JaLCDOI | 10.18926/20002 |
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Title Alternative | CONSIDERATION OF THE COMPARATIVE EDUCATION ABOUT THE EVALUATION IN THE LOWER SECONDARY SCIENCE |
FullText URL | 010_047_054.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| |
Abstract | まず,国内外の分類基準を参考に,新しい分類基準:知識・理解・応用の3レベル領域を作成した。次に,この基準を用い,前期中等教育段階に注目し,日本・アメリカ・シンガポールの科学教科書に掲載されている問題を分析した。日本の教科書は応用に属する問題数が少ないこと,アメリカの教科書は,理解より応用の問題数が多くなること,シンガポールの教科書は,応用より理解の問題数が多くなることなどを明らかにした。日本において「生きる力」の要素である『確かな学力』の育成が求められているが,教科書に掲載されている問題をただ解かせるだけでは,『確かな学力』に含まれる応用・活用能力を育成することは難しく,まだまだ大きな課題であるといえる。 |
Keywords | 評価 (Evaluation) 科学教科書 (Science Textbook) 前期中等教育 (Lower Secondary Level) 比較 (Comparison) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2010-03-10 |
Volume | volume10 |
Issue | issue1 |
Start Page | 47 |
End Page | 54 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
Copyright Holders | 岡山大学教育学部附属教育実践総合センター |
File Version | publisher |
NAID | 120002310816 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/40070 |
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Title Alternative | Physics Education for Gymnasium in the Swiss Gernlan Zone, Canton of Bern |
FullText URL | bgeou_144_093_104.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| |
Abstract | スイス―ドイツ語圏ベルン邦―のギムナジウム(通算呼称で第9~12学年)における物理教育の現状を,いわば学校教育法,同施行規則,学習指導要領などから,明らかにした。ギムナジウムにおける物理教育の教科の種類や性格(目標)などは,そもそも大枠では,学校調整に関する邦間の協定(学習指導要領の大綱)に従っていること,一方,具体的な授業時間数や内容からは,第10学年と第11学年で分岐するが,最低でも3年間,過授業時間数合計で6時間,学ばれること,物理の3教科(基礎,重点,補充教科)の違いは,履修学年,授業時間数,目標だけでなく,最後の学習内容,現代物理の範囲と程度,その他の分野という内容の違いに,現れていることを明らかにした。 |
Keywords | スイス連邦 ドイツ語圏 ベルン邦 ギムナジウム 物理教育 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2010-06-25 |
Volume | volume144 |
Start Page | 93 |
End Page | 104 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002314158 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/40576 |
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Title Alternative | Elementary Science Educationin Saxony, a New State of Germany |
FullText URL | bgeou_145_059_068.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| |
Abstract | ドイツ連邦共和国のザクセン邦に焦点を当て,初等教育段階における科学教育の現状を,学習指導要領などを手がかりにして,明らかにした。初等科学教育は授業時数,学習内容(大中項目数)からみて,事象教授のほぼ半分程度で,目標・内容数などでも偏りがない2分野:動植物との出会い,無生命自然の現象との出会いでなされていた。そして,事象教授内の科学教育以外との比較,隣接邦との比較からも,科学教育の教科独立の実現可能性が高いといえる。 |
Keywords | ドイツ ザクセン邦 初等教育段階 科学教育 学習指導要領 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2010-10-25 |
Volume | volume145 |
Start Page | 59 |
End Page | 68 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002615242 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/43960 |
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Title Alternative | Physics Education at Mittelschule in Saxony, a New State of Germany |
FullText URL | bgeou_146_029_040.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| |
Abstract | ドイツ(連邦共和国)のザクセン邦に焦点を当て,ミッテルシューレにおける物理教育の現状を,学習指導要領などを手がかりにして,明らかにした。ミッテルシューレはハウプトシューレ課程(通算呼称第5~9学年)とレアールシューレ課程(第5~10学年)からなり,第6学年から始まる物理の週授業時間数合計(各学年週2時間)にも,違いが生じている。第7学年から,課程別に分かれ,2つの課程で,分野名・大項目数・中項目数・時数の全てで同一なものはなく,7~9学年における学習内容の目標表現,上位の目標への関連,他教科への関連,生徒実験の指示数などにも,課程の違いを見ることができる。しかし,教科の学習目標も検定物理教科書も,課程別に分けられていない。そこで,授業実践に際して,教 員の資質・能力が問われることになるといえる。 |
Keywords | ドイツ ザクセン邦 ミッテルシューレ 物理教育 学習指導要領 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2011-02-25 |
Volume | volume146 |
Start Page | 29 |
End Page | 40 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002828081 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/44381 |
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Title Alternative | Analysis of Biology Education at Mittelschule in Saxony,a New State of Germany ―Based on the Course of Study― |
FullText URL | cted_001_093_104.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| Kozeni, Ayaka| |
Abstract | ドイツ(連邦共和国)のザクセン邦におけるミッテルシューレ(通算呼称,第5~10学年)に焦点を当て,学習指導要領などを手がかりにして,生物教育の特徴を,物理教育との比較を通じて,明らかにした。生物は物理に比べて,履修開始学年が早く,学習期間が長く,能力(準備)育成に対して資質育成という職業生活を念頭においた目標に関して違いがあった。生物分野の人体に関する学習と物理分野の天文に関する学習は,占める役割が異なっていた。概念の位置づけの指示は生物にあり,物理になく,概念を重視した教育を目指している。このような履修開始学年と期間,一般教育への寄与という目標,重要な学習内容の存在,授業構成の方針の有無から判断すれば,ミッテルシューレにおける生物教育は物理教育と比べて,確固とした地位を占めているといえる。 |
Keywords | ドイツ (Germany) ザクセン邦 (Saxony) ミッテルシューレ (Mittelschule (middle school)) 生物教育 (Biology Education) 学習指導要領 (Course of Study) |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2011-03-10 |
Volume | volume1 |
Start Page | 93 |
End Page | 104 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2011 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120002835655 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/44382 |
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Title Alternative | Historical Analysis of the Biology Education in the Japanese Lower Secondary School ―Based on the Course of Study― |
FullText URL | cted_001_105_114.pdf |
Author | Kozeni, Ayaka| Tanaka, Kenji| |
Abstract | ほぼ半世紀の間に出されてきた6つの中学校学習指導要領に注目し,授業時間数は,昭和33・44年度告示の間で増加し,その後,平成10年度告示まで一貫して減少し,平成20年度告示に至り,昭和52年度告示の値に近づいている。目標表現では,「知る」が昭和33年度告示に非常に多く,昭和44・52年度告示にはなく,平成元・10・20年度告示に至って少し使われ,内容項目では,「遺伝」が昭和33・44年度告示にあり,昭和52・平成元・10年度告示にはなく,平成20年度告示に至って再び指示されている,などの変遷を見出した。中学校における生物教育の半世紀にわたる変遷は,黎明・混迷・再興の過程を経ているといえる。 |
Keywords | 日本 (Japan) 前期中等教育段階 (Lower Secondary Level) 生物教育 (Biology Education) 歴史的分析 (Historical Analysis) 学習指導要領 (Course of Study) |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2011-03-10 |
Volume | volume1 |
Start Page | 105 |
End Page | 114 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2011 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120002835656 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/46917 |
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Title Alternative | Science Education in the Kindergarten in two German States, Bavaria and Thuringla |
FullText URL | bgeou_130_027_035.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| |
Abstract | 旧西ドイツ地区・バイエルン邦と北隣の旧東ドイツ地区・チューリンゲン邦とに焦点を当て,就学前教育段階(幼稚園)における科学教育がどのようなものであるのかを,いわば幼稚園法,幼稚園教育要領などを手がかりにして,明らかにしてきた。バイエルン邦では領域の中の一部から,独立した領域で扱われることへ,変化してきていること,チューリンゲン邦では,初等科学教育がバイエルン邦に依ったいわば西ドイツ化があったこととは異なり,独自の道を進んできていること,両邦とも,科学教育の特徴的な実験活動の推奨,そして,物理や化学分野を多く扱うことに至ることで共通していることなどを,指摘できた。 |
Keywords | 就学前教育 幼稚園 ドイツ バイエルン邦 チューリンゲン邦 科学教育 |
Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
Published Date | 2005-11-15 |
Volume | volume130 |
Start Page | 27 |
End Page | 35 |
ISSN | 0471-4008 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 40007104806 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/47106 |
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Title Alternative | Physics Education at Gymnasium (Grammar School) in Saxony, a New State of Germany |
FullText URL | bgeou_147_081_094.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| |
Abstract | ドイツ(連邦共和国)のザクセン邦に焦点を当て,中等教育段階の学校,8年制ギムナジウム(通算呼称,第5~12学年)における物理教育の現状を,いわば学校教育法,同施行規則,学習指導要領などを手がかりにして,明らかにした。一括した目標の元に,6~10学年と11~12学年との2回通過法であり,ll~12学年は更に2種類に分かれている。6~10学年はもう一つの前期中等教育段階の学校種ミッテルシューレの物理教育と週授業時間数では同じであるが,内容の大・中項目などは異なっている。現に,検定(認定)物理教科書は,前期と上級段階用に分かれており,前期中等教育段階用はミッテルシューレ用とで重複している教科書は少なく,この3区分は峻別されているといえる。 |
Keywords | ドイツ ザクセン邦 ギムナジウム 物理教育 学習指導要領 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2011-06-25 |
Volume | volume147 |
Start Page | 81 |
End Page | 94 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120003550997 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/47117 |
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Title Alternative | Science education from the first grade to the sixth grade in a State of Germany; Mecklenburg-Vorpommern |
FullText URL | bgeou_148_001_013.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| |
Abstract | ドイツ連邦共和国のメクレンブルク・フォア-ポンメルン邦に焦点を当て,第1~6学年における科学教育の現状を,学習指導要領などを手がかりにして,明らかにした。初等教育段階(第1~4学年)の科学教育は教科「事象教授」の中の1つのテーマ「自然現象を解明する」で行われ,オリエンテーション段階(第5~6学年)の科学教育は「自然諸科学(理科)」ないし「生物」と「物理」で行われている。この2種類の学習指導要領の構想,カバー する学習内容は同じではなかった。また,複数学年度合計での過授業時間数の指示,教科内のテーマの順序の任意性,授業時数の余裕のある設定,選択学習内容や選択テ-マの設定などに多様性の許容を見ることができ,メクレンブルク・フォアーポンメルン邦における第1~6学年の科学教育は,すべての児童生徒に対する単一的なものでなく,多様であると特徴づけられる。 |
Keywords | ドイツ メクレンブルク フォアーポンメルン邦 第1~6学年 科学教育 学習指導要領 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2011-10-25 |
Volume | volume148 |
Start Page | 1 |
End Page | 13 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 40019145224 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/47118 |
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Title Alternative | The Changes in Physics Education in Lower Secondary Level in Germany - A Comparative Study between the lntermediate School in Saxony and the Secondary School (the Last Six Grades) in East Germany - |
FullText URL | bgeou_148_015_029.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| |
Abstract | ドイツ・ザクセン邦ミッテルシューレと東ドイツオーベルシューレとに焦点を当て,いわば学校教育法,学習指導要領などの比較考察から, ドイツにおける前期中等教育段階の物理教育の変遷を明らかにしてきた。ほぼ20年間の隔たりを有しているこの新旧物理は,通算呼称で第6~10学年の5年間になされることで変化はなかったが,週授業時間数合計で13から10時数へと大きく減少している。社会主義の優位性・正統性などの主張を念頭におかなくなり,選択分野や拘束性のない指示欄などを設け,生徒の興味関心・教師の自由裁量を考慮・許容することになり,力学と電気学分野の減少率・数が大きく,静力学,単純機械.静電場,半導体など古典的な内容や工学的な内容が扱われなくなった。イデオロギーの変化や科学技術の発展からの影響に加えて,第10学年に教科として特設されていた天文がなくなり,物理教育の概念・構造に変化をもたらしている。 |
Keywords | 東ドイツ ザクセン邦 前期中等教育段階 物理教育 歴史的研究 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2011-10-25 |
Volume | volume148 |
Start Page | 15 |
End Page | 29 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 40019145238 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/48183 |
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Title Alternative | The Changes in Physics Education in Elementary Level in Germany -A Comparative Study between the Elementary School in Saxony and the Secondary School (the First Four Grades) in East Germany |
FullText URL | bgeou_149_043_056.pdf.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| |
Abstract | ドイツ・ザクセン邦のグルントシューレと東ドイツのオーベルシューレ (第 1-4学年)とに焦点を当て,いわば学校教育法,学習指導要領などの比較考察から,ドイツにおける初等教育段階 (通算呼称第 1-4学年)の物理教育の変遷を明らかにした。物理教育がなされている可能性のある部分は.教科ドイツ語における領域郷土科の学習分野「自然に関する知識一自然観察」から教科事象教授の学習分野「無生命自然の現象との出会い」に換わり,東 ドイツでは気象分野はなされていたが,ザクセン邦に至って,気象分野以外に,物理学の幾つかの分野 (光,熱,静力学など)も扱われるように変化し,気象分野が物理学の一分野でないと考えれば,初等教育段階で物理教育がなされるよう変化したといえる。初等教育段階の物理教育の概念・構造においては,物理学の分野に気象分野を含めるかどうか,どのような分野を必須と見なすかが問題となる。 |
Keywords | 東ドイツ ザクセン邦 初等教育段階 物理教育 歴史的研究 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2012-02-25 |
Volume | volume149 |
Start Page | 43 |
End Page | 56 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120003987688 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48207 |
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Title Alternative | Historical Analysis of Biology Education at Mittelschule in Saxony,a New State of Germany―Based on the comparison with the former course of study in East Germany― |
FullText URL | cted_002_176_185.pdf.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| Kozeni, Ayaka| |
Abstract | ドイツ・ザクセン邦におけるミッテルシューレと東ドイツのオーベルシューレとに焦点を当て,学校教育法,学習指導要領などを手がかりにし,40年間程度の隔たりがある生物教育の比較分析を行ってきた。週授業時間数はオーベルシューレ(第5~10学年)からミッテルシューレに至り1時間減少した。例えば, オーベルシューレでは生物兵器(ベトナム戦争におけるアメリカ軍の枯葉剤散布)を取り上げることを求めていたが, ミッテルシューレでは話題にもなっていないことや, 東ドイツもザクセン邦も遺伝学習はされているが, 東ドイツは遺伝子レベルで, ザクセン邦はDNAレベルまでも学習がされていることから判断すれば, 生物教育は社会主義の建設を標榜しなくなったことによるイデオロギーの変化と, 科学技術の発展による時代の流れによる変化に影響されてきたことがうかがわれる。 |
Keywords | ザクセン邦 生物教育 歴史的分析 旧東ドイツ 学習指導要領 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2012-03-19 |
Volume | volume2 |
Start Page | 176 |
End Page | 185 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120003987696 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48208 |
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Title Alternative | Comparative Analysis of Biology Education at Mittelschule in Saxony, a New State of Germany-Based on the Comparison with the Science Textbook of Japan Lower Secondary School- |
FullText URL | cted_002_186_195.pdf.pdf |
Author | Kozeni, Ayaka| Tanaka, Kenji| |
Abstract | ドイツ(連邦共和国)のザクセン邦におけるミッテルシューレ(通算呼称,第5~10学年)に焦点を当て,教科書を手がかりにして,教科生物の特徴を,日本の中学校の教科理科における生物分野との比較を通じて,明らかにした。ザクセン邦では教科生物として設定しており, 日本に比べて週授業時間数が多く, 選択分野もある。また, 人体を取り扱っており,人体分野の一部の内容には, いわば保健の内容が含まれ, ザクセン邦の週授業時間割表から保健がないことがわかるように教科生物で取り扱っている。教科書における学習内容とページ数, 索引の学習分野別割合, 人体分野の取扱いの範囲と順序に関する対比,DNAに関する取り扱う学年と範囲と内容の比較などから判断すれば, 日本の中学校の理科における生物教育とは異なり, ザクセン邦の生物教育の内容が広く,緻密であることがうかがわれる。 |
Keywords | ザクセン邦 生物教育 ミッテルシューレ 中学校 教科書比較 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2012-03-19 |
Volume | volume2 |
Start Page | 186 |
End Page | 195 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120003987695 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/48796 |
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Title Alternative | The Changes in Physics Education in the Kindergarten in Germany - A Comparative Study between Saxony and East Germany - |
FullText URL | bgeou_150_079_091.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| |
Abstract | ドイツ・ザクセン邦と東ドイツとの幼稚園に焦点を当て,いわば,学校教育法,教育要領などの比較考察から,ドイツにおける就学前教育段階(幼稚園)の物理教育の変遷を明らかにした。物理教育がなされている可能性のある部分は,領域「自然に関する紹介」から領域「自然科学教育」に換わり,東ドイツでは気象分野はなされていたが,ザクセン邦に至って,気象分野以外に,物理学の幾つかの分野も扱われる可能性が生じ,気象分野が物理学の一分野でないと考えれば,初等教育段階と同じように物理教育がなされるよう変化したといえる。 初等教育段階と同じように就学前教育段階(幼稚園)の物理教育の概念・構造においても,物理学の分野に気象分野を含めるかどうか,どのような分野を必須と見なすかが問題となる。 |
Keywords | 東ドイツ ザクセン邦 就学前教育段階 物理教育 歴史的研究 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2012-07-27 |
Volume | volume150 |
Start Page | 79 |
End Page | 91 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 40019424457 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/49019 |
---|---|
Title Alternative | Research on the Physics Education of the Special School for Learning Disabilities of Germany by Analysis of a Science Textbook |
FullText URL | bgeou_151_069_080.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| Tanaka, Keita| |
Abstract | ドイツの学習障害特別支援学校に焦点を当て,学習指導要領,検定済教科書などに基づき, 物理教育の現状分析を行った。初等教育段階においては,教科・分野・領域などの枠を持っ た物理教育などが設定されておらず,前期中等教育段階においては,ほとんどの学校種で教 科,物理があるのとは違って,学習障害特別支援学校では,教科事象科のもとに分野物理が 位置づけられている。物理,化学,生物の合本のようになっている教科書において,物理分 野の節数や頁数は,生物分野より少なく,化学分野より多かった。索引数の違いは,電気> その他>光>力・機械・運動>音>熱>磁気;無機化学>有機化学>物理化学>その他;人 体>動物>植物>その他>一般生物;であり,生物・化学分野に比して物理分野においてそ の他が大きな位置を占めているという特徴を見いだした。 |
Keywords | ドイツ 学習障害特別支援学校 物理教育 教科書 現状分析 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2012-11-27 |
Volume | volume151 |
Start Page | 69 |
End Page | 80 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120005053294 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/49020 |
---|---|
Title Alternative | The Changes in Physics Education in Upper Secondary Level in Germany - A Comparative Study between the Gymnasial Upper Stage in Saxony and the Extended Secondary School in East Germany |
FullText URL | bgeou_151_081_091.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| |
Abstract | ドイツ・ザクセン邦のギムナジウム上級段階と東ドイツの拡大オーベルシューレとに焦点 を当て,ほぼ30年を経た,いわば新旧指導要領などの比較考察から,後期中等教育段階の物 理教育の変遷を明らかにした。この新物理に至り,必修でなく選択教科や分野の設定,可能 な履修時間幅の拡大があり,目標も変容し,現代物理学の重視という変化もあり,生徒の興 味関心・教師の自由裁量を考慮・許容してきている。結局,イデオロギーの変化や科学技術 の発展に加えて,対象生徒数の増大に対応してきたといえるだろう。 |
Keywords | 東ドイツ ザクセン邦 後期中等教育段階 物理教育 歴史的研究 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2012-11-27 |
Volume | volume151 |
Start Page | 81 |
End Page | 91 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120005053295 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/49311 |
---|---|
Title Alternative | The Changes in Physics Education for Learning Disabilities in Germany - Comparative Study between the Old and the New Textbook - |
FullText URL | bgeou_152_065_074.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| |
Abstract | ドイツにおける学習障害児のための新旧の学校種に焦点を当て,新旧教科書などに基づき, 物理教育の変遷を明らかにした。かつての学習障害児学校,今日の学習障害特別支援学校の 教科・分野の枠組みに対応して,25年程度の隔たりを有している旧教科書は,教科理化(物 理/化学)の第1分冊である物理教科書であり,新教科書は教科事象科の分冊の1つ,物理 分野を含むいわば科学(理科)教科書といえる。章立てなどから,気象,飛行がなくなった こと,始まりが力でなく熱,終わりが電気でなく力に変わったこと,索引からは,7割程度 が消え,6割程度が更新されていること,しかし,物理内における6分野区分間の多少の順 は,新旧でほぼ同じであること,6分野以外は,無視できない割合を占め,技術関係が新旧 ともに大きな位置を占めていること,さらに,事例などからも,変化の一端を,明らかにした。 |
Keywords | ドイツ 学習障害児 物理教育 教科書 歴史的研究 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2013-02-25 |
Volume | volume152 |
Start Page | 65 |
End Page | 74 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120005232367 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/49490 |
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Title Alternative | Difference in the Physics Education in Lower Secondary Level between Japan and Germany - A Comparative Study between the Recent Textbooks - |
FullText URL | cted_003_070_079.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| Matsui, Masahiro| |
Abstract | ドイツ・ザクセン邦のギムナジウム中級段階の教科物理と日本の中学校の教科理科における物理分野に焦点を当て, 教科書などを手がかりにし, 比較を行い,期間・広がり・詳しさにおいて,違いを見いだした。ドイツでは第6学年から5年間にわたり通年で,日本では第7学年から3年間各学年限られた期間だけ学習されている。週授業時間数の合計はドイツの方が多い。ドイツでは,電磁気学・波動・力学・熱力学・天文学・原子物理学の分野があるが,日本では,電磁気学・力学・波動しかない。ドイツでは,内容に繰り返しと連続性があり,日本ではほとんどない。索引の密度を比較すると,ドイツは日本より大きい。実験に関しては,日本では代表的な実験を授業の中で実施するよう位置付けられているのに対し,ドイツでは多様な実験から自主的に選び実施することができるようになっていることで違っている。 |
Keywords | 日本 ドイツ 前期中等教育段階 物理教育 教科書比較 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2013-03-08 |
Volume | volume3 |
Start Page | 70 |
End Page | 79 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2013 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005232450 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/51114 |
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Title Alternative | Revision of the Physics Curriculum in Eight Years System General Education Secondary School (Allgemeinbildende Höhere Schule) of Austria |
FullText URL | bgeou_153_115_126.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| |
Abstract | オーストリアの中等教育段階における物理カリキュラムの改訂の現状を,8年制普通教育 中等学校における物理の新旧学習指導要領などから,明らかにした。今回の改訂は,コアの 明確化と集中,学校・教員の自由裁量の拡大という方針に従ったといえる。また,8年制普 通教育中等学校内の学校形態別の違いは,物理の週授業時間数では変化していないが,目標・ 内容・内容の取扱いでは違いを小さくしている。しかし,下級(前期中等教育)段階と上級 (後期中等教育)段階とに関しては,一貫性や関連性が図られておらず,物理教育の概念・ 構造も,大きく変化していない。 |
Keywords | オーストリア 普通教育中等学校 物理カリキュラム 学習指導要領 改訂 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2013-07-25 |
Volume | volume153 |
Start Page | 115 |
End Page | 126 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120005324828 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/51115 |
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Title Alternative | Research on the Physics Education in the Lower Secondary Level in Swiss German Zone by Analysis of a Science Textbook |
FullText URL | bgeou_153_127_138.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| Tanaka, Kenta| |
Abstract | スイス−ドイツ語圏−の前期中等教育段階に焦点を当て,学習指導要領,教科書などに基 づき,物理教育の現状分析を行った。教科Naturlehre科学(理科)のもとに分野物理が位置 づけられている。学習指導要領で言及していることに対応して科学教科書も,物理,生物, 化学以外の第4の分野一般(その他)を,節単位で準備している。物理分野の節数や索引数 は,生物分野より少なく,化学分野より多かった。索引数の違いは,それぞれ,電気>力> その他>原子・核>光>熱>音;人体>動物>植物>その他>一般生物;無機化学>有機化 学>その他>物理化学であり,その他の割合では,生物と化学に比べて,物理は小さいこと, また,活動・発展・追加の節が準備されている割合が最も少なく,人名索引数が最も多いと いう特徴などを見いだした。 |
Keywords | スイス-ドイツ語圏 前期中等教育段階 物理教育 教科書 現状分析 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2013-07-25 |
Volume | volume153 |
Start Page | 127 |
End Page | 138 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120005324829 |