検索結果 687 件
JaLCDOI | 10.18926/CTED/61567 |
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タイトル(別表記) | The State of Distance Learning that Put Emphasis on Self-reliance Activities at Special Needs School Through a Practice for Children with Health Impairments in the Midst of Pandemic of COVID-19 |
フルテキストURL | cted_011_089_099.pdf |
著者 | 近藤 翔太| 熊谷 愼之輔| |
抄録 | 病弱児に対して取り組んできた本遠隔授業実践を振り返ると,コロナ禍による課題の変化がうかがえた。すなわち,遠隔授業における課題は,「普及」から「授業内容の充実」へと変化し,さらに病弱児が継続した学習ができるような「自立した学びを支援する」ことが新たな課題となっていることがわかった。遠隔学習において学習者に対する自立した学びの支援は,特別支援教育における自立活動を促すことにつながることも示唆された。そのため,病弱児の遠隔授業においては,自立活動を重視した支援を行うことが重要といえる。具体的には,子どもと教師が一緒に遠隔学習の計画を立てたり,子ども自身が学習進度の自己評価を行ったりするなど,子どもが主体的に自身の学習をマネジメントすることが肝要である。また,病弱児の学びの環境を整備するためにも,特別支援教育コーディネーターと協働しながら関係機関と連携をとっていく必要がある。 |
キーワード | 病弱児 (Children with Health Impairments) 遠隔授業 (Distance Learning) 特別支援教育 (Special Needs Education) 自立活動 (Self-reliance Activities) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
開始ページ | 89 |
終了ページ | 99 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/61565 |
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タイトル(別表記) | The Bright and Dark Sides of Programming Education in Japanese Elementary Schools:Clarification of Practical Issues |
フルテキストURL | cted_011_059_073.pdf |
著者 | 西川 義孝| 三沢 良| 髙橋 典久| |
抄録 | 2020 年度から全面実施された新学習指導要領において,小学校プログラミング教育が必修化された。しかしプログラミング教育が児童のどのような資質・能力の向上に資するのか,授業を適切に設計・実施するために考慮すべきことは何か,といった点は必ずしも明確ではない。そこで本研究では,既往知見に基づき,小学校プログラミング教育の光と影,すなわち期待される効果と実施に伴う懸念や不安を整理した。それらを踏まえ,今後の小学校プログラミング教育を充実させていくための実践的な検討課題として,授業設計,評価規準・評価方法の立案,ICT 環境整備,教員への働きかけを導出し,議論した。 |
キーワード | 小学校プログラミング教育 (Programming education in elementary school) プログラミング的思考 (Programming thinking) ICT 環境 (ICT environment) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
開始ページ | 59 |
終了ページ | 73 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/61562 |
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タイトル(別表記) | Consideration of educational principles required in the era of rapid change in the future ―From collective learning of problem-solving communicative action― |
フルテキストURL | cted_011_015_029.pdf |
著者 | 作田 澄泰| 中山 芳一| |
抄録 | 21 世紀の教員養成の課題に向け,変化の激しい時代を生き抜くため,質の高いコミュニ ケーション的行為の在り方を実践し,“真実の学び”を構築する必要がある。そのために本稿では,地域伝統文化継承への参加型教育学習の事例をもとに,課題解決を中心としたコミ ュニケーション的行為の教育原理を多面的な角度から考察し,未来社会に向けた学校教育及び,教員養成課程における「真正な学び」に関する教育原理を明らかとした。 また,地域伝統文化継承の教育実践事例と教育職員養成審議会答申(1999)の内容から,今日の学校教育,教師教育に必要な教育原理を考察し,コルト・ハーヘンらの理論をもとにし,今日の人間力を培うための教員養成と「真正な学び」に向けたコミュニケーション的行為の集団的学びに関する教育方法について示唆した。 |
キーワード | 「タテ」「ヨコ」の繫がり ("Vertical" and "horizontal" Independent) 課題発見と課題解決 (Problem discovery and problem solving) 自己実現 (Self-actualization) 郷土愛に関する道徳性 (Morality about hometown love) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
開始ページ | 15 |
終了ページ | 29 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/61469 |
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タイトル(別表記) | Prior learning materials to facilitate “dialogue and inquiry” in remote lectures- Publication of scenarios for the production of instructional videos of artworks for use in flipped classes - |
フルテキストURL | bgeou_176_079_091.pdf |
著者 | 才士 真司| 伊藤 駿| |
抄録 | 国立大学法人岡山大学大学院教育学研究科《国吉康雄記念・美術教育研究と地域創生講座》では,美術鑑賞の機会に,対話と探究を用い,アート作品の制作背景を社会課題の解決と関 連づけて考察する手法を開発し,実践している。現在,COVID⊖19の感染拡大を防ぐことを目的としたリモートでの講義プログラムにおいても,この鑑賞手法を用いるため,「反転学習用動画教材」として,岡山県に関係する洋画家ふたりに関する動画を制作した。ここでは,制作のために執筆したシナリオを,反転学習用の動画制作のための作例として公開する。 |
キーワード | 反転学習 動画教材 国吉康雄 清志初男 対話探究型鑑賞法 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2021-02-24 |
巻 | 176巻 |
開始ページ | 79 |
終了ページ | 91 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006980464 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/61466 |
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タイトル(別表記) | Developing Lesson Plans Focused on SDGs in Elementary School and Junior High School Social Studies and Integrated Studies: Taking for Example the Development of an ESD Plan for Learning Environmental Issues |
フルテキストURL | bgeou_176_047_058.pdf |
著者 | 桑原 敏典| 横川 和成| 高橋 純一| |
抄録 | 本研究は,SDGsについて学ぶ授業を小学校・中学校の社会科や総合的な学習の時間において実践するための授業づくりの方法を,具体的な単元開発を通して提案しようとするものである。開発単元では,環境問題を取り上げ,持続可能な社会の形成という観点から社会の制度や仕組み,自分たちの行動を見直し,今後の社会のあり方についての見通しを持たせる授業を構想した。これまでの研究は,SDGsを教育内容と関連付けることにとどまっていた。SDGsの目標やターゲットの背後にある原理を検討したうえで,それを反映した授業の目標設定や授業構成を提案することで,他のテーマを取り上げた際にも応用可能な授業づくりの方法を示すことができたと考えている。 |
キーワード | SDGs ESD 社会科 総合的な学習の時間 単元開発 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2021-02-24 |
巻 | 176巻 |
開始ページ | 47 |
終了ページ | 58 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006980461 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/61464 |
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タイトル(別表記) | A Comparative Study on Teacher Training and Education (3): An Elementary School Teacher Reading a German Educational Book in the Meiji Period |
フルテキストURL | bgeou_176_023_036.pdf |
著者 | 梶井 一暁| 尾上 雅信| 髙瀬 淳| 小林 万里子| 平田 仁胤| |
抄録 | 近代日本の国民教育とそれを支える教師の養成教育は,日本に独自的であり,同時に世界的動向の影響のなかに展開されるものであった。日本の教育は,西洋の教育をどう摂取したのか。とりわけドイツの教育の影響について,その一断面を,明治期の地方の一小学校教師が所持したドイツ教育書の内容と,その読書の跡の分析を通じて明らかにする。この事例の検討から,国民教育の実践者としての教師が,ヘルバルト主義教育に接し,その日本的受容を果たしていたことを示す。 |
キーワード | 近代日本 小学校教師 ドイツ教育 ヘルバルト主義教育 読書 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2021-02-24 |
巻 | 176巻 |
開始ページ | 23 |
終了ページ | 36 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006980459 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/61003 |
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フルテキストURL | bgeou_175_069_083.pdf |
著者 | 横松 友義| |
抄録 | 本研究では,幼稚園カリキュラム・マネジメントの実現できる教育課程及び年間指導計画を編成・作成し,さらに,それらを実施し評価し改善し再編成・作成することができているA私立幼稚園においてアクション・リサーチを実施し,その実施段階において,教材開発と協働性創造を推進するための研究者の協働手順を開発している。その上で,この教材開発及び協働性創造の加速過程において,システム思考の重要性の理解,システム思考の開始,対話の中での学びの積み重ねと教諭相互の信頼感の強化,リーダーシップの分散,無理のない形での取り組みの実施が見いだされたことを報告している。 |
キーワード | 幼稚園 カリキュラム・マネジメント 実施 教材開発 協働性 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2020-11-27 |
巻 | 175巻 |
開始ページ | 69 |
終了ページ | 83 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006937492 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/60998 |
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フルテキストURL | bgeou_175_013_026.pdf |
著者 | 桑原 敏典| 周 星星| |
抄録 | 本研究は,日中の国際理解教育の歴史的展開と動向を明らかにした上で,現行の国際理解教育に関する政策を比較・分析することによって,日中の国際理解教育が国の社会的状況からいかなる影響を受け,現在どのように展開しているかを明らかにしようとするものである。その際,日本の場合には,現行の学習指導要領の「総合的な学習・探究の時間編」を手がかりとし,中国の場合には,現行の2017年版の「中小学総合実践活动指導綱要」を手がかりとする。分析の結果,以下のことが明らかになった。1)歴史から見れば,両国における国際理解教育の発展は自国の国情に応じた理念を模索する時期を含み,その後,グローバル化が進展する現在,グローバル社会が直面している諸問題と自国の状況をふまえて,独自の国際理解教育を行うことが要求されていること。2)日本における『総合的な学習・探究の時間』に比べると中国における『総合実践活動』は,国民意識育成に重点をおき国際理解教育が行われていること。 |
キーワード | 国際理解教育 『総合的な学習・探究の時間』 『総合実践活動』 日中比較 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2020-11-27 |
巻 | 175巻 |
開始ページ | 13 |
終了ページ | 26 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006937493 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/60997 |
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フルテキストURL | bgeou_175_001_012.pdf |
著者 | 片山 美香| 西村 華那| |
抄録 | 本稿では,まず,平成29(2017)年に改訂(改定)された幼稚園教育要領に提示された,これからの時代を生き抜くために幼児教育において育てたい資質・能力としての三つの柱を示すと共に,その育成に際して「言葉」の力を育む重要性について述べた。続いて,3つの資質・能力の育成を目指しつつ,子どもが5領域を通じた経験を積み重ねることによって幼稚園修了時に育まれるとされる「言葉による伝え合い」に焦点を当て,幼稚園生活における「言葉による伝え合い」の場と年齢別の姿を描出した。さらに,幼稚園生活の中でほぼ毎日,「言葉による伝え合い」を交えて実践されている「振り返り」の時間を取り上げ,幼児や教師にとっての意義,及び有用な「振り返り」に求められる教師の専門性について論じた。幼児にとっては,ある体験の前後で自らの違いに気付いて学びを自覚したり,小学校での学び方の型を身に付けたりする機会として,教師にとっては新たな幼児理解,適切な環境構成の手がかりとしての意義があることを論じた。 |
キーワード | 言葉による伝え合い 振り返り 幼稚園 教師 言語力の育成 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2020-11-27 |
巻 | 175巻 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 12 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006937506 |
タイトル(別表記) | Development of an Intercultural Education Program to Support Japanese Students Returning from Study Abroad: A Trial Implementation of Self-help Group Activities for Care and Career Enhancement of Returnee Students |
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フルテキストURL | ryugakukouryuu_101.pdf |
著者 | 髙濵 愛| 田中 共子| |
キーワード | 帰国後教育 カルチャーショック |
発行日 | 2019-08 |
出版物タイトル | 留学交流 |
巻 | 101巻 |
出版者 | 日本学生支援機構 |
開始ページ | 46 |
終了ページ | 63 |
ISSN | 0916-1309 |
NCID | AN10095893 |
資料タイプ | 学術雑誌論文 |
言語 | 日本語 |
OAI-PMH Set | 岡山大学 |
著作権者 | © JASSO |
論文のバージョン | publisher |
オフィシャル URL | https://www.jasso.go.jp/ryugaku/related/kouryu/2019/08.html| |
関連URL | isVersionOf https://www.jasso.go.jp/ryugaku/related/kouryu/2019/__icsFiles/afieldfile/2019/08/08/201908takahamatanaka.pdf |
タイトル(別表記) | For Interaction with Muslim International Students: From View Point of Japanese Commonality on Case and Practical Studies |
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フルテキストURL | ryugakukouryuu_100.pdf |
著者 | 中野 祥子| 田中 共子| |
キーワード | 在日ムスリム留学生 異文化交流 |
発行日 | 2019-07 |
出版物タイトル | 留学交流 |
巻 | 100巻 |
出版者 | 日本学生支援機構 |
開始ページ | 32 |
終了ページ | 43 |
ISSN | 0916-1309 |
NCID | AN10095893 |
資料タイプ | 学術雑誌論文 |
言語 | 日本語 |
OAI-PMH Set | 岡山大学 |
著作権者 | © JASSO |
論文のバージョン | publisher |
オフィシャル URL | https://www.jasso.go.jp/ryugaku/related/kouryu/2019/07.html| |
関連URL | isVersionOf https://www.jasso.go.jp/ryugaku/related/kouryu/2019/__icsFiles/afieldfile/2019/07/09/201907nakanotanaka.pdf |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/60560 |
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フルテキストURL | bgeou_174_045_060.pdf |
著者 | 槇野 滋子| |
抄録 | 本実践は,2020 年2月12 日㈬に,岡山県立玉野高等学校第2学年153 名を対象に,総合的な学習の時間(以下「総合」)におけるコミュニケーション能力育成のための学習活動として「フリーズ・フレームを体感しよう」の単元名で行ったものである。 総合の探究活動を活性化するには,多様な他者と円滑にコミュニケーションを図ることが必要である。本実践は,演劇的手法の1つである「フリーズ・フレーム(静止画)」に,総合の学問分野別小グループ単位で取り組むことで,「全身を用いたコミュニケーション」と「言葉によるコミュニケーション」の両方の特性を体得し,多様な他者と豊かで実り多いコミュニケーションができる能力の育成を図ることを目標とした。加えて稿者が所属する獲得型教 育研究会が目指す「演劇的手法を導入した『学びの全身化』により,学習者自身が『学びのワクワク感』を喚起する」ことを企図した。 生徒の活動ぶりや振り返りの記述を通して,本実践が目標を十分達成したことと,生徒達が「自立的学習者」への第一歩を踏み出したことが窺えた。 |
キーワード | 演劇的手法 フリーズ・フレーム(静止画) 学びの全身化 獲得型教育 学びのワクワク感 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2020-07-27 |
巻 | 174巻 |
開始ページ | 45 |
終了ページ | 60 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006881515 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/60559 |
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フルテキストURL | bgeou_174_037_044.pdf |
著者 | 宮﨑 善郎| |
抄録 | 本研究では,視覚障害児の図形認知と空間表象に関連する研究領域の中から,触運動知覚による空間理解,全盲者の描画活動,触運動知覚による物体認識に関する近年の研究を取り上げ,視覚障害教育の指導方法との関連づけを試みた。Millar,Al-Atter(2004),Kennedy(2014)Woods,Moore,Newel(2008)の知見は,これまで視覚障害教育の指導実践においても留意して取り組まれてきたことと概ね一致していた。今後の課題として,さらに視覚障害教育領域に関連する国内外の研究動向を調査して指導方法と関連づけて整理していくことにより,香川(2013)が指摘する視覚障害の特性を十分に考慮した空間理解に関する学習プログラムの開発及び実践的で実証的な検証が求められる。 |
キーワード | 視覚障害 図形認知 空間表象 触運動知覚 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2020-07-27 |
巻 | 174巻 |
開始ページ | 37 |
終了ページ | 44 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006881514 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/60558 |
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フルテキストURL | bgeou_174_025_036.pdf |
著者 | 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は,小・中学校の「総合的な学習の時間」及び,高等学校の「総合的な探究の時間」を,シティズンシップ教育として位置づけた時の可能性や意義を検討したうえで,実践にむけての課題を明らかにしようとするものである。そのために本研究では,1998 年改訂以後の学習指導要領における「総合的な学習の時間」の目標や内容の記述の変遷をたどり,改訂の度に「総合的な学習の時間」の性格がどのように変わっていったかを考察する。 具体的には,1998 年,1999 年告示の学習指導要領,次の2011 年から2013 年告示の学習指導要領,そして,2017 年と2018 年告示の学習指導要領に示された「総合的な学習の時間」の目標,内容,方法等を検討する。そのうえで,そこにシティズンシップ教育としての性格がどのように現れているかを明らかにする。 |
キーワード | 総合的な学習の時間 シティズンシップ教育 市民性 学習指導要領 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2020-07-27 |
巻 | 174巻 |
開始ページ | 25 |
終了ページ | 36 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006881513 |
JaLCDOI | 10.18926/58199 |
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フルテキストURL | rkiyo55_087_094.pdf |
著者 | 岩谷 諭| 小田 成一| 川端 美穂| 小倉 弘美| |
出版物タイトル | 研究紀要 : 岡山大学教育学部附属中学校 |
発行日 | 2020-03 |
号 | 55号 |
開始ページ | 87 |
終了ページ | 94 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | © 岡山大学教育学部附属中学校 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006824844 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/58136 |
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タイトル(別表記) | Fundamental Study to Create a Joint Modeling Bringing up a Skill to Build a Relationship in a Childcare Facility |
フルテキストURL | cted_010_259_271.pdf |
著者 | 山口 実梨| 髙橋 慧| 馬場 訓子| 渡邊 祐三| 髙橋 敏之| |
抄録 | 近年の社会変化により,子どもの遊びには変化が見られ,主体性を発揮して夢中になれる活動や,友達とやりとりをしながら創造性を発揮する機会が,必要とされている。つまり,遊びを通した子ども同士の関わりは,道徳性・社会性を育み,人間関係形成能力を育むための重要な課題であると指摘できる。人間関係形成能力を育むための活動の1つとして,共同造形制作が考えられる。本論では,子ども同士の関わりを作る造形表現活動の実践は,1人では作ることができない大きな作品で,アイデアを多く必要とする「寄せがき方式」の制作遊びを設定して行うことが望ましいと考えられる。創造的な遊びには,子どもにとって友達とイメージを共有して作る要素が多く,テーマや色や形を工夫していくことができると考える。 |
キーワード | 保育施設 (Childcare facility) 子ども (Child (Children)) 人間関係形成能力 (Skill to build a relationship) 共同造形制作 (Joint modeling) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2020-03-20 |
巻 | 10巻 |
開始ページ | 259 |
終了ページ | 271 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2020 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/58135 |
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タイトル(別表記) | Practical Study on the Use of Newspaper for Teaching Materials Focusing on Reflection of Undergraduate’ s Lectures about the Theory and Practice of‘ Newspaper in Education’ Movement. |
フルテキストURL | cted_010_245_258.pdf |
著者 | 尾島 卓| |
抄録 | 本稿は2019 年9 月19 日に行われた岡山県NIE 推進協議会主催大学セミナーでの発表に本学部開設科目「教育における新聞活用の理論と実際」に関する内容を加筆し、再構成したものである。2012 年から開始された上述の講義は本年で8 年目を迎えた。この間行われた60 分クォーター制への変更から4年が経過したため、90 分時間割時代からの成果を振り返る節目であることが執筆の動機である。もう一つの節目は学習指導要領の完全実施である。2020 年度より小学校から順次本格実施される学習指導要領において新聞とそれを使った教育実践の行く末を展望するには絶好の時期だと考えたからである。 このような動機に基づく本校では、はじめに上述した講義の概要を解説した。次に、学習指導要領における新聞に関する記述の変化から、新聞にたいする期待を分析した。最後に、教科横断的な学びを成立させる教材としての可能性を学部講義の成果から検討した。 |
キーワード | NIE(Newspaper In Education) 教材開発 (Development of teaching materials) 教科横断的な学び (Cross-curriculum learning) 学習指導要領 (Course of Study in Japan) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2020-03-20 |
巻 | 10巻 |
開始ページ | 245 |
終了ページ | 258 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2020 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/58134 |
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タイトル(別表記) | Challenges in Teaching Elementary School Science The development example to make educational guidance of science enrich : Formation and change of land |
フルテキストURL | cted_010_231_244.pdf |
著者 | 山﨑 光洋| |
抄録 | 令和2年4月に完全実施される小学校学習指導要領の理科では,主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善等に加え,プログラミング教育が位置付けられたコンピュータや情報通信ネットワークなどの活用,自然災害との関連などの新しい内容が注目を集めている。授業を工夫・改善するためには,これまでの教育実践の蓄積を若手教員にもしっかり引き継ぐことが必要とされているが,容易に引き継ぎを行うことができる状況にない。本稿では,第6学年「土地のつくりと変化」を例に,若い教員や理科に苦手意識を持つ教員の理科授業実践を支援し,授業を実践しながら理科の学習指導に必要な知識や経験に触れることをねらいにした資料を作成し,それらの資料を活用した研修や実践を通して,現職教員とともにその内容や方法について検討したものを報告する。 |
キーワード | 小学校理科 (elementary school science) 授業改善 (instructional improvement) 観察・実験 (observation and experiment) 教材 (development of teaching materials) 授業構成 (structure of activities) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2020-03-20 |
巻 | 10巻 |
開始ページ | 231 |
終了ページ | 244 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2020 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/58133 |
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タイトル(別表記) | Improving Moral Courses in the Use of Care-Thinking Aiming for Children to Explore Together |
フルテキストURL | cted_010_215_229.pdf |
著者 | 尾崎 正美| |
抄録 | 「特別の教科 道徳」となり,「考え,議論する道徳」への授業の質的転換が求められている。学習指導要領には,道徳科として目指す学びが具体的に示されており,現場の教員にも授業の質を改善するという意識が高まってきた。そこで,子供が共同的に自己のよりよい生き方を探求していくことができる授業となるよう,マシュー・リップマンの提唱する多元的思考アプローチの一つであるケア的思考を重視して道徳科の授業に応用し,授業改善に取り組んだ。筆者が創造的思考,批判的思考を段階的に取り入れてきたこれまでの実践と比較しながら実践を進め,道徳科の授業に,ケア的思考を意識的に取り入れることにより,創造的思考や批判的思考が活性化され,さらには三つの思考が作用し合うことが明らかになった。 |
キーワード | ケア的思考 (Care-Thinking) 探求の共同体 (Community of Inquiry) 道徳科授業 (Moral Courses) 多元的思考アプローチ (Plural Thinking approach) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2020-03-20 |
巻 | 10巻 |
開始ページ | 215 |
終了ページ | 229 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2020 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/58131 |
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タイトル(別表記) | Childcare Practice Study of Rythmique that Draws Proactive Physical Expression from Children (1st Report) : Mainly Including Cases of Classes for One, Two, and Three Years Old in a Childcare Facility |
フルテキストURL | cted_010_183_197.pdf |
著者 | 小竹 沙織| 馬場 訓子| 髙橋 慧| 渡邊 祐三| 髙橋 敏之| |
抄録 | 近年の先行研究を「身体表現」「音楽教育」「リトミック」「遊戯」をキーワードに概観すると,100 年を超える歴史の中で,リトミックの捉え方が変容していることと,リトミックの新しい保育実践研究が必要であることが,明らかになった。そこで本論では,保育施設におけるリトミックの実践から,子どもが何を学び,何が育っているのかを論考した。その結果,以下のことが示唆された。(1)1歳児学級の子どもは,保育者の模倣を活発に行う段階である。(2)2歳児学級においては,子どもが自由に想像し表現できるよう,保育者は,配慮する必要がある。(3)3歳児学級においては,表現することの楽しさを通して心が解放される気持ち良さを感じることや,リトミックの主題や保育者の姿に集中することや,何かを達成する喜びを感じること等が重要である。 |
キーワード | 子ども (Child (Children)) 身体表現 (Physical expression) リトミック (Rythmique) 保育実践 (Childcare practice) 1・2・3歳児学級 (Classes for One, Two, and Three Years Old) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2020-03-20 |
巻 | 10巻 |
開始ページ | 183 |
終了ページ | 197 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2020 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |