JaLCDOI | 10.18926/bgeou/61464 |
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Title Alternative | A Comparative Study on Teacher Training and Education (3): An Elementary School Teacher Reading a German Educational Book in the Meiji Period |
FullText URL | bgeou_176_023_036.pdf |
Author | KAJII, Kazuaki| NOUE, Masanobu| TAKASE, Atsushi| KOBAYASHI, Mariko| HIRATA, Yoshitsugu| |
Abstract | 近代日本の国民教育とそれを支える教師の養成教育は,日本に独自的であり,同時に世界的動向の影響のなかに展開されるものであった。日本の教育は,西洋の教育をどう摂取したのか。とりわけドイツの教育の影響について,その一断面を,明治期の地方の一小学校教師が所持したドイツ教育書の内容と,その読書の跡の分析を通じて明らかにする。この事例の検討から,国民教育の実践者としての教師が,ヘルバルト主義教育に接し,その日本的受容を果たしていたことを示す。 |
Keywords | 近代日本 小学校教師 ドイツ教育 ヘルバルト主義教育 読書 |
Publication Title | Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University |
Published Date | 2021-02-24 |
Volume | volume176 |
Start Page | 23 |
End Page | 36 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120006980459 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/61463 |
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Title Alternative | A Comparative Study on Teacher Training and Education (2): The Establishment of Teacher Training for Elementary Schools in Imperial Russia |
FullText URL | bgeou_176_009_022.pdf |
Author | TAKASE, Atsushi| ONOUE, Masanobu| KAJII, Kazuaki| KOBAYASHI, Mariko| HIRATA, Yoshitsugu| |
Abstract | 本論は,教員養成(師範教育)におけるジャーマン・インパクトという視角に留意しながら,各国が19-20世紀の国際関係のなかでどのように教員を養成したのかに関する比較発達史的に分析しようとする研究の一部をなす。帝政ロシアでは,クリミア戦争の敗北と国家財政の破綻を背景として,1850年代後半より,国家・社会の近代化に向けた取組が本格化した。そうした中,農奴解放に伴う初等学校網の拡大に対応するため,初等学校教員を養成する事業が政府主導で進められた。具体的には,主にプロイセンをモデルとして,教員セミナリア(1870年)と師範学校(1872年)が設立され,帝政ロシアの初等学校教員の養成に中心的な役割を担った。ただし,当時の初等学校教員の養成において,ヘルバルトの教育思想又はヘルバルト主義教育が,何らかの特別な位置づけがなされていたわけでなかった。 |
Keywords | 帝政ロシア 初等学校教員 教員セミナリア 師範学校 学校科(Shul-Kunde) |
Publication Title | Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University |
Published Date | 2021-02-24 |
Volume | volume176 |
Start Page | 9 |
End Page | 22 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120006980458 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/61462 |
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Title Alternative | A Comparative Study on Teacher Training and Education (1) : A Case of The Third Republic of France |
FullText URL | bgeou_176_001_007.pdf |
Author | ONOUE, Masanobu| TAKASE, Atsushi| KAJII, Kazuaki| KOBAYASHI, Mariko| HIRATA, Yoshitsugu| |
Abstract | 本稿では,教員養成の比較発達史研究の一環としてフランス第三共和政初期の初等教員養成にかかわる思想と制度に,同時期のドイツ(プロイセン)から如何なる影響関係が見られたか,個別事例的に検討した。その結果,第三共和政初期における教育改革のキー・パースンとなる人物を通して,ドイツを含む近隣諸国から試補教員制度が導入・実施されたことが確認された。また,同時期の教員用マニュアルや教員志願者用テキスト(教育学)は同じキー・パースンが紹介した「直観的方法(直観教授)」を忠実に解説しており,この時点でフランスもまたペスタロッチ主義(開発主義)の強い影響を受けていたことが確認された。 |
Keywords | 第三共和政 教員養成 師範学校 ビュイッソン 直観教授 |
Publication Title | Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University |
Published Date | 2021-02-24 |
Volume | volume176 |
Start Page | 1 |
End Page | 7 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120006980468 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/56919 |
---|---|
Title Alternative | A Comparative Study on Teacher Training Systems |
FullText URL | bgeou_171_001_012.pdf |
Author | ONOUE, Masanobu| KAJII, Kazuaki| KAWANO, Masayuki| AKINAGA, Saho| SERA, Miria| WANG, Yunjia| |
Abstract | 本研究では現在の日本において喫緊の課題である教員の働き方改革について,現行の教員養成制度と諸外国の教員養成制度について取り上げ,研究対象とした諸外国の教員養成の歴史を踏まえて比較・考察を行った。その結果,日本では教員養成の高度化が進んでいないことなどが明らかになっただけでなく,教員養成制度を改革することで新任教員だけでなく現職の教員にとっても良い影響を及ぼす可能性があることがわかった。長時間労働,新任教員の依願退職者数の増加など多くの課題を抱えている日本において諸外国の教員養成制度は,これからの教員養成について示唆を与えている。 |
Keywords | 教員養成制度 国際比較 日本 アメリカ フランス 中国 |
Publication Title | Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University |
Published Date | 2019-07-26 |
Volume | volume171 |
Start Page | 1 |
End Page | 12 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120006711412 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/56147 |
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Title Alternative | A Historical Study on Teacher Training System in Modern China |
FullText URL | bgeou_168_001_009.pdf |
Author | Onoue, Masanobu| Kajii, Kazuaki| Okugawa, Akiko| Na, Yuhan| |
Abstract | 本稿は近代世界における教員養成の思想と制度の比較研究の一環として,近代中国,具体的には中華民国期における近代的な教員養成制度の発展について取り上げ,まずはこれを対象とした日本における先行研究を整理し梗概を示し,あわせて清末期から中華人民共和国建国に至る近代中国における教員養成制度発展の歴史的特徴を検討した。清末から中華民国初期の学校制度や教員養成制度の構築にあたっては当時の日本の影響が強く認められるものの,やがてアメリカの新しい思想と制度から多くの影響を受けつつ近代化が模索されていたのである。 |
Keywords | 教員養成 教育史 近代中国 |
Publication Title | Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University |
Published Date | 2018-07-27 |
Volume | volume168 |
Start Page | 1 |
End Page | 9 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120006491693 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/54480 |
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Title Alternative | A Study on “Special Needs Education” : Examining “Warnock Report” |
FullText URL | bgeou_162_001_014.pdf |
Author | Onoue, Masanobu| Tsuji, Saki| |
Abstract | 本稿は,今日の特別支援教育における基本的な用語・概念である「特別な教育的ニーズ」に着目し,その用語・概念について,それが初めて導入された1978 年イギリスの「ウォーノック報告」まで遡って検討した。その結果,「ウォーノック報告」における「特別な教育的ニーズ」概念が,教育におけるハンディキャップに関する従来の捉え方また観点に転換を促すものであったこと,ならびにそれに対応する教育の在り方として,当時の「特殊教育」とは異なる肯定的かつ多様で柔軟な特質をもった「教育的措置」として提起されていたことを明らかにした。 |
Keywords | 特別支援教育 ウォーノック報告 特別な教育的ニーズ イギリス |
Publication Title | Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University |
Published Date | 2016-07-28 |
Volume | volume162 |
Start Page | 1 |
End Page | 14 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120005825835 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/46912 |
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Title Alternative | Essai sur la Pensée Educative et Religieuse de Ferdinand Buisson (5) |
FullText URL | bgeou_130_099_106.pdf |
Author | Onoue, Masanobu| |
Abstract | 本稿では,ビュイッソンの公教育思想をあきらかにする基礎的作業の一環として,ウィーン万博およびフィラデルフィア万博における道徳・宗教教育の視察報告の特質について検討した。報告書でビュイッソンは,(1)おもにアメリカ合衆国の公立学校における道徳教育の新たな展開をとりあげ,(2)公立学校の公共性と世俗性―特定宗教の排除―の原則を確認し(3)特定宗教によらない新たな道徳教育確立の模索を紹介し,(4)その基本を,道徳的模範となるべき教師の個人的努力におき,具体的事例による直観的方法を重視する傾向を,とくに強調して紹介していることをあきらかにした。 |
Keywords | ビュイッソン ウィーン万博 フィラデルフィア万博 道徳教育 宗教教育 |
Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
Published Date | 2005-11-15 |
Volume | volume130 |
Start Page | 99 |
End Page | 106 |
ISSN | 0471-4008 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 40007104814 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/16098 |
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Title Alternative | Essai sur la Rèforme de la Formation des Instituteurs en la Troisième Rèpublique (7) |
FullText URL | 141_107_114.pdf |
Author | Onoue, Masanobu| |
Abstract | 本稿では,1879年の師範学校設置法成立後,師範学校における「教育学的教育」の内実がどのように充実・展開していったか,1881年の政令・省令・指示を時系列に即して整理・概観することで,その方向性をあきらかにした。設置法成立直後に制定された師範学校教育課程に関する省令や指示において実施が企図された「教育学」の具体的な内容と方法としては,師範学校本校における「演習」―「口頭による教授」すなわち「教授」の訓練―と,附属学校の実習による授業と学級指導の訓練であった。これに,初等教育の「正教員」として不可欠な教養とされた「学校管理」―学校と教師にかかわる法制的知識に関する教授―が加わり,全体として「教育学」教育とされたのである。師範学校設置法(案)審議過程において教育改革立案・推進主体が主張した師範学校における「教育学的教育」の内実が,このような内容と方法をもって法制的に整備されていったと言うことができるのである。 |
Keywords | 第三共和政 師範学校 教育学 附属学校 実習 学校管理 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2009-06-25 |
Volume | volume141 |
Start Page | 107 |
End Page | 114 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002306777 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/15036 |
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Title Alternative | Essai sur la Reforme de la Formation des lnstituteurs en la Troisieme Republique (6) |
FullText URL | 140_123_131.pdf |
Author | Onoue, Masanobu| |
Abstract | 本稿では,1886年初等教育組織法(ゴブレ法)およびその関連法規の規定を中心に,1880年代の教員任用制度改革の法制的な概要整理を行なうとともに,その改革を立案・推進した主体の改革意図の解明を行なった。この教員任用制度改革は,教員を正教員と試補教員に二分し,正教員として任用(任命)するための条件として2年間の試補期間とその修了認定を導入するものであった。この改革は,その立案・推進主体にあっては,狭義の養成教育=師範学校教育の改革と密接に連動するものとして構想され,改革全体として,教員の資質(とくに「教える」技術)の向上を図り,教職の専門性を確立することを目指す改革として企図されていたことをあきらかにした。 |
Keywords | 第三共和政 教員養成 教員の任用 ゴブレ法 ビュイッソン |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2009-02-25 |
Volume | volume140 |
Start Page | 123 |
End Page | 131 |
ISSN | 1883-2423 |
Related Url | http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/14140/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/13295/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/12270/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/11182/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10992/ |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002307425 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/14140 |
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Title Alternative | Essai sur la Reforme de la Formation des Instituteurs en la Troisieme Republique (5) |
FullText URL | 139_007_015.pdf |
Author | Onoue, Masanobu| |
Abstract | 本稿では,1879年師範学校設置法の成立過程について,上院における審議の後半部分をとりあげ,概要をまとめるとともに,とくに改革立案・推進主体の言説の特徴を考察した。具体的には,①法案反対論の演説,②法案を支持する公教育大臣の演説,③逐条審議における修正案の内容と提案理由の内容,の3点について概要を示し,それぞれの特徴を検討した。②のジュール・フェリーの演説からは,師範学校の教育の特質を「教授法の教育」「附属学校」での実習を中核とする「教育学的教育」の充実に置いたもので,改革立案・推進主体の構想を具体的に示すものであったことが,あきらかとなった。これらの論議の後,本法案は上院においては修正されることなく可決され,これをもって1879年師範学校設置法は法制的に成立したのであった。 |
Keywords | 第三共和政 師範学校 ジュール・フェリー 教育学 附属学校 |
Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
Published Date | 2008-10-25 |
Volume | volume139 |
Issue | issue1 |
Start Page | 7 |
End Page | 15 |
ISSN | 0471-4008 |
Related Url | http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/13295/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/12270/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/11182/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10992/ |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002308056 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/13295 |
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Title Alternative | Essai sur la Reforme de la Formation des Instituteurs en la Troisieme Republique (4) |
FullText URL | 138_055_065.pdf |
Author | Onoue, Masanobu| |
Abstract | 本稿では, 1879年師範学校設置法の成立過程について,上院における審議の前半部分をとりあげ,その概要をまとめるとともに,とくに改革立案・推進主体の言説の特徴を考察した。具体的には,①上院に提案された法案,②上院の法案検討委員会の報告,③法案審議における反対論,④法案検討委員長の答弁,の4点について概要を示し,それぞれの特徴を検討した。②および④の言説からは,法案により新たに設置される師範学校の教育について,既存の師範講座との比較において,「教授法の授業」「子どもに関する学問」「附属学校」における「実習」を中核とする「専門的 (職業的)教育」の充実による優越性を強調していたことがあきらかとなった。また,③の反対論からは,法案さらにその立案主体の意図が修道会に代表される宗教的勢力による教育の廃止をめざすものとして理解され,それを根拠に批判および反対がなされていたことをあきらかにした。 |
Keywords | 第三共和政 師範学校 教員養成 上院 師範講座 |
Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
Published Date | 2008-06-25 |
Volume | volume138 |
Issue | issue1 |
Start Page | 55 |
End Page | 65 |
ISSN | 0471-4008 |
Related Url | http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10992/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/11182/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/12270/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/14140/ |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002310625 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/12270 |
---|---|
Title Alternative | Essai sur la Reforme de la Formation des Instituteurs en la Troisieme Republique (3) |
FullText URL | 136_111_121.pdf |
Author | Onoue, Masanobu| |
Abstract | 本稿では、1879年師範学校設置法の成立過程について、下院における第二回および最終審議の概要とそこにみられる論議の特徴について考察した。この審議過程では、改革立案・推進主体およびそれに対する反論主体双方ともに、教員の世俗化、より正確には教員資格の世俗化をめぐって論議を展開したこと、したがって本法案の主要目的がそこに置かれていた点をあきらかにした。また、法案報告者ポール・ベールによって、師範学校による教員養成の特色として、教授法―「教える」方法に関する教育の存在が強調されたことをあきらかにしたことで、この時点における改革立案主体にとって、この教授法の教育とそれをとおしての教授方法の習得・向上という点が、新たな、すなわち世俗的な教員に必要な「資質(qualite)」の内実として認識・強調されていたことを指摘した。本法案は第1条の一部修正―二つの県による師範学校の共同設置を許容する条項の追加―された上で可決され、上院におくられたのであった。 |
Keywords | 第三共和制 師範学校 教員養成 ポール・ベール ジュール・フェリー |
Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
Published Date | 2007-10-25 |
Volume | volume136 |
Issue | issue1 |
Start Page | 111 |
End Page | 121 |
ISSN | 0471-4008 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002304914 |
JaLCDOI | 10.18926/11378 |
---|---|
Title Alternative | A Study on the Reform of Teacher Training System in France |
FullText URL | 002_0037_0045.pdf |
Author | Onoue, Masanobu| |
Abstract | 本稿は、1990年代から開始されたフランスの教員養成制度の抜本的な改革について、初等学校教員の養成を対象に主として法制上での整理と紹介をする。伝統的な師範学校による独占的な初等学校教員の養成を維持してきたフランスでは、新たに大学付設教師教育部を創設し、学士号取得(大学卒業)者を対象とした2年過程の統一的な、そして採用試験とリンクさせた教員養成システムを発足させた。その特徴は、第1学年修了時に採用試験を実施し、合格者(試補採用者)を第2学年に進級させること、大学に付設することで主として教科専門教育において大学のスタッフの協力を求めること、長期間の教育実習をコアにした教育課程の展開などがあげられる。 |
Keywords | 教員養成 (Teacher trainning) フランス (France) 初等教育 (primary education) 師範学校 (normal school) 大学 (university) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2002 |
Volume | volume2 |
Issue | issue1 |
Start Page | 37 |
End Page | 45 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313671 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/11182 |
---|---|
Title Alternative | Essai sur la Re'forme de la Formation des Instituteurs en la Troisie'me Re'publique (2) |
FullText URL | 135_0147_0154.pdf |
Author | Onoue, Masanobu| |
Abstract | 本稿では、1879年師範学校設置法の成立過程について、下院にその骨子を提案した検討委員会の報告(ポール・ベール報告)の概要と特質、ならびにその報告を受けて行なわれた下院における第一回の審議の概要と結果について考察した。ポール・ベール報告は男女の師範学校の設置を各県に義務づけるとともにその実施方策として各県の初等教育事業に関わる特別税で負担する原則を明確にするものであり、その論議過程では各師範学校に附属周学校の付設を義務づける修正案が提案されたことも強調するものであった。その後の第一回審議では、既に設置されることが決定していた女子師範学校のために、委員会提案の法案が暫定的に可決されたのであった。 |
Keywords | 第三共和政 師範学校 教員養成 ポール・ベール |
Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
Published Date | 2007-06-25 |
Volume | volume135 |
Issue | issue1 |
Start Page | 147 |
End Page | 154 |
ISSN | 0471-4008 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313920 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/11179 |
---|---|
Title Alternative | A Study on Playing and Learning of Young Children |
FullText URL | 135_0127_0135.pdf |
Author | Takahashi, Toshiyuki| Kajitani, Nobuyuki| Onoue, Masanobu| |
Abstract | The base of Menshenbildung is cultivated in infancy, and infant education is a firm basis of the education in subsequent years. We can not discuss the education without considering the importance of the infant education. In this paper, we reconsider playing and learning of the infant, taking up the infant education and its adjacent domains. First, we consider the necessity to make playing a kind of learning and suggest concrete measures. Secondly, referring computer games and traditional playing, we examine playground equipments which will activate infants' play. Thirdly, we point out that there is still an insuperable barrier between primany education and infant education. We also verify that the creative education stands on the edge of crisis, relating the current of an exaggerated importance on intellectual training. And finally, we discuss some problems concerning the child-raising support. |
Keywords | playing learning infant toy child-raising support |
Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
Published Date | 2007-06-25 |
Volume | volume135 |
Issue | issue1 |
Start Page | 127 |
End Page | 135 |
ISSN | 0471-4008 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313662 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10992 |
---|---|
Title Alternative | essai sur la Reforme de la Formation des Instituteurs en la Troisieme Republique |
FullText URL | 134_0011_0018.pdf |
Author | Onoue, Masanobu| |
Abstract | 本稿ではまず第一に、本研究課題にかかわる内外の先行研究のレビューを行った。その結果、フランスにおける近年の研究動向(問題関心)として、長期にわたり初等教員養成を独占してきた師範学校制度の完全廃止という現今の教員養成改革の背景となる伝統的師範学校体制の限界をあきらかにしようとする潮流