JaLCDOI 10.18926/bgeou/47105
タイトル(別表記) Un-Words in Richardson's Novels
フルテキストURL bgeou_147_069_079.pdf
著者 脇本 恭子|
抄録 One of the stylistic features in Samuel Richardson's epistolary novels is an abundant variety of negative expressions. Among them is included the addition of negative affixes such as dis-, in-, un- and less, by which new words are produced to convey new meanings and ideas. The present paper aims at exploring Richardson's use of negative prefixes. Our focus here is put on the analysis of "un-words." Types and frequencies of the un-words examined through the corpus of Richardson's three works(i.e. Pamela, Clarissa and Sir Charles Grandison) are shown in four tables. Referring to the word lists in the tables, we discuss how and why Richardson may have tried to create new word forms.
キーワード 接頭辞 un- 否定 Richardson 語形成
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 69
終了ページ 79
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120003550996
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47106
タイトル(別表記) Physics Education at Gymnasium (Grammar School) in Saxony, a New State of Germany
フルテキストURL bgeou_147_081_094.pdf
著者 田中 賢二|
抄録 ドイツ(連邦共和国)のザクセン邦に焦点を当て,中等教育段階の学校,8年制ギムナジウム(通算呼称,第5~12学年)における物理教育の現状を,いわば学校教育法,同施行規則,学習指導要領などを手がかりにして,明らかにした。一括した目標の元に,6~10学年と11~12学年との2回通過法であり,ll~12学年は更に2種類に分かれている。6~10学年はもう一つの前期中等教育段階の学校種ミッテルシューレの物理教育と週授業時間数では同じであるが,内容の大・中項目などは異なっている。現に,検定(認定)物理教科書は,前期と上級段階用に分かれており,前期中等教育段階用はミッテルシューレ用とで重複している教科書は少なく,この3区分は峻別されているといえる。
キーワード ドイツ ザクセン邦 ギムナジウム 物理教育 学習指導要領
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 81
終了ページ 94
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120003550997
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47107
タイトル(別表記) Pioneers in the Philosophy of Sport (1)
フルテキストURL bgeou_147_095_101.pdf
著者 関根 正美|
抄録 本稿は研究集録142号掲載の「西洋古典におけるスポーツ哲学」に続く内容であり,筆者のスポーツ哲学に関する研究計画の一部に位置づけられる。スポーツを哲学的に解釈した人物の言説を,H.レンクとの関係を視野に入れつつ論じる。今回はジーモン・モーザー,カール・アダム,ホセ・オルテガ・イ・ガセーを対象として取り挙げる。哲学とスポーツという一見すると無関係な現象に接点を見出した点で,三者ともにスポーツ哲学の先駆者としての立場が認められる。
キーワード スポーツ 技術哲学 達成哲学 生の哲学
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 95
終了ページ 101
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120003550998
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47108
タイトル(別表記) Improvements in classroom practice for cultivating students' abilities to think mathematically
フルテキストURL bgeou_147_103_111.pdf
著者 黒﨑 東洋郎|
抄録 習得と探究を活用でつなぐ算数教育が平成23年度から完全実施される。新しい算数教育では,言語活動の充実の観点から数学的な思考力・判断力・表現力が強調されている。算数科の中核的な学習活動である「算数的活動」においても,「問題解決の仕方を考え,その仕方を説明する活動」が強調され,言葉,数,式を用いて説明する活動が重視されている。従前は、数学的な思考力と表現力は、別々の観点で捉えられていた。ところが,今回の学習指導要要領では「思考力・判断力」と「表現力」を三者一体として捉えて指導することが強調され,これを「数学的な考え方」として捉えることになった。思考力・判断力・表現力の三 者を「数学的な考え方」と捉えた新しい算数教育の課題を整理し,数学的思考力・判断力・表現力を育成する授業改善について考察する
キーワード 数学的思考力・判断力・表現力 算数的活動 説明力
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 103
終了ページ 111
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120003550999
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47109
タイトル(別表記) Psychoeducational program to prevent emotional and behavioral problems among university students: An intervention study on the Successful Self Program 2 for university students
フルテキストURL bgeou_147_113_123.pdf
著者 安藤 美華代|
抄録 自己理解と人間関係について焦点をあてることで,大学生が心理社会的ストレスに対処し,心の健康を保持・増進させることをねらいとした心理教育的プログラム“サクセスフル・セルフ大学生版”をさらに発展させ,この時期に深刻な問題となる行動の予防も試みた“サクセスフル・セルフ大学生坂2”を作成した。大学生を対象に授業を活用して,週1回15週間の介入を行った。介入前後に,行動ならびに心理社会的要因に関する自記式調査を行った。その結果,プログラムを実施しなかった統制群は,「不安・緊張」,「ネット上のいじめ被害」,「親密な他者への暴力」が有意に増加したが,プログラムに参加した介入群では,これらの要因に有意な変化は見られなかった。以上より,本プログラムは,大学生の情緒的および行動上の問題を予防する可能性が示唆された。
キーワード 不安 いじめ 大学生 心理教育 ストレスマネジメント
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 113
終了ページ 123
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120003551000
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47110
タイトル(別表記) A Study on the Development of the Practice in Early Childhood Care and Education to Improve Both the Way to Grasp Its Goals and the Practice Itself Qualitatively
フルテキストURL bgeou_147_125_133.pdf
著者 横松 友義| 渡邊 祐三| 森 英子| 伊勢 慎| 豊池 利江| 斎藤 健司|
抄録 今日の保育園には,保育課程経営の実現が求められている。保育課程経営とは,保育課程開発の各段階とそれに対応する経営活動をPDCAサイクルにのせて推進し,より豊かな園の保育を実現しようとする営みであるといえる。その実現のためのアクション・リサーチが,私立御南保育園において実施されている。同リサーチでは,実効のある保育目標の明確化過程をとおして,保育目標の明確化手順を開発し、その上で,所属保育士有志が,実効のある保育目標を達成するためのより発展的な保育実践を開発しようとする取り組みを行っている。本研究では,その過程の分析をとおして,実効のある保育目標を前提にした保育実践開発が,保育目標のとらえ方と保育実践の両者を質的に向上させる可能性があることとその実現のための課題について考察している。
キーワード 保育目標のとらえ方 保育実践 質的向上 保育課程開発 保育課程経営
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 125
終了ページ 133
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120003551001
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47111
フルテキストURL bgeou_147_135_144.pdf
著者 Mimura, Yukari| Ogura, Toshio| Otsuka, Fumio|
抄録 Thyroid stimulating hormone receptor antibody (TRAb) plays an important role in Graves' disease (GD). A second-generation measurement system has been developed and we have gotten a benefit by the system clinically. In this study, we determined 4 kinds of TRAb in 42 GD patients using the current and second-generation measurement systems to investigate the differences between them. The secondgeneration measurement system exhibited higher positive rates and inhibition rates of thyroid stimulating hormone (TSH) binding than those of the current system. Furthermore, 42 patients with GD were classified into 4 groups by GD activity. The actual values of all TRAbs and positive rates exhibited a tendency to increase significantly with GD activity. Of significance, 2 TRAbs in the second-generation measurement system exhibited high positive rates. However, all actual values of patients did not necessarily agree with these tendencies. The values of TRAb-human detecting anti-human TSH receptors at an approximate cut-off value reflected GD activity more accurately than those of TRAb-CT detecting anti-porcine TSH receptor. This suggests the possibility of specific differences between TSH receptors and further studies are required to further examine these effects.
キーワード Graves' disease human-TRAb TSAb
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 135
終了ページ 144
ISSN 1883-2423
言語 英語
論文のバージョン publisher
NAID 120003551002
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47112
タイトル(別表記) Review of functional localization for the attention system, especially concerning continuous performance test studies
フルテキストURL bgeou_147_145_149.pdf
著者 津島 靖子| 眞田 敏|
抄録 Continuous performance test(CPT)は,注意機構の評価に適する神経心理学的検査として用いられている。これまでにMirskyはCPTの課題遂行に被蓋,中脳橋網様体や視床が関与すると推測しているが,最近のPETやfMRIなどによる脳循環や代謝測定法に基づく知見を反映した見解ではない。そこで本稿では,これらの測定法に基づく注意機構の脳機能局在に関する研究を展望し,注意機構の諸要素にかかわる脳機能システムについて文献的検討を行った。その結果,CPT遂行には,視床のみならず,帯状回を含む前頭葉内側面,背外側面, 眼窩面および側頭葉におよぶ広汎な領域の関与が示唆された。
キーワード Continuous performance test 神経心理学的検査 注意機構 脳機能局在
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 145
終了ページ 149
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120003551003
著者 岡山大学大学院教育学研究科|
発行日 2011-06-25
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
147巻
資料タイプ その他
著者 岡山大学大学院教育学研究科|
発行日 2011-06-25
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
147巻
資料タイプ その他
著者 岡山大学大学院教育学研究科|
発行日 2011-10-25
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
148巻
資料タイプ その他
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47117
タイトル(別表記) Science education from the first grade to the sixth grade in a State of Germany; Mecklenburg-Vorpommern
フルテキストURL bgeou_148_001_013.pdf
著者 田中 賢二|
抄録 ドイツ連邦共和国のメクレンブルク・フォア-ポンメルン邦に焦点を当て,第1~6学年における科学教育の現状を,学習指導要領などを手がかりにして,明らかにした。初等教育段階(第1~4学年)の科学教育は教科「事象教授」の中の1つのテーマ「自然現象を解明する」で行われ,オリエンテーション段階(第5~6学年)の科学教育は「自然諸科学(理科)」ないし「生物」と「物理」で行われている。この2種類の学習指導要領の構想,カバー する学習内容は同じではなかった。また,複数学年度合計での過授業時間数の指示,教科内のテーマの順序の任意性,授業時数の余裕のある設定,選択学習内容や選択テ-マの設定などに多様性の許容を見ることができ,メクレンブルク・フォアーポンメルン邦における第1~6学年の科学教育は,すべての児童生徒に対する単一的なものでなく,多様であると特徴づけられる。
キーワード ドイツ メクレンブルク フォアーポンメルン邦 第1~6学年 科学教育 学習指導要領
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-10-25
148巻
開始ページ 1
終了ページ 13
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 40019145224
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47118
タイトル(別表記) The Changes in Physics Education in Lower Secondary Level in Germany - A Comparative Study between the lntermediate School in Saxony and the Secondary School (the Last Six Grades) in East Germany -
フルテキストURL bgeou_148_015_029.pdf
著者 田中 賢二|
抄録 ドイツ・ザクセン邦ミッテルシューレと東ドイツオーベルシューレとに焦点を当て,いわば学校教育法,学習指導要領などの比較考察から, ドイツにおける前期中等教育段階の物理教育の変遷を明らかにしてきた。ほぼ20年間の隔たりを有しているこの新旧物理は,通算呼称で第6~10学年の5年間になされることで変化はなかったが,週授業時間数合計で13から10時数へと大きく減少している。社会主義の優位性・正統性などの主張を念頭におかなくなり,選択分野や拘束性のない指示欄などを設け,生徒の興味関心・教師の自由裁量を考慮・許容することになり,力学と電気学分野の減少率・数が大きく,静力学,単純機械.静電場,半導体など古典的な内容や工学的な内容が扱われなくなった。イデオロギーの変化や科学技術の発展からの影響に加えて,第10学年に教科として特設されていた天文がなくなり,物理教育の概念・構造に変化をもたらしている。
キーワード 東ドイツ ザクセン邦 前期中等教育段階 物理教育 歴史的研究
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-10-25
148巻
開始ページ 15
終了ページ 29
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 40019145238
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47119
タイトル(別表記) Lesson Development and Lesson Practice for Statistics in Elementary Level: Classification of Data through the Letter Graph Representation
フルテキストURL bgeou_148_031_038.pdf
著者 平井 安久|
抄録 小学校4年生の統計教材として文字グラフ表現を用いたデータ解析的活動を含む教材を提案した。資料の整理の単元に追加する形で授業実践をおこない,児童の反応や活動から,元データとの対応や表現内容の解釈,データの分類などが視覚的表現に支えられて容易にできることがわかった.一方,教材となる元のデータの選択や判断の容易なグラフ表現の場合の範囲などに関して課題が残った。
キーワード 統計教材 文字グラフ データ解析 グラフ表現
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-10-25
148巻
開始ページ 31
終了ページ 38
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120003551006
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47120
タイトル(別表記) About Choral Education in School Education of Japan - On the Basic of a System of a Music Educational Institution in Finland -
フルテキストURL bgeou_148_039_048.pdf
著者 虫明 眞砂子|
抄録 日本の学校教育における合唱活動の活発さを表す指標として,NHK全国学校音楽コンクールへの参加校数の割合を採用し,都道府県ごとの値を比較した。その結果,合唱の活発な地域とそうでない地域が2極化していることが分かった。岡山県の合唱活動は,その中でも非常に低調なグループに属することが分かった。このような状況を改善するための手掛かりとして,フィンランドの音楽教育およびエスポー音楽学校の形態およびカリキュラムを考察した。その結果,生涯教育を目的とした多様な音楽教育機関と幅広いカリキュラムが用意されていること,演奏家と聴衆の両方を育てることを目的としていることがわかった。エスポー音楽学校では,器楽の個別指導,ソルフェージュ,アンサンブルの3つの科目を主体とし,器楽教育を重要視している一方,合唱をアンサンブル活動の一つとして大切にしていること,音楽教育全体の質を高めるために,楽器と歌唱の両方を生徒たちに学習させるカリキュラムであることが明らかになった。
キーワード 合唱 器楽 カリキュラム バランス フィンランド
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-10-25
148巻
開始ページ 39
終了ページ 48
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 40019145254
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47121
タイトル(別表記) The Learning and Educational Thought for the Daily Use of the People's Livelihood by Kaibara Ekikenn (II) : lnstructions mentioned in Kakun (household precepts)
フルテキストURL bgeou_148_049_060.pdf
著者 山中 芳和|
抄録 近世の日本に輩出した儒者の中で,江戸時代前期,すなわち十七世後半から十八世紀初頭にかけて活躍した貝原益軒(寛永7,1630-正徳4,1714)は,教育行為を人間に必須の営みとしてとらえた儒学者である。当時における教育言説の語られ方は,学ぶ側の心得として説かれるのが一般的であった。その中で,益軒は子どもを教え育む役割を担う大人の在り様に議論の重点を移し,教える側の視点にたって,教育の在り方に関する言説を具体的且つ多様な人々が実践可能な形で展開した。本研究は,このような貝原益軒に着目し,その教育論の特質を,学問論としての民生日用の意識との関連において考察することをとおして,近世の日本社会における子青と教育に関する課題意識と具体的な方法論を明らかにすることを目的としている。第一報(『研究集録』136号,2007年,岡山大学大学院教育学研究科)では,「格物窮理の工夫と有用の学」のサブタイトルのもとに,(1)益軒における教育論の展開の時代背景(2)太平の世に対する益軒の肯定的な受容態度(3)人々の安定した生き方に焦点化された言説の特質(4)格物窮理の工夫と有用の学を目ざす益軒の学問の概要(5)世に利益をもたらし,庶民の生活に役に立つ経験的な実学の内実などを明らかにした。第二報の本稿においては,第一報の基礎的考察を踏まえ,益軒の『家訓』を主要な考察の対象として取り上げる。『家訓』に見られる益軒の家意識の内実と教育的思考との連関を考察することにより,民生日用のための有用の学を目指した益軒教育論の特質が家の安定との関連において解明されるとともに,江戸期における家の確立と安定に資する教育言説の一端も明示しうるであろう。
キーワード 貝原益軒 『家訓』 家意識 後継者教育
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-10-25
148巻
開始ページ 49
終了ページ 60
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 40019145265
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47122
タイトル(別表記) Qualitative Research on Social Support for Children with Developmental Disabilities and Their Mothers from Kindergarten, Elementary School and Junior High School
フルテキストURL bgeou_148_061_068.pdf
著者 三島 美砂| 淵上 克義|
抄録 発達障がい児をもつ母親5名に半構造化面接を実施し,発達障がい児やその母親に対する幼稚園や学校側からの必要な支援にはどんなものがあるか,ということを問うた。質的研究法で分析した結果,「教師の発達障がいへの理解」,「学級集団作り」,「親をつなげる支援」,「就学への支援」,「学校制度」,「家族への支援」の6つのカテゴリーが生成された。また,子どもの年齢や母親の体験,子どもの育った時代の教育環境によって,母親の求める支援の内容が異なっていることがわかった。
キーワード 発達障がい 母親 支援 学校 幼稚園 面接法
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-10-25
148巻
開始ページ 61
終了ページ 68
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 40019145273
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47123
タイトル(別表記) Young children's understanding of other's mental states: Using robot illustrations
フルテキストURL bgeou_148_069_075.pdf
著者 林 創| 今中 菜七子|
抄録 本研究は,イラストを使った人間の行動とロボットの行動を比較することを通して,幼児期における他者の心の理解の発達を検討したものである。45人の幼児に,人間版とロボット版の誤信念課題と道徳判断課題を提示した。人間版とロボット版では,主人公が人間であるかロボットであるかの違い以外はすべて同じ状況で同じ行動とした。その結果,誤信念課題においては,ロボット版の方が人間版より得点が有意に低く,幼児は「ロボットに対して,人間に対する時ほどには誤信念を考慮しない」という傾向が明らかになった。道徳判断課題では,作為的な状況であれ不作為的な状況であれ,ロボットの行動と人間の行動の悪さの比較に差はなく,ロボットの行為に対しても,人間の行為に対してと同様の道徳判断をしたことが示唆された。
キーワード 心の理論 幼児 道徳判断 不作為 ロボット
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-10-25
148巻
開始ページ 69
終了ページ 75
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 40019145282
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47124
タイトル(別表記) The Manner of Speaking of Members of the Diet in terms of "Noda" and "Wakeda"
フルテキストURL bgeou_148_077_085.pdf
著者 伊土 耕平|
抄録 ノダとワケダ(ともにモダリティ形式)の使用率によって,国会議員の語り方をA~D型の四つに分類する。それぞれの特徴は,まず両者の使用率が高いA型は,硬軟織り交ぜた語り方である。ノダの使用率のみが高いB型は,問題点などを主観的に強調し,一方的に語るタイプである。B型は質問者に多い。両者の使用率が低いC型は,淡々と語るタイプである。ワケダの使用率のみが高いD型は,問題点,あるいは,すでに実施されている対策などの存在を,客観性を強調して提示・説明しようとするタイプである。答弁者はC型が多く,D型がそれに次ぐ。
キーワード 国会会議録 「のだ」 「わけだ」 提示 説明
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-10-25
148巻
開始ページ 77
終了ページ 85
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 40019145292
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47125
タイトル(別表記) A Study of the Post-War History of Teaching Writing in Japan
フルテキストURL bgeou_148_087_098.pdf
著者 菅原 稔|
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-10-25
148巻
開始ページ 87
終了ページ 98
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 40019145304