検索結果 687 件
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68502 |
---|---|
タイトル(別表記) | Recommendations on how to View STEAM Education in General Education and Development of Classes and Teacher Training –Through the Enrichment of Integrated Inquiry Time– |
フルテキストURL | cted_015_325.pdf |
著者 | 江原 光夫| 稲田 佳彦| |
抄録 | 本実践報告では,普通科における STEAM 教育の捉え方を提言し,具体的な授業実践や教員研修を提案する。先行研究等で議論されている STEAM 教育の概念等から,STEAM 教育の根幹は創造性を涵養・刺激・発揮する教育であると捉え,STEAM 教育と最も親和性が高い総合的な探究の時間で授業実践を行った。取り組みの効果については,成果物の分析やヒアリング調査等を通して検証し,探究を自分事にできていることが示唆された。また,生徒が創造性を涵養・刺激・発揮する場面は,各教科等の授業内でも実現できると考え,「楽しく深まる授業」をテーマにした教員研修の開発を行った。この研修では授業開発を教員のチーム探究と捉え,総合的な探究の時間で生徒が取り組むワーク等も活用した。総合的な探究の時間を受けた経験のない教員が探究活動のプロセスを経験し,探究の楽しさやワクワク感を実感できることも狙っている。主体的で活発な全校研修が実現し,教員が探究的に授業創りを進めることのできる研修の仕掛けを見出すことができた。 |
キーワード | STEAM 教育 (STEAM education) 創造性 (creativity) 総合的な探究の時間 (integrated inquiry time) 普通科 (general education) 教員研修 (teacher training) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 325 |
終了ページ | 339 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68501 |
---|---|
タイトル(別表記) | An Attempt at International Understanding Education Incorporating Letter Exchange Activities between Japanese and Chinese High School Students: Through Development of a Civics Unit Plan on International Issues |
フルテキストURL | cted_015_313.pdf |
著者 | 別木 萌果| 周 星星| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は,日本と中国の高校生が地球規模の国際的課題について考えを共有するために,手紙を交換する学習活動を通して相互理解を深め,国際社会の一員としての自覚を持つようになることを目指した授業の開発・実践の成果を報告するものである。実践を通して,交流活動は生徒にとって次のような意義があることが明らかになった。第ーは,外国人との初めての一対一の交流であったということである。直接会わない形であったとしても,今回の授業を受けた多くの生徒にとっては他の国の人と関わる初めての経験であった。第二は,他国の文化や学校への関心を持つきっかけとなったことである。第三は,気候変動問題に対してグローバルな視点で考えるきっかけを与えられたということである。 |
キーワード | 国際理解教育 (international understanding education) 公民科 (civics) 単元開発 (unit development) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 313 |
終了ページ | 324 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68500 |
---|---|
タイトル(別表記) | Exploring Home Learning That Bridges Lessons to Foster Autonomous and Self-Directed Learning |
フルテキストURL | cted_015_297.pdf |
著者 | 田中 純子| 三沢 良| |
抄録 | 生徒が自ら学習を進めていく力を身に付けるには,授業内だけでなく,家庭など授業外の場での学習経験を積む必要がある。つまり,学習は授業内だけで完結するのではなく,広範な活動を通して成立する。本研究では,公立中学校の第2学年を対象に授業と家庭学習を連携させる実践を行い,生徒の「主体的・自律的な学び」を萌芽させることを目指した。教師が学習方略や目標設定の重要性を伝え,メタ認知を促すことで,生徒は自己調整学習のサイクルを意識し,自分なりの学習方略を探求するようになった。また,家庭学習で授業につながる課題に取り組むことで,授業への主体的な参加と,授業外で自律的に学ぶ意欲が促されることも示唆された。 |
キーワード | 授業と家庭学習の連携 (coordination between classroom and home learning) 自己調整学習 (self-regulated learning) 宿題 (homework) 授業改善 (lesson improvement) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 297 |
終了ページ | 311 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68497 |
---|---|
タイトル(別表記) | Development Support a Child with Autism to Acquisition of Intersubjective Communication: Through the Environmental Setting of Play with Shared Positive Emotions |
フルテキストURL | cted_015_281.pdf |
著者 | 角原 佳介| 伴 真里奈| 丹治 敬之| |
抄録 | 自閉スペクトラム症児は,相互伝達行為の獲得に遅れがあることが指摘されている。本研究では,自閉スペクトラム症の診断のある知的障害特別支援学校小学部1年生男児を対象に,相互伝達行為の獲得を目指して,遊びを中心とした指導を行った。その結果,対象児の遊びが「感覚運動的遊び」「機能的遊び」から「象徴的遊び」「社会的遊び」へと移行するに伴い,相互伝達行為が見られるようになった。また,教師による働き掛けへの応答も見られるようになり,ポジティブな情動の共有が生み出されやすい遊びの環境設定が,相互伝達行為の獲得において効果的であったことが示唆された。遊び環境については,1)魅力的な玩具,2)魅力的な玩具を介した教師との遊び,3)対象児の遊びの発達段階に応じた介入,4)情動の共有を促す共感的関わりの4点が相互伝達行為の獲得を促した可能性が考えられた。 |
キーワード | 自閉スペクトラム症 (a Child with Autism) 相互伝達行為 (Intersubjective Communication) 情動の共有 (effective sharing) 遊びの環境設定 (Setting of Play) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 281 |
終了ページ | 295 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68496 |
---|---|
タイトル(別表記) | Examination of Practical Cases of Career Education to Promote Self-Understanding in Elementary School Students: Utilizing Character Strengths Intervention |
フルテキストURL | cted_015_267.pdf |
著者 | 吉川 伸二| 磯田 浩平| 伊住 継行| |
抄録 | 本研究では,公立小学校4年生を対象に,キャリア教育における自己理解能力の育成を目的とし,ポジティブ心理学に基づく性格特性的強み介入 (Character Strengths Intervention:CSI) と将来の夢についての学習を関連付けた学級活動 (3) の授業を行った。本実践を通して,児童は自分の強みを理解し,それを将来に活かそうとする意識が高まるとともに,互いの強みを認め合う活動によって児童同士の関係性の構築が促進された。一方で,学校全体でのキャリア教育の系統性と発展性の検討,強みの活用が難しい児童への個別支援の必要性が今後の課題として指摘された。 |
キーワード | キャリア教育 (Career Education) 自己理解 (Self-awareness) 性格特性的強み (Character Strengths) 学級活動 (3) (Classroom Activities (3)) 児童 (Children) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 267 |
終了ページ | 279 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68495 |
---|---|
タイトル(別表記) | Bridging the Gap: Outcomes and Challenges of a Collaborative Start Curriculum for Seamless Transition to Elementary School |
フルテキストURL | cted_015_251.pdf |
著者 | 大倉 尚志| 松井 紀子| 伊住 継行| |
抄録 | 本実践では,5歳児から小学1年生の「架け橋期」の滑らかな移行に焦点を当てたスタートカリキュラム共同編成プロジェクトを立ち上げ,幼稚園と小学校の教員が集まって5回の話合いを行った。本プロジェクトを評価するために,参加者に話合いの振返りを書いてもらい,その内容を検討した。成果として,①スクリーニングシートを使って,「気になる」子供を抽出し,見取りの違いを可視化することで,相互の子供観について共通理解を図ることができた。②幼稚園と小学校,双方の教員が互いの子供観・教育観の違いを理解し,歩み寄ろうとする姿勢や校種間の接続をより滑らかにしようとする意識の向上が確認された。一方,課題として,スタートカリキュラムの柔軟な運用や小学校教育における子供主体の教育の実現を妨げる教育課程の過積載状態の問題が指摘された。 |
キーワード | 架け橋プログラム (Bridge Program) スタートカリキュラム (Start Curriculum) スクリーニングシート (Screening Sheet) カリキュラム・オーバーロード (Curriculum Overload) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 251 |
終了ページ | 265 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68494 |
---|---|
タイトル(別表記) | Practical Research on Nurturing the Next Generation of Classical Japanese Instrument Music That Connects the Local and the Global Community (1): Analysis of External Evaluations of the “Okayama International Classical Japanese Instruments Student Festival” |
フルテキストURL | cted_015_235.pdf |
著者 | 早川 倫子| 山路 みほ| 髙須 裕美| 別府 祐子| 樋口 亜希| 中村 愛| 清水 尚子| 花草 容子| 竹下 則子| 三好 啓子| 土佐 千紘| |
抄録 | 本稿では,「和楽器音楽及び教育の拠点づくりの実践研究」の一環として開催した「おかやま国際和楽器学生フェスティバル」の取り組みについて,その概要を報告するとともに,外的評価として「おかやま国際和楽器学生フェスティバルコンサート」終演後に実施した一般来場者対象の質問紙調査及びフェスティバルを参観した岡山県内の学校関係者対象の質問紙調査を取り上げ,意義と課題について検討した。 その結果,第一に音楽を通じた世代間や国際交流の喜びを感じ,和楽器の伝承と教育の重要性を強く意識する機会となったこと,第二に,和楽器が様々な国籍・年齢の学生に受容されていることを,来場者が客観視することで,自文化の価値の再認識につながったこと,第三に,フェスティバル全体としては,ワークショップが充実しており,様々な国籍・年齢の学生が同じステージで演奏する姿に対する評価が得られた点が明らかとなった。 |
キーワード | 和楽器音楽 (Classical Japanese instrument) 教育 (education) 次世代育成 (nurturing the next generation) グローカル (glocal) 質問紙調査 (questionnaire survey) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 235 |
終了ページ | 249 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68493 |
---|---|
タイトル(別表記) | Practice of Aging Studies in Middle School Home Economics –Considering Aging in the Life Course– |
フルテキストURL | cted_015_219.pdf |
著者 | 高田 水穂子| 李 璟媛| |
抄録 | 本研究では,中学校家庭科における高齢期学習の授業実践を通して,中学生が高齢期を自らのライフコースの中で考えることができるかを明らかにすることを目的とし,中学生を対象に高齢者,高齢期学習を実践した。中学校家庭科における高齢者や高齢期に関連する学習内容を確認するため,『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説技術・家庭編』と家庭科の教科書を分析した。中学生が高齢者,高齢期に関して自分のライフコースの一部として考えることができるように学習指導案を作成し,岡山県内のT中学校3年生を対象に授業を行った。授業実践の結果,学習の深まりを感じたと回答した中学生が多く,高齢期を将来の自らのライフコースの中で考えられるようになった中学生も少なくないことを確認できた。しかし,高齢者に関する学習をより望む中学生が半数を下回り,中学生が更なる学習の意欲や興味を持てるような学習方法の工夫が必要であることも明らかになった。 |
キーワード | 高齢者 高齢期 中学校家庭科 学習指導要領 教科書 Elderly (Aging) junior High School Technology-Home Economics (Home Economics) Courses of Study Textbooks |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 219 |
終了ページ | 233 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68489 |
---|---|
タイトル(別表記) | Climate and Songs of Spring/May Around Germany (Part Ⅱ): A Report of an Interdisciplinary Lesson Practice at the University Leading to the Understanding of Heterogeneous Others |
フルテキストURL | cted_015_163.pdf |
著者 | 加藤 内藏進| 長岡 功| 加藤 晴子| 大谷 和男| |
抄録 | ドイツ付近の「春・5月」の気候と歌の表現の学際的学習を通して「異質な他者」への出会いを促す教科横断的授業を大学で行った。授業では,ドイツ付近における「春・5月」の季節感の2つの側面,すなわち「厳しい冬を経て巡り来る特別な喜び」や「すぐに過ぎ去る至福の瞬間の儚さ」に関連した気候の特徴を講義すると共に,それらの季節感が表現されたドイツ歌曲や映画《会議は踊る》の主題歌〈ただ一度だけ〉等の鑑賞を行い,作品の背景にある気候と音楽表現の関りにアプローチした。その結果,作品の歌詞を主な手がかりに,気候や季節感と音楽表現の関りを概ね捉えることができた。従って,本実践が「異質な他者」の存在を実感する機会になり得たといえる。一方,「5月」という一語に凝縮されたドイツ付近ならではの深い内容を「我が事」としてより強く実感するためには,歌詞はもとより音楽的表現との絡みを意識した捉え方,提示の必要性が示唆された。 |
キーワード | 気候と音楽 (Climate and music) ドイツ付近の春・5月の気候と季節感 (Climate and seasonal feeling in spring/May around Germany) ESD 教師教育 (Teacher education on ESD) 異質な他者への理解 (Understanding of heterogeneous others) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 163 |
終了ページ | 177 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68488 |
---|---|
タイトル(別表記) | Teacher Response Processes to Behavioral Problems in Students with Mild Intellectual Disabilities: An Examination Based on Practices at High School Division of Special Needs School A |
フルテキストURL | cted_015_147.pdf |
著者 | 時光 秀明| 宮﨑 善郎| |
抄録 | 本研究の目的は,知的障害特別支援学校高等部に在籍する生徒の行動問題に着目し,学校現場で教員が適切に対応する際の枠組みを明らかにすることである。その方法として,生徒指導上の課題を理由とする教育困難期を乗り越えたA 知的障害特別支援学校高等部に所属していた経験豊富な教員4名に面接調査を実施し,M-GTA の手法を援用した質的分析を行った。その結果,【安心感を生む個との関係づくり】と【対応方法の共有と統一化を目指す】関係性がコア・カテゴリーと位置づき,16の諸概念を生成した。行動問題に直面した教員は,生徒に対しては【安心感を生む個との関係づくり】を対応の軸とし,その背後では学校として【対応方法の共有と統一化を目指す】ための動きをしていた。最後に,本研究で明らかとなった対応の枠組みについて考察した観点から,個別の時間を含む階層性のある包括的な支援システムを一つの提案とした。 |
キーワード | 高等部 (High school division) 軽度知的障害 (Mild intellectual disabilities) 発達障害 (Developmental disorders) 行動問題 (Behavioral problems) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 147 |
終了ページ | 161 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68486 |
---|---|
タイトル(別表記) | The Development of Thoughts on the Effective Use of School Libraries and Collaboration with Teacher-Librarians and School Librarians in Japanese Language Arts: From a Survey of the Journal Kyoiku Kagaku Kokugo Kyoiku |
フルテキストURL | cted_015_119.pdf |
著者 | 最相 有未| 池田 匡史| |
抄録 | 学校図書館は,学習指導要領でも触れられており,国語科との関連も深い。また先行研究では,司書教諭や学校司書との協働の必要性が訴えられている。しかしこれまでの国語教育では,どのような協働がなされていたのかという検討がなされていない。そこで,本研究では,教育雑誌の調査をもとに,国語科においては,学校図書館がどのように活用されてきたのか,司書教諭や学校司書との協働はどのような態度がとられてきたのかを明らかにすることを目的とした。調査では,図書館に言及している論文や学校図書館を活用した実践・指導例を抽出し,分析した。実践・指導例の分析からは,小・中学校の国語科において学校図書館は活用されてきた一方で,司書教諭や学校司書との協働には着目が及んでいない状況が明らかになった。また,司書教諭や学校司書に関する言及からは,人的リソースにその原因を求める思潮が窺えたものの,価値ある協働も見受けられることを指摘した。 |
キーワード | 雑誌調査 (survey of journals) 読書指導 (reading instruction) 探究的な学習 (inquiry-based learning) 国語教育史 (history of Japanese Language Arts) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 119 |
終了ページ | 132 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68485 |
---|---|
タイトル(別表記) | Analysis of Practical Results of the Liberal Arts Education Class “Creativity in Life” at Okayama University Ⅲ |
フルテキストURL | cted_015_107.pdf |
著者 | 篠原 陽子| 稲田 佳彦| |
抄録 | 2022年より教養教育科目「現代と社会」において,「色」を主題にして「岡大グッズ」の提案を行う探究型授業「生活の中の創造性」を開講している。授業前後のアンケートによると,学生は「自分にとって創造性は重要」と捉え,「他者とコミュニケーションを取りながら創造的な活動をすることに興味」があり,授業後は「自分のことを創造的である」と肯定的な評価となっていた。この授業は「主体的,対話的に考え,感じ,判断する自分自身の存在を意識すること」を促す効果が大きいことが分かった。この3年間の実践は,主軸となるテーマと探究活動の内容が大学生の探究的な学びに適したものであったと考えている。 |
キーワード | 探究型授業 創造性 (Creativity) 物理学 (Physics) 被服学 (Clothing) 岡大グッズ (Okadai-Goods) ICT 活用 (ICT) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 107 |
終了ページ | 118 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/68480 |
---|---|
タイトル(別表記) | Systematic Improvement of Lessons in Elementary Schools –A Case Study of Japanese Language Instruction Aimed at Realizing the “Ideal Child Image”– |
フルテキストURL | cted_015_033.pdf |
著者 | 河本 章宏| 宮本 浩治| 池田 匡史| 松田 聡| |
抄録 | 本研究の目的は、「目指す子ども像」実現に向けた国語科の授業づくりの具体を検討し、小学校における組織的な授業改善のあり方を提言することにある。具体的には、「目指す子ども像」実現に向けた国語科の授業づくりを通して、今の社会が小学校教育に求める特色ある授業づくりの進め方を明らかにするため、勤務校である早島町立早島小学校に所属する教師の授業づくりを対象に事例研究を展開した。検討を通じて明らかになったことは、授業づくりにおける教師の思考・実践過程と、これらを実践者が反省的に捉え直すための「目指す子ども像」による言語活動具体化の手立てである。さらに、授業づくりの組織・系統性は、他学年教師の役割によってもたらされることが確認されたことから、それらを踏まえつつ、「目指す子ども像」実現に向けた授業づくりのあり方を体系化した。そうすることで、小学校における組織的な授業改善を進めていくための可能性が見出された。 |
キーワード | 目指す子ども像 (The school's educational goals) 価値目標 (into value-objectives) 国語学力 (Japanese language ability) カリキュラムマネジメント (Curriculum Management) 組織・系統性 (Organization and Systematic) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2025-03-28 |
巻 | 15巻 |
開始ページ | 33 |
終了ページ | 44 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2025 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/68455 |
---|---|
タイトル(別表記) | Building a Task Bank to Enhance Task-Supported Language Teaching : Tailoring Task Difficulty to Match Proficiency Levels of Japanese Language Learners |
フルテキストURL | ipec_002_081.pdf |
著者 | 末繁 美和| |
抄録 | 本稿では,タスク支援型指導(TSLT)用のタスクの作成およびタスクを用いた実践について報告する。既存のカリキュラムの中にタスクを補助的に取り入れるTSLTに着目し,PPP(Presentation-Practice-Production)授業からTSLTへの移行を支援するタスク・バンクの構築を目指し,初級日本語教科書のエクササイズをベースに,同じトピックで難易度の異なるタスクの作成を行った。難易度の違いによるタスク中の発話の変化を分析した結果,(1)発話数についてはタスクに含まれる項目数(要素や情報の数)の増加に比例して増えるわけではないこと,(2)項目数が多い難易度が高いタスクでは,日本語学習者の表現の使用幅が広がること,(3)タスクのゴールがロールカードにて提示されていることにより,発話意図の予測が可能になり,不正確な発話が許容される傾向があることが示された。 |
キーワード | PPP TSLT タスク 項目数 難易度調整 |
出版物タイトル | 岡山大学教育推進機構教育研究紀要 |
発行日 | 2025-03-14 |
巻 | 2巻 |
開始ページ | 81 |
終了ページ | 94 |
ISSN | 1881-5952 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/68454 |
---|---|
タイトル(別表記) | KIBITANGO : Development and Implementation of an Academic English Vocabulary Learning Program |
フルテキストURL | ipec_002_071.pdf |
著者 | 五十嵐 潤美| 荻野 勝| 大年 順子| 寺西 雅子| 吉田 安曇| 剱持 淑| |
抄録 | 岡山大学では学術英語の語彙力を伸ばすための自習教材として、「きびたんご」を開発し学生に提供している。2019年から開発のためのプロジェクトを開始し、学術雑誌から頻出単語を収集し1500語のリストを作成した。単語には意味・発音などの基礎情報以外に、プロジェクトメンバーによる解説や実際にどのように学術論文中に使用されているかの実例を付している。学生への提供は2022年度からで、登録した学生にメールで一日一単語配信し、専用ウェッブサイトで学習させるというシステムである。利用者も順調に増えている。開発開始から5年、提供から2年経過し、単語リストのアップデートや提供方法・システムの改善など課題も明らかになっている。 |
キーワード | 学術語彙 英語語彙力 自習教材 教材開発 |
出版物タイトル | 岡山大学教育推進機構教育研究紀要 |
発行日 | 2025-03-14 |
巻 | 2巻 |
開始ページ | 71 |
終了ページ | 80 |
ISSN | 1881-5952 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/68453 |
---|---|
タイトル(別表記) | Online Exchange Program between Sungkyunkwan University,Jilin University,and Okayama University : Practice Report |
フルテキストURL | ipec_002_049.pdf |
著者 | 藤原 祐子| 秋田 節子| 石井 友美| 佐藤 美穂| |
抄録 | 岡山大学教育推進機構初修外国語系が毎年2月にオンラインで実施している「成均館・吉 林大学交流プログラム」は、日中韓三ヵ国の大学の学生が、日本語を共通言語として、複 数の文化・言語、学習言語と母語の違いなどを包摂した場で生じるコミュニケーション上 の問題を解決しながら、様々な話題のディスカッションやプレゼンテーションを行なう。 本実践報告は、このプログラムの趣旨と成果、また実践に当たっての様々な課題とそれに 対する取り組みについて報告し、コロナ後の国際交流の一つのモデルとなることを期待す るものである。 |
キーワード | 三国間交流 異文化理解 複言語・複文化主義 インクルージョン アクティブラーニング |
出版物タイトル | 岡山大学教育推進機構教育研究紀要 |
発行日 | 2025-03-14 |
巻 | 2巻 |
開始ページ | 49 |
終了ページ | 70 |
ISSN | 1881-5952 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/68417 |
---|---|
タイトル(別表記) | Practice and Examination of Remaking Aprons Using Old Shirts in Elementary School Home Economics Classes: Development of the Home Economics Curriculum Based on the ESD (Ⅳ) |
フルテキストURL | bgeou_188_085_104.pdf |
著者 | 佐藤 園| 平田 美智子| 信清 亜希子| |
抄録 | 本継続研究の目的は,学校教育に社会的使命として求められているESDを視点とした小・中・高等学校家庭科の教育内容開発を行うことにある。本稿では,小学校家庭科において,従来,最も多くの学習時間が充てられてきた「被服製作学習」が「布を用いた製作」となり,製作時間短縮のために,市販のキットを用いた袋類やエプロン製作が実践されていることに着目し,古ワイシャツを用いたリメイクエプロンの製作を通して,児童に「自分と被服との関係」と「リメイクの意味」を考えさせる授業を開発し,この実践結果から小学校家庭科における「製作学習」の問い直しを行った。 |
キーワード | 家庭科 ESD 内容開発研究 リメイクエプロン 小学校 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2025-02-28 |
巻 | 188巻 |
開始ページ | 85 |
終了ページ | 104 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/68415 |
---|---|
タイトル(別表記) | Music Education Practice Based on the Region: An Improvisation Workshop at a Public Elementary School in Tamano City, Okayama |
フルテキストURL | bgeou_188_067_076.pdf |
著者 | 岡本 伸介| 増田 建太| |
抄録 | 本研究は,地域の文化や遺産,環境を念頭に置いた創造的な音楽教育によって,県内の人口減少に起因する課題の改善を図ることを目的としている。同時に,その創作教育を通じて,児童の柔軟な創造力や多様性を認める意識を育むこともねらっている。本研究において実践した取組は,現代音楽的表現を取り入れた即興演奏ワークショップである。 本稿では2024 年に行った玉野市内の小学校におけるワークショップの内容を中心に論じる。本ワークショップは,児童が柔軟かつ多様な創作表現を実践する場となったが,児童と地域住民らがその地域の特色を認識する機会としては新たな課題を生んだ。地域と創造的音楽教育を結んだ研究は実例が少なく,模索の段階であるため,本ワークショップを省みた上で今後の改善に繋げたい。 |
キーワード | 音楽教育 地域教育 即興演奏 作曲 現代音楽 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2025-02-28 |
巻 | 188巻 |
開始ページ | 67 |
終了ページ | 76 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/68413 |
---|---|
タイトル(別表記) | Classical Japanese Instrument Music: Connecting Local Communities and the Global World (2) −Developing ‘Intercultural Competence’ in Next Generation Cultural Exchange − |
フルテキストURL | bgeou_188_047_056.pdf |
著者 | 早川 倫子| 髙須 裕美| 清水 尚子| 山路 みほ| 別府 祐子| 樋口 亜希| 中村 愛| 三好 啓子| 土佐 千紘| 花草 容子| 竹下 則子| |
抄録 | 本研究は,地域社会とグローバルをつなぐ和楽器音楽次世代育成の実践研究の一環として実施した「おかやま国際和楽器学生フェスティバル」について,「異文化間能力」育成の視点からその可能性について検討したものである。 国内の学生については,①和楽器を介した繋がり/音楽的な協働,②演奏の質に関する違いの認識,③ 海外の和楽器演奏者に対する認識の3点が,海外の学生については,①表現スタイルや技術に関する違いの認識,②和楽器音楽の本質の理解,③演奏者としての学びと成長に対する意識の3点が,特徴として示された。「異文化間能力」の視点からは,国内外共に「文化的多様性」と「絶対的正統性の緩和」についての認識が認められ,柔軟で且つ寛容な和楽器との向き合い方が形成されていたことが明らかとなった。また「共感・協働のスキル」については,特に国内の学生に多く認められる結果となった。 |
キーワード | 和楽器音楽 異文化間能力 グローバル 次世代育成 質問紙調査 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2025-02-28 |
巻 | 188巻 |
開始ページ | 47 |
終了ページ | 56 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/68308 |
---|---|
タイトル(別表記) | Social Skills Required for Caregivers ――Outlook for Research Topics for Educational Practice―― |
フルテキストURL | hss_058_119.pdf |
著者 | 三宅 沙侑美| 山野 洋一| 田中 共子| |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2024-12-27 |
巻 | 58巻 |
開始ページ | 119 |
終了ページ | 134 |
ISSN | 1881-1671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright (c) 2024 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |