001_010.pdf |
| Author | Kuwabara, Toshinori| |
| Abstract | 本研究は、現行の小学校学習指導要領社会科の内容編成を分析し、その問題点を明らかにするとともに、学習指導要領にとらわれることなく、市民的資質育成を目指して子供の科学的社会認識を形成する社会科を実践するためには、どのように教育内容を編成すればよいかを明らかにしようとするものである。そのために、本研究では特に中学年カリキュラムに注目する。そして、中学年では教育内容としていかなる科学的な概念や、法則・理論を選抜し配列すべきかという原理とその方法を、アメリカで発行されている小学校社会科教科書の分析を手がかりに明らかにしていく。分析の結果、中学年においては子供たちの生活する共同体に関わる科学的な概念を抽出してカリキュラムを編成する方法が考えられること、ただし、それは単純な環境拡大原理によるものではないことが明らかになった。 |
| Keywords | 小学校社会科 (Elementary School Social Studies) アメリカ社会科 (Social Studies in the United States) 市民的資質育成 (Building Citizenship) カリキュラム |
| Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
| Published Date | 2004 |
| Volume | volume4 |
| Issue | issue1 |
| Start Page | 1 |
| End Page | 10 |
| ISSN | 1346-3705 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313537 |
| JaLCDOI | 10.18926/11350 |
|---|---|
| Title Alternative | A Teaching Research of the Science related Careers in the Elementary School Science, based by the American Textbooks Discover the Wonder |
| FullText URL | 001_011_020.pdf |
| Author | Tanaka, Kenji| |
| Abstract | 本(平成12)年度の講義「初等理科教育学A(理科授業研究)」では、アメリカの初等理科教科書「Discover the Wonder」に基づき、授業研究の試みを行わせるとともにこの教科書で扱われている People at Work/Ex-ploring Careers を参考にして、課題[科学にかかわる職業・仕事についてのガイダンス]などによって初等教育段階における科学にかかわる職業(仕事)のガイダンスの取り扱いを検討させてきた。本稿は、この実践報告である。様々な特徴や工夫を見出し、教科「理科」や「総合的な学習の時間」における科学にかかわる職業のガイダンスの授業実践などに向けて、指導案を作ることができ、さらに受講結果についての総括的な自己評価や講義全体についての評価からも、ほぼ所定の成果を得たと考えている。 |
| Keywords | 初等教育段階 職業 ガイダンス アメリカ 教科書 |
| Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
| Published Date | 2001 |
| Volume | volume1 |
| Issue | issue1 |
| Start Page | 11 |
| End Page | 20 |
| ISSN | 1346-3705 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313539 |
| JaLCDOI | 10.18926/11349 |
|---|---|
| Title Alternative | A Study of developing sense and thinking in the Social Studies Class: On the Basic of Contrasting Some Theories about Value Judgment Teaching |
| FullText URL | 001_001_009.pdf |
| Author | Kuwabara, Toshinori| |
| Abstract | 本研究では、社会科で育成すべき見方・考え方のうち社会事象に対する価値判断に焦点をあて、価値的判断力を育成する授業構成にどのような方法があるかを社会科教育学研究の成果に基づいて考察した。まず、現在わが国の社会科教育学研究の成果として提案されている判断力育成教育原理を検討した。それらは、社会的決定を基盤とするものと、個人的決定を基盤とするものに区分され、分析の結果、前者は社会化を目指し、後者は個性化を目指していることが明らかとなった。さらに、価値的知識の解釈過程を子どもの思考に組み込んだ授業構成を提案し、価値判断力の育成を目指す社会科授業構成の前提を示した。 |
| Keywords | 判断力育成 (Developing Judgment) 価値認識 (Value Cognition) 価値的知識 (Value Knowledge) 法的判断 (Law Judgment) |
| Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
| Published Date | 2001 |
| Volume | volume1 |
| Issue | issue1 |
| Start Page | 1 |
| End Page | 9 |
| ISSN | 1346-3705 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313872 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/11178 |
|---|---|
| Title Alternative | Conflicts Related to Implementing the Individualized Education Program for Students with Disabilities in the United States: Parent and Student Rights and School Responsibilities under the Special Education Law |
| FullText URL | 135_0121_0126.pdf |
| Author | Yoshitoshi, Munehisa| Nishimura, Noriko| Miyoshi, Mituko| Yokouchi, Rie| Masuda, Yasuko| Uraike, Satoko| Nishi, Sachiyo| |
| Abstract | アメリカ合衆国における特殊教育関連サービスの提供をめぐる係争事例を検討し、法制度の実践的応用に伴う課題について明らかにすることを目的とした。とりわけ、個別教育計画(IEP)の記載内容とサービス提供の関係が議論された2つの係争事例をとりあげた。その結果、事例における議論の主な背景要因として、①サービス提供を組織的確立するための学校システムの構築、②共通理解を深めるための関係者における連携の強化が課題となっていた。これらの課題を踏まえ、組織的な管理・支援体制を構成し、子どもに関わる全ての者が適切に情報・理解を共有するための継続的な機会確保の必要性が示唆された。 |
| Keywords | 特殊教育関連サービス 個別教育計画 理学療法 作業療法 言語療法 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2007-06-25 |
| Volume | volume135 |
| Start Page | 121 |
| End Page | 126 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313462 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/11176 |
|---|---|
| Title Alternative | On the Ideal Practice of Education for Cross-Cultural Understanding in Elementary Schools: From the Viewpoint of Outward Culture Elements |
| FullText URL | 135_0109_0120.pdf |
| Author | Seta, Yukito| |
| Abstract | 本稿は、まず、異文化理解と国際理解の区別を明確にするために、異文化理解の概念について論じ、「異文化理解の中心的概念要素」として4つの項目を提案した。さらに、異文化理解教育の実践における視点として、目標の設定と目標の実践順序を取り上げ、異文化理解の中心的概念要素の実践および実践に必要な資源・能力の育成を異文化理解教育の目標として設定し、理念的な実践を行うための実践順序を提案する。最後に、小学校における代表的な実践例のいくつかを取り上げて論じた後、異文化理解教育の理念的な実践試案の概念を提示する。 |
| Keywords | 国際理解 異文化理解 小学校における異文化理解教育の実践 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2007-06-25 |
| Volume | volume135 |
| Start Page | 109 |
| End Page | 120 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313970 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/11005 |
|---|---|
| Title Alternative | On Culture Elements Which Should be Taken up in Education for Cross-Cultural Understanding |
| FullText URL | 134_0129_0139.pdf |
| Author | Seta, Yukito| |
| Abstract | 異文化理解教育を国際理解教育の重要な一分野と位置づけ、小学校、中学校、高等学校における異文化理解教育に焦点を当てて論じる。文化の定義や文化の分類についての議論から始め、異文化理解教育の実践に必要な文化要素とは何かについて考察し、目に見える外面的文化要素と目に見えない内面的文化要素の両方に関して、具体的に文化要素を提案する。さらに、内面的文化要素の選択に関連して、日本人の大学生54名と英語母語話者3名にそれぞれアンケート用紙による調査、インタビューによるアンケート調査を実施して、調査結果について簡単な分析を試みている。 |
| Keywords | 文化要素 異文化理解教育 価値観・価値指向 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2007-03-15 |
| Volume | volume134 |
| Start Page | 129 |
| End Page | 139 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313510 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/11001 |
|---|---|
| FullText URL | 134_0093_0104.pdf |
| Author | Sato, Sono| Harada, Shogo| |
| Abstract | 長崎春榮氏が実践した「小合科学習(家事)」の「食物の目的」では、当時使用されていた教科書の記述内容に沿ったカリキュラムを組織し、それを木下の「学習法」の理論で実践していたが、そこで子どもが獲得した知識のレベルは低いものであった。一方、鶴居滋一氏が実践した「小合科学習(地理)」の「中国地方」では、長崎氏と同じく、当時の地理科の教科書の記述内容に沿って授業を構成し、それを木下の「学習法」の理論で実践していたが、教師が計画した内容をほぼ完全に子どもに獲得させることができていた。この違いは、カリキュラムの質の差と教師の力量に起因していると考えられた。 |
| Keywords | 「子ども」と「科学」の統合 家庭科 小合科学習 奈良女高師附小 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2007-03-15 |
| Volume | volume134 |
| Start Page | 93 |
| End Page | 104 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313798 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10989 |
|---|---|
| Title Alternative | Children's Poetry and Neology |
| FullText URL | 133_T001_T020.pdf |
| Author | Okada, Kazuya| |
| Abstract | 本論文は、ネオロジーの視点から児童詩(あるいは児童詩教育)を再考察するものである。考察にあたり、英語圏でのこどものために書かれた詩作品の分析をし、それを基盤にして、さらに、詩を創作するワークショップの形式を取り入れた(大学での)講義の実践例を紹介・検証しながら議論を進める。本論文により、大きな括りとしての〈児童文学〉というジャンルに、創造的教育のあり方の観点から新たな視座を提示することを目指している。 |
| Keywords | 英語圏の児童詩 造語(ネオロジー) 日本語の児童詩 創作・表現力教育 こどもの言葉と詩の言葉 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2006-11-15 |
| Volume | volume133 |
| Start Page | 1 |
| End Page | 20 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002311271 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10980 |
|---|---|
| Title Alternative | Die Genese der Aufklarungspadagogik in Deutschland: Campes |
| FullText URL | 133_0025_0034.pdf |
| Author | Morikawa, Naoshi| |
| Abstract | 本稿は、ドイツ啓蒙主義教育学の生成に関する研究の一環として、その中心的役割を担っている「汎愛主義教育学」について、この派の第二世代を代表するカンペの編集した『総点検』に着目し、これまでバゼドウを中心とする「包括的統一」の把握に対して、新人文主義への端緒を含む多様で独自な理論を内包することを明らかにしようとしたもである。その手始めとして、まず、バゼドウからカンペにいたる汎愛派の教育改革運動の新たな展開を概観する。次に、この著作の成立の重要な背景とみなされる「実践的教育者の会」に注目し、そこで展開される教育学的デスクルスの内実を解明し、さらに、全16巻からなるこの『総点検』のプログラムについて概説する。 |
| Keywords | 汎愛主義教育学 啓蒙主義教育学 『総点検』 カンペ 実践的教育者の会 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2006-11-15 |
| Volume | volume133 |
| Start Page | 25 |
| End Page | 34 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002311261 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10963 |
|---|---|
| FullText URL | 131_0131_0139.pdf |
| Author | Kurosaki, Toyoo| |
| Abstract | 岡山大学教育学部では中期目標の一つに「日常的な教育実習のカリキュラムの検討」を取り上げている。社会の変化の著しい中にあって、学校の課題は複雑化、多様化してきている。新しい教師教育では、学校現場の課題に対して、大きな支障を生じることなく適切に対応できる実践的な指導力の基礎を養成段階から育成することを求められている。従来型の教育実習は、学校現場ニーズに応じた実践的な指導力の基礎が養成できるものになっているとはいえないという問題的が指摘されている。こうした問題点を打開する方策として、日常的に学校現場を体験する教育実習カリキュラムの開発研究が急務の課題になっている。そこで、岡山大学教育学部における「日常的な教育実習」の取り組みの現状と展望について考察する。 |
| Keywords | 実践的指導力 日常的な教育実習 スクールエスノグラフィー |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2006-03-15 |
| Volume | volume131 |
| Start Page | 131 |
| End Page | 139 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002311290 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10961 |
|---|---|
| FullText URL | 131_0113_0122.pdf |
| Author | Mitsumoto, Tomie| Okamoto, Yoshiaki| Yukawa, Junko| |
| Abstract | 本研究は、外国人児童生徒の学習言語能力の伸長は目指した教科学習という視点から、国語科の学習を容易にするための「リライト教材・音読譜」という教材作成法を考案し、公立小学校の日本語学級において実践したものである。外国人児童(以下、子ども)の日本語力に対応させた国語教科書(以下、原文)のリライト教材・音読譜を作成した。そして段階的にリライト教材のレベルをあげ、最終的には、原文をリライトしないで学習できるように指導した。このリライト教材・音読譜を作成するにあたり、学年相当の国語の学習目標と日本語の学習目標の2本柱を立て、現時点での子どもの日本語能力に配慮しつつ「表現はやさしく、内容は相当学年レベルで」を目指した。本実践では、編集時、日本語を全く解さなかったK児と日本語入門程度のS児(2名とも中国語母語者)が、約1年間の上記実践によって、教師の口頭による説明のみで原文がそのまま学習可能となった。 |
| Keywords | リライト教材・音読譜 国語科と日本語の指導 学年相当 外国人児童 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2006-03-15 |
| Volume | volume131 |
| Start Page | 113 |
| End Page | 122 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002311233 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10957 |
|---|---|
| FullText URL | 131_0057_0067.pdf |
| Author | Sato, Sono| Miura, Seiko| Harada, Shogo| |
| Abstract | 本研究の目的では、全ての生徒が乳幼児との関わりを通して、親になるということを考え、自己理解を図る保育授業の開発にある。本報は、中学校家庭科でこの目的を達成するための第二段階として、中学校選択教科「技術・家庭(家庭分野)」を履修している生徒16名(第3学年女子16名)にFlour Baby Project(以下、FBPと称す)を実施し、その有効性を検討した。生徒は、①Flour Babyに対する愛着を持って土・日を含むFBPを行い、②世話に伴う様々な大変さから、③家族の協力の必要性を感じると共に、④「養育態度の反省」から、現在の自分には、子育てに対する責任と知識・経済力が欠如し、自立できていないために、親になることはできないという⑤「現在の自分に関する知識」を形成していた。しかし、最終授業で行ったディスカッションで終了後には、生徒は、「将来は自分も子どもがほしい」、「子育ては大変だがそれを通して自分も成長できるのではないか」という⑥「将来の自分に関する認識」に結びつく意見を記述していた。 |
| Keywords | 中学校選択教科「技術・家庭(家庭分野)」 授業開発 保育授業 フラワーベイビープロジェクト |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2006-03-15 |
| Volume | volume131 |
| Start Page | 57 |
| End Page | 67 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002311274 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10944 |
|---|---|
| FullText URL | 132_0069_0076.pdf |
| Author | Yokomatsu, Tomoyoshi| 安達 保雄| 伊勢 慎| 永原 慎太郎| 稲益 かおり| |
| Abstract | 本稿では、異年齢の乳幼児たちを対象にする保育に関する体系的研究を行うための第一歩として、用語使用に関する提案と、先行研究論文・先行実践報告においてその種の保育を対象にしている理由についての分析と、その体系的研究の今日的意義に関する考察及び研究展望を行っている。用語については、積極的に実践を進めるという意味が込められた「異年齢保育」あるいは「異年齢児保育」を用いることを提案する。異年齢保育への関心の高まりは、現場の必要性とか、社会の条件整備とか、異年齢保育そのものへの洞察の深まりとか、保育研究の転換への指向性とかを背景に生じている。その体系的研究は、保育実践・保育研究に豊かな転換をもたらす上で重要であると考える。これから、方法論研究とそれを踏まえた実践研究と歴史研究とを本格的に推進する必要がある。 |
| Keywords | 異年齢保育 異年齢児保育 縦割り保育 混合保育 体系的研究 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2006-07-14 |
| Volume | volume132 |
| Start Page | 69 |
| End Page | 76 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002311318 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10561 |
|---|---|
| FullText URL | 077_0001_0010.pdf |
| Author | Ido, Kazuhide| |
| Abstract | 幼児教育における音楽の重要性は幼児の発見や早期教育・早教育の主張とあいまって、最近特に問題となっている。しかし、幼稚園教員養成課程におけるカリキュラムや内容はその重要性に対し必ずしも相応しているとは言えない。ところで、幼児に対する音楽教育は幼児の聴覚や心身の発達からみて非常に重要である。しかもその内容は、小・中学校のように分化された学習形態ではなく、幼児の生活や遊びを通していろんな経験や活動を総合的に行うことによって達成される。そのため、一部の小学校や中学校のように専科の教員を配置できないだけでなく、一方では全ての教員に高い音楽的実力や幼児の心身の発達を踏まえた指導技術と優れた人間性が要求されるのである。しかし現実的には、幼児の心身の発達や音楽的能力および音楽の諸活動に対する理解の仕方と実践は決して十分とは言えない。その原因として、大学の入試における音楽試験の欠落および次元の低さ、小学校から高校までに音楽の基礎能力が十分に養成されていないこと、そして最も重要なことは、幼児はチーチーパッパッぐらいだからその指導者は音楽的にレベルが低くてもよいのだという一般的風潮などが考えられる。このような現実的な問題がある反面、鈴木慎一による思想と実践や最近の乳幼児の能力の発見、更に市井の音楽教室・おけいこごと等は幼児教育における音楽教育の隆盛と能力の開発に多大の貢献をしている。その結果、これらの影響は一般の保育所や幼稚園にもおよび、良くも悪くも幼児教育の現場を混乱に落しいれている。以上のような現実の中で、幼児の音楽教育の何が今日的問題なのかについて、幼児教育の現場に対する意見を踏まえながら考察していきたい。 |
| Keywords | 幼児 音楽教育 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 1988 |
| Volume | volume77 |
| Issue | issue1 |
| Start Page | 1 |
| End Page | 10 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002311303 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10005 |
|---|---|
| FullText URL | 102_0001_0013.pdf |
| Author | Tanaka, Koji| Tanaka, Tomoko| Hyodo, Yoshimi| |
| Abstract | ソーシャル・サポート・ネットワークが健康に肯定的な効果を持つという知見は様々に確認され報告されている。こうした基礎的知見の次段階として、どのようにソーシャル・サポート・ネットワークを拡充するのかといった研究上の問いが考えられる。介入の実践は総じてコミュニティ・メンタルヘルス領域での適用例が多いが、他にも社会福祉、健康心理、臨床心理(家族療法、行動療法、学生相談他)などの複数の領域に渡っており、応用研究のすそ野は広い。それぞれの基本的理論を背景に、従来その領域で目的とされたこと(例えば治療や健康の増進など)を効果的に遂行するため、付加的あるいは補足的にこのアプローチが取り入れられている。ここに社会学的・社会心理学的な調査から、介入への方向性を示した研究を加えると、研究は相当数にのぼる。介入研究を分類してみると、まずおおまかに「ソーシャル・サポートを獲得する」介入と、「ソーシャル・ネットワークを拡大する」介入があるように思われる。後者はネットワーク拡大をサポート源の獲得とみなし、いわば潜在的なサポートを獲得することを目的とする。そしてその活性化に対し、さらに何らかの関わりをとるかどうかで、「ネットワーク成立の機会を提供する」介入と、「ネットワーク成立んお能力を獲得する」介入が分類できよう。後者はソーシャル・スキルを身につけたうえで出会いの機会を提供し、機会を生かせるよう計画する。アプローチの基本は、本人を取り巻く対人関係を調整する、現場でのフィールド実験である。研究領域ごとに用いる方法論、測定・評価の方法、実験計画、目標や価値観などが異なる。その形態も、訪問(例えばJohnson,Howell and Molloy, 1993)や電話(例えば、Heller, Thompson, Vlachos-Weber and Steffen, 1991)などの接触行為、アクティビティ参加(例えばBenum,Anstorp,Steffen and Sorensen, 1987)、関係強化の指導(例えば、Attneave, 1990)、グループ形成(例えばHaley,Brown and Levine, 1987)など様々である。援助対象者は、何らかの意味で困難な状況に陥っている者で、ソーシャル・サポート・ネットワークが不足、あるいは現在以上に強化する必要のある者である。潜在的な問題から顕在的な問題までが含まれる。出産後の母親(例えばHiggins,Schimoeller,Baranowski and Coladarci, 1993)や高齢者(例えばClarke,Clarke and Jagger,1992)、母子家庭(例えばSoehner,Zastowny,Hammond and Taylor 1988)、孤独感の高い者(例えばAndersson,1985)などであれば、軽微な困難を軽減するための援助的介入、ないしは問題発生の可能性を持つハイリスクな対象者への予防的介入である。しかしリハビリをする患者(例えばAllegrante,MacKenzie,Robbins and Cornel,1991)や治療中の患者(例えばStephens,Roffman and Simpson,1944)などは、治療の一環として問題解決的な介入といえよう。介入対象として操作するのは、ハンディやリスクのある本人すなわち「ターゲット」の場合も、あるいは周囲の「サポーター」の場合もある。前者にはハイリスクの人や患者、後者には障害者のクラスメイト(例えば、Haring and Breen,1992)、障害者の家族(例えばKirkham、Schilling Norelius and Schinke,1986)、介護者である家族(例えばToseland and Rossiter,1989)、ターゲットの居住する地域の住民(例えばJohnson,et al. 1993)などが考えられる。 |
| Keywords | ソーシャル・サポート・ネットワーク サポーター |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 1996-07-15 |
| Volume | volume102 |
| Start Page | 1 |
| End Page | 13 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 110000129230 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/9913 |
|---|---|
| Title Alternative | A Study of Children's Labour in the Early Modern Japan |
| FullText URL | 116_0131_0146.pdf |
| Author | Yamanaka, Yoshikazu| |
| Abstract | 前近代の社会において子どもたちが日常の生活の中で労働に励むことは,家族労働の重要な要素であり,また一人の人間として社会的に自立した生活を営む事を可能にするために欠かすことの出来ない実践であった。前近代の社会は子どもたちの成長を促すいとなみの中に労働という行為を積極的に位置づけていたといえる。家職を基礎とした近世社会では家業を継承し,存続させることが家族成員の最大の関心事であると同時に責務でもあった。家の後継者である子どもの教育は,実際の家業に子どもを参加させることによって展開される。それは「一人前」の人間の形成を意図した教育意識に裏打ちされたものであった。本研究は,近世日本における子どもの労働に関する教育史的研究として,おもに近世社会の家職遂行における子どもの労働の位置づけに関して,農民家族のなかでの労働の担い手としての子どもという側面から研究することを目的とする。 |
| Keywords | 近世社会 家職 勤労倫理 家の子・村の子 子どもの労働 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2001-03-15 |
| Volume | volume116 |
| Start Page | 131 |
| End Page | 146 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 110000129496 |
| Author | Nishii, Kengo| Komatsu, Yasunobu| Yokomizo, Isao| |
|---|---|
| Published Date | 2006-02 |
| Publication Title | 岡山大学農学部学術報告 |
| Volume | volume95 |
| Issue | issue1 |
| Content Type | Departmental Bulletin Paper |