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| JaLCDOI | 10.18926/11401 |
|---|---|
| Title Alternative | Handicraft Education as Technical Education |
| FullText URL | 005_119_129.pdf |
| Author | Matsumoto, Tatsurou| Ariyoshi, Hideki| |
| Abstract | 図画工作科は、戦前まで図画科と手工科が戦後の教育改革より一つの教科に統合されたものである。手工科は普通教育における技術教育を追究してきたが、図画工作化になって以降の工作領域の内容は、美術に偏ったものとなり、技術の基礎が軽視されているとの批判が技術教育を進める立場からなされている。現在の図画工作科の教科書内容も、そのような傾向が一層進んでいる。図画工作科の工作領域は、児童が身の回りのものにはたらきかけ、世界を読み解いていくときの技術的基礎を育てるものでなくてはならないと考える。そこで図画工作科の前身である手工科が積み上げてきた成果に学ぶとともに、自然環境の豊かな小学校における工作教育として適切であると考える「手仕事のカリキュラム」を構成し、実践した内容を検討し考察する。 |
| Keywords | 図画工作科 (Craft) 手工科 (Handicraft) 工作教育 (Handicraft Education) 技術教育 (Technical Education) 生活 (life) |
| Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
| Published Date | 2005 |
| Volume | volume5 |
| Issue | issue1 |
| Start Page | 119 |
| End Page | 129 |
| ISSN | 1346-3705 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313439 |
| JaLCDOI | 10.18926/11380 |
|---|---|
| Title Alternative | Caracter Education and Its Mnanagement in an Elementary School in Kansas City, U.S.A. |
| FullText URL | 002_047_059.pdf |
| Author | Aoki, Tazuko| |
| Abstract | 本稿は、アメリカで近年取り組み始めた品性徳目教育について、著者の子どもたちをアメリカの小学校に通わせた体験、あるアメリカの小学校で実際に用いられている校内研修用資料、一般書店で販売されている教師用手引をもとに、品性徳目教育の内容と実際の学校での運用を具体的に紹介するものである。内容的には、アメリカの道徳教育の変遷、品性徳目教育と従来の道徳教育との比較や学校での実際の運用の仕方、クラス討論の仕方に関する資料を取り上げた。アメリカの学校で行われている品性徳目教育は、学校やクラスごとに定められたものではなく、学校区全体で定められ、幼稚園から高校まで共通となっている。小学校では、毎月一つずつ取り上げて討論し、道徳的思考力を高めるだけでなく、実際に行動できるように実行力を養うことに力が入れられている。係の仕事の評価、問題行動の更生のためにも品性徳目がベースとなっており、児童の問題行動について保護者とコミュニケーションを取る際にも役立っていた。未来の良き市民と育成することを目標に、親切でより温かみのある、責任感ある地域社会をつくるため、地域と学校が品性徳目を要として連携し、子どもを育んでいこうとする姿が窺えた。 |
| Keywords | 品性徳目 (Character Education) 道徳教育 (Moral Education) クラス討論 (Class Discussion) 学校行事 (Management of School) 生徒指導 (Behavior Program) |
| Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
| Published Date | 2002 |
| Volume | volume2 |
| Issue | issue1 |
| Start Page | 47 |
| End Page | 59 |
| ISSN | 1346-3705 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313370 |
| JaLCDOI | 10.18926/11377 |
|---|---|
| Title Alternative | The Qualitative Analysis of Effective Work of Mourning by Victims' Family |
| FullText URL | 004_137_145.pdf |
| Author | Yamamoto, Tsutomu| Hamasaki, Midori| Tamai, Chisato| Yamasaki, Fumiko| |
| Abstract | 平成13年6月8日に附属池田小学校で発生した児童殺傷事件の被害者遺族の一人である本郷由美子さんの手記『虹とひまわりの娘』を分析素材として、どんな悲嘆の対処法や社会的サポートがモーニングワークの促進に有効であるのかを探索的に探ることを研究の目的とした。加えて、「死者を殺す」というラガーシュ仮説の妥当性に関する若干の検討を行った。その結果、モーニングワークを通して親子の「絆」の結び直しがはかられ、娘に対する「愛の物語」が生成されていった過程が明らかになった。 |
| Keywords | 被害者家族 (the bereaved) モーニングワーク (mourning work) 物語 (story-making) 社会的サポート (social support) ラガーシュ仮説 (Lagache hypothesis) |
| Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
| Published Date | 2004 |
| Volume | volume4 |
| Issue | issue1 |
| Start Page | 137 |
| End Page | 145 |
| ISSN | 1346-3705 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313879 |
| JaLCDOI | 10.18926/11374 |
|---|---|
| Title Alternative | A Teaching Trial of Music Class Room Learning Collaborated with "Special Activities": A case Study of Teaching Practice of "School Play Day" for the 5th Grade Children |
| FullText URL | 004_115_125.pdf |
| Author | Suzuki, Shinichiro| Oku, Shinobu| |
| Abstract | 本研究の目的は、特別活動の領域に属する学芸会の実践を取り上げ、子どもの表現力を高めていくための効果的な手立てを探ることにある。研究の方法として、2つの仮説を設定し、特別活動に属する「学校行事」と教科書に属する「音楽」との連帯を図り、実践を行った。①教師が一人ひとりの子どもに応じた支援をすれば、子どもの表現意欲を高めることができる。②振り返る機会を設定すれば、子どもは自ら音楽にかかわり、表現力を高めることができる。仮説の有効性を検証するために、抽出児2名の学習課程と意識の変容を観察し、分析した。その結果、仮設1に対しては朱書きや対話、仮設2に対しては自己評価や録音・録画を使用したことが、子どもの表現力を高めるのに有効に働いていることが判明し、2つの仮説の有効性が検証された。 |
| Keywords | 学芸会 (School Play Day) ミュージカル (Musical) 子どもの音楽表現 (Children's Musical Expression) 「学習カルテ」 (Portfolio) 自己評価 (Self Evaluation) |
| Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
| Published Date | 2004 |
| Volume | volume4 |
| Issue | issue1 |
| Start Page | 115 |
| End Page | 125 |
| ISSN | 1346-3705 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313827 |
| JaLCDOI | 10.18926/11353 |
|---|---|
| Title Alternative | The Analysis of Questionnaires on Familiar Living Things: in the "Study of Science Instruction A" Class in the 4th Quarter of 2003 Academic Year. |
| FullText URL | 004_011_024.pdf |
| Author | Tanaka, Kenji| Tamaki, Ai| |
| Abstract | 平成15年度第4四半期「理科授業研究A」受講生を回答者として、「多様な生物」に関する意識と現行の小中学校理科(生活科を含む)教科書に示されている「身近な生物」の身近さの程度とを問うアンケート調査を実施し、回答結果を分析・考察した。小学校教員になろうとする学生として、例えば、教科書で示されている生物の1/3は身近な生物ではなく、1/5は聴いたことさえない生物であること、また、「生物多様性条約」「生物多様性国家戦略」を誰一人として聴いたことがないことからわかるように、環境教育に関わる新しい課題「生物の多様性」に対処していくために必要な知識や関心があるとは言い難かった。教科書で示されている生物に対する検討だけでなく、教員養成に関しても検討が求められるものである。 |
| Keywords | 調査報告 (student surveys) 身近な生物 (familiar living things) 理科教科書 (science textbooks) 小学校教員免許状取得希望者 (students in the pre-service teacher education program) |
| Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
| Published Date | 2004 |
| Volume | volume4 |
| Issue | issue1 |
| Start Page | 11 |
| End Page | 24 |
| ISSN | 1346-3705 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313625 |
| JaLCDOI | 10.18926/11351 |
|---|---|
| Title Alternative | An Improvement of the Social Studies Curriculum of the Third and Fourth Grades of Elementary Schools |
| FullText URL | 004_001_010.pdf |
| Author | Kuwabara, Toshinori| |
| Abstract | 本研究は、現行の小学校学習指導要領社会科の内容編成を分析し、その問題点を明らかにするとともに、学習指導要領にとらわれることなく、市民的資質育成を目指して子供の科学的社会認識を形成する社会科を実践するためには、どのように教育内容を編成すればよいかを明らかにしようとするものである。そのために、本研究では特に中学年カリキュラムに注目する。そして、中学年では教育内容としていかなる科学的な概念や、法則・理論を選抜し配列すべきかという原理とその方法を、アメリカで発行されている小学校社会科教科書の分析を手がかりに明らかにしていく。分析の結果、中学年においては子供たちの生活する共同体に関わる科学的な概念を抽出してカリキュラムを編成する方法が考えられること、ただし、それは単純な環境拡大原理によるものではないことが明らかになった。 |
| Keywords | 小学校社会科 (Elementary School Social Studies) アメリカ社会科 (Social Studies in the United States) 市民的資質育成 (Building Citizenship) カリキュラム |
| Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
| Published Date | 2004 |
| Volume | volume4 |
| Issue | issue1 |
| Start Page | 1 |
| End Page | 10 |
| ISSN | 1346-3705 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313537 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/11176 |
|---|---|
| Title Alternative | On the Ideal Practice of Education for Cross-Cultural Understanding in Elementary Schools: From the Viewpoint of Outward Culture Elements |
| FullText URL | 135_0109_0120.pdf |
| Author | Seta, Yukito| |
| Abstract | 本稿は、まず、異文化理解と国際理解の区別を明確にするために、異文化理解の概念について論じ、「異文化理解の中心的概念要素」として4つの項目を提案した。さらに、異文化理解教育の実践における視点として、目標の設定と目標の実践順序を取り上げ、異文化理解の中心的概念要素の実践および実践に必要な資源・能力の育成を異文化理解教育の目標として設定し、理念的な実践を行うための実践順序を提案する。最後に、小学校における代表的な実践例のいくつかを取り上げて論じた後、異文化理解教育の理念的な実践試案の概念を提示する。 |
| Keywords | 国際理解 異文化理解 小学校における異文化理解教育の実践 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2007-06-25 |
| Volume | volume135 |
| Start Page | 109 |
| End Page | 120 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313970 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/11167 |
|---|---|
| Title Alternative | Safety Education in School Science: The Development of Materials Designed for Children to Foresee Possible Dangers and to Avert the Accidents |
| FullText URL | 135_0065_0069.pdf |
| Author | Kakihara, Seiji| Takahara, Yoshiaki| |
| Abstract | これまでの研究では、理科の学習における事故の発生状況の調査と分析、学習指導要領及び教科書における安全学習に関する記述の抽出と分析を行った。本研究では、現代分析を通して小学校理科における安全学習の現状と問題点を把握するとともに、安全学習の今後の在り方について考察した。また、安全学習においる支援の一例として、子どもの危険予測、回避の力を育てる教材(デジタルコンテンツ)の開発を試みた。 |
| Keywords | 小学校理科 安全学習 学習教材 デジタルコンテンツ |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2007-06-25 |
| Volume | volume135 |
| Start Page | 65 |
| End Page | 69 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313547 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/11163 |
|---|---|
| Title Alternative | An Analysis and Some Considerations of Empirical Lessons in the Unit "Forest, Atmosphere and Life" in Social Studies Education (2): An Analysis and Some Considerations of Workbooks. |
| FullText URL | 135_0029_0036.pdf |
| Author | Takayama, Yoshiharu| Koga, Kazuo| |
| Abstract | 本研究は、開発した単元「森林と大気と生活」の学習書に基づいて実施した実験授業の結果を分析、考察したものである。実験授業の結果、問題集、作文、推せん課題レポート、プリテスト、ポストテスト等のデータを得ることができた。これらのデータ分析・考察することによって、開発した学習書が個別学習用教材として適切であったか、どのような社会認識を形成したか、実験授業によって社会認識がどのように変化したか、その理由は何かなどを明らかにすることを目的としている。本稿は、問題編の問題群への回答の分析と考察を行い、どのよう社会認識が形成されたかを明らかにした。 |
| Keywords | ひとり学習 実験授業 問題 回答 社会認識 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2007-06-25 |
| Volume | volume135 |
| Start Page | 29 |
| End Page | 36 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313559 |
| JaLCDOI | 10.18926/11018 |
|---|---|
| FullText URL | 23_0047_0061.pdf |
| Author | 小野 尚美| |
| Abstract | 学校給食は児童・生徒を対象に教育の一環として実施されるようになり50年近くが経過した。現在、小学校では対象児童の99.4%にあたる718万人が、中学校では対象生徒の82.5%にあたる309万人が学校給食を受けており、学校給食が子どもたちの食生活の一部として定着した感がある。その一方で、埼玉県北葛飾郡鷲宮町議会では、「戦後60年を経た現在、学校給食はこの間十分その役割を果たし、見直しの時期に来ているものと判断する」(決議文より)として2005(平成17)年9月、「学校給食に弁当の日を設けることについて」という決議案が出され、それに対して反発した保護者たちが約7,000人の反対署名を議会と町教育委員会に提出したものの、賛成10、反対8で否決され、2006(平成18)年4月より「弁当の日」が設けられ、実施されるに至った。学校給食法が公布された時代とは食環境が大きく様変わりした現在において、学校給食が持つ使命を果たすために、「学校給食実施基準」第2条「学校給食は、当該学校に在学するすべての児童又は生徒に対し実施されるものとする」の見直しが必要であるのかどうか、検討する。 |
| Keywords | 校給食実施基準第二条 学校給食の法的な位置づけ |
| Publication Title | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
| Published Date | 2007-03 |
| Volume | volume23 |
| Issue | issue1 |
| Start Page | 47 |
| End Page | 61 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002314031 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/11005 |
|---|---|
| Title Alternative | On Culture Elements Which Should be Taken up in Education for Cross-Cultural Understanding |
| FullText URL | 134_0129_0139.pdf |
| Author | Seta, Yukito| |
| Abstract | 異文化理解教育を国際理解教育の重要な一分野と位置づけ、小学校、中学校、高等学校における異文化理解教育に焦点を当てて論じる。文化の定義や文化の分類についての議論から始め、異文化理解教育の実践に必要な文化要素とは何かについて考察し、目に見える外面的文化要素と目に見えない内面的文化要素の両方に関して、具体的に文化要素を提案する。さらに、内面的文化要素の選択に関連して、日本人の大学生54名と英語母語話者3名にそれぞれアンケート用紙による調査、インタビューによるアンケート調査を実施して、調査結果について簡単な分析を試みている。 |
| Keywords | 文化要素 異文化理解教育 価値観・価値指向 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2007-03-15 |
| Volume | volume134 |
| Start Page | 129 |
| End Page | 139 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002313510 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10998 |
|---|---|
| Title Alternative | Safety Education in Elementary School Science : How Laboratory Safety is Dealt with in Curriculum Guidelines and Science Textbooks |
| FullText URL | 134_0059_0073.pdf |
| Author | Kakihara, Seiji| Takahara, Yoshiaki| |
| Abstract | 小学校理科における安全学習は、どのように扱われているのだろう。本研究ではその一端を明らかにするために、学習指導要領及び教科書の、安全学習に関する記述の調査と分析を行った。その結果、学習指導要領では、「安全」は教科の目標や内容には位置づけられていないことが分かった。また、教科書では、実験器具の適切な使用方法についての「指示」や危険を回避するための「禁止」を文意とする記述が、全体の8割近くを占めることが分かった。これらの結果をもとに、現状の小学校理科における安全学習に潜む問題の可能性を指摘するとともに、新たな視点に基づく安全指導の在り方を考察する。 |
| Keywords | 小学校理科 安全学習 実験 教科書 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2007-03-15 |
| Volume | volume134 |
| Start Page | 59 |
| End Page | 73 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002311320 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10996 |
|---|---|
| Title Alternative | An Analysis and Some Considerations of Empirical Lessons in the Unit "Forest, Atmosphere and Life" in Elementary Social Studies Education (1) : An Outline of Empirical Lessons |
| Author | Takayama, Yoshiharu| Koga, Kazuo| |
| Abstract | 開発した単元「森林と大気と生活」の学習書に基づいて、小学校6年生を対象に実験授業を実施した。本研究は実験授業の結果を分析・考察したものである。実験授業の結果、問題集、作文、推せん課題レポート、プリテスト・ポストテスト等のデータを得ることができた。これらのデータを分析・考察することによって、開発した学習書が個別学習用教材として適切であったか、どのような社会認識を形成したか、実験授業によって社会認識がどのように変化したか、その理由はなにかなどを明らかにすることを目的としている。本稿は、2004年2月に福岡市愛宕小学校で6年生を対象に行った実験授業の概要を明らかにした。 |
| Keywords | ひとり学習 実験授業 計画 必修課題 発展課題 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2007-03-15 |
| Volume | volume134 |
| Start Page | 37 |
| End Page | 45 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 40015483755 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10990 |
|---|---|
| Title Alternative | A Study on Kimiko AMAN's "ONITA no Boshi" |
| FullText URL | 133_T021_T028.pdf |
| Author | Kimura, Takumi| |
| Abstract | 小学校三年生の国語科教材として採録されている、あまんきみこの「おにたのぼうし」は、おにたという黒鬼の子どもと人間の女の子の交流を通して、他者を理解することの困難を主題化した作品として評価されている。本論では、善意の持ち主でありながら、人間には受け入れられない悲劇的な他者として位置づけられるおにたが、受け入れられないことを受け止めつつ「おにもいろいろある」という主張を貫く、その葛藤と変容の過程を読み取ることを最重要視した。そうすることによって、他者を同情や憐憫の対象とする態度を相対化し、他者への距離をこちら側から縮めることが可能になると考えられるからである。 |
| Keywords | 鬼 他者 同化志向 ディスコミュニケーション 自己実現 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2006-11-15 |
| Volume | volume133 |
| Start Page | 21 |
| End Page | 28 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002311276 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10986 |
|---|---|
| Title Alternative | A Case Study of What Factors Lead to the Accidents of Experiments |
| FullText URL | 133_0085_0090.pdf |
| Author | Kakihara, Seiji| Takahara, Yoshiaki| |
| Abstract | 岡山大学の学生に対して行った「実験における事故体験に関する調査」を主な手がかりとして、理科の学習における実験事故の発生状況とその原因を事例的に考察した。その結果、事故が小学校段階から学習者の発達段階を問わず発生している状況が明らかになった。また、事故の多くは、実験器具の不適切な操作や操作の習熟の不足が原因で発生しているが、実験中の偶発的な出来事や実験者の不注意も事故の原因となりうることがうかがわれた。 |
| Keywords | 実験事故 事故体験 安全学習 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2006-11-15 |
| Volume | volume133 |
| Start Page | 85 |
| End Page | 90 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002311291 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10961 |
|---|---|
| FullText URL | 131_0113_0122.pdf |
| Author | Mitsumoto, Tomie| Okamoto, Yoshiaki| Yukawa, Junko| |
| Abstract | 本研究は、外国人児童生徒の学習言語能力の伸長は目指した教科学習という視点から、国語科の学習を容易にするための「リライト教材・音読譜」という教材作成法を考案し、公立小学校の日本語学級において実践したものである。外国人児童(以下、子ども)の日本語力に対応させた国語教科書(以下、原文)のリライト教材・音読譜を作成した。そして段階的にリライト教材のレベルをあげ、最終的には、原文をリライトしないで学習できるように指導した。このリライト教材・音読譜を作成するにあたり、学年相当の国語の学習目標と日本語の学習目標の2本柱を立て、現時点での子どもの日本語能力に配慮しつつ「表現はやさしく、内容は相当学年レベルで」を目指した。本実践では、編集時、日本語を全く解さなかったK児と日本語入門程度のS児(2名とも中国語母語者)が、約1年間の上記実践によって、教師の口頭による説明のみで原文がそのまま学習可能となった。 |
| Keywords | リライト教材・音読譜 国語科と日本語の指導 学年相当 外国人児童 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2006-03-15 |
| Volume | volume131 |
| Start Page | 113 |
| End Page | 122 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002311233 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10949 |
|---|---|
| Author | Takayama, Yoshiharu| Koga, Kazuo| |
| Abstract | 本研究は、小学校5年生を対象に開発した単元「森林と水と生活」の学習書(個別学習用)に基づいて実施した実験授業の結果を分析したものである。実験授業の結果、問題集、作文、「推せん課題」レポート、プリテスト・ポストテスト、「学期の反省アンケート」などのデータを得ることができた。これらのデータを分析・考察することによって、開発した学習書が個別学習用教材として適切であったか、どのような社会認識を形成したか、実験授業によって社会認識がどのように変化したか、その理由は何かなどを明らかにすることを目的としている。本稿では、まず、プリテスト・ポストテストの分析と考察を行い、実験授業の前後で、児童の認識がどのように変化したかを明らかにした。次に、「学期の反省アンケート」の分析と考察では、3学期に、どの単元を一番頑張って学習したか、その理由について明らかにした。 |
| Keywords | 実験授業 プリテスト ポストテスト 反省 「頑張り度」 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2006-07-14 |
| Volume | volume132 |
| Start Page | 123 |
| End Page | 129 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 40007473264 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10945 |
|---|---|
| FullText URL | 132_0039_0048.pdf |
| Author | Okada, Kazuya| |
| Abstract | 本論文は、Sara Fanelliの絵本作品First Flightの英語教材としての可能性を示すことを目的としている。小学校での英語クラス、あるいは、広く児童英語の活動をする際に、First Flightが有益な教材となりうることを具体的に提案する。英語絵本は、これまで身近なものとして受け入れられてはきたが、絵本作品の中で使われている英語表現について、実質的なレベルで本格的に議論されることは少なかった。本論文は、そうした従来の英語教育の状況を踏まえ、英語絵本の教材としての可能性を探る一考察である。 |
| Keywords | 英語教材 児童英語 絵本 言語習得 総合的教育 翻訳と英語教育 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 2006-07-14 |
| Volume | volume132 |
| Start Page | 39 |
| End Page | 48 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002311211 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10561 |
|---|---|
| FullText URL | 077_0001_0010.pdf |
| Author | Ido, Kazuhide| |
| Abstract | 幼児教育における音楽の重要性は幼児の発見や早期教育・早教育の主張とあいまって、最近特に問題となっている。しかし、幼稚園教員養成課程におけるカリキュラムや内容はその重要性に対し必ずしも相応しているとは言えない。ところで、幼児に対する音楽教育は幼児の聴覚や心身の発達からみて非常に重要である。しかもその内容は、小・中学校のように分化された学習形態ではなく、幼児の生活や遊びを通していろんな経験や活動を総合的に行うことによって達成される。そのため、一部の小学校や中学校のように専科の教員を配置できないだけでなく、一方では全ての教員に高い音楽的実力や幼児の心身の発達を踏まえた指導技術と優れた人間性が要求されるのである。しかし現実的には、幼児の心身の発達や音楽的能力および音楽の諸活動に対する理解の仕方と実践は決して十分とは言えない。その原因として、大学の入試における音楽試験の欠落および次元の低さ、小学校から高校までに音楽の基礎能力が十分に養成されていないこと、そして最も重要なことは、幼児はチーチーパッパッぐらいだからその指導者は音楽的にレベルが低くてもよいのだという一般的風潮などが考えられる。このような現実的な問題がある反面、鈴木慎一による思想と実践や最近の乳幼児の能力の発見、更に市井の音楽教室・おけいこごと等は幼児教育における音楽教育の隆盛と能力の開発に多大の貢献をしている。その結果、これらの影響は一般の保育所や幼稚園にもおよび、良くも悪くも幼児教育の現場を混乱に落しいれている。以上のような現実の中で、幼児の音楽教育の何が今日的問題なのかについて、幼児教育の現場に対する意見を踏まえながら考察していきたい。 |
| Keywords | 幼児 音楽教育 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 1988 |
| Volume | volume77 |
| Issue | issue1 |
| Start Page | 1 |
| End Page | 10 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 120002311303 |
| JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10061 |
|---|---|
| FullText URL | 103_0017_0026.pdf |
| Author | Hirai, Yasuhisa| |
| Abstract | 筆者がすでに実施してきた1991年以降のたし算・引き算に関する調査(小学校1年生が対象)の結果の一つとして得られたことは『11+6,3+8,4+12,15-5などの問いには、暗算で(10進位取り記数法にもとづいた方法で)答え、他の問い(8+6など)には、指やオハジキによる解法を示す子供が存在する』ことであった。これらの子どもは、例えば11+6では、「10が1個と1が1つ、さらに1が6つ、合わせて10が一つと、1が7つになる。」という暗算をすることができるのである。このことは、ある一部分のたし算(引き算)の間については、暗算ですべて操作できるだけの、記号的な処理ができているということを意味している。記号的な処理については、Sinclair and Sinclair(1986)およびHiebert(1988,1989)が記号と理解の結びつきについて論じた。本研究では、Hiebertのレベル分類(後述)にしたがって、子どものたし算・引き算の活動をとらえ、次のような2桁の数のたし算・引き算の可能性について考えることにする。―小学校1年生のたし算の問い(繰り上がりの有無を含めて)の全てを暗算で解決できなくても、特定の一部分の問い(後述)についてHiebertのレベル(後述)でSite 3のレベルにあるなら、13+24のような、(小学校2年生レベルの)2桁の数のたし算を解決することが可能であるかどうかということ。小学校1年生の引き算の問いについても、同様の理由で、25-12のような、(小学校2年生レベルの)2桁の数の引き算を解決することが可能であるかどうかということ。― |
| Keywords | 小学校1年 たし算 引き算 |
| Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
| Published Date | 1996-11-15 |
| Volume | volume103 |
| Start Page | 17 |
| End Page | 26 |
| ISSN | 0471-4008 |
| language | Japanese |
| File Version | publisher |
| NAID | 110000129256 |