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検索結果 251 件

JaLCDOI 10.18926/CTED/68482
タイトル(別表記) Effects of Career Years on the Coordination Behavior of Yogo Teachers
フルテキストURL cted_015_059.pdf
著者 鈴木 薫| 三村 由香里|
抄録  本研究の目的は,養護教諭のコーディネーション行動に影響する要因やその因子の傾向をキャリア年数から捉え,これらとコーディネーション行動の生起プロセスとの関係について明らかにすることであった。分析対象は,公立小学校・中学校勤務695名とした。キャリア年数の影響は,コーディネーション行動と動機づけの段階に関わる要因の尺度得点や,因子の下位尺度得点の向上に見られた。また,キャリア年数とコーディネーション行動の生起プロセスに関わる因子間の関係からは,(1)キャリア年数に影響されない高い下位尺度得点を示す因子間相関による,協働を起点にした組織支援の基盤づくり,(2)キャリア年数により下位尺度得点が高まる動機づけ要因の因子間相関による,個別支援の取組推進へのつながり,(3)11年以上キャリア区分で見られるリーダー認知と個別支援の因子間相関,及び組織的支援のマネジメントへの広がり,の3つの特徴をもつことが示唆された。
キーワード 養護教諭 (Yogo teacher) コーディネーション行動 (coordination behavior) 尺度得点 (scale score) 下位尺度得点 (subscale scorer) 行動の生起プロセス (process of behavioral development)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2025-03-28
15巻
開始ページ 59
終了ページ 73
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/66769
タイトル(別表記) Interrelationship between Autonomous and Organizational Learning among Elementary School Teachers: Differences Arising from the Images of Organizational Learning
フルテキストURL cted_014_017.pdf
著者 三沢 良| 松江 桃果|
抄録  本研究では,教師の自律的な学びと組織的な学びの連動を検討した。質問紙調査を実施し,公立小学校教師99名から回答を得た。既往知見を参考に,自律的な学習姿勢は4側面(「自己省察」,「同僚の経験の取り入れ」,「児童・保護者の視点の考慮」,「前向きな挑戦姿勢」),組織的な学びについては専門的な学習共同体(PLC)の認識の2要素(「使命と責任の共有」,「同僚との協働的省察」),組織的な学びに対するポジティブおよびネガティブなイメージを測定した。相関分析の結果,PLC 認識の「使命と責任の共有」と「同僚との協働的省察」は学習姿勢の「同僚の経験の取り入れ」と正の関連を示した。また,「同僚との協働的省察」は学習姿勢の「自己省察」とも正の関連を示した。しかし,組織的な学びにネガティブなイメージを抱く場合,自律的な学びと組織的な学びの連動は制限されたり,負の関係になる可能性が示唆された。
キーワード 小学校教師 (elementary school teacher) 自律的な学び (autonomous learning) 組織的な学び (organizational learning) 専門職の学習共同体 (professional lea rning community)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2024-03-29
14巻
開始ページ 17
終了ページ 31
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/66768
タイトル(別表記) A Preliminary Study of School-Based Strengths Intervention with Japanese elementary school students: Through Classroom Activity to Promote Awareness of Strengths
フルテキストURL cted_014_001.pdf
著者 伊住 継行| 戸田 朱音| 大倉 尚志|
抄録  本研究の目的は,児童を対象とした強み介入の予備的検討のために実践した強みへの気付きを促す授業の効果について検討することである。対象者は小学6年生95名(男子50名,女子40名,不明5名)であった。本研究によって以下の3点が明らかになった。まず,生活充実感と被信頼感・受容感の事後の得点が有意に向上した。次に,自己の強みへの注目の変化量と被信頼感・受容感の変化量で有意な正の偏相関が確認された。さらに,強みへの注目が向上した児童と向上しなかった児童の学習の感想を計量テキスト分析で検証した。その結果,群ごとに有意な記述の偏りは確認されなかった。全体として,児童の多くはポジティブな感情に関する主観的経験について記述していた。最後に,課題として介入で実施する授業と研究デザインを取り上げ,今後の展望について議論した。
キーワード 促進的援助 (facilitative assistance) 強み介入 (strengths intervention) 学級活動(2) (classroom activities (2)) 児童 (children) 計量テキスト分析 (quantitative text analysis)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2024-03-29
14巻
開始ページ 1
終了ページ 15
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66649
フルテキストURL oupc_020_009.pdf
著者 上地 雄一郎| 小川 紗有美|
抄録  幼児の親に対する「養育省察機能質問票」(PRFQ)18項目版の日本語版(PRFQJ)が開発された。原版がバック・トランスレーションを通して日本語に訳された。この日本語版に因子分析を行った結果,確信的省察,省察不全,省察的姿勢という3つの因子が抽出された。この3因子に負荷の高い項目から成る下位尺度のα係数は. 80以上であった。この過程で2つの項目がすべての因子に負荷が低いので削除された。この質問票の妥当性確認のために,自己および他者の内面への意識,育児自己効力感,アレキシサイミア傾向との関連を検討した。この質間票で査定される省察機能は育児自己効力感と関連していた。「省察的姿勢」は自己および他者の内面への意識と正の相関を示し,「省察不全」はアレキシサイミア傾向と正の相関を示した。しかし,さらに妥当性の検討を行う必要があると思われる。
キーワード 乳幼児の親 養育省察機能質問票(PRFQ) 日本語版 信頼性 妥当性
出版物タイトル 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要
発行日 2022-12-25
20巻
開始ページ 9
終了ページ 15
ISSN 2758-6138
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66631
フルテキストURL oupc_020_001.pdf
著者 上地 雄一郎|
抄録  本研究では,マインドフルネスを測定するために開発された「サザンプトン・マインドフルネス質問票Southampton Mindfulness Questionnaire:SMQ」の日本語版(SMQJ)を作成し,初段階の信頼性と妥当性の検討を行った。SMQJを構成する16項目のα係数はα=.73で,まずまずの信頼性が得られた。SMQJと日本語版MAASとの相関係数はr=.27と,有意ではあるが低く,これはMAASが測定する傾向とSMQJが測定するものとの相違による結果だと思われた。SMQJと,Galexで測定されるアレキシサイミアとの相関については,SMQJと「体感・感情の認識不全」がr=.30の有意な相関を示したが,「空想・省察の不全」とは無相関であった。また,SMQJの因子分析の結果,2因子が抽出されたが,この因子分析によってSMQJの項目の1つについて日本語訳を修正する必要性が示唆された。
キーワード サザンプトン・マイドフルネス質問票 日本語版 信頼性 妥当性
出版物タイトル 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要
発行日 2022-12-25
20巻
開始ページ 1
終了ページ 8
ISSN 2758-6138
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66627
フルテキストURL oupc_016_027.pdf
著者 藩 艶麗| 上地 雄一郎|
抄録 本研究では,メンタライジング能力を測定するために,対人葛藤場面についての「メンタライゼーション査定面接改訂版」 (Mentalization Assessment Interview-the Revised Version; MAI-R) を作成した。MAI-Rは高い内的整合性を有しており,2名の評定者の評定同士も高い相関を示した。また,MAI-Rの妥当性については,MAI-R総得点は,愛着回避とは低い負の相関を示した。そして,MCQ-30によって測定された「心配への注目」および「思考の制御」とは有意な正の相関を示した。共感との関連については,EESRで分類された共感の4タイプの間でMAI-Rの得点に有意差は認められなかった。つまり,MAI-Rは,高い内的整合性および評定者間信頼性を示したが,妥当性が充分に証明されたとは言えない。
キーワード メンタライジング能力 メンタライゼーション 対人葛藤
出版物タイトル 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要
発行日 2018-12-25
16巻
開始ページ 27
終了ページ 35
ISSN 2758-6138
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/66621
フルテキストURL oupc_014_037.pdf
著者 谷口 純代| 上地 雄一郎|
抄録 本研究では,抑うつに焦点を合わせたメタ認知を測定するためのメタ認知的自覚質問票を作成した。主成分分析の結果,先行研究である, Teasdale et al. (1995) のMetacognitive Awareness Questionnaire (MAQ) 同様,単主成分が抽出され,単主成分構造が妥当であると判断された。Cronbachのα係数を算出したところa=.72であった。また,各尺度間における相関係数を算出した結果,Metacognitive Questionnaire (MCQ) における「心配の制御不能性と危機に関するネガティブな信念」「心配についてのポジティブな信念」,「認知的自信の低さ」及び「思考制御の必要性」との間に正の相関,FFMQにおける「Nonjudging」と「Nonreacting」との間に負の相関がみられた。以上のことから,メタ認知的自覚質問票におけるある一定の信頼性及び妥当性が確認された。
キーワード メタ認知 メタ認知的自覚
出版物タイトル 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要
発行日 2016-12-25
14巻
開始ページ 37
終了ページ 46
ISSN 2185-5129
言語 日本語
論文のバージョン publisher
フルテキストURL K0006785_abstract_review.pdf K0006785_summary.pdf K0006785_fulltext.pdf
著者 廣瀬 一樹|
発行日 2023-03-24
資料タイプ 学位論文
学位授与番号 甲第6785号
学位授与年月日 2023-03-24
学位・専攻分野 博士(医学)
授与大学 岡山大学
言語 英語
著作権者 © 2022 by the authors.
フルテキストURL K0006701_abstract_review.pdf K0006701_fulltext.pdf K0006701_summary.pdf
著者 潘 禹|
発行日 2022-09-22
資料タイプ 学位論文
学位授与番号 甲第6701号
学位授与年月日 2022-09-22
学位・専攻分野 博士(医学)
授与大学 岡山大学
言語 英語
著作権者 Copyright Ⓒ 2022 by Okayama University Medical School
JaLCDOI 10.18926/bgeou/63920
タイトル(別表記) Psychological Safety in the Teachers’ Room: Investigation of Interpersonal Risks that Hinder Teachers’ Collaboration
フルテキストURL bgeou_180_017_026.pdf
著者 三沢 良| 鎌田 雅史|
抄録 本研究では,学校の教師を対象に心理的安全性とそれを阻害する対人関係リスク(率直な発言や意見表明に伴う不安)の実態を把握し,両者の関連について実証的に検討した。Web調査会社の登録モニタから公立学校の常勤教諭を抽出し,インターネットを通じた調査により783 名から有効回答が得られた(小学校338 名,中学校244 名,高等学校201 名)。相関分析により,心理的安全性と対人関係リスクの間には,予測通りの負の関連が確認された。詳細を吟味するために重回帰分析を行ったところ,「無知」「ネガティブ」「邪魔をする人」だと思われる不安が,心理的安全性を阻害することが示唆された。さらに学校種別の分析から,小学校では「邪魔をする人」だと思われる不安,中学校・高等学校では「ネガティブ」だと思われる不安が,心理的安全性を阻害する主要な対人関係リスクであることが示唆された。
キーワード 心理的安全性 教師 協働 対人関係リスク
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2022-08-26
180巻
開始ページ 17
終了ページ 26
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/63327
タイトル(別表記) An Analysis on the Correlation between TOEIC L&R Online Test and GTEC Test
フルテキストURL biess_6_008_019.pdf
著者 寺西 雅子| 大年 順子| 剣持 淑| 荻野 勝|
抄録 本研究では、TOEICL&R オンライン試験とGTECAcademic 2技能テストのスコアの相関分析を行った結果を考察し、加えて、岡山大学が独自に開発したCan-Doリストを用いたアンケート結果も報告する。2021年4月に、岡山大学入学者2258名が全学統一GTEC2技能テストを受験し、そのうち96名がTOEICL&Rオンライン試験を受験した。TOEICL&Rオンライン試験の総合得点とGTEC2技能テストの総合得点の相関分析では、中程度の相関が認められた。さらに、約2300名の大学入学時における英語レベルを経年比較に基づき考察すると、従来のTOEIC L&R試験(マークシート式)とTOEIC L&R オンライン試験では、TOEICL&Rオンライン試験のスコアが高めに出る傾向が確認された。コロナ禍において、オンライン試験の需要が高まる中、2020年4月から実施できるようになったTOEIC L&Rオンライン試験が、今後、大学生の英語力を測る新たな指標としての外部検定試験の候補となるかどうか検討することを目的として、GTECテストと比較しながら詳細に報告する。
キーワード TOEICオンライン試験 GTEC Can-Doリスト 自己評価
出版物タイトル 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要
発行日 2021-12-30
6巻
開始ページ 8
終了ページ 19
ISSN 2432-9665
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/63305
タイトル(別表記) How to think of junior high school students about “The Period for Integrated Studies” - Relationship between the fulfillment of school life and subject learning and the competencies acquired by taking “The Period for Integrated Studies” -
フルテキストURL cted_012_151.pdf
著者 髙旗 浩志|
抄録 本稿では「総合的な学習の時間」に対する中学生のとらえかたを学校社会学的視点から明らかにする。対象は中等教育学校前期課程の3年生である。同校では後期課程との接続を意識した六年一貫教育に取り組んでいる。7つのキー・コンピテンシーを設定し「課題研究(=総合的な学習(探究)の時間)」を柱とする教育課程を編成している。3年生は「自己の生き方」に関わる課題を自ら設定し,解決方法を工夫して取り組み,得られた成果を論文及びポスターにまとめ,発表することになっている。調査では学校生活の充実度や教科の授業への意欲及び授業内容の理解度を尋ねた。また,それらと「課題研究」のテーマ設定や計画の充実度,「課題研究」を通して「身についた」と感じる資質能力との関係を検討した。計画の充実度や設定したテーマの質と,学校生活への満足度や教科の授業に対する意欲及び授業内容の理解度との間には明確な相関が見られることが明らかとなった。
キーワード 総合的な学習の時間(The Period for Integrated Studies) 課題研究(探究学習)(“problem research”) 資質能力(competencies) 中等教育学校(Secondary School)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2022-03-30
12巻
開始ページ 151
終了ページ 164
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/63284
タイトル(別表記) A Study of Correlation Between Economic Development Efficiency and Logistics Development in Xinjiang China Based on the DEA-Malmquist Index
フルテキストURL scs_021_017.pdf
著者 薛 雨陽|
出版物タイトル 文化共生学研究
発行日 2022-03-18
21巻
開始ページ 17
終了ページ 35
ISSN 1880-9162
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2022 岡山大学大学院社会文化科学研究科
論文のバージョン publisher
フルテキストURL K0006436_abstract_review.pdf K0006436_fulltext.pdf
著者 依田 尚之|
発行日 2021-09-24
資料タイプ 学位論文
学位授与番号 甲第6436号
学位授与年月日 2021-09-24
学位・専攻分野 博士(医学)
授与大学 岡山大学
言語 英語
著作権者 © 2021 Elsevier GmbH.
フルテキストURL papyrus_027_11_20.pdf
著者 河瀬 敦帆|
抄録 日本の中学生・高校生は数学の力が国際的に高い水準にあるにもかかわらず現実世界との関連を充分理解しておらず、入学試験以外の面に数学を学ぶ意義や社会における数学との有用性をあまり感じていない生徒が多いといわれる(北澤・浜野,2000)。さらに、近年では、大学入試が「大学入試センター試験」から「大学入学共通テスト」に名前を変え、日常生活と結び付けた問題で知識を活用する能力や思考力を問うものが増えてきている。この様な近年の動向の中で、筆者は、数学的モデリングを教材として授業に取り入れることで、数学を用いた課題解決によって、生徒に数学を活用することの有用性や課題解決のぷろせすを感じさせる授業を提案する。今回提案する授業の教材は、「コンビニにおける在庫の仕入れ方」である。様々な状況のモデルに対して、いくつかの仕入れ方を検討していく。その上で、授業に適したモデルについても考察していく。
キーワード モデリング教材 在庫管理 自己相関係数
出版物タイトル 岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス
発行日 2021-03-12
27巻
開始ページ 11
終了ページ 20
ISSN 1341-3155
言語 日本語
論文のバージョン publisher
フルテキストURL K0006393_abstract_review.pdf K0006393_fulltext.pdf
著者 宮島 瑞樹|
発行日 2021-03-25
資料タイプ 学位論文
学位授与番号 甲第6393号
学位授与年月日 2021-03-25
学位・専攻分野 博士(理学)
授与大学 岡山大学
言語 日本語
JaLCDOI 10.18926/CTED/61566
タイトル(別表記) The Effects of Taking a Class on Knowledge about Sexual and Gender Minorities and Homophobia
フルテキストURL cted_011_075_088.pdf
著者 野田 夕月奈| 山田 剛史| 大守 伊織|
抄録 本研究の目的は,性的マイノリティへの関心やレディネスが備わっていない場合であっても授業を受けることにより性的マイノリティへの受容感や知識及び自身の知識に対する自信が変化するかどうかを明らかにすることである。方法は,教員志望の学生を対象に 100分の授業を実施した。調査項目は,性的マイノリティに関する知識量および正答確信度と同性愛者受容感尺度であった。結果は,授業を受けることで,有意に性的マイノリティに関する知識量が増え,同性愛者への受容感が高まることが分かった。しかし,受容感に対する授業の効果量は僅かであった。正答確信度に関しては,授業前は,誤った知識をもっている人ほど自分の知識に自信をもっていたが,授業後は,正しい知識を持っている人ほど自分の知識に自信を持っているという正の相関へ転じた。以上の結果から,性的マイノリティに対する受容感を高める効果的な授業の方法を模索していく必要があると考えられた。
キーワード 性的マイノリティ (sexual and gender minority) 性の多様性 (diversity of sexuality) 教育 (education)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2021-03-22
11巻
開始ページ 75
終了ページ 88
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/61564
タイトル(別表記) The Effects of Teachersʼ Beliefs on their Autonomous Learning Attitudes: Implications for Professional Growth.
フルテキストURL cted_011_043_057.pdf
著者 三沢 良| 鍋田 瑞希| 森安 史彦|
抄録 本研究は,教師のビリーフが自律的な学習姿勢に及ぼす影響について検討した。公立小学校の現職教員へ質問紙調査を行い,77 名から回答を得た。教師の自律的な学習姿勢については,既存尺度に基づき「同僚の経験の取り入れ」,「児童・保護者の視点の考慮」,「前向きな挑戦姿勢」,「自己省察」の 4 つの側面を測定した。教師のビリーフについては,因子分析により「学校教育の理想像」,「規律重視」,「権威志向」の 3 つの側面を表す因子を抽出した。相関分析の結果では,「学校教育の理想像」ビリーフが自律的な学習姿勢の各側面と正の関連を示した。また交互作用項を含む重回帰分析の結果,「学校教育の理想像」が学習姿勢に及ぼす効果は,「規律重視」ビリーフに調整されることが示された。すなわち,「規律重視」が高い場合にのみ,「学校教育の理想像」は学習姿勢を促進していた。得られた知見を基に,教師の職能成長に関する示唆を考察した。
キーワード 小学校教師 (elementary school teacher) ビリーフ (belief) 自律的学習 (autonomous learning) 職能成長 (professional growth)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2021-03-22
11巻
開始ページ 43
終了ページ 57
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター
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フルテキストURL K0006234_abstract_review.pdf K0006234_summary.pdf K0006234_fulltext.pdf
著者 森田 卓也|
発行日 2020-09-25
資料タイプ 学位論文
学位授与番号 甲第6234号
学位授与年月日 2020-09-25
学位・専攻分野 博士(医学)
授与大学 岡山大学
言語 英語
JaLCDOI 10.18926/okadaironkou/60700
フルテキストURL okadaironkou_7_41_56.pdf
著者 上村 敦之|
出版物タイトル 岡大国文論稿
発行日 1979-03-01
7号
開始ページ 41
終了ページ 56
ISSN 0386-3123
言語 日本語
論文のバージョン publisher