検索結果 687 件
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/63922 |
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タイトル(別表記) | Development of Discussion Instruction with Inevitable Use of ICT in Japanese Language Studies at High School: Setting up a “Non-private Relationship” Place Through Connections Between Different Schools |
フルテキストURL | bgeou_180_039_047.pdf |
著者 | 池田 匡史| 三樹 亮太| 里村 啓| |
抄録 | 国語教育学研究における話し合い指導は,現実的な制約から教室内の関係の中で展開されるものにとどまっていた。その結果,公的な関係での話し合いの場が設定されにくい現状にあった。しかしながら,ICTの活用を通して学校間を繋ぐことによって,関係性の築き上げられていない関係での話し合いの場の設定が可能になる。そこで,ICTの活用による文字化資料の作成の効率化などの利点も取り入れながら,実際に県を跨いで高等学校間を接続し,話し合いを行うとともに,その話し合いの対象化を行う実践を開発,展開した。結果,学習者は学校間の接続に肯定的な評価を示すとともに,方法知の獲得の土台となるであろう認識を獲得したことを明らかにした。 |
キーワード | 話し合い 文字化資料 学校間交流 ICTの活用 公的な関係性 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2022-08-26 |
巻 | 180巻 |
開始ページ | 39 |
終了ページ | 47 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/63360 |
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フルテキストURL | biess_6_218_227.pdf |
著者 | 中山 芳一| 德留 宏紀| |
抄録 | 教科学習において生徒たちの非認知能力の向上を目的とした実践を行い、その形成過程の実証を試みた。本稿では理科教育実践に焦点を当てて、授業動画や選択式レベル別演習プリントによる個人の学習選択を基軸とした自立型学習に加えて子どもたちが教師役となることで他者との協働型学習も導入した学習形態で取り組んでいる。この学習形態は、生徒たちの非認知能力を向上させていくために必要となるメタ認知の促進が意図されている。そのため、毎時の授業では非認知能力の行動指標を基に、学びの行動レベルを自らで設定し学習を進めていくこととした。その際、学習時における動機づけ、向上させたい非認知能力に対する意識づけを行い、学習後のリフレクションを継続的に行った。この自立・協働型学習及び継続的なリフレクションによって生徒たちの非認知能力の向上が見られた。 |
キーワード | 非認知能力 メタ認知 自立・協働型学習 リフレクション |
出版物タイトル | 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要 |
発行日 | 2021-12-30 |
巻 | 6巻 |
開始ページ | 218 |
終了ページ | 227 |
ISSN | 2432-9665 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/63359 |
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タイトル(別表記) | Issues and improvements in new first-year students’ online classes under COVID-19 pandemic: A report on "Introduction to Okayama University", a university-wide guidance course |
フルテキストURL | biess_6_206_217_v2.pdf |
著者 | 宇塚 万里子| 稲森 岳央| |
抄録 | 新型コロナウィルス感染症の影響を受け、新入生対象の必須科目「岡山大学入門講座」は、2020年度および2021年度ともにオンラインでの実施となった。本研究では、2020年度の経験から明らかになった課題をもとに、どのような改善策が効果的なのかを明らかにすることを試みた。学生側の主な課題は、①タイムマネジメントカの弱さ、②オンラインによる孤独感、③IT リテラシーの低さであった。これらに対応するため、2021年度は①週ごとに課題提出日を指定、②対面(ライブ)授業の導入、③より分かりやすいMoodleページの作成を行った。また、双方向感を強くするために、課題に対する早いフィードバック、学修が遅れている学生へのリマインド、素早い質間対応等を行った。その結果、授業評価アンケートの満足度が向上が見られた。 |
キーワード | オンライン授業 学習態度 授業評価 満足度 学生支援 |
出版物タイトル | 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要 |
発行日 | 2021-12-30 |
巻 | 6巻 |
開始ページ | 206 |
終了ページ | 217 |
ISSN | 2432-9665 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/63332 |
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タイトル(別表記) | A Practice and Perspective of Student-Initiated Lectures by “Okayama University SDGs Ambassadors” |
フルテキストURL | biess_6_087_100.pdf |
著者 | 吉川 幸| |
