JaLCDOI | 10.18926/CTED/65064 |
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Title Alternative | A Study on Procedures for Constructing Comprehensive and Annual Guidance Plans to Achieve Curriculum Management -An Action Research Conducted in Private Early Childhood Education and Care Centers that Include Kindergartens and Nursery Schools- |
FullText URL | cted_013_053.pdf |
Author | Konya, Ryotaro| Yokomatsu, Tomoyoshi| |
Abstract | 本研究は、幼保連携型認定こども園において、本格的なカリキュラム・マネジメントを実現できる教育及び保育活動の全体的な計画及び年間指導計画を作成する具体的な手順を示すものである。まず、近接領域における先行研究成果の援用可能性を検討し、幼保連携型認定こども園において教育及び保育活動の全体的な計画及び年間指導計画を作成するために遂行する必要のある事項について、幼稚園における遂行事項に幼保連携型認定こども園独自の事項を加えることにより計画した。続けて、私立A認定こども園でのアクション・リサーチを通して、本格的なカリキュラム・マネジメントを実現できる教育及び保育活動の全体的な計画及び年間指導計画を作成する具体的手順を定式化した。 |
Keywords | 幼保連携型認定こども園(early childhood education and care centers that include kindergartens and nursery schools) カリキュラム・マネジメント (curriculum management) 全体的な計画 (comprehensive plan) 年間指導計画 (annual guidance plan) |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2023-03-30 |
Volume | volume13 |
Start Page | 53 |
End Page | 67 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2023 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/54930 |
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Title Alternative | An Attempt at Curriculum Improvement through an Evaluation by External Experienced Childcare Workers |
FullText URL | cted_007_051_060.pdf |
Author | Baba, Noriko| Shimizu, Mariko| Iyama, Fusako| Kataoka, Kayoko| Koyano, Hiroko| Shiragami, Shigeko| Hiramatsu, Yumiko| Hachiya, Sachiko| Nishiyama, Osamu| |
Abstract | 本論は,保育現場における園のカリキュラム・マネジメントを活性化させるために,園外の保育経験者にカリキュラムの外部評価を依頼し,その評価内容と一連の評価方法について検討するものである。具体的には,地方政令市にあるA 保育園のカリキュラムを取り上げ,保育所保育士経験者及び幼稚園教諭経験者によって構成させる7名の外部評価者から,カリキュラムの評価を得た。その結果,外部評価者の勤務経験の違いを反映した,幅広い観点から,カリキュラムの評価できる点や問題点を確認することができた。カリキュラム改善の観点としては,「表記・表現の統一と分かりやすい様式の採用」「園の独自性や子どもの実態に即した計画の作成」「保健計画の作成」「PDCA サイクルによる再編成」「職員間での確認」の項目を明示することができた。カリキュラム改善の一方策として,保育経験者による外部評価に一定の有効性を確認した。 |
Keywords | カリキュラム改善 (curriculum improvement) 保育経験者 (the childcare workers with experience) 外部評価 (external evaluation) 評価の観点 (viewpoints of evaluation) |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2017-03-27 |
Volume | volume7 |
Start Page | 51 |
End Page | 60 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2017 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56547 |
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Title Alternative | The Effects of Creative Learning Spiral Model on Making Videos to Creativity and Information Morals |
FullText URL | cted_009_125_133.pdf |
Author | Okazaki, Yoshihiro| Miyake, Motoko| |
Abstract | クリエイティブ・ラーニング・スパイラルに基づいたワークショップが子どもの創造性・情報モラルに与える効果について検討した。ワークショップに参加する群 (介入群) とゲームで遊ぶ群(統制群) の2群間で比較した結果,アイデアの産出数と情報モラルに関する記述数の差は有意ではなかった。また,クリエイティブ・ラーニング・スパイラルの各段階の行動に対する自己効力感を調べた結果,介入群の自己効力感は有意に上昇していた。さらに,クリエイティブ・ラーニング・スパイラルに基づいた創造性を育む方法について考察し,子ども間の自由な関わり合いが必要であることを示唆した。 |
Keywords | クリエイティブ・ラーニング・スパイラル 創造性 情報モラル |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2019-03-20 |
Volume | volume9 |
Start Page | 125 |
End Page | 133 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/61569 |
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Title Alternative | A Study on Methods of Citizenship Education for Developing Global Leaders -Focusing on the Practices of SGH in Japan- |
FullText URL | cted_011_117_131.pdf |
Author | GAO, Yu| KUWABARA, Toshinori| |
Abstract | 本研究は,グローバル・リーダー育成のためのシティズンシップ教育の方法を,具体的な教育実践の分析を通して明らかにしようとするものである。参考にするのは,日本においてスーパーグローバルハイスクール(以下,SGH と表す)の指定を受けて教育改革に取り組んでいる高等学校である。近年,日本の高等学校では教育改革が急速に進み,各学校が独自の教育課程を作り,新しい教育方法にチャレンジしている。一方,教育においても,リーダ ーシップ育成論が注目されており,それは一部の人を対象とするものではなく,社会で活動する市民に必要な資質として認知されるようになりつつある。本研究では,SGH に取り組む学校が,国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成にいかに取り組んでいるかを分析し,シティズンシップ教育の新たな原理を解明したい。 |
Keywords | リーダーシップ (Leadership) グローバル・リーダー (Global leader) シティズンシップ教育 (Citizenship education) グローバル教育 (Global education) SGH |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2021-03-22 |
Volume | volume11 |
Start Page | 117 |
End Page | 131 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/58133 |
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Title Alternative | Improving Moral Courses in the Use of Care-Thinking Aiming for Children to Explore Together |
FullText URL | cted_010_215_229.pdf |
Author | Ozaki, Masami| |
Abstract | 「特別の教科 道徳」となり,「考え,議論する道徳」への授業の質的転換が求められている。学習指導要領には,道徳科として目指す学びが具体的に示されており,現場の教員にも授業の質を改善するという意識が高まってきた。そこで,子供が共同的に自己のよりよい生き方を探求していくことができる授業となるよう,マシュー・リップマンの提唱する多元的思考アプローチの一つであるケア的思考を重視して道徳科の授業に応用し,授業改善に取り組んだ。筆者が創造的思考,批判的思考を段階的に取り入れてきたこれまでの実践と比較しながら実践を進め,道徳科の授業に,ケア的思考を意識的に取り入れることにより,創造的思考や批判的思考が活性化され,さらには三つの思考が作用し合うことが明らかになった。 |
Keywords | ケア的思考 (Care-Thinking) 探求の共同体 (Community of Inquiry) 道徳科授業 (Moral Courses) 多元的思考アプローチ (Plural Thinking approach) |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2020-03-20 |
Volume | volume10 |
Start Page | 215 |
End Page | 229 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2020 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48189 |
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Title Alternative | Research on the improvement in a feeling of self-affirmation by a communication act ―Lead the morality lesson practice seen from the viewpoint of career education.― |
FullText URL | cted_002_014_023.pdf.pdf |
Author | Sakuda, Kiyohiro| Nakayama, Yoshikazu| |
Abstract | 長引く不況や絶え間なく変化する社会の中,子ども達にとって将来の夢に不安を隠せない現状がある。また,自分でどのように判断し,生き抜けばよいか分からなくなったり,自信をなくしたりして,将来を生きる希望すら見失うことも少なくない。こうした不安感から自分自身の心に自信と希望を目指していくことで,夢や目標を抱き,生きる喜びを感じられるようになる。そのためには,キャリア的視点からみた道徳性を育んでいくことが重要であると考える。本研究では,充実したコミュニケーション行為によるキャリア的視点からみた道徳授業を実践することにより,人の心の中にどのような心情がめばえ,将来への展望をもつことができるかについて検証した。また,よりよいコミュニケーション行為の確立によって,それぞれの道徳的価値がどのように変化し,自己肯定感の向上に結びつくかについて明らかにした。 |
Keywords | キャリア視点からみた道徳的価値 自己肯定感向上からの自信 他者への共感 よりよいコミュニケーション |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2012-03-19 |
Volume | volume2 |
Start Page | 14 |
End Page | 23 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120003987714 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/54031 |
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Title Alternative | A discussion of the collaboration between Community Schools and community at large Minan Junior High School as a contact point and asset of the greater district community. |
FullText URL | cted_006_150_159.pdf |
Author | Fujieda, Shigeo| |
Abstract | 日本大学によるコミュニティ・スクールに関する全国的な調査によると,その指定により生徒指導の課題が解決したと明言した校長はわずか4.7%にすぎないという実態がある。しかし,実践の中には生徒指導上の問題的な状況を大きく改善した岡山市立御南中学校区のような事例もある。この実践の成功要因としては,学校長による地域への積極的なアクセス行動,学校と地域における互恵的な関係の重視などがあげられるが,そこには社会関係資本理論とのいくつかの接点が見いだされる。本実践報告は,平成24年度から27年度までの4年間,御南中学校区地域協働学校の設立と運営に事務局担当者及び学校運営協議会委員として関わった立場から,学校と地域の協働における実践知と社会関係資本の理論における接点の考察を通じて,生徒指導上の課題の解決に有効に機能するコミュニティ・スクールにおけるマネジメントのポイントを提示しようとするものである。 |
Keywords | コミュニティ・スクール 社会関係資本 地域連携 生徒指導 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2016-03-04 |
Volume | volume6 |
Start Page | 150 |
End Page | 159 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2016 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005723299 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/53229 |
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Title Alternative | A New Support Program to Urge University Students to Participate in School Volunteer Activities |
FullText URL | cted_005_001_008.pdf |
Author | Satoh, Daisuke| Yamane, Fumio| Egi, Eiji| Soda, Kayoko| Kondoh, Hiroyuki| Gotoh, Daisuke| |
Abstract | 教員養成における学校現場での実践的・体験的活動が昨今一層求められている。教育再生実行会議での提言 や中央教育審議会での報告でも,採用前の学生の学校現場でのボランティア活動を推奨している。こうした中, 2013 年度の岡山大学におけるスクールボランティア活動の登録者数が大幅に減少した。要因としては学校現場 でのインターンシップ活動が必修化された点が大きいが,インターンシップとボランティアの長短を学生は理解 し参加していく必要がある。こうした社会的要請や大学における課題などを踏まえ,スクールボランティアビュー ローに新たに「学生スタッフ制度」を設けた。学生の立場から,スクールボランティア活動を多面的に支援し, 関連事業の企画・参画・連携を学生と教職員が協働して実施するものである。最初の取り組みとして,2014 年4 月には「スクールボランティアフェア2014」を開催した。 |
Keywords | 教員養成 スクールボランティア 学生スタッフ制度 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2015-03-06 |
Volume | volume5 |
Start Page | 1 |
End Page | 8 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2015 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005572535 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/54932 |
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Title Alternative | Analysis of the Effective Conditions on Social Narratives (SN) Interventions outcomes : Focus on Communication Skills and Social Skills. |
FullText URL | cted_007_071_080.pdf |
Author | Tanji, Takayuki| Yoshimitsu, Miharu| |
Abstract | 本研究は,諸外国のソーシャルナラティブ(SN)介入研究論文14 編35 事例を分析対象とし,コミュニケーションスキルや社会的スキルの介入効果に影響を与える条件を検討した。本研究の結果から,以下4 点の示唆を得た。1 点目は,認知能力が平均下から平均上の発達水準の対象児が多い点である。2 点目は,標的行動はコミュニケーションスキル(例:会話)に比べて,社会的スキル(例:集団参加,ルールやマナーを守る)において介入効果が高い点である。3 点目は,SN と他の介入方略(例:プロンプト,ビデオモデリング等)を組み合わせることで効果が高まる点である。4 点目は,対象児の好み,社会的動機づけ,標的行動の社会的強化が介入効果を高める要因になり得る点である。最後に,他者との対話や振り返りによる学びや本人の語りを反映させたSN 介入の必要性,自己指導文や空欄文の活用,体験と学習の関連づけを高めることの可能性について論じた。 |
Keywords | ソーシャルナラティブ (Social narratives) コミュニケーションスキル (Communication skills) 社会的スキル (Social skills) 社会的強化 (Social reinforcement) 社会的動機づけ (Social motivation) |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2017-03-27 |
Volume | volume7 |
Start Page | 71 |
End Page | 80 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2017 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/66788 |
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Title Alternative | Development of Japanese Language Materials to Support Tandem Learning: Focus on Task Types |
FullText URL | cted_014_297.pdf |
Author | SUESHIGE, Miwa| |
Abstract | 本稿では,日本人学生および留学生間のタンデム学習用の日本語教材の開発および教材を用いた実践について報告する。言語教師ではない母語話者同士の自律的な文化および言語の学び合いを支援するため,「意味」に焦点が当たるタスクベースの中級入門レベルの教材開発を行った。具体的には,(1)情報交換タスク,(2)比較・分析タスク,(3)協同タスクの順に配列し,認知的負荷や意味交渉の量が段階的に増える構成とした。開発した教材を用いたタンデム学習の実践において,参加者から教材の構成やトピックに関し高い評価が得られた。一方で,タスク遂行中のやり取りを分析したところ,難易度が高い協同タスクにおいて,留学生の理解度が低く,意思決定のプロセスへの関与が不十分な事例が観察された。 |
Keywords | タンデム (Tandem learning) 教材開発 (development of Japanese language materials) 自律学習 (autonomous learning) タスク (tasks) 視点表現 (perspective expressions) |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2024-03-29 |
Volume | volume14 |
Start Page | 297 |
End Page | 308 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63318 |
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Title Alternative | Use of Table-Talk Role-Playing Game (TRPG) to Promote Communication Behaviors among Children with ASD |
FullText URL | cted_012_343.pdf |
Author | Kinoshita, Go| Tanji, Takayuki| |
Abstract | 本研究では,自閉スペクトラム症(ASD)または注意欠陥多動性障害(ADHD)のある小学生3名を対象に,テーブルトーク・ロールプレイングゲーム(TRPG)を用いた余暇活動を実施し,児童同士のコミュニケーション行動の変容について検討した。加藤ら(2019)による「いただきダンジョンRPG」において,ゲーム上の場面区分「探索フェイズ」「戦闘フェイズ」が,児童同士の発話量と発話内容にどのような変化をもたらすかについて,実際の活動場面からトランスクリプトを作成して分析した。その結果,児童同士の発話量が「探索フェイズ」「戦闘フェイズ」の両方において増加し,発話内容も多様化した。この結果から,TRPG を用いた余暇活動は,同年代の他者とのコミュニケーションや交流機会の成功体験を蓄積できる活動として,ASD 児にとって有用であることが示唆された。 |
Keywords | ASD(Autism Spectrum Disorder) TRPG(Table-Talk Role Playing Game) コミュニケーション(Communication) 余暇活動(Leisure Activities) |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2022-03-30 |
Volume | volume12 |
Start Page | 343 |
End Page | 357 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/65072 |
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Title Alternative | Climate and songs of spring/May around Germany: An interdisciplinary approach on ESD teacher education leading to the understanding of heterogeneous others |
FullText URL | cted_013_175.pdf |
Author | Kato, Kuranoshin| Nagaoka, Isao| Kato, Haruko| Otani, Kazuo| |
Abstract | ドイツ付近の「春・5 月」の気候と歌の表現に関する学際的テーマを例に,5 月の位置づけに関する新たな気候学的解析と再体系化を行うとともに,「異質な他者」への出会いを促す大学での授業構築へ向けた検討を行った。授業は,教育学部の「教科横断的思考・表現法」に関する専門科目での実践を念頭に置いた。「夏の入り口としての春」というドイツ付近の季節感に関連して,5 月には「極端な低温日」の頻出する冬は終了しており,ドイツの「夏」に普通に出現する平均気温15〜20℃の日の頻度も急増する。このような気候の背景も踏まえて,ドイツ歌曲に見られる「春・5 月」の表現について,教材化の観点から分析・考察した。更に,ドイツと日本の歌曲について,季節の共通事象に注目して表現や気候背景の捉え方を吟味し,異質な他者への出会いを促す授業構築のための検討・提案を行った。 |
Keywords | 気候と音楽 (Climate and music) ドイツ付近の春・5 月の気候と季節感 (Climate and seasonal feeling in spring/May around Germany) ESD教師教育 (Teacher education on ESD) 異質な他者への理解 (Under standing of heterogeneous others) |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2023-03-30 |
Volume | volume13 |
Start Page | 175 |
End Page | 189 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2023 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/52286 |
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Title Alternative | Physics Education in Upper Secondary General Education of the German-speaking Region |
FullText URL | cted_004_026_035.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| Tanaka, Keita| |
Abstract | 後期中等普通教育段階における物理教育を,ドイツ語圏(スイスドイツ語圏,リヒテンシュタイン,オーストリア,ドイツ)全体として,とりまとめてきた。後期中等普通教育段階である大学入学(通算13学年目)直前の4年間ないし2年間,ギムナジウムないしその終わりの教育段階において,教科物理が複数準備されている。履修単位数の幅は,2年間で0から4年間で14に達する。目標は,階層別に言及したり,3区分ないし5区分されている。内容は,指示の仕方,その区分数など,構成が様々であり,現代物理の量子論,相対論や宇宙物理を扱ったり,いわゆる非線形物理学で物理の学習を終える場合もある。結局,多様性を特徴とし,幅が広く,深いといってよいだろう。 |
Keywords | ドイツ語圏 後期中等教育段階 普通教育 物理教育 学習指導要領 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2014-03-10 |
Volume | volume4 |
Start Page | 26 |
End Page | 35 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2014 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005398250 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48207 |
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Title Alternative | Historical Analysis of Biology Education at Mittelschule in Saxony,a New State of Germany―Based on the comparison with the former course of study in East Germany― |
FullText URL | cted_002_176_185.pdf.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| Kozeni, Ayaka| |
Abstract | ドイツ・ザクセン邦におけるミッテルシューレと東ドイツのオーベルシューレとに焦点を当て,学校教育法,学習指導要領などを手がかりにし,40年間程度の隔たりがある生物教育の比較分析を行ってきた。週授業時間数はオーベルシューレ(第5~10学年)からミッテルシューレに至り1時間減少した。例えば, オーベルシューレでは生物兵器(ベトナム戦争におけるアメリカ軍の枯葉剤散布)を取り上げることを求めていたが, ミッテルシューレでは話題にもなっていないことや, 東ドイツもザクセン邦も遺伝学習はされているが, 東ドイツは遺伝子レベルで, ザクセン邦はDNAレベルまでも学習がされていることから判断すれば, 生物教育は社会主義の建設を標榜しなくなったことによるイデオロギーの変化と, 科学技術の発展による時代の流れによる変化に影響されてきたことがうかがわれる。 |
Keywords | ザクセン邦 生物教育 歴史的分析 旧東ドイツ 学習指導要領 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2012-03-19 |
Volume | volume2 |
Start Page | 176 |
End Page | 185 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120003987696 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48208 |
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Title Alternative | Comparative Analysis of Biology Education at Mittelschule in Saxony, a New State of Germany-Based on the Comparison with the Science Textbook of Japan Lower Secondary School- |
FullText URL | cted_002_186_195.pdf.pdf |
Author | Kozeni, Ayaka| Tanaka, Kenji| |
Abstract | ドイツ(連邦共和国)のザクセン邦におけるミッテルシューレ(通算呼称,第5~10学年)に焦点を当て,教科書を手がかりにして,教科生物の特徴を,日本の中学校の教科理科における生物分野との比較を通じて,明らかにした。ザクセン邦では教科生物として設定しており, 日本に比べて週授業時間数が多く, 選択分野もある。また, 人体を取り扱っており,人体分野の一部の内容には, いわば保健の内容が含まれ, ザクセン邦の週授業時間割表から保健がないことがわかるように教科生物で取り扱っている。教科書における学習内容とページ数, 索引の学習分野別割合, 人体分野の取扱いの範囲と順序に関する対比,DNAに関する取り扱う学年と範囲と内容の比較などから判断すれば, 日本の中学校の理科における生物教育とは異なり, ザクセン邦の生物教育の内容が広く,緻密であることがうかがわれる。 |
Keywords | ザクセン邦 生物教育 ミッテルシューレ 中学校 教科書比較 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2012-03-19 |
Volume | volume2 |
Start Page | 186 |
End Page | 195 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120003987695 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/44381 |
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Title Alternative | Analysis of Biology Education at Mittelschule in Saxony,a New State of Germany ―Based on the Course of Study― |
FullText URL | cted_001_093_104.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| Kozeni, Ayaka| |
Abstract | ドイツ(連邦共和国)のザクセン邦におけるミッテルシューレ(通算呼称,第5~10学年)に焦点を当て,学習指導要領などを手がかりにして,生物教育の特徴を,物理教育との比較を通じて,明らかにした。生物は物理に比べて,履修開始学年が早く,学習期間が長く,能力(準備)育成に対して資質育成という職業生活を念頭においた目標に関して違いがあった。生物分野の人体に関する学習と物理分野の天文に関する学習は,占める役割が異なっていた。概念の位置づけの指示は生物にあり,物理になく,概念を重視した教育を目指している。このような履修開始学年と期間,一般教育への寄与という目標,重要な学習内容の存在,授業構成の方針の有無から判断すれば,ミッテルシューレにおける生物教育は物理教育と比べて,確固とした地位を占めているといえる。 |
Keywords | ドイツ (Germany) ザクセン邦 (Saxony) ミッテルシューレ (Mittelschule (middle school)) 生物教育 (Biology Education) 学習指導要領 (Course of Study) |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2011-03-10 |
Volume | volume1 |
Start Page | 93 |
End Page | 104 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2011 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120002835655 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48206 |
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Title Alternative | Comprehensive Support System for Students with Disabilities in Higher Education: About the KOKUA program in the University of Hawaii at Manoa |
FullText URL | cted_002_171_175.pdf.pdf |
Author | Yoshitoshi, Munehisa| |
Abstract | 近年,わが国においても大学教育における障害学生支援のあり方が注目されつつある。しかしながら,多くの大学は実態把握に着手したばかりであり,実践的な支援システムの構築は今後の課題となっている。そこで,本稿では,州立ハワイ大学マノア校(学生数約2万人)における障害学生支援の取り組み(KOKUAプログラム)に着目し,インタビュー調査を中心にその実際について報告した。KOKUAプログラムは,半世紀近くの歴史を持つ学内の独立した学生支援機関であり,専任職員の配置による組織的な体制が組まれている。KOKUAプログラムの利用者は全学生の約3.2%に上ると推計されており,アシスティブ・テクノロジーを活用した多様な支援が展開されていた。一方,発達障害学生に対する支援方法の構築や,プライバシーの保護を前提とした支援の限界といった課題も残されていた。今後,手続きや内容など各大学の実態に応じた支援システムを早急に検討していく必要があろう。 |
Keywords | 障害学生 高等教育 支援システム 合理的配慮 アシスティブ・テクノロジー |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2012-03-19 |
Volume | volume2 |
Start Page | 171 |
End Page | 175 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120003987697 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/53240 |
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Title Alternative | Practice of the class that utilized the function of "Matrix Method” Instruction of junior high school social studies with the class group formation by "Cooperative Collaboration Learning" as a Base |
FullText URL | cted_005_101_110.pdf |
Author | Fujieda, Shigeo| |
Abstract | 本論は,社会的事象を立場と領域というマトリクス構造から考察して課題解決に迫る「マトリクス・メソッド」 という思考ツールを活用した授業展開と,高旗1 の提唱する「自主協同学習の理論」の実践を同時に行った中学 校社会科の実践報告である。 実践の結果,マトリクス・メソッドの持つ二つの機能,つまり事象を多面的・多角的に帰納的に分析する「帰 納的機能」と,意見の根拠の裏付けとなる情報収集をグループで配分し学習過程の協同化を実現する「配分的機能」 を生かした授業の有効性が明らかになった。また,自主協同学習の理論の実践の分析から,マトリクス・メソッ ドの有効性を担保する集団形成の要因として,コミュニケーションに関する因子とともに学級自治に関する因子 が存在することが明らかになった。 |
Keywords | 自主協同学習 問題解決学習 社会科 マトリクス・メソッド |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2015-03-06 |
Volume | volume5 |
Start Page | 101 |
End Page | 110 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2015 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005572546 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/66784 |
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Title Alternative | Transforming Teachers’ Attitudes through Experiential Learning in Laos -BENGALA dying workshops and the experience with local teachers- |
FullText URL | cted_014_239.pdf |
Author | MIYAMOTO, Ayuha| KAJIMOTO, Natsumi| VONGHEUANGSY, Bounpaserth| HARA, Yuichi| |
Abstract | ラオスの学校制度は, 初等教育全般において「体験型学習の提供」を求めている。実技教科では体験型の授業が実践されているが, それ以外の教科では座学中心の授業である。その背景には, 体験型学習の行い方がわからないといった教員の課題意識がある。本研究では, 特に教員の授業づくりに対する課題意識を引き受け, ラオスにおいて体験型学習を協働実践し教員意識の変容を明らかにすることとした。具体的には, ラオスの小中学校2校で,体育の授業で使うT シャツをベンガラ染めする体験型学習を行った。教員にも参加してもらいながら, 体験型学習を経験すると同時に協働実践することで, どのように意識が変容するかを検証した。検証方法は, 実践校2校の教員に対する半構造化インタビューである。その結果, 教員らは体験型学習の可能性を理解した一方, 座学中心の授業から体験型学習へ転換の方法がわからないという意見もあり, 今後の課題となった。 |
Keywords | 体験型学習 (Experiential learning) ラオス (Laos) ベンガラ染め (BENGALA dyeing) 持続可能な教育 (ESD) |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2024-03-29 |
Volume | volume14 |
Start Page | 239 |
End Page | 252 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63296 |
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Title Alternative | An Investigation on “Ae” of Real-time Online Lecture at the Okayama university - Using the YouTube Live + OBS Studio and Google Classroom Web Applications |
FullText URL | cted_012_033.pdf |
Author | Yamakawa, Junji| Takahata, Hiroshi| |
Abstract | 岡山大学でリアルタイムオンライン講義を実施した。使用したオンラインシステムはYouTubeLiveとGoogleClassroomのWebアプリケーションを使用して作成者が新たに構築した。このシステムは,講義ビデオアーカイブを提供することも可能であった。システムの構築費と運用費はかなり低くなる可能性がある。LMSは,講義ビデオの配信に加えて,学生とのコミュニケーションを合理化するために用いた。ビデオ配信システムまたはLMSの障害が原因でオンライン講義が停止することはなかった。このシステムにより講師は講義室の設備や講義の時間割の制約から解放され,マルチメディア教材やバーチャル教材の使用が容易になった。また学生の受講効率は従来の講義形式に対して約2.9倍に向上したと考えられる。授業の構成や内容の質的問題の検証,授業内容に対する生徒の理解の深化,生徒が習得した資質や能力の内容の検証は今後の課題である。 |
Keywords | オンライン講義(Online Lecture) OBS Studio YouTube Live Google Classroom 受講効率(Attendance efficiency) |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2022-03-30 |
Volume | volume12 |
Start Page | 33 |
End Page | 46 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |