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検索結果 58 件

JaLCDOI 10.18926/bgeou/56920
タイトル(別表記) Arguments over the Educational Role of Teachers in Moral Classes in the 1950-70’s
フルテキストURL bgeou_171_013_022.pdf
著者 小林 万里子|
抄録  「道徳の時間」成立後に提唱された授業論において,教師と子ども(たち)の関係がどのように語られてきたかを整理し,次第に教師の指導性が前景化する様相を描き出した。1958 年ならびに1969・70 年の学習指導要領および指導書では「道徳の時間」特設前から重視された「子どもに寄り添う」教師像に加えて「子どもとともに学ぶ」「子どもたちの関係をつくる」教師像が提示された。これらの教師像を前提としつつ,道徳授業論においては「子どもたちの学習の道筋をつくる」という教師の役割が強調されたことが明らかになった。
キーワード 道徳の時間 道徳授業論 教師の主体性 子どもの主体性
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2019-07-26
171巻
開始ページ 13
終了ページ 22
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120006711413
タイトル(別表記) Le préjudice moral résultant de l’atteinte à la propriété
フルテキストURL olj_68_3-4_635_688.pdf
著者 村田 健介|
出版物タイトル 岡山大學法學會雜誌
発行日 2019-03-19
68巻
3-4号
開始ページ 688
終了ページ 635
ISSN 0386-3050
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120006603060
JaLCDOI 10.18926/CTED/56547
タイトル(別表記) The Effects of Creative Learning Spiral Model on Making Videos to Creativity and Information Morals
フルテキストURL cted_009_125_133.pdf
著者 岡崎 善弘| 三宅 幹子|
抄録 クリエイティブ・ラーニング・スパイラルに基づいたワークショップが子どもの創造性・情報モラルに与える効果について検討した。ワークショップに参加する群 (介入群) とゲームで遊ぶ群(統制群) の2群間で比較した結果,アイデアの産出数と情報モラルに関する記述数の差は有意ではなかった。また,クリエイティブ・ラーニング・スパイラルの各段階の行動に対する自己効力感を調べた結果,介入群の自己効力感は有意に上昇していた。さらに,クリエイティブ・ラーニング・スパイラルに基づいた創造性を育む方法について考察し,子ども間の自由な関わり合いが必要であることを示唆した。
キーワード クリエイティブ・ラーニング・スパイラル 創造性 情報モラル
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2019-03-20
9巻
開始ページ 125
終了ページ 133
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/56543
タイトル(別表記) Consideration of morality concerning "communication of the heart" : Effects of Presentation Software in Teacher Training Course Effects of Morality on Conversation Students' Conversation Form
フルテキストURL cted_009_085_098.pdf
著者 坂本 清美| 作田 澄泰| 中山 芳一|
抄録 今日の教員への課題を取り上げ、意思疎通のあるコミュニケーションを導入した教員養成課程の必要性を検討した。なお、大学3年生(男性:10名、女性:15名)を対象として4種類の会話形態を行い、最も意思の疎通を感じ取ることのできるコミュニケーションが推認された。さらに、教職を目指す大学生を対象にして、プレゼンテーションソフトを活用した異コミュニケーションを行い、将来自分たちのえがいている教師像を目標として実施することにより、教員を志としての道徳観を抱くことが明確化された。そして、本研究における結果からこの会話形態により、道徳教育をはじめとする授業等を含めた学校教育活動全体に関わり、意思疎通による道徳性を高める効果が予測された。また、これからの倫理観と道徳観を培うための教員養成課程の在り方について明らかとした。
キーワード 目指す教師像 コミュニケーション 道徳性を深める会話形態 意思の疎通 倫理観と道徳観
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2019-03-20
9巻
開始ページ 85
終了ページ 98
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/56149
タイトル(別表記) Arguments over Educational Relationship in Moral Class around 1950-60’s
フルテキストURL bgeou_168_039_048.pdf
著者 小林 万里子|
抄録 本稿では,教育的関係をめぐる言説について,道徳教育に携わる教師のあり方に言及した1950 ~ 60 年代の論考を取り上げて検討した。「道徳の時間」特設前後には,学級や学校の雰囲気づくり,共感的な子ども理解,教師の姿による感化,子どもへの愛情や教師としての使命感,教職の専門性などが主張されたことが明らかになった。道徳授業における「教師−児童生徒」関係への言及が少なかったのは,学校の教育活動全体を通じておこなう道徳教育を重視した全面・特設主義の影響によるものと考えられる。
キーワード 道徳の時間 教師像 子ども理解 全面・特設主義
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2018-07-27
168巻
開始ページ 39
終了ページ 48
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120006491695
JaLCDOI 10.18926/CTED/55803
タイトル(別表記) Ask for future morality : Pursuing new morality thought from the viewpoint of educational philosophy
フルテキストURL cted_008_001_014.pdf
著者 作田 澄泰| 中山 芳一|
抄録 戦後の近代化と共に進む、非人道的な課題に及ぶ道徳性の著しい衰退により、今日の日本では、真の道徳性について見直す時にきている。本稿では、「道徳性」とはどのようなことなのか、現在の大学生によるアンケート調査をもとに、今日、成人を遂げ、新たに社会に巣立とうとしている大学生の真意を探ると共に、今後の課題と学校教育における道徳教育の在り方について検討した。  その結果、今日の大学生における道徳性と今後の課題が見出され、「生命への尊重」「規範意識」「信頼関係」などが今後の道徳性として重要であることが示唆された。なお、これらの道徳性について、歴史上の思想家(教育哲学者)の理論をもとに検証し、今後の未来に必要な道徳性について明らかとした。
キーワード 戦後の道徳性の意義 (Significance of postwar morality) 生きることへの意味 (meaning to live) 善の生き方 (how to live good)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2018-03-20
8巻
開始ページ 1
終了ページ 14
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2018 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/55492
タイトル(別表記) Boring Optimistic Human Views and Banal Morals : Is There a Hope for the Men in the Dark and 21st Century America?
フルテキストURL hss_044_039_054.pdf
著者 中谷 ひとみ|
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2017-11-27
44巻
開始ページ 39
終了ページ 54
ISSN 1881-1671
言語 日本語
著作権者 Copyright (c) 2017 岡山大学大学院社会文化科学研究科
論文のバージョン publisher
NAID 120006368138
JaLCDOI 10.18926/CTED/54928
タイトル(別表記) Consideration of morality class making considered from the angle of the welfare education in a teacher education course : From a morality analysis about handicapped person's teaching materials-ization
フルテキストURL cted_007_031_040.pdf
著者 坂本 清美| 作田 澄泰| 中山 芳一|
抄録  本研究では,教職志願者の大学生を対象とし,ハンディキャップをもつ人の生き方から自己を見つめると共に,将来希望する校種における道徳授業づくりについて検討した。授業を検討する際に,福祉教育の観点を視野に入れ指導案を作成し,中心場面,プレゼンテーションソフトの活用等を含め,道徳性を高める授業づくりについて考察した。  研究にあたり,実際に各自で作成した道徳授業づくりを交流することで,福祉教育の視点から考える道徳授業づくりに必要な道徳的価値,道徳性を高める上で重要である中心場面等が明らかとなった。
キーワード ノーマライゼーション (Normalization) 道徳的価値の変容 (Change in the moral value) 福祉と道徳授業づくり (Welfare and morality class making) 全人的道徳教育 (Complete man-like moral education)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2017-03-27
7巻
開始ページ 31
終了ページ 40
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2017 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/54926
タイトル(別表記) How Can We Practice Life-Education as Moral Education in Junior High School?(2)
フルテキストURL cted_007_011_020.pdf
著者 渡邉 満| 小林 万里子|
抄録  阪神・淡路大震災と東日本大震災では,大人だけでなく,多くの子どもたちが犠牲となった。改めて「命の教育」の重要性が指摘されている。また,青少年,特に中学生による殺傷事件やいじめによる自殺も後を絶たない現状にある。一方,2019(平成31)年度から中学校の「道徳の時間」は「特別の教科􀀃 道徳」という名称の教科となる。その理由は様々であるが,教育再生実行会議の第一次提言によれば,同会議が教科化提言に踏み切った直接の要因は,いじめ問題への実効性のある道徳教育を求めることにあった。しかし,学校の道徳教育や「命の教育」は役に立たないという指摘もあり,教科となった道徳科における道徳教育は,これまでの諸課題を確実に見直し,確たる実践的基盤を打ち立てなければならない。本稿(2)では,前号の(1)で論じた〈いのち〉とその教育に関する独自の観点によりながら,「〈いのち〉の教育」に取り組む「道徳科の授業」の新しい展開を提案したい。
キーワード ビオスとゾーエー (bios and zoé) 〈いのち〉の教育 (life-education) 発達段階 (development stages) コミュニケーション的行為 (communicative action) 討議 (Diskurs)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2017-03-27
7巻
開始ページ 11
終了ページ 20
ISSN 2186-1323
関連URL http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/ja/54026
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2017 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/54925
タイトル(別表記) Pursuit to the morality about "the connection of the life" which can be put in the present-day social education : Moral education of today's life is considered
フルテキストURL cted_007_001_010.pdf
著者 作田 澄泰| 長谷 博文| 中山 芳一|
抄録  日本国憲法の施行と民主化に伴い,戦後の日本における学校教育において道徳教育の在り方も大きく変容した。しかし,親子関係,人間関係が原因とする学生たちの自死,不登校,いじめ,非行等の諸問題が後を絶たない。これらを解決するため,戦後の諸問題増加の背景にある今日の社会全般の道徳教育の在り方について検討した。諸問題に関わる大きな要因としては,大学生による「道徳性」におけるアンケート調査結果から「祖先を敬う」ことへの希薄化が明らかとなった。具体的には,祖先をはじめとする人とのつながりに関する道徳性の衰退が重要な課題であることが分かった。こうした課題を受け,親子関係に関する事例,先人からの伝統文化に関するインタビューを元にし,親子関係,家族関係,社会における命のつながりについて考察するとともに,具体的な社会及び学校教育における「真の道徳性」の在り方と必要性について示唆した。
キーワード 親子関係の不和 (A feud of a parent-child relationship) 道徳性の衰退 (Decline of morality) 命のつながり (The connection of the life) 真の道徳性 (True morality)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2017-03-27
7巻
開始ページ 1
終了ページ 10
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2017 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/54026
タイトル(別表記) How Can We Practice Life-Education as Moral Education in Junior High School?(1)
フルテキストURL cted_006_106_112.pdf
著者 渡邉 満|
抄録  阪神淡路大震災と東日本大震災では,多くの大人だけでなく,多くの子どもたちが犠牲となった。改めて「命の教育」の重要性が指摘されている。また,青少年,特に10代の若者による殺傷事件やいじめによる自殺も後を絶たない現状にある。一方,2019(平成31)年度から中学校の「道徳の時間」は「特別の教科 道徳」という名称の教科となる。その理由は様々であるが,教育再生実行会議の第一次提言によれば,同会議が教科化提言に踏み切った直接の要因は,いじめ問題への実効性のある道徳教育を求めることにあった。しかし,学校の道徳教育や「命の教育」は役に立たないという指摘もあり,教科となった道徳科における道徳教育は,これまでの諸課題を確実に見直し,確たる実践的基盤を打ち立てなければならない。本稿(1)では,理論と実践の両面から「〈いのち〉の教育」という独自の観点を設定して,「命の教育」の新しい在り方と「道徳科の道徳授業」の新しい展開を提案したい。
キーワード ビオスとゾーエー 「〈いのち〉の教育」 発達段階 コミュニケーション的行為 討議
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2016-03-04
6巻
開始ページ 106
終了ページ 112
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2016 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
NAID 120005723294
JaLCDOI 10.18926/CTED/54015
タイトル(別表記) Consideration about the State of Future's New Teacher Education and Scholastic One for Morality Subject-ization ―Inspection of the True Moral Education Considered from an Overall Unit-like Morality Class Curriculum―
フルテキストURL cted_006_001_010_1.pdf
著者 作田 澄泰| 中山 芳一|
抄録  文部科学省が実施する道徳教科化に向け,今日の学校教育において,道徳教育が必要とされている理由と今後の在り方について検討した。その際に,これまでに実施されてきた総合単元的な道徳教育による「学校教育活動全体として」の視点が強化された学校教育の在り方に加え,さらなる地域,家庭等と連携した綿密な道徳教育の在り方を必要とする。  本研究では,これらを踏まえた図式化をもとに,評価方法等の道徳教科化における効果と課題について考察分析した。その結果,道徳教科化により,道徳への意識が強調され,各個人への意識付けである道徳的価値意識が高まりやすくなることが示唆された。 また,学校教育における自然・空間・人間環境づくりの重要性と「善く生きる」ための道徳教育に向けた教師教育の在り方について明らかにした。
キーワード 道徳の評価方法 道徳教科化による効果 学校教育の環境設定 総合単元的な道徳授業カリキュラム
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2016-03-04
6巻
開始ページ 1
終了ページ 10
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2016 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
NAID 120005723283
JaLCDOI 10.18926/bgeou/53826
タイトル(別表記) Provincial Schoolteachers’ Approaches to Moral Education in Japan in the early 1950s : a Case of Teachers at the Satoura Elementary School
フルテキストURL bgeou_160_011_018.pdf
著者 梶井 一暁|
抄録  昭和戦後期という現代日本への移行期において,道徳教育はどのような地域的展開をみたのか。本稿は,教育史研究の一環として,鳴門市の小学校教師が試みた道徳教育の研究と実践に関する一事例を検討し,その時代的・地域的特色を考察するものである。学校所蔵史料 の調査と関係者への聞き取りにより,①教師による「教育即道徳教育」という理念の探求,②教師が「教育」を狭く学校や授業の範囲で捉えない新たな観点を獲得していく模索,③そして自らの道徳教育の実践を地域や住民を含み込む活動へと開け広げていく到達,という教 師による試行と展開の過程が,1958 年の「道徳の時間」特設以前にあったことを明らかにした。
キーワード 昭和戦後期 道徳教育 学校教師 教育史研究
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2015-11-27
160巻
開始ページ 11
終了ページ 18
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005677828
JaLCDOI 10.18926/bgeou/53145
タイトル(別表記) Tsuchida Kyoson’s Educational Thought and Critcism of Textbook for Moral Education (Shusin) (2)
フルテキストURL bgeou_158_011_022.pdf
著者 山中 芳和|
抄録  本研究は,西田幾多郎門下の哲学者で近代の可能性を追求した文明批評家,土田杏村の教 育観と教育目的論を考察し,それとの関連において主著の一つである『道徳改造論』を対象 に,昭和初期の修身教科書批判の内実とその特質を明らかにする事を課題とする。  第一報では,「人格の自律」に焦点化された杏村の教育に関する議論が,道徳論の基底に あることを明らかにした。第二報の本稿では,『道徳改造論』を主な資料として,明治以来 の教育を国家の絶対的権力による強制的教育であると理解していた杏村が,昭和初期の小学 修身書をどのように批判し,いかなる改造の道筋を提示したのかを考察した。
キーワード 昭和初期 土田杏村 人格の自律 『道徳改造論』 修身教科書批判
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2015-02-25
158巻
開始ページ 11
終了ページ 22
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005553915
JaLCDOI 10.18926/bgeou/53144
タイトル(別表記) A Study on Application for Moral Education of a Learning System to Promote Reconstitution on grounds of Thought and Judgment: “The 8 in 4 Problem-Solving System” incorporated “Matrix Method”
フルテキストURL bgeou_158_001_010.pdf
著者 藤枝 茂雄|
抄録  今日の道徳の時間では,読み物資料の主人公の気持ちの読み取りを中心とした心情主義的 な授業の型が中心をなしている。しかし,この型においては,多角的・批判的に考えさせた り,多様な価値観を引き出し考えを深める学習の実現については限界がある。そこで本論で は,プラグマティズムに基づく道徳の問題解決的な学習過程を,4つの学習段階の中に8つ の学習活動を取り入れた「8in 4課題解決システム」として構成し,その中心に思考・判 断の根拠の再構成を促進するために開発したマトリクス・メソッドという思考ツールを組み 込んだ。このシステムは,課題となる事象や資料の多面的・多角的な分析,自らの考えの根 拠のさらなる裏付けとなる情報の収集,及び当初の判断の未来の結果に対する因果の洞察を 踏まえた上での討論等によって,学習者の道徳的な思考・判断の根拠の再構成を促進するも のである。この指導法の導入により,道徳教育の充実,及び今日の道徳教育における実践的 な課題改善への有効なアプローチが可能になると考えられる。
キーワード 道徳教育 問題解決学習 マトリクス・メソッド プラグマティズム
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2015-02-25
158巻
開始ページ 1
終了ページ 10
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005553914
JaLCDOI 10.18926/bgeou/52945
タイトル(別表記) Tsuchida Kyoson’s Educational Thought and Critcism of Textbook for Moral Education (Shusin)
フルテキストURL bgeou_157_001_007.pdf
著者 山中 芳和|
抄録  本研究は,西田幾多郎門下の哲学者で近代の可能性を追求した文明批評家といわれる土田 杏村(1891 ~ 1934)の教育観と教育の目的に関する議論を考察し,それとの関連において, 晩年の著作である『道徳改造論』を対象として,昭和初期の修身教科書批判の内実とその特 質を明らかにする事を課題としている。  本稿はその第一報として,杏村の自由大学運動との関わりを考察する事を通して,彼の教 育に関する議論が「人格の自律」に焦点化されており,この考えが道徳論の基底になってい ることを明らかにした。続く第二報では『道徳改造論』を主たる資料として,杏村の修身教 科書批判を考察する予定である。
キーワード 昭和初期 土田杏村 自由大学運動 人格の自律
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2014-11-27
157巻
開始ページ 1
終了ページ 7
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005515434
JaLCDOI 10.18926/bgeou/52177
タイトル(別表記) The Discourse of Darwinism in Felix Holt, the Radical
フルテキストURL bgeou_155_057_066.pdf
著者 福永 信哲|
抄録 The present paper focuses attention on an influence of Darwinism as seen in the discourse of Felix Holt, the Radical. True George Eliot’s early and middle-period novels show signs of a vision of Natural History with its emphasis on scientific observation of the natural world. But as the impact of The Origin of Species (1859) sent a shock wave among the intellectual circle across Europe, she became growingly aware of its farreaching implications. Inevitably Eliot’s novelistic discourse has become permeated with the evolutionary outlook and terminology. Felix Holt marks a turning point in the sense that it is structurally conceived by the method of experimental science, and is clothed in its phraseology. We see how the writer’s moral and religious vision finds itself subtly reconciled with scientific world view.
キーワード 進化 有機的生命 ネメシス 仮説・検証
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2014-02-25
155巻
開始ページ 57
終了ページ 66
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394602
著者 大内 淑代|
発行日 2013-12-02
出版物タイトル 岡山医学会雑誌
125巻
3号
資料タイプ 学術雑誌論文
タイトル(別表記) Une nouvelle personne morale à but non lucratif dans le droit français : La création du fonds de dotation
フルテキストURL olj_060_1_230_222.pdf
著者 井上 武史|
出版物タイトル 岡山大學法學會雜誌
発行日 2010-08-25
60巻
1号
開始ページ 230
終了ページ 222
ISSN 0386-3050
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 40017296187
JaLCDOI 10.18926/CTED/48189
タイトル(別表記) Research on the improvement in a feeling of self-affirmation by a communication act ―Lead the morality lesson practice seen from the viewpoint of career education.―
フルテキストURL cted_002_014_023.pdf.pdf
著者 作田 澄泰| 中山 芳一|
抄録 長引く不況や絶え間なく変化する社会の中,子ども達にとって将来の夢に不安を隠せない現状がある。また,自分でどのように判断し,生き抜けばよいか分からなくなったり,自信をなくしたりして,将来を生きる希望すら見失うことも少なくない。こうした不安感から自分自身の心に自信と希望を目指していくことで,夢や目標を抱き,生きる喜びを感じられるようになる。そのためには,キャリア的視点からみた道徳性を育んでいくことが重要であると考える。本研究では,充実したコミュニケーション行為によるキャリア的視点からみた道徳授業を実践することにより,人の心の中にどのような心情がめばえ,将来への展望をもつことができるかについて検証した。また,よりよいコミュニケーション行為の確立によって,それぞれの道徳的価値がどのように変化し,自己肯定感の向上に結びつくかについて明らかにした。
キーワード キャリア視点からみた道徳的価値 自己肯定感向上からの自信 他者への共感 よりよいコミュニケーション
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2012-03-19
2巻
開始ページ 14
終了ページ 23
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
NAID 120003987714