抄録 | 岡山大学では学生発案型授業を2003年度から実施している。本稿では、「岡山大学SDGsアンバサダー」発足後の2020年度に新たに取り組むこととなった学生発案型授業の実践について、開講の経緯、科目の概要、授業企画から実施までのプロセスを報告し、学生発案型授業の課題と展望について考察する。授業の発案者は「岡山大学SDGsアンバサダー」に登録した学生10名である。担当部署の職員の支援を受けて企画に着手し、教員を選定し、教員とともに授業企画を行った。本稿は、選定された教員の視点から学生発案型授業の実践状況を報告するものである。また、過去の学生発案型授業で指摘された課題の視点を継承し、学生発案型授業の認知促進のエ夫、発案者である学生と教員の役割分担、継続的な科目運営のためのエ夫について考察する。 |
出版物タイトル | 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要 |
発行日 | 2021-12-30 |
巻 | 6巻 |
開始ページ | 87 |
終了ページ | 100 |
ISSN | 2432-9665 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63322 |
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タイトル(別表記) | Research Trends and Issues Related to Prevention of Infectious Diseases in Early Childhood |
フルテキストURL | cted_012_403.pdf |
著者 | 馬場 訓子| 梅本 菜央| 小林 優香| 横田 咲樹| 髙橋 敏之| |
抄録 | 本論は,幼児期の健康教育の中でも感染症予防に焦点を当て,近年の研究の動向について,「保育施設における取組みに関する研究」「幼児が実践する感染予防に関する研究」「感染症予防に関する保育者の意識に関する研究」「保育施設と関係機関との連携に関する研究」「保育者養成校における感染症予防教育に関する研究」に分類し考察したものである。幼児を対象とした感染症予防に関する研究成果は,小児保健分野における研究成果が多く,保育実践を対象とした研究は,手洗いに関する論考が散見されるものの,具体的な教育内容や指導法等の実践に直結した研究は未だ進んでいない。感染症対策が強く求められる中で,今後,保育現場の実情に即した様々な観点からの研究の推進が望まれる。 |
キーワード | 幼児期(early childhood) 感染症予防(prevention of infectious diseases (PID)) 健康教育(heath education) 手洗い(handwashing) 保育(childcare) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 403 |
終了ページ | 416 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63319 |
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タイトル(別表記) | A Study of Online Practice Teaching in a Japanese Teacher Training Course: Developing Pedagogical Knowledge and Competence Required in Japanese Teaching |
フルテキストURL | cted_012_359.pdf |
著者 | 末繁 美和| |
抄録 | 本稿は,日本語教育副専攻コースにおいて,日本語教師に求められる資質・能力を養うことを目的とし行ったオンラインによる教育実習の実践報告である。オンライン実習において,1)実習生がどのような気づきや学びを得たか,2)問題点や改善すべき課題は何か,の2 点について考察するため,実習生の振り返りレポートをKJ 法を用いて分析した。その結果,①授業・教材作りに関する技術,②状況・相手に応じたやり取りの技術,③学習者の視点・背景の理解,④言語教育者としての態度,⑤精神面のセルフコントロールの5つのカテゴリーに関する気づき・学びならびに実施上の問題が観察されることが分かった。 |
キーワード | 日本語教育副専攻コース(Japanese teacher training course) 教育実習(practice teaching) オンライン(online) 振り返りレポート(reflective reports) 気づきと学び(awareness and learning) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 359 |
終了ページ | 373 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63317 |
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タイトル(別表記) | Practical report of “Technical subject Teaching Methodology (Advanced I, Advanced II)” in Reiwa 3 |
フルテキストURL | cted_012_329.pdf |
著者 | 小林 清太郎| 赤木 恭吾| |
抄録 | 「工業科教育法(応用Ⅰ,応用Ⅱ)」は令和3年度に初めて受講生があり,2名の教員で授業を行った。この授業では,学生に教科指導力を身に付けさせるとともに,幅広く工業に関する知識を養うことを目的としている。このため,「何ができるようになるのか」「何を学ぶのか」「どのように学ぶのか」「一人一人の発達をどのように支援するのか」「何が身に付いたのか」「実施するために何が必要か」の6つの観点で,授業をつくり上げる力の育成を目指した。実践報告を通じて成果と課題を明確にし,改善を図ることで来年度以降の授業の充実に繋げたい。 |
キーワード | 何ができるようになるのか(What you will be able to do) 何を学ぶのか(what you will learn) どのように学ぶのか(how you will learn) 一人一人の発達をどのように支援するのか(how you will support the development of each student) 何が身に付いたのか(what you have learned) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 329 |
終了ページ | 341 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63316 |
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タイトル(別表記) | The Specific Practice of School Based Curriculum Development - Organizational Practice of Japanese language learning through the Interpretation of the School Educational Aims - |
フルテキストURL | cted_012_317.pdf |
著者 | 稲本 多加志| 宮本 浩治| |
抄録 | 本研究の目的は,学校カリキュラムの開発において,「目指す子ども像」の共有と,その姿の実現に向けた取り組みの具体的な展開,実践の詳細を検討することにある。具体的には,カリキュラム開発に携わるリーダーシップと意思決定のあり方,そしてそれが機能した(機能しつつある)開発の過程についての事例として,岡山大学教育学部附属小学校国語部の取り組みを検討した。検討を通じて明らかになったことは,「目指す子ども像」をもとに授業自体を解釈し直し,授業の意味を探ることを通じて,授業者自身にも「目指す子ども像」を具現化した授業がイメージできるようになり,学校全体を通じた組織的な取り組みとなる可能性があるということである。さらに,こうした取り組みを行う中で,実践的リーダーは,解釈のモデルを示したり,やりとりをする中で別の解釈を引き出したりすることや,解釈自体を修正したりすることが重要となることが明らかになった。 |
キーワード | カリキュラム開発(Curriculum Development) 「目指す子ども像」の共有と解釈(Sharing and Interpreting the Appearance of Children Trying to Raise) リーダーシップ(Leadership) 組織開発(Organizational Development) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 317 |
終了ページ | 327 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63315 |
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タイトル(別表記) | A study of teachers’ sensitizing reflection |
フルテキストURL | cted_012_301.pdf |
著者 | 谷本 竜一| 酒向 治子| |
抄録 | 教師教育研究における近年の課題として,「教師の指導技術を担保している思考過程を解明する。」「理論と実践の課題を解消する。」という二つが挙げられる。本研究では,これらを解決する糸口として,「感性」と「行為の中の省察」に着目した。理論と実践の両面から,「教師の感性的な省察力」について,質的に考察することを目的とし,「感性」の論点を整理するための文献研究と教師の省察力を観る実験を行った。本研究で得られた知見として,以下の3点が示唆された。①教師に求められる「感性」の働きには,非言語情報の認識と,その認識を元にした想像(イメージ)力の二つが重要であり,この二つには関連がある。②教師の「感性的な省察力」は段階を追った構造として捉えるものではなく,なだらかなスペクトラム(連続体)上で捉えられるべきものである。③「感性」は理性と二項対立的な概念でなく,一体化したものとして捉えられるべきものである。 |
キーワード | 感性(sensitizing reflection) 省察(reflection) 教師教育(teacher education) 体育科教育(physical education) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 301 |
終了ページ | 315 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63314 |
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タイトル(別表記) | Identifying Key Points to Consider in the Implementation of Programming Education for Students with Intellectual Disabilities |
フルテキストURL | cted_012_287.pdf |
著者 | 谷藤 隆行| 宮﨑 善郎| |
抄録 | 知的障害のある児童生徒に対する指導内容としての妥当性の検証と実施上の留意点を得ることを目的として,知的障害特別支援学校において6名を対象にプログラミングロボットを使用し,「進む方向や進む距離を正しく表現できる」をねらいとして授業実践を行った。アンプラグド学習を組み合わせた指導を実施し,その結果,個人差はあるものの全員前後左右の理解が促進された。また,プログラミング的思考の評価は,小学校や保育等の評価基準に関する先行研究を参考にして作成した「プログラミング的思考段階表(試案)」から目標を設定し,評価を行った。評価の結果,プログラミング的思考の育成にも実践の効果が示唆された。以上のことから,知的障害教育における実施上の留意点として「目標設定」「指導計画の作成」「指導・支援」「評価」の4つに整理することができた。今後は段階表や留意点の内容や活用方法,有用性についてさらに検証が必要である。 |
キーワード | プログラミング教育(Programming Education) 知的障害教育(Intellectual Disability Education) 前後左右の理解(Understanding Front Back Left Right) プログラミング的思考段階表(Programming Thinking Stage Table) プログラミングロボット(Programming Robot) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 287 |
終了ページ | 299 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63310 |
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タイトル(別表記) | An Examination of the Teachers’ Cognitive Dimensions for Teacher-Student Relationships -Through a Case Study of Three Junior High School Teachers- |
フルテキストURL | cted_012_227.pdf |
著者 | 飯田 都| |
抄録 | 教師の認知次元が,生徒との関係性や生徒の学級適応感にどのように影響しているのか,各認知次元ごとにその意味合いを確認することを目的とし,3学級の生徒と担任教師を対象として検討を行った。すべての認知次元が生徒の学級適応感や生徒との関係性に対し等しく影響力を持つわけではなく,特定の認知次元がキーとなっていることが示された。また,先行研究から示されているように,生徒認知次元の数が少ないと,1つの次元にいくつもの意味合いや働きが凝縮されるのに対し,3つ以上の認知次元を持つ場合には,各次元の役割は分化し,評価的意味合いを帯びない中立的で特徴記述的な次元も生まれることが確認された。中学校教師の生徒認知次元は小学校教師に比べ,より個性的で独自性の強い視点となっている可能性が示唆され,中学校以降の教師の生徒認知次元に関わる知見の拡大と,その実践的活用の可能性についての検討を進める必要性が示された。 |
キーワード | 教師用RCRT(RCRT for teachers) 学級適応(school adjustment) Person-Environment fit(Person-Environment Fit) 生徒認知(perception for students) 教師-生徒関係(teacher-student relationships) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 227 |
終了ページ | 241 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63308 |
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タイトル(別表記) | Research on the Effects of Nursery Teacher Training for Freshman on Practice Teachers’ Changes in the Image of Children and Practical Childcare Skills Subtitle: Their Pre-School-Teacher Efficacy Before Practice Teaching |
フルテキストURL | cted_012_197.pdf |
著者 | 三島 知剛| 山田 洋平| |
抄録 | 本研究の目的は,1 年次における保育実習前後の実習生の子どもイメージ並びに保育実践力の変容について,実習前の保育者効力感に着目しつつ検討することであった。そのため保育実習に参加した実習生を対象に調査を行い最終的に36 名を分析対象とした。主な結果として,(1)子どもイメージについて,実習前の保育者効力感が低かった実習生は実習後に「自己中心性・二面性」「創造性」「悲観的・不信」の3 因子の得点が実習後に高くなること,(2)保育実践力について,3 因子とも実習前の保育者効力感の高低に関わらず実習後に得点が高くなることなどが示された。 |
キーワード | 1 年次保育実習(nursery teacher training for freshman) 実習生(practice teacher) 子どもイメージ(image of children) 保育実践力(practical childcare skills) 保育者効力感(pre-school-teacher efficacy) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 197 |
終了ページ | 209 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63302 |
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タイトル(別表記) | Practical Research on “Time for Comprehensive Learning” for Building Relationships -Examination from Collaborative Learning in the Revised Course of Study- |
フルテキストURL | cted_012_119.pdf |
著者 | 作田 澄泰| 中山 芳一| |
抄録 | 改訂学習指導要領(平成29年)を経て,これまでの総合的な学習の時間とは異なり,より一層,「自己の生き方」「人間関係形成」及び,「探究的な見方・考え方」について重視された内容となっている。本稿では,筆者(作田)の初等教育実践事例をもとにし,総合的な学習の時間の目指す意義を探ると共に,総合的・横断的な視点から検討し,持続可能な未来社会にわたり,必要となる資質能力について明らかとした。また,人間関係形成の構築に向け,これからの総合的な学習の時間の果たす役割について理論及び,実践的考察を行い,今後に必要な総合的な学習の時間における課題と展望について示唆した。なお,ESDに掲げる今日的教育課題から,総合的な学習の時間における意義と効果及び,役割について多面的な側面から考察し,「真正な学び」に向けた自己の生き方を考えることのできる,「真の生きる力」に関する教育原理について明らかとした。 |
キーワード | 協働的学び(Collaborative learning) 課題発見と課題解決(Problem finding and problem solving) 人間関係形成(Relationship formation) 真正な学び(Authentic learning) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 119 |
終了ページ | 133 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/63248 |
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タイトル(別表記) | High School Japanese Language Class Aimed at Developing the Power of Words That Can Be “Critics” |
フルテキストURL | bgeou_179_137_156.pdf |
著者 | 槇野 滋子| |
抄録 | 本稿は,令和2年度岡山県立総社高等学校家政科1年生を対象とする「国語総合」の授業の実践報告である。稿者は,現在の高等学校国語科の課題克服に向けた指導者の姿勢は「教材への依存度の高さからの脱却」「生徒を真の意味で「主体的な学び」に誘う学習活動の実践」であるとの私見を持っており,本稿では私見にもとづく姿勢で行った1年間の授業について,その概要と教科書所収の文章を「依存から脱出」して教材文として用いた単元の内容を報告した。コロナ禍の影響や評価の面での現場の実態との乖離,稿者の授業作りの「甘さ」等により,成果以上に課題も多く見出せたものの,私見の方向性に間違いがないことが実感できた。 |
キーワード | 「批評者」たり得る言葉の力 「教材への依存度の高さ」からの脱却 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2022-02-24 |
巻 | 179巻 |
開始ページ | 137 |
終了ページ | 156 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/63245 |
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タイトル(別表記) | Examination of Lesson Contents of “Principles of Physical Education” |
フルテキストURL | bgeou_179_113_119.pdf |
著者 | 髙橋 徹| 森田 啓| 松宮 智生| |
抄録 | 本稿の目的は,教職課程関連科目の一つである「体育原理」で取り扱う授業内容について検討することである。結論として,体育原理で取り扱う授業内容については,「PPEのような研究成果と実践とを橋渡しするための内容」,「体育の本質を追求し,『体育とは何か?』を伝え・考えるための内容」,「より良い体育・スポーツの世界を創造していくために必要になると考えられる批判的思考を育成するための内容」,「体育原理,および体育哲学という研究分野それ自体の理解を深めるための内容」,以上4点にまとめられる。なお,本稿での議論は各大学で開講されている授業の内容を全て一律にすべきという主張ではない。上記の4点についても,授業内容を限定してしまう「枠」の設定ではなく,授業における学修内容としての「軸」の提示を意図しており,将来に向けた拡張と選択の可能性に開かれたものである。 |
キーワード | 体育原理 体育哲学 Principles of physical education 授業内容 学修内容 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2022-02-24 |
巻 | 179巻 |
開始ページ | 113 |
終了ページ | 119 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/63244 |
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タイトル(別表記) | Division of Life, Health, and Sports Education, Graduate School of Education, Okayama University |
フルテキストURL | bgeou_179_105_112.pdf |
著者 | 佐藤 園| 河田 哲典| 李 璟媛| 関川 華| 篠原 陽子| |
抄録 | 教員養成では,教育実践を核に据えた「教科教育と教科専門を架橋する研究領域」の確立が課題となってきた。岡山大学教育学部では「実地教育を核としたコア・カリキュラム」と「教科内容構成力育成」のための授業科目の連携・統合の取組を行ってきた。本報告では,家政教育講座で教科教育と教科内容の統合を目指して構築・実践してきた初等家庭科授業研究と内容研究の平成26年度~平成30年度の「教科内容構成力」の育成を検討した。その結果,受講生は「教科内容構成力は高まった」と評価していたが,平成28年度以降教員志望度の低い学生が増え,平成28・30年度では,教員志望度の高い学生との自己評価得点が有意に低いことが明らかになった。 |
キーワード | 教科内容構成力 小学校教員養成 教科教育と教科内容の統合 家庭科 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2022-02-24 |
巻 | 179巻 |
開始ページ | 105 |
終了ページ | 112 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/63243 |
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タイトル(別表記) | A Study on the Practical Skill Experience of Gymnastics in School Physical Education for Teacher-Training Students: A Case of 122 Students in a Gymnastics Class |
フルテキストURL | bgeou_179_095_104.pdf |
著者 | 後藤 大輔| 加賀 勝| |
抄録 | 本研究では,教員養成段階における器械運動の授業を履修した学生122 名を対象に調査を行い,学校体育における器械運動の実技経験について明らかにすることを目的とした。その結果,学校体育での器械運動の実技経験が明らかになり,小学校では対象者の9割以上がすべての種目で実技経験を有していたが,校種が上がっていくにつれて低下が見られ,高等学校においては鉄棒運動と跳び箱運動の実技経験を持つ者が極めて少ない傾向にあった。また,技の実技経験では,マット運動ではほん転技群の発展技,鉄棒運動では上がり技と支持回転技の発展技と下り技,跳び箱運動では切り返し系と回転系の発展技について,実技経験を持つ者が少ない傾向にあった。本研究結果をもとに授業内容について検討を行い,教員養成段階における器械運動の指導改善につなげていくことが重要であると示唆された。 |
キーワード | 器械運動 運動経験 学校体育 教員養成 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2022-02-24 |
巻 | 179巻 |
開始ページ | 95 |
終了ページ | 104 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/63239 |
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タイトル(別表記) | A Study on Principles and Methods of Citizenship Education in Elementary School Social Studies: Through the Development of a Teaching Plan Dealing with the Protection and Inheritance of the Traditions and Culture of Local Communities |
フルテキストURL | bgeou_179_055_064.pdf |
著者 | 桑原 敏典| 山田 凪紗| |
抄録 | 本研究は,主権者育成を目指した小学校社会科の原理と方法を解明し,単元開発を通してそれを具体的に提案しようとするものである。18 歳に選挙権年齢が引き下げられて以降,主権者教育が注目されるようになったが,一般的には主権者教育は中等教育段階のものと考えられ,小学校における取組事例は多くはない。しかし,主権者教育は選挙の際の投票行動を促すことを目標とするものではない。主権者として必要な社会認識を形成し,主権者として必要な政治的判断力を養うとともに,主権者としての自覚や態度,さらには主権者として行動するためのスキルを身に着けさせるものである。それらは,初等教育段階から体系的・継続的に育成する必要がある。本研究では,主権者教育の原理に関する先行研究や,小学校主権者教育のために開発された実践等の分析を通して,小学校主権者教育の原理と方法を解明し,社会科の学習として位置づけられる単元の開発を通してそれらを具体的に提案するものである。 |
キーワード | 主権者教育 小学校社会科 単元開発 伝統や文化 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2022-02-24 |
巻 | 179巻 |
開始ページ | 55 |
終了ページ | 64 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/63236 |
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タイトル(別表記) | Notes on Studies about Figure Recognition and Spatial Representation of Children with Visual Impairment Ⅱ |
フルテキストURL | bgeou_179_027_035.pdf |
著者 | 宮﨑 善郎| |
抄録 | 本研究では,盲児を対象とした3次元の立体の2次元的表現の理解を促す指導方法の開発に関して示唆を得るため,視覚障害児の図形認知と空間表象に関連する研究領域の中から,指導方法や教材の開発,指導実践等に関する近年の研究7本を抽出し,整理概観を試みた。その結果,盲児の図形認知や空間表象の理解を促す指導にあたっては,盲児が能動的に外界を探索し,実際に触って確かめることのできる容易に作成可能な教材を活用して操作活動を保障し,図形や空間に関する概念形成をはかることの重要性が示唆された。今後の課題として,立体図形の認知や空間表象に関する指導実践の記録を整理していくとともに,宮﨑(2001)のトンネル法による「核になる経験」を中心とした,立体図形の認知や空間表象に関する指導プログラムの開発ならびに実証的な検証が求められる。 |
キーワード | 視覚障害 図形認知 空間表象 核になる経験 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2022-02-24 |
巻 | 179巻 |
開始ページ | 27 |
終了ページ | 35 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/63234 |
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タイトル(別表記) | Verification of Learning Outcomes in Professional School for Teacher Education of Okayama University: A Follow-up Survey of In-service Student Graduates |
フルテキストURL | bgeou_179_001_014.pdf |
著者 | 赤木 恭吾| 服部 康正| 三沢 良| 金川 舞貴子| |
抄録 | 本研究では,岡山大学教職大学院の現職学生修了生及びその勤務先所属長に対して調査を行い,教職大学院での学修の成果が学校教育活動においてどのように活かされているか,また教員としてのどのような資質・能力の伸長につながったのかを検討した。修了生及びその勤務先所属長から得られたWebアンケートへの回答の集計・分析の結果から,大半の修了生が教職大学院での学びを現在の仕事で活用できており,所属長からも高い評価を得ていることが確認された。一方で,修了生は教科の学習評価の観点や方法,新しい教育課題へ対応するための力を伸長する必要性を認識していた。また所属長は,より広い視野に立って学校のあり方や教育実践をとらえ,個別の児童生徒の抱える課題や新たな教育課題に対する全校的な教育支援体制を構築し改善する力を備えた,スクールリーダーとしての成長を期待していた。本研究で得られた示唆を踏まえ,今後は教職大学院の教育課程と授業に係る課題の抽出とその改善を図るとともに,修了生へのフォローアップの機会の提供など,学修成果の質を高める手立てを継続的に検討していく必要がある。 |
キーワード | 教師教育 教職大学院 学修の成果 現職学生 フォローアップ調査 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2022-02-24 |
巻 | 179巻 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 14 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |