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JaLCDOI 10.18926/bgeou/9636
FullText URL 084_0043_0052.pdf
Author Ido, Kazuhide|
Abstract 音楽表現において、問題となるもののひとつに、拍子がある。拍子は施法の「エトス論」のように、それぞれの拍子には「特性」があるとされている。そして、音楽表現の際には、この拍子の特性が非常に重要視される。たとえば、4分の4拍子であれば、強、弱、中強、弱の規則的な交替による「4分の4拍子らしさ」が」要求される。また複合拍子においても、たとえば、4分の6拍子であれば、6拍の集合体ではなく、あくまで6拍子としての特性つまり強、弱、弱、中強、弱、弱を備えた表現でなくてはならないとされている。このように、いろいろな拍子の特性を個々の楽曲に応じて表現することは、演奏や指導の際、特に重要と考えられている。このような拍子に対する認識は、音楽指導上の第一段階から、かなり一般的なものとなっている。たとえば、歌や合奏の指導などでは、必ずといってよいほど第1拍を手や大太鼓で強く叩かせたりして、その曲の拍子感を養うように指導される。
Keywords 音楽 拍子概念 ヴァンサン・ダンディ
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1990-07-16
Volume volume84
Start Page 43
End Page 52
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311073
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9631
FullText URL 085_0201_0214.pdf
Author Inada, Toshinori|
Abstract 歌僧正徹(永徳元年~長禄三年)に「なぐさめ草」と称する紀行分が現存する。この作品は、東国旅行を思い立った正徹が、応永二十五年(一四一八)春三月末に都を浮かれ出て、やがて逢坂の関を越え、近江・美濃から尾張の黒田を経て、さらに清須に滞在、土地の翁や越の国へ旅する途中の童形達との談話や「源氏物語」談義などの様子を綴ったもので、同年六月頃までで閉じられている。「なぐさめ草」の伝本には、扶桑拾葉集本、これをもと系統と松平文庫本系統に大別される。前者に属する伝本には、扶桑拾葉集本、これももとに転写したとおぼしき群書類従本、祐徳神社寄托中川文庫本(「桑孤」収録 )などのほか、やや系統を異にするが、早稲田大学図書館本も、この系統に属している。これに対して、松平文庫本系統は、島原市立図書館松平文庫本のみの孤本である。両系統を比較してみると、その本文異同は、書写階梯における誤写で生じたのではなく、大幅なものである。これは作者自身の推敲、追加などを考慮に入れなければ説明のつかない性格の異文で、両系統は初稿本と再稿本とに位置する伝本と思われる。この点に関しては、すでに拙稿「正徹の「なぐさめ草」の諸本と成立」(岡山大学教育学部研究集録、第四十九号、昭和五十三年七月)で実証したように、扶桑拾葉集本系統の方が初稿本の姿を伝え、松平文庫本系統は、その後、作者自身が用例の追加や表現の削除、推敲、和歌の差し換えなどの手を加えた再稿本とみなされる。今回行なう、この「なぐさめ草」の注釈は、再稿本の松平文庫本を底本に、扶桑拾葉集本系統との校合をもって校訂本文を作成し、その語釈、通釈を企図するものである。なお、島原市立図書館松平文庫本の「なぐさめ草」の書誌は以下の通りである。縦二七・五糎、横二〇・一糎。袋綴写本一冊。表紙は薄青色下地に唐草模様入り。題簽は左肩に「慰草」と貼付。本文料紙は斐紙。一面は一〇行書き、和歌は一首一行書き。墨付一八丁。江戸初期頃の書写本で、松平文庫本が多くの写本にある「尚舎源忠房」「文庫」の蔵書印で巻尾にある。なお、この「慰草」は、三浦三夫氏の手で翻刻されている(「慰草(松平文庫本)」、昭和四十四年三月刊。私家版)。
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1990-11-15
Volume volume85
Start Page 1
End Page 14
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311142
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9619
FullText URL 085_0001_0009.pdf
Author Ido, Kazuhide|
Abstract われわれが用いる楽譜は近代ヨーロッパの音楽芸術の所産である五線譜によっている。その表示能力は極めて優れたものであり、国際的に用いられているが、音楽を正確に記し、表すことができるわけではない。楽譜は音楽そのものではないのである。したがって、楽譜から如何に音楽を引き出すかは、現代では基本的な技術の一つであると考えられている。拍子概念はその代表的なものである。
Keywords 音楽 拍子概念 ヴァンサン・ダンディ
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1990-11-15
Volume volume85
Start Page 1
End Page 9
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311161
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9616
FullText URL 086_0191_0202.pdf
Author Ido, Kazuhide|
Abstract 西洋音楽において、拍子リズムとの対立概念として認識されている。それらは規則的な周期性とそれに拮抗する、ある秩序だった運動として説明されている。そして、音楽学習は普通このことを全面的に肯定した上で行われている。つまり、拍子は音楽学習を開始するための前提条件となっているのである。ところが、拍子の音楽学習における役割はなぜか明確ではない。それは依然として漠然とした概念規定となっている。例えば、拍子は規則的な周期性つまり規則的な強弱や強弱弱の交替と規定されているが、それはなぜそうなのか、今から学習しようとする楽曲とどのように関連しているのかなどについてはっきりと学習する者に説明することは容易ではないのである。たとえ楽譜上の拍子を詳細に説明したとしても、それが楽曲と基本的にどのような関係にあるのか、またその拍子の存在自体の意味を説明することは難しいこととなっている。
Keywords 音楽 拍子概念 アクセント
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1991-03-15
Volume volume86
Start Page 191
End Page 202
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311126
Author 張 彩虹| 松田 陽一|
Published Date 2006
Publication Title 北東アジア経済研究
Volume volume3
Issue issue1
Content Type Departmental Bulletin Paper
JaLCDOI 10.18926/9611
JaLCDOI 10.18926/9610
FullText URL 3_0055_0070.pdf
Author 春名 章二|
Abstract  本論文は企業の研究開発(R&D)行動とこれが産出量等に与える影響を利潤最大化企業と労働者管理企業からなる混合寡占の2段階ゲームモデルを用いて分析したものである。この分析では新たに企業の推測的変動が導入されている。この分析によって両段階とも労働者管理企業にとって寡占の特徴である相互依存関係が消滅することが明らかにされた。さらに、各種パラメータに関する比較静学分析からR&Dスピルオーバー比率の上昇は利潤最大化企業と異なり、労働者管理企業のR&D投資を減少させることが示される。加えて、固定費がR&D投資決定に影響を与え、これが労働者管理企業のR&D投資水準に影響を与えることが示される。
Keywords 研究開発投資 混合寡占 R&Dスピルオーバー 労働者管理企業 推測敵変動
Publication Title 北東アジア経済研究
Published Date 2006
Volume volume3
Issue issue1
Start Page 55
End Page 70
ISSN 1880-8476
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311178
Author 張 星源|
Published Date 2006
Publication Title 北東アジア経済研究
Volume volume3
Issue issue1
Content Type Departmental Bulletin Paper
JaLCDOI 10.18926/9609
Author 張 紅|
Published Date 2006
Publication Title 北東アジア経済研究
Volume volume3
Issue issue1
Content Type Departmental Bulletin Paper
JaLCDOI 10.18926/9608
Author KOU Zonglai|
Published Date 2006
Publication Title 北東アジア経済研究
Volume volume3
Issue issue1
Content Type Departmental Bulletin Paper
JaLCDOI 10.18926/9602
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9594
FullText URL 087_0301_0315.pdf
Author Inada, Toshinori|
Abstract 一 本稿は正徹の紀行文『なぐさめ草』の注釈である。一 島原市立図書館松平文庫本「慰草」(一一六-四一)を底本とし、次の方針で校訂本文を作成した。(1)漢字・仮名を原則として通行の字体に替え、新字体のある漢字はそれを用い、濁点・句読点を施した。(2)底本の仮名を漢字に改めた場合は、表記を改めた本文の右側にもとの仮名を記した。漢字の読みを()の内に示した所もある。(3)仮名遣いは原文のままとし、送り仮名を補った場合は()内に記入した。また歴史的仮名遣いと一致しない場合は、()を付して、歴史的仮名遣いを傍記した。ただし、仮名に漢字を宛てた場合は、これを省略した。(4)反復記号は底本のままとし、踊り字の場合は、もとの仮名に直し、右側に「ゝ」を付した。(5)底本の丁数は省略し、また本文も適宜改行した。(6)適当な箇所で区切り、番号と内容に即した見出しを付けた。一.校異・校訂本文は次の原則で作成した。(1)校合伝本としては、早稲田大学図書館本(略称-早)、扶桑拾葉集本(扶)、中川文庫本(中)、群書類従本(群)の四本を用いた。(2)異同のあるときは、その文字や表記の右肩に番号を付し、校異欄に異同を記した。ただし、さしたる意味もない独自異文や明らかな誤字などは、校異欄に省略したものがある。(3)底本の本文を他本で校訂したときは[]で示した。
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1991-07-15
Volume volume87
Start Page 1
End Page 15
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311065
Author 秦 熠群| 金 哲松|
Published Date 2006
Publication Title 北東アジア経済研究
Volume volume3
Issue issue1
Content Type Departmental Bulletin Paper
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9586
FullText URL 087_0183_0190.pdf
Author 加賀 勝|
Abstract 日本の武道の一つである弓道が、ヨーロッパで広く知られるようになったのは、1940年代末のことである。ドイツ人哲学者のオイゲン・ヘリゲン(Eugen Herrigel)の著者「弓と禅」(Zen in der Kunst des Bogenschiesens)により、日本の弓道は禅ととも興味ある存在として、主に観念的に知られていた。
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1991-07-15
Volume volume87
Start Page 183
End Page 190
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311051
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9578
FullText URL 087_0097_0102.pdf
Author Hirai, Yasuhisa|
Abstract 筆者は既に既習の加法計算を解くことのできる子どもが未習の加法計算(和が10以上18以下であるようなくり上がりのある1位数+1位数の和)についても解くことが可能であることを調べ、そのとき用いられたストラテジーのレベルを調べることによって子供がどのようなレベルにいるかを同定した(平井、1991a)。さらに、SteffeのCounting Typeによる分類により、Compositeあるいは数詞との対応という視点からのデータの分析もおこなった。(平井、1991b)。ここでは、Fusonによる分類をもとにして、数え足しによってたし算問題を解いた子供たちのデータを分析することにする。
Keywords 子ども 数え足し Fuson
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1991-07-15
Volume volume87
Start Page 97
End Page 102
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311156
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9569
FullText URL 096_0301_0319.pdf
Author Inada, Toshinori|
Abstract 「徒然草」の著者兼好に家集があり、しかも、その自筆草稿本が前田育徳会尊経閣文庫に所蔵されていることは、周知のことである。夙くも昭和5年5月にその複製本が刊行されたのは意義深いことではあったが、「徒然草」研究の盛行に比較し、家集の方は、やや等閑視されてきたきらいがあり、それほど多くの論考が堆積されてきているわけではない。
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1994-07-15
Volume volume96
Start Page 1
End Page 19
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 110000129629
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9559
FullText URL 096_0133_0152.pdf
Author Nobe, Masao| Tanaka, Koji|
Keywords 社会的支援ネットワーク 精神的健康調査 岡山市
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1994-07-15
Volume volume96
Start Page 133
End Page 152
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 110000129620
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9553
FullText URL 096_0061_0075.pdf
Author Yamanaka, Yoshikazu|
Abstract 本節においては、まずはじめに高尚の国学の全体像をとらえ、次いで『浅瀬のしるべ』における高尚の諺解釈の分析を通して高尚の国学に見られる教化意識の特質を検討し、最後に『道のしるべ』のなかに展開される「神ノ道ノ教」に基づく教化論の特質を、人間像を中心に考察していくこととする。
Keywords 化政期国学 藤井高尚 教化論
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1994-07-15
Volume volume96
Start Page 61
End Page 75
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 110000129614
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9545
FullText URL 095_0301_0310.pdf
Author Inada, Toshinori|
Abstract 豊臣秀吉は朝鮮征伐をめざし、文禄元年(1592年)三月、十六万の日本の兵力を九軍に編成して朝鮮に渡航させた。いわゆる文禄の役である。当時、二十四歳の青年武将で、龍野城主でもあった木下勝俊(長嘯子)は、同年正月十五日頃に京を出発、播磨に二十日ほど滞在、その後、備後の鞆の浦を訪れ、さらに、厳島に参詣して旧知を尋ね、下関の赤間が関、博多、大宰府を巡回した後、筑紫の歌枕などを眺めながら、四月初旬に肥前名護屋に到着している。この期間の旅程を綴ったのが、ここでとりあげる「九州の道の記」である。
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1994-03-15
Volume volume95
Start Page 1
End Page 10
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 110000129606
Author Inaba, Akitsugu|
Published Date 2007-02
Publication Title 岡山大学農学部学術報告
Volume volume96
Issue issue1
Content Type Departmental Bulletin Paper
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9534
FullText URL 095_0087_0098.pdf
Author Kitagami, Masayuki|
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1994-03-15
Volume volume95
Start Page 87
End Page 98
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 110000129597
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9533
FullText URL 095_0077_0085.pdf
Author Yamanaka, Yoshikazu|
Abstract 国学思想において、このような被治者たるものの心構えが、政治論的文脈の中で説かれるようななったのは、前章で指摘したとおり本居宣長においてであった。すなわち、宣長は『古事記伝』において「政」という言葉について次のようにのべている、政は、凡ての君の国を治坐す万の事の中に、神祇を祭賜ふが最重事なる故に、其余の事等をも括て祭事と云 とは、誰も思ふことにて、誠に然ることなれども、猶熟思に、言の本は其ノ由には非で 奉仕事なるべし、そは天下の臣連八十伴緒の天皇の大命を奉はりて、各其職を奉仕る、是天下の政なればなり、さて奉仕るを麻都理と云由は、麻都流を延て麻都呂布とも云ば、即君に服従て、其事を承はり行ふをいふなり 即ち「政」は「奉仕事なるべし」とのべ支配を形成する命令と服従の二つの要素のうち、被治者における服従の側面から政治を基礎づけたのであった。命令と服従あるいは治者と被治者との関係は「身分制的」社会における「上と下」の関係に外ならないのだが、本節ではこの問題に関して宣長学における「世間の風儀」の意義を中心に考察していくことにする。
Keywords 化政期国学 藤井高尚 本居宣長
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1994-03-15
Volume volume95
Start Page 77
End Page 85
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 110000129596