著者 岡山大学大学院教育学研究科|
発行日 2010-10-25
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
145巻
資料タイプ その他
著者 岡山大学大学院教育学研究科|
発行日 2011-02-25
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
146巻
資料タイプ その他
JaLCDOI 10.18926/bgeou/43957
タイトル(別表記) Advocacy of Curriculum Management Studies for Preschool Care and Education
フルテキストURL bgeou_146_001_006.pdf
著者 横松 友義|
抄録 本研究では,保育課程経営研究を提唱する。まず,これまで以上の保育園保育の質的向上を実現するために,保育課程開発が求められており,その推進の上で,組織としての条件整備,すなわち,経営が必要であることを論じている。次に,保育課程の経営の奨励を目指し,それを表す専門用語として,「保育課程経営」を提唱し,この保育課程経営の定義をしている。その上で,保育園においては,各園の保育の独自性と創意工夫が第一に尊重され,保育のねらい・内容を決める際の裁量幅が幼稚園や小・中学校以上に大きく,小・中学校以上に目指す子ども像を明確に描きやすく自律しやすいことから,保育課程経営研究の成果により保育園保育を変革していける可能性は十分にあることを論じている。
キーワード 保育園 保育課程 経営研究 提唱
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-02-25
146巻
開始ページ 1
終了ページ 6
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002828078
JaLCDOI 10.18926/bgeou/43958
タイトル(別表記) Change in Australian Families -- PartI
フルテキストURL bgeou_146_007_017.pdf
著者 野邊 政雄|
抄録 メルボルンのグレン・アイラ市に住む高齢女性に2005年と2006年に聞き取り調査をおこない,彼女たちの語りを既に『研究集録』に発表した。その語りを理解することの助けとなるように,彼女たちが生きた時代(1925年から2006年ころまで)のオーストラリア社会の社会変動を解説してゆく。本稿では,統計データを提示しつつ,オーストラリアの家族の変化に関する先行研究の成果をまとめ,それに考察を加えた。
キーワード 家族 メルボルン 家族史 結婚 出産
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-02-25
146巻
開始ページ 7
終了ページ 17
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002828079
JaLCDOI 10.18926/bgeou/43959
タイトル(別表記) A Study of the Post-War History of Teaching Writing in Japan
フルテキストURL bgeou_146_019_027.pdf
著者 菅原 稔|
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-02-25
146巻
開始ページ 19
終了ページ 27
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002828080
JaLCDOI 10.18926/bgeou/43960
タイトル(別表記) Physics Education at Mittelschule in Saxony, a New State of Germany
フルテキストURL bgeou_146_029_040.pdf
著者 田中 賢二|
抄録 ドイツ(連邦共和国)のザクセン邦に焦点を当て,ミッテルシューレにおける物理教育の現状を,学習指導要領などを手がかりにして,明らかにした。ミッテルシューレはハウプトシューレ課程(通算呼称第5~9学年)とレアールシューレ課程(第5~10学年)からなり,第6学年から始まる物理の週授業時間数合計(各学年週2時間)にも,違いが生じている。第7学年から,課程別に分かれ,2つの課程で,分野名・大項目数・中項目数・時数の全てで同一なものはなく,7~9学年における学習内容の目標表現,上位の目標への関連,他教科への関連,生徒実験の指示数などにも,課程の違いを見ることができる。しかし,教科の学習目標も検定物理教科書も,課程別に分けられていない。そこで,授業実践に際して,教 員の資質・能力が問われることになるといえる。
キーワード ドイツ ザクセン邦 ミッテルシューレ 物理教育 学習指導要領
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-02-25
146巻
開始ページ 29
終了ページ 40
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002828081
JaLCDOI 10.18926/bgeou/43961
タイトル(別表記) A Core-schema-Based Semantic Analysis of Chinese Verb "qu": Exploring the possibility of lexical teaching with intercultural understanding
フルテキストURL bgeou_146_041_057.pdf
著者 松田 文子| 黄 一君|
抄録 溝上他 (2009) は,あらゆる言語はその言語の話者の精神生活や文化の投影であり,異なる言語文化における「ことばの意味」は新たな発想や異なった思考世界の捉え方の存在を実感する文化的気づさを提供してくれると指摘している。この点を踏まえ本稿は,異文化理解を射程に入れた語嚢指導の可能性を探ることを目的としたものである。具体的には中国語の基本動詞「取 (qu)」を事例として,日本語の対訳では捉え難い「取 (qu)」で表現される意味世界は,どのようなまとまりとして捉えられるかを探った。考察の結果から,「取 (qu)」の意味世界は,日本語の「取る」とは異なり,「必ず対象を主体側に移せるところ(移動元)から対象を利用/活用するために主体側に移すこと」という共通の意味を有しているまとまりとして捉えられることを指摘した。
キーワード 語彙指導 コア・アプローチ 異文化理解 中国語動詞「取 (qu)」 日本語動詞「とる」
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-02-25
146巻
開始ページ 41
終了ページ 57
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002828085
JaLCDOI 10.18926/bgeou/43962
タイトル(別表記) Instructional Competence of Teachers in Lessons (Ⅳ): Lessons as Training Process
フルテキストURL bgeou_146_059_071.pdf
著者 小野 擴男|
抄録 学枚での学習活動は少なからぬ時間が「練習」的な学習活動に費やされている。そこにおいて,一方で授業それ自体が全くトレーニング的なものに終始している場合もあれば,他方で「練習」的な学習活動にあまり注意を払わない授業論もある。学習内容には「習熟」を不可欠とするものがあり,そのためには「練習」が欠かせない。しかしその場合も機械的な「練習」ではなく,練習とともに「わかる」「使える」が位置づけられなくてはならない。また考え方や思考方法や学び方を深めていくという点から見れば,授業は「練習」過程である。練習の意味と役割を授業と関連づけて理論・実践的に整理し考察した。
キーワード 練習 わかる 活用 思考方法 学び方
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-02-25
146巻
開始ページ 59
終了ページ 71
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002828082
JaLCDOI 10.18926/bgeou/43963
タイトル(別表記) How Does Cognition of Children's Social Power Affect Their School
フルテキストURL bgeou_146_073_083.pdf
著者 鎌田 雅史| 淵上 克義|
抄録 本研究は,小学校高学年の児童699名(男子353名,女子334名,欠損12名)を対象に時系列的な調査を行い,社会的勢力の自己認知と約2カ月間のインターバルを経た勢力の変動が,児童の適応感の諸側面であるスクールエンゲージメント,生活満足度,学級集団効力感認知,および友人に対する影響戦術使用とどのように関連するかについて検討したものである。分析の結果,児童の社会的勢力の自己認知は,児童の情緒・認知・行動の諸側面に関連することが示された。特に,児童の適応にとって,合理性勢力認知や関係勢力認知の重要性が示唆された。
キーワード Social power Children School engagement Life satisfaction Group efficacy
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-02-25
146巻
開始ページ 73
終了ページ 83
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002828083
JaLCDOI 10.18926/bgeou/43964
タイトル(別表記) Development of Materials and Learning Activities Supporting Children's Views: Challenges in Teaching EIementary School Science
フルテキストURL bgeou_146_085_090.pdf
著者 山﨑 光洋|
抄録 小学校理科では,今回の学習指導要領の改訂で,見通しをもった観察,実験を通して,実感を伴った理解を図ることが求められた。しかし,児童が見通しをもったり理解につながるような観察,実験を行ったりすることは難しい。本稿では,小学校理科学習指導の実践場面での問題を具体的に指摘した上で,児童が見通しをもち見通しに沿って観察,実験を進めることができるよう児童の見通しを支援する教材や学習活動の展開について提案する。
キーワード 小学校理科学習指導 見通し 教材 学習活動の展開
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-02-25
146巻
開始ページ 85
終了ページ 90
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002828084
著者 岡山大学大学院教育学研究科|
発行日 2011-02-25
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
146巻
資料タイプ その他
著者 岡山大学大学院教育学研究科|
発行日 2011-02-25
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
146巻
資料タイプ その他
著者 岡山大学大学院教育学研究科|
発行日 2011-06-25
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
147巻
資料タイプ その他
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47098
タイトル(別表記) Modality of the Probability Judgment in Japanese and Chinese - focus on 「kamosirenai」「yexu」 and 「nitigainai」「yiding」 -
フルテキストURL bgeou_147_001_009.pdf
著者 吉田 則夫| 劉 笑明| 申 文亭|
抄録 蓋然性判断のモダリティにおいて,「かもしれない」と「也讦」,「にちがいない」と「一定」は,話し手が事態に対し不確実性があると判断する形式である。「かもしれない」と「也讦」は話し手が命題内容の成立・実現に可能性があると判断する。「にちがいない」と「一定」は命題内容の成立・実現に必然性があると判断する。四つの形式は推し量る形式で,蓋然性の程度によって,「かもしれない」と「也讦」は蓋然性が低く,「にちがいない」と「一定」 は蓋然性が高い。「かもしれない,にちがいない」は疑問化できないのに対し,「也讦,一定」は疑問文と共起できるが,純然たる質問文と共起できない点から,四つの形式が基本的な意味で同じである。また,「かもしれない」と「也讦」において,「かもしれない」の意味スコープが単一で,「也讦」が文頭,文中および文末に現れるため,意味スコープがその位置変化によって,変化することが分かる。「にちがいない」と「一定」において,人称制限があるが,「一定」は話し手の意志と推測する事態が重なっている場合,主語が一人称である。考察を通して「かもしれない」と「也讦」「にちがいない」と「一定」が意味上にも構文上にも共通点が多く,相違点が少ない。
キーワード 蓋然性判断 「かもしれない」 「にちがいない」 「也讦」 「一定」
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 1
終了ページ 9
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120003550989
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47099
タイトル(別表記) "Noda" and "Wakeda" in the Record of the Proceedings of the Diet
フルテキストURL bgeou_147_011_018.pdf
著者 伊土 耕平|
抄録 前稿で国会討論におけるノダとワケダ(ともにモダリティ形式)の分布を調べたところ,質問者がノダを多く使い,答弁者がワケダを多く使うことが分かった。その後政権交代があったが,ノダの使用傾向は変わっていない。党派に関わらず多くの人が,質問者となったときに共通して同じ形式を使う,という事実は興味深い。変化した点は答弁者の話し方で,交代前の自民党政権に比べて交代後の民主党政権では,ワケダを使った説明が全体的に減った。その理由はさまざまに考えられる。
キーワード 国会会議録 「のだ」 「わけだ」 提示 使用率
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 11
終了ページ 18
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120003550990
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47100
タイトル(別表記) Reception and Skepticism of Science in George Eliot: In Focus of Lydgate's Portrait in Middlemarch (1)
フルテキストURL bgeou_147_027_034.pdf
著者 福永 信哲|
抄録 We aim at clarifying how scientific world view and its methods are penetrated into the text of Middlemarch, and how scientific way of thinking and language contribute to changing the structure and style of the English novel. With this sense of awareness in view, we try to make clear how George Eliot attempts to reconcile the conflict between her cherished Christian outlook and terminology with the method of verifying hypotheses through experiments. Among the author's fictional presentations, we find that a heated discussion between biblical language and physiological, psychological one is evident in the protagonists portraits. For an example of this, we take up specific passages of Lydgate's delineation, and analyze how the novelist explored an innovative method of enlarging the dimension in character portrait.
キーワード 聖書批評 自然法則 実験科学 ロマン派的物質主義 心の科学
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 27
終了ページ 34
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120003550991
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47101
タイトル(別表記) Tourism Promotion in the Central Area of Iga City, Mie Prefecture
フルテキストURL bgeou_147_035_044.pdf
著者 川田 力| 木本 勝士|
抄録 伊賀市中心部は,伊賀上野として知られ,上野城とその城下町の町並み,伊賀忍者,松尾芭蕉生誕地,伊賀焼や組み紐などの伝統工芸品といった歴史・文化的観光資源を活用し,観光事業を展開してきた。しかしながら,近年,当該地域の主要観光施設や観光イベントの入込客数は漸減しており,伊賀市中心部の観光は停滞期にあるといえる。こうした,伊賀市中心部の観光地域を再構築するためには,季節変化や交通利用状況に起因する観光入込客数の変動に関する課題,観光地域の魅力向上に関わる観光施設の更新や駐車場整備,景観整備などのハード面の課題,観光事業に携わる諸アクターの連携協力の推進といったソフト面の課題を解決する必要がある。これらの課題解決のためには,多様なアクターが関わっているという伊賀市中心部における観光事業の特徴を活かし,諸アクター間の多様なネットワークを活用した魅力的な活動を引き出すことが鍵となる。
キーワード 伊賀市 観光 城下町 まちづくり 持続可能性
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 35
終了ページ 44
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120003550992
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47102
フルテキストURL bgeou_147_045_055.pdf
著者 Seta, Yukito| Jiang, Fan|
抄録 Nowadays, some students in China often use on-line translators when they have to write papers, especially the abstract in English or in Japanese. However, the morphological and syntactic differences in Chinese, English and Japanese frequently lead to problems in translation. The present paper aims at exploring the major morphological and syntactic differences among the three languages and demonstrating how these major differences affect translation rendered by on-line translators. Totally, 8 main differences are identified and illustrated with examples. The study might be helpful for the Chinese users of on-line translators and their developers.
キーワード Chinese English Japanese contrastive study morphology syntax on-line translator
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 45
終了ページ 55
ISSN 1883-2423
言語 英語
論文のバージョン publisher
NAID 120003550993
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47103
タイトル(別表記) Changes in Australian Families -- Part II
フルテキストURL bgeou_147_057_061.pdf
著者 野邊 政雄|
抄録 メルボルンのグレン・アイラ市に住む高齢女性に2005年と2006年に聞き取り調査をおこない,彼女たちの語りを既に『研究集録』に発表した。その語りを押解することの助けとなるように,彼女たちが生きた時代(1925年から2006年ころまで)のオーストラリア社会の社会変動を解説してゆく。本稿では,統計データを提示しつつ,オーストラリアの家族の変化に関する先行研究の成果をまとめ,それに考察を加えた。
キーワード 家族 メルボルン 家族史 結婚 出産
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 57
終了ページ 61
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120003550994
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47104
タイトル(別表記) Research trends concerning school children's change of eating behavior during school lunches and their formation of sense of eating with company
フルテキストURL bgeou_147_063_067.pdf
著者 野邊 政雄| 岡本 真依|
抄録 本稿の目的は,学校給食の機能に着目し,児童の食行動や食事観の形成に影響を与える要因についての研究動向をまとめ,現代における「共食」を目指した給食指導の留意点を明らかにすることである。先行研究は次の三つに分類・整理した。一つめは,児童の給食指導を担う教師の影響を探究したものである。二つめは,児童の発達段階の影響を調査したもので,三つ目は食環境の影響に焦点を当てたものである。先行研究の動向から明らかになったことは,二点ある。一点目は,児童の食事に対する意識を捉える場合は調査票を用いた量的調査を,児童の食行動の変容を追究する場合は質的調査を各研究者が利用していたことである。二点目は,児童の食事観は家庭だけでなく給食においても様々な影響を受け,形成されるということである。したがって,教師や研究者は,「共食」を目指した給食指導に,児童の社会化を促す役割が含まれているということを認識する必要がある。
キーワード 学校給食 共食 児童 食行動 食事観
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 63
終了ページ 67
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120003550995