JaLCDOI | 10.18926/14347 |
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タイトル(別表記) | A Typing the Theories of Teaching of History as the Social Studies in Secondary School |
フルテキストURL | 006_001_010.pdf |
著者 | 佐藤 育美| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は、現代歴史授業の改善を目指して、現在主張されている多様な社会科歴史授業構成論を類型化してその特徴を明らかにしようとするものである。一般的伝統的な歴史授業については歴史的事象に関する知識の暗記にとどまり社会認識の形成に至っていないことや、価値注入教育に陥っていること等が問題点として指摘されている。それらを克服するものとして社会科歴史が唱えられている。本研究では社会科歴史授業構成論として、社会科学科歴史論、理論批判学習としての歴史教育論、解釈批判学習としての歴史教育論、社会的判断力育成を目指した歴史教育論、社会形成力育成を目指した歴史教育論を取り上げて、その目標、方法、内容について分析・検討を行った。 |
キーワード | 歴史教育(history teaching) 社会科歴史 (teaching history as the social studies) 解釈 (historical interpretation) 判断力 (sense of judgment) 意思決定(decision making) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2006-03-25 |
巻 | 6巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 10 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308610 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/15018 |
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タイトル(別表記) | Developing the Program for the Social Studies Teacher Training focused on How to Use Teaching Materials. |
フルテキストURL | 140_033_041.pdf |
著者 | 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は,社会科教師の授業力を向上させるための研修の原理の解明と,実際の具体的なプログラムの開発を,授業力のうち資料の有効な活用のために必要な力に重点をおいて行おうとしたものである。社会科の授業構成において,児童生徒に授業の中で実際に配布し彼らの思考や考えを触発する資料の役割は極めて大きいが,実際には教師自身の誤解や力量不足のために本来の役割を果たすことができていない場合も多い。しかし,一方で,そのような力の育成は,経験を積んで得られるものであって研修を通して獲得するものではないという考えもあり,なかなか計画的には育成できないでいる。本研究では,そのような固定観念を取り払って,実際に研修等で利用できる形のプログラムを開発した。 |
キーワード | 社会科授業力 資料活用 教員研修 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2009-02-25 |
巻 | 140巻 |
開始ページ | 33 |
終了ページ | 41 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307338 |
JaLCDOI | 10.18926/15100 |
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タイトル(別表記) | STUDY ON THE PRINCIPLE AND THE ORGANIZATION OF CONTENTS OF THE HOLOCAUST LEARNING |
フルテキストURL | 009_031_040.pdf |
著者 | 井上 昌善| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は、アメリカ合衆国で開発された教材『THE HOLOCAUST』の指導書である『THE HOLOCAUST A TEACHER'S GUIDE』の内容編成及び授業構成を分析し、ホロコースト学習の意義と方法を明らかにしようとするものである。現在、わが国においては社会科地理、歴史、公民の各分野において民族問題の学習が行われているが、問題の追究の仕方や解決策の検討のさせ方などに問題を抱えている。そのため、民族間題を取り上げた授業において、生徒の認識形成や意思決定は必ずしも科学的合理的なものとなっているとは言えない。 よって、本研究では『THE HOLOCAUST』を分析して内容編成や授業構成の原理を解明した上で、我が国の社会科における民族問題学習の改善に対する示唆を得たいと考えている。 |
キーワード | 社会科 (Social studies) ホロコースト学習 (The Holocaust Learning) 民族問題 (The Issues of ethnic) 社会認識 (Social recognition) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2009-03-10 |
巻 | 9巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 31 |
終了ページ | 40 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307522 |
JaLCDOI | 10.18926/15102 |
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タイトル(別表記) | DEVELOPING THE SOCIAL STUDIES LESSON PLAN OF A JUNIOR HIGH SCHOOL TO MAKE STUDENTS UNDERSTAND THE GLOBALIZATION |
フルテキストURL | 009_041_050.pdf |
著者 | 松本 慎平| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は,生徒にグローバル化が進んだ現代社会を捉えさせるための中学校社会科の授業構成の原理と方法を提案しようとするものである。そのために,本研究においては,教材として外国人労働者問題を取り上げ,外国人の労働者が近年なぜ増加しているのかを探究させることを通して,グローバル化の実 態とその原因を把握させる。教材開発においては,社会学者のサスキア・サッセン氏の論を手がかりに到達目標である概念的説明的知識を抽出し,グローバル化が進んだ世界に対する科学的認識を形成することを目指した。 |
キーワード | グローバル化 (globalization) 外国人労働者 (foreign workers) 科学的社会認識 (social recognition) 社会科教育 (social studies education) |
出版物タイトル | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
発行日 | 2009-03-10 |
巻 | 9巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 41 |
終了ページ | 50 |
ISSN | 1346-3705 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002307853 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/16075 |
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タイトル(別表記) | Improvement a Teaching Plan for the Social Studies of a Elementary School focused on developing a Comparing and Classifying Thinking : Developing a Tentative Teaching Plan for Community Studies. |
フルテキストURL | 142_029_038.pdf |
著者 | 桑原 敏典| 松本 慎平| 兒山 力| |
抄録 | 本研究は,比較・分類思考を取り入れることにより,地域社会の特色を捉えさせることを目指した小学校社会科地域学習の単元開発研究である。中学年の社会科は,一般に地域学習と呼ばれており,地域産業や地域の消費生活についての学習が行われる。学習過程においては,児童自身が調べ学習を行い,調べた事実から人々の努力や工夫を取り出し,人々と自分の生活との関連を見出すことが中心となる。このような学習においては,習得される知識が表面的なものにとどまり,地域への愛着という態度目標によって認識が閉ざされると言われている。このような問題点の克服を目指し,本研究では,商店,スーパー,地域の市場の三者の特色を比較・分類させ,それぞれの機能や働きと販売・消費に関する社会のしくみについて理解することで地域社会とは何かを把握させる単元を開発した。 |
キーワード | 比較・分類思考 小学校社会科 地域学習 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2009-10-21 |
巻 | 142巻 |
開始ページ | 29 |
終了ページ | 38 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002306801 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/16090 |
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タイトル(別表記) | Developing a Teaching Plan for the Social Studies of a Junior High School Focused on Inquiring What is a Good Society : Based on the Learning Principles of the New Course of Studies. |
フルテキストURL | 141_059_068.pdf |
著者 | 桑原 敏典| 佐藤 育美| 小笠原 優貴| |
抄録 | 本研究は,平成20年3月に改訂された中学校学習指導要領のもとでの中学校社会科の単元開発のあり方を,公民的分野の内容(4)-イ「よりよい社会を目指して」を取り上げて具体的に示そうとするものである。今回の学習指導要領改訂では,中学校社会科には目標レベルの変化はほとんど見られず,一見,改訂は小幅なものにとどまったかに思われる。しかしながら,内容を検討すると,地理,歴史,公民の三分野ともに学習原理に関わる大きな転換がなされていることが分かり,それを見逃すと改訂の本質は見えない。本研究では,新学 習指導要領の学習原理として特に注目されている探究活動の充実に焦点をしぼり,学習原理の転換がいかになされたかということに加えて,具体的にいかなる授業づくりが求められるかを事例に基づいて明らかにした。 |
キーワード | 新学習指導要領 社会科 探究学習 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2009-06-25 |
巻 | 141巻 |
開始ページ | 59 |
終了ページ | 68 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002306373 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/54489 |
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タイトル(別表記) | Study of developing a teaching program for a voter education from a junior high school to a high school: Based on developing a tentative lesson plan of a junior high school and a high school social studies in order to teach about the concept of vote |
フルテキストURL | bgeou_162_089_097.pdf |
著者 | 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は,市民社会に寄与し得る有権者の育成を目指して,児童・生徒の発達段階に応じた有権者教育のあり方を追究し,小学校から高等学校までの12 年間を一貫する原理にもとづいた有権者教育プログラム開発のための方法を提案しようとするものである。本研究では,有権者として効果的な判断や意志決定を行うために不可欠な概念を幾つか想定し,それらを体系的に身に付けていけるようなカリキュラム・フレームワークを設定した。そのカリキュラムに基づく単元の例として,「選挙」概念を身に付ける中学校社会科及び高等学校公民科の単元を開発した。その単元開発のプロセスを提示することによって,先に挙げた課題に応えていきたい。 |
キーワード | 有権者教育 小中高一貫 中学校社会科 公民科 単元開発 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2016-07-28 |
巻 | 162巻 |
開始ページ | 89 |
終了ページ | 97 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005825844 |
JaLCDOI | 10.18926/66514 |
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タイトル(別表記) | Building Principles of Citizenship Education for Children with Intellectual Disabilities: Toward Making a Framework for Developing Programs that Ensure Independent Decision-Making |
フルテキストURL | hss_056_001.pdf |
著者 | 桑原 敏典| |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2023-12-28 |
巻 | 56巻 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 16 |
ISSN | 1881-1671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright (c) 2023 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/66710 |
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タイトル(別表記) | Study on the Development of Consumer Education Programs Aimed at Developing Independent Legal Decision-Making Skills: -Based on a Study of the Theory of Value Formation in Social Studies Education |
フルテキストURL | bgeou_185_093_104.pdf |
著者 | 桑原 敏典| 宮本 あゆは| |
抄録 | 本研究は,学習者が法に基づいて主体的に判断し,自らが直面している消費者問題の解決に取り組むことができるようになることを目指した教育プログラムの開発・実践を目指したものである。その際に,社会科教育研究の価値観形成論の検討をふまえ,その原理を応用する。法教育として消費者教育を捉えた場合,それは,たんに個人の生活上の問題解決を目指すものにはとどまらない。権利と責任に対する認識に基づいて自立した市民として判断ができる力を育成するとともに,多様な考え方や生き方を尊重する社会を,法に基づいて作っていくことに参画できる市民を育てる教育として位置付けられることになる。開発したプログラムでは,人は誰でもそのような失敗をするものであるということを前提として,取り上げた事例において,なぜ失敗をしたのかを考えさせ,その人を取り巻く状況を把握させたうえで,その人の意図や動機を共感的に理解させることを目指した。 |
キーワード | 法教育 消費者教育 法的判断力 社会科教育 価値観形成 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2024-02-22 |
巻 | 185巻 |
開始ページ | 93 |
終了ページ | 104 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/66776 |
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タイトル(別表記) | Study on the Process of Formation of Elementary School Teachers’ perspective on Social Studies -Focusing on rookie teachers- |
フルテキストURL | cted_014_119.pdf |
著者 | 福田 友香| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は,初任期の小学校教師が何を拠り所として社会科観を形成しているのか,また自身の社会科観をどのように発展させていこうとしているのかを明らかにしようとするものである。調査の結果,初任期小学校教師は,大学時代の卒業論文を書くために所属したゼミでの学びが核となり,日々の授業での子供観察や教材研究,生徒指導の経験など,新しい経験や価値観に出会うことを通して不足している部分を補いながら自身の社会科観を形成しており,社会科観は流動的であることが明らかになった。また,社会科を通して育てたい子供像については,教師のよりよい未来社会への志向が,社会科の役割に対する考えの核となっており,社会科を生徒指導や生活指導と密接に関連する教科であると認識していた。 |
キーワード | 小学校教師 (elementary school teacher) 社会科観 (social studies perspectives) インタビュー (interview) 初任期教師 (rookie teacher) 教師のゲートキーピング (gatekeeping role of teacher) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2024-03-29 |
巻 | 14巻 |
開始ページ | 119 |
終了ページ | 133 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/66777 |
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タイトル(別表記) | A Study on the Formation of Educational Philosophy of Collaboration Coordinators Linking Schools and Communities -Focusing on the Process of Embodying Ideals- |
フルテキストURL | cted_014_135.pdf |
著者 | 波多野 雅俊| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は,外部人材の教育観に着目し,インタビュー調査を通して連携支援員の教育に関する理想とその具体化の過程を明らかにしようとするものである。対象とするのは,Y県で連携支援員として活動した経験を持つ4名である。近年,「社会に開かれた教育課程」の推進により,地域と連携した授業の開発や学校現場における「地域コーディネーター」をはじめとした連携支援員の配置が進んでいる。全国都道府県教育長協議会第2部会(2019)や地域・教育魅力化プラットフォーム(2019)などにより連携支援員の実態に迫った量的研究が行われるなど,連携支援員に注目が集まっている。本研究では,学校と地域の橋渡し機能を果たしている連携支援員の理想と,その理念の具体化の過程を分析し,連携支援員の教育観が形成される過程を解明したい。 |
キーワード | 連携支援員 (collaboration coordinators) 教育観 (educational view) 理想 (ideal) 具体化 (embodiment) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2024-03-29 |
巻 | 14巻 |
開始ページ | 135 |
終了ページ | 149 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/66778 |
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タイトル(別表記) | Research on a Citizenship Education Education Program that Raises Awareness of the Boundaries Between Self and Others Defined by the Concept of ‘Normal’ |
フルテキストURL | cted_014_151.pdf |
著者 | 松原 心| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は,子どもの価値判断基準,つまり自分と他者を区別する価値判断を問い直すプログラム構成原理を明らかにし,その原理に基づいて開発したプログラムを大学生に対して実験的に実践することを通して,原理の有効性や学習者の価値判断基準の変容を明らかにしようとするものである。本研究では,これまでの価値判断学習にはなかった感情を取り入れた新たな構成原理を明らかにするとともに,プログラムの開発・実践を通して,社会認識のみではなく,感情も踏まえた思考をすることを通して自分と他者を区別する境界が存在していることに気づき,新たな価値を生み出していこうとする学習者の姿が明らかになった。以上のような自他の境界を見つめ直す機会を繰り返すことが,真に多様性を認める社会の形成者の育成につながると考える。 |
キーワード | 多様性 (diversity) 価値判断学習 (studies on value judgment learning) 社会認識 (social perception) 感情 (emotion) ふつう (normal) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2024-03-29 |
巻 | 14巻 |
開始ページ | 151 |
終了ページ | 164 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |