
検索結果 699 件
| JaLCDOI | 10.18926/CTED/66774 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | The Introduction and Effective Use of Individualized Education Program of Learning in Regular Class (LRC) in China |
| フルテキストURL | cted_014_087.pdf |
| 著者 | 胡 珏穎| 吉利 宗久| |
| 抄録 | 本研究では,随班就読における個別化教育計画の作成及び効果的な活用に向けた課題を明らかにし,改善策を提言することを目的とした。随班就読の担当経験のある小中学校の教員(5名)を対象にインタビュー調査を行った。M-GTA に基づく質的分析の結果,個別化教育計画の作成のための困難は,【随班就読政策に関する課題】【保護者との連携の課題】【個別化教育計画の作成における教員の実践的課題】に分類できた。これらの課題の改善のためには,随班就読に関する詳細で実質的な法律上の規定を整備し,障害のある児童生徒を受け入れた後の対応の仕組みを明確にする必要がある。また,個別化教育計画の認知度及び作成率を高め,作成に当たっての連携が重要になる。とくに,計画の作成にとどまらず,その活用法が重要であり,計画の有効性を評価する仕組みづくりが不可欠である。 |
| キーワード | 中華人民共和国 (People's Republic of China) 随班就読 (Learning in Regular Class (LRC)) 個別化教育計画 (Individualized Education Program) |
| 出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
| 発行日 | 2024-03-29 |
| 巻 | 14巻 |
| 開始ページ | 87 |
| 終了ページ | 101 |
| ISSN | 2186-1323 |
| 言語 | 日本語 |
| 著作権者 | Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/CTED/66768 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | A Preliminary Study of School-Based Strengths Intervention with Japanese elementary school students: Through Classroom Activity to Promote Awareness of Strengths |
| フルテキストURL | cted_014_001.pdf |
| 著者 | 伊住 継行| 戸田 朱音| 大倉 尚志| |
| 抄録 | 本研究の目的は,児童を対象とした強み介入の予備的検討のために実践した強みへの気付きを促す授業の効果について検討することである。対象者は小学6年生95名(男子50名,女子40名,不明5名)であった。本研究によって以下の3点が明らかになった。まず,生活充実感と被信頼感・受容感の事後の得点が有意に向上した。次に,自己の強みへの注目の変化量と被信頼感・受容感の変化量で有意な正の偏相関が確認された。さらに,強みへの注目が向上した児童と向上しなかった児童の学習の感想を計量テキスト分析で検証した。その結果,群ごとに有意な記述の偏りは確認されなかった。全体として,児童の多くはポジティブな感情に関する主観的経験について記述していた。最後に,課題として介入で実施する授業と研究デザインを取り上げ,今後の展望について議論した。 |
| キーワード | 促進的援助 (facilitative assistance) 強み介入 (strengths intervention) 学級活動(2) (classroom activities (2)) 児童 (children) 計量テキスト分析 (quantitative text analysis) |
| 出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
| 発行日 | 2024-03-29 |
| 巻 | 14巻 |
| 開始ページ | 1 |
| 終了ページ | 15 |
| ISSN | 2186-1323 |
| 言語 | 日本語 |
| 著作権者 | Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/66714 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | A Study on a Cooperation Procedure to Construct Whole and Annual Guidance Plans of Care and Education in a Nursery School for Children Aged Zero to Two |
| フルテキストURL | bgeou_185_133_146.pdf |
| 著者 | 横松 友義| |
| 抄録 | 0~2歳児対象保育施設において,カリキュラム・マネジメントの実現可能な,保育目標の明確化から保育の全体的な計画及び年間指導計画の作成までを一度に効率的に行うためには,次の事項を遂行する必要があるといえる。⑴園の保育実践に関する累積資料から保育の全体的な計画及び年間指導計画を作成する,⑵保育のねらい・内容に関する国の基準を実現できる見通しを得る,⑶不足している保育内容の内で当面着手する必要のある事柄を明確にする,⑷作成された全年間指導計画と当面着手する事柄を踏まえて,食育・保健・安全の年間計画を作成する,⑸教育基本法の観点から,明確化された保育目標を検討し,修正が必要な場合修正する。本研究では,これらの事項を遂行できる研究者の協働手順を,0~2歳児対象保育施設Aでのアクションリサーチを通して定式化している。 |
| キーワード | カリキュラム・マネジメント 0~2歳児対象保育施設 保育の全体的な計画 年間指導計画 研究者の協働手順 |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2024-02-22 |
| 巻 | 185巻 |
| 開始ページ | 133 |
| 終了ページ | 146 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/66712 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Basic Research on the Impact of Children’s Creativity on Society - Theoretical Organization of Issues Related to Children’s Creativity - |
| フルテキストURL | bgeou_185_115_121.pdf |
| 著者 | 松浦 藍| |
| 抄録 | 本研究の目的は,子どもの創造性と社会とを関連付ける活動を通して,大人が子どもの表現活動に対する新たな価値を獲得するよう促すことである。第一次研究にあたる本論では,子どもの創造性が社会に与える影響を考えるため理論的整理を行う。Csikszentmihalyiの示した創造性のシステムズモデルに基づいて言えば,「domain」や「field」に「person」である子どもの表現活動を組み込むためには大人の意図的な働きかけが必要であり,学習過程にも社会や文化との関係性を持たせる重要性を確認できた。また,学習過程と社会や文化とを繋げる方法として,佐伯胖の「文化的実践」を基底概念とした清田哲男らの「美術の学習過程の構造」の有効性を整理した上で,第二次研究で行う調査の検討を行った。 |
| キーワード | 美術教育 子どもの絵 表現活動 創造性 |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2024-02-22 |
| 巻 | 185巻 |
| 開始ページ | 115 |
| 終了ページ | 121 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/66710 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Study on the Development of Consumer Education Programs Aimed at Developing Independent Legal Decision-Making Skills: -Based on a Study of the Theory of Value Formation in Social Studies Education |
| フルテキストURL | bgeou_185_093_104.pdf |
| 著者 | 桑原 敏典| 宮本 あゆは| |
| 抄録 | 本研究は,学習者が法に基づいて主体的に判断し,自らが直面している消費者問題の解決に取り組むことができるようになることを目指した教育プログラムの開発・実践を目指したものである。その際に,社会科教育研究の価値観形成論の検討をふまえ,その原理を応用する。法教育として消費者教育を捉えた場合,それは,たんに個人の生活上の問題解決を目指すものにはとどまらない。権利と責任に対する認識に基づいて自立した市民として判断ができる力を育成するとともに,多様な考え方や生き方を尊重する社会を,法に基づいて作っていくことに参画できる市民を育てる教育として位置付けられることになる。開発したプログラムでは,人は誰でもそのような失敗をするものであるということを前提として,取り上げた事例において,なぜ失敗をしたのかを考えさせ,その人を取り巻く状況を把握させたうえで,その人の意図や動機を共感的に理解させることを目指した。 |
| キーワード | 法教育 消費者教育 法的判断力 社会科教育 価値観形成 |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2024-02-22 |
| 巻 | 185巻 |
| 開始ページ | 93 |
| 終了ページ | 104 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/66709 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Issues for Earthquake Disaster Prevention Awareness and Earthquake Disaster Prevention Education of Students Who Want to Become Childcare Workers |
| フルテキストURL | bgeou_185_083_091.pdf |
| 著者 | 馬場 訓子| 佐藤 大介| 髙橋 慧| |
| 抄録 | 保育者志望学生を対象に,保育における地震防災に関する意識や子どもへの地震防災教育の実践に関する課題等について質問紙調査を行った。その結果,実習経験の有無に関わらず,保育職に就く前に地震防災について理解しておく必要性について強く認識している傾向があることが分かった。また,実習経験の有無で差異が生じる意識もあることが確認できた。地震防災教育を実践する上での教育内容や自身の課題については,実習経験のない学生は,一般論的な内容で具体性に欠け,幅広い視点で防災教育を捉えていることが分かった。一方,実習経験のある学生は,保育現場の状況や子どもの発達過程を考慮した保育者としての視点や願いの表れた課題を持っている傾向があることが示唆された。 |
| キーワード | 保育者志望学生 地震防災 地震防災教育 課題 質問紙調査 |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2024-02-22 |
| 巻 | 185巻 |
| 開始ページ | 83 |
| 終了ページ | 91 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/66708 |
|---|---|
| タイトル(別表記) | Relationship between the Experience of Identity Swaying in Childcare Practice and Childcare Workers’ Efficacy |
| フルテキストURL | bgeou_185_073_082.pdf |
| 著者 | 西山 修| 若田 美香| 馬場 訓子| |
| 抄録 | This study aims to examine the relationship between childcare workers’ “experience of identity swaying” as described in their autobiographical memory and their occupation efficacy. First, the influence that stemmed from the experience of childcare workers’ swaying on their sense of efficacy is examined. The results showed that those who experienced identity swaying in their autobiographical memory had a remarkably higher sense of efficacy as childcare workers than those who didn’t. On the other hand, no difference was found in their sense of efficacy depending on the trigger of the identity swaying. The differences in childcare workers’ descriptions depending on the level of their sense of efficacy were then investigated the records of childcare workers with a high sense of occupation efficacy showed a higher level of ego involvement stays as a memory that can be utilized in the future. Closing the article, the authors examine future issues. |
| キーワード | Childcare Practice Identity Swaying Autobiographical Memory Childcare Workers’ Efficacy |
| 出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
| 発行日 | 2024-02-22 |
| 巻 | 185巻 |
| 開始ページ | 73 |
| 終了ページ | 82 |
| ISSN | 1883-2423 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/66632 |
|---|---|
| フルテキストURL | oupc_020_017.pdf |
| 著者 | 塚本 千秋| |
| 抄録 | 心理職を志す学生に精神医学を教えることは,自明なことのように思える。しかし,精神医学は世間の人が想像するほど安定した学問ではなく,またその実践としての精神科臨床も,定式化されているとは言えない。これを教育という視点で考えると,教える人間が「学問として流動的」「実践には疑問も多い」などと言えば,すでにこの領域に関心を持っている学生には有益かもしれないが,それほどでもない学生は不安を抱くだろう。「それなら,最低限たしかなことだけ教えればよい」と読者は思うだろうが,それができるなら苦労はしない。本稿では,これまで筆者が実践してきた講義の概要を紹介しながら,筆者の課題意識を検討する。 |
| キーワード | 心理職養成 臨床心理士 公認心理師 精神医学教育 |
| 出版物タイトル | 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要 |
| 発行日 | 2022-12-25 |
| 巻 | 20巻 |
| 開始ページ | 17 |
| 終了ページ | 21 |
| ISSN | 2758-6138 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/66625 |
|---|---|
| フルテキストURL | oupc_015_035.pdf |
| 著者 | 塚本 千秋| |
| キーワード | 不祥事対策 校内研修 グループワーク 事例検討会 架空事例 |
| 出版物タイトル | 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要 |
| 発行日 | 2017-12-25 |
| 巻 | 15巻 |
| 開始ページ | 35 |
| 終了ページ | 40 |
| ISSN | 2185-5129 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/66624 |
|---|---|
| フルテキストURL | oupc_015_015.pdf |
| 著者 | 原 範幸| |
| 抄録 | 今、学校ではすべての子どもを対象にした生徒指導の一次的支援の必要性が高まっているが、そのための教師の指導力は十分ではない。そこで、生徒指導の一次的支援の必要性を理解した教師を養成することを目指して、教職経験者である筆者が、グループワークや協議を多く取り入れて大学で生徒指導論の講義を行った。その結果、毎回の授業後の受講生の感想や、大学が行った授業評価、筆者が行った振り返りアンケートでは、教職経験者がグループワークや協議を取り入れた生徒指導論の講義を行うことは、受講生が生徒指導の一次的支援の必要性を学ぶことに一定の効果があることが示された。さらに、受講生は講義を受けることで「教師なる覚悟を持つ」「教師のロールモデルを学ぶ」「同僚性の大切さを学ぶ」「自分と向き合いながら教職を考える」ことが示唆された。 |
| キーワード | 生徒指導の一次的支援 グループワーク コミュニケーション能力 実践力 |
| 出版物タイトル | 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要 |
| 発行日 | 2017-12-25 |
| 巻 | 15巻 |
| 開始ページ | 15 |
| 終了ページ | 24 |
| ISSN | 2185-5129 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/66623 |
|---|---|
| フルテキストURL | oupc_015_009.pdf |
| 著者 | 井上 尚子| 橋口 朋枝| 東條 光彦| |
| 抄録 | 初任期教員における主観的疲労感の継時的変化を評価するため,採用1年目から2年目にかけ,小中学校教員173 名について3回の調査を行った。その結果、いずれの時期においても,長時間にわたる労働時間,短い時間が報告されるとともに, 一般労働者を高率で上回る疲労感が観察された。今後は,社会資源,個人内資源との関連について言及していくことが望まれた。 |
| キーワード | 初任期教員 主観的疲労感 継時変化 |
| 出版物タイトル | 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要 |
| 発行日 | 2017-12-25 |
| 巻 | 15巻 |
| 開始ページ | 9 |
| 終了ページ | 14 |
| ISSN | 2185-5129 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/66622 |
|---|---|
| フルテキストURL | oupc_014_047.pdf |
| 著者 | 塚本 千秋| |
| キーワード | 不祥事対策 猥褻行為 臨床倫理 倫理綱領 |
| 出版物タイトル | 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要 |
| 発行日 | 2016-12-25 |
| 巻 | 14巻 |
| 開始ページ | 47 |
| 終了ページ | 51 |
| ISSN | 2185-5129 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/66621 |
|---|---|
| フルテキストURL | oupc_014_037.pdf |
| 著者 | 谷口 純代| 上地 雄一郎| |
| 抄録 | 本研究では,抑うつに焦点を合わせたメタ認知を測定するためのメタ認知的自覚質問票を作成した。主成分分析の結果,先行研究である, Teasdale et al. (1995) のMetacognitive Awareness Questionnaire (MAQ) 同様,単主成分が抽出され,単主成分構造が妥当であると判断された。Cronbachのα係数を算出したところa=.72であった。また,各尺度間における相関係数を算出した結果,Metacognitive Questionnaire (MCQ) における「心配の制御不能性と危機に関するネガティブな信念」「心配についてのポジティブな信念」,「認知的自信の低さ」及び「思考制御の必要性」との間に正の相関,FFMQにおける「Nonjudging」と「Nonreacting」との間に負の相関がみられた。以上のことから,メタ認知的自覚質問票におけるある一定の信頼性及び妥当性が確認された。 |
| キーワード | メタ認知 メタ認知的自覚 |
| 出版物タイトル | 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要 |
| 発行日 | 2016-12-25 |
| 巻 | 14巻 |
| 開始ページ | 37 |
| 終了ページ | 46 |
| ISSN | 2185-5129 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/66620 |
|---|---|
| フルテキストURL | oupc_014_021.pdf |
| 著者 | 神崎 あかね| 東條 光彦| |
| 抄録 | ストレス反応は,個人の抵抗資源によって発現の程度が異なる。本研究では,対人場面におけるメタ認知能力と生来的傾向とも言える楽観性-悲観性を媒介するモデルを想定し,ストレス反応への影響を検討した。その結果,ストレス反応、とりわけ情動反応に至る過程で,ストレス反応が低い個人においてより対人的メタ認知による影響性が強いことが示された。 |
| キーワード | 対人的メタ認知 楽観性 悲観性 ストレス反応 |
| 出版物タイトル | 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要 |
| 発行日 | 2016-12-25 |
| 巻 | 14巻 |
| 開始ページ | 21 |
| 終了ページ | 25 |
| ISSN | 2185-5129 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/66619 |
|---|---|
| フルテキストURL | oupc_014_013.pdf |
| 著者 | 原 範幸| |
| 抄録 | 学力向上と不登校の減少のために、コミュニケーション活動、協同学習、SEL(社会性と情動の学習)、ピア・サポート、品格教育に段階的に取り組み、標準学力検査、不登校出現率、生徒へのアンケート、生徒へのインタビュー、教師の観察で成果を確かめ、課題の改善が見られた。特に生徒の実態に合わせて工夫したコミュニケーション活動を継続的して行ったことは、取組全体の成果をあげることに効果があったことが示唆された。また、各取組を担当するミドルリーダーが先行実践をそのまま取り入れるのではなく、学校の状況に応じて工夫した内容にしたこともこれらの取組が効果をあげることが出来た要因の一つであろう。さらに、エ夫したことにより担当者が当事者意識を持って取り組んだことも効果を上げることにつながったように思われる。 |
| キーワード | コミュニケーション活動 協同学習 SEL 工夫した内容 |
| 出版物タイトル | 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要 |
| 発行日 | 2016-12-25 |
| 巻 | 14巻 |
| 開始ページ | 13 |
| 終了ページ | 19 |
| ISSN | 2185-5129 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/66618 |
|---|---|
| フルテキストURL | oupc_013_031.pdf |
| 著者 | 塚本 千秋| |
| 抄録 | 日本精神神経学会が発行する精神神経学雑誌の特集論文やシンポジウムのタイトルを振り返り,ここ20年の精神科医の関心の動きを概観した。また同誌の昨年の特集論文の中から,心理臨床家の実践にも関係が深い論文を2本紹介した。全体として,精神科医が関与する人々(必ずしも患者でないものも含まれる)が広がっており,これまで薬物療法に偏ってきた実践に反省が生まれ,精神科医なら少なくとも常識的な精神療法(治療のマネージメントに主眼をおくもの)を身につけることが要求されるようになった,という流れがある。 |
| 出版物タイトル | 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要 |
| 発行日 | 2015-12-25 |
| 巻 | 13巻 |
| 開始ページ | 31 |
| 終了ページ | 36 |
| ISSN | 2185-5129 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/66617 |
|---|---|
| フルテキストURL | oupc_013_023.pdf |
| 著者 | 嶋本 恵| 西村 大樹| 東條 光彦| |
| 抄録 | 不登校の背景にある登校回避感情は,自尊感情の低さや友人関係上の問題,学業の問題など,抑うつ症状を示す児童と類似した心理的特徴を持つ。そこで本研究では,西日本の公立小学校の4~6年生344名を対象に,Beckら (1979) の抑うつ認知モデルにより児童の登校回避感情説明することで,登校回避感情がどのような過程で生起するか検討した。その結果,登校回避感情の生起には,非機能的態度をもつ者がストレスフルな出来事を経験したとき,ネガティブな自動思考とポジティプな自動思考のいわばバランスの崩れが影響していることが明らかとなった。今後は,児童の抑うつ生成過程における素因ストレスモデルと,本研究で作成されたモデルを明確に比較論じるためには,今後登校回避感情生起過程におけるストレス要因を考慮したモデルとの対照検討が必要であると考えられた。 |
| キーワード | 登校回避感情 抑うつ認知モデル 児童 |
| 出版物タイトル | 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要 |
| 発行日 | 2015-12-25 |
| 巻 | 13巻 |
| 開始ページ | 23 |
| 終了ページ | 29 |
| ISSN | 2185-5129 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/66616 |
|---|---|
| フルテキストURL | oupc_013_013.pdf |
| 著者 | 上地 雄一郎| 牧野 史奈| 山下 明子| 神谷 真由美| |
| 抄録 | 青年・成人の愛着を測定するわが国の質問紙尺度には,大別して,(1) 安定型,回避型,アンビヴァレント型の愛着を測定する尺度,および,(2)(見捨てられ)不安と(親密性)回避を軸として4つの傾向に分ける尺度が存在する。しかし,(1) の3類型尺度には,Bowlby-Ainsworthによる愛着の定義とかけ離れた項目がみられ,(2) の4類型尺度については,不安と回避を軸にして4つの傾向を分ける視点が適切かどうか疑問が残る。本研究では,Bowlby-Ainsworthモデルにおける愛着の定義にできるだけ忠実に項目を作成し,安定型,回避型,アンビヴァレント型の愛着パターンを測定する青年・成人用の尺度を作成し,信頼性と妥当性の検討を行った。作成された「愛着パターン尺度」の因子的妥当性およびα係数は高く,「甘え」および「孤独感」との関連から,ある程度の妥当性が確認された。 |
| キーワード | 愛着 質問紙尺度 愛着パターン尺度 |
| 出版物タイトル | 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要 |
| 発行日 | 2015-12-25 |
| 巻 | 13巻 |
| 開始ページ | 13 |
| 終了ページ | 22 |
| ISSN | 2185-5129 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/66615 |
|---|---|
| フルテキストURL | oupc_012_061.pdf |
| 著者 | 山本 力| |
| 抄録 | 岡大方式のケースカンフアレンスで用いる事例報告の書き方の要領を示すことが本稿の主な狙いである。その前提として,「事例」とは何かを再確認し,事例の検討範囲,ないしは分析の単位についても言及した。ケースカンファレンスには査定のカンファ(インテーク会議),途中経過を検討する定例カンファ,終結事例や中断事例を総括するカンファの3種がある。そのカンファの目的に応じて,報告のレジュメも書き分けられる必要がある。最後にスーパービジョンの多様な形態について触れ,そこでの事例報告の仕方にも簡単に論究した。 |
| キーワード | 二人称の事例報告 ケースカンファレンス レジュメ作成 面接の舞台 物語る |
| 出版物タイトル | 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要 |
| 発行日 | 2013-12-25 |
| 巻 | 12巻 |
| 開始ページ | 61 |
| 終了ページ | 68 |
| ISSN | 2185-5129 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |
| JaLCDOI | 10.18926/66614 |
|---|---|
| フルテキストURL | oupc_012_043.pdf |
| 著者 | 山縣 成美| 東條 光彦| |
| 抄録 | 本研究の目的は,主として対人関係認知スタイルと潜在的不登校の関係を明らかにし,その学校生活意識の特徴を把握することであった。1,129名(1年生男女186名,181名,2年生男女172名,199名,3年生男女151名,177名)の登校している中学生に対し,対人関係認知,自己肯定感,学校生活調査を実施したところ,他者を否定的に認知し,かつ他者の自分に対する思いも否定的であると認知している個人は,①学校嫌い意識を持ち,②新学期の始まる日や月曜日には学校へ行きたくないと思っており,早退をすることが多い。③学校行事,体育が嫌いであり,④学校で打ち込んでいるものはない,という学校生活意識を有していることが明らかとなった。 |
| 出版物タイトル | 心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要 |
| 発行日 | 2013-12-25 |
| 巻 | 12巻 |
| 開始ページ | 43 |
| 終了ページ | 48 |
| ISSN | 2185-5129 |
| 言語 | 日本語 |
| 論文のバージョン | publisher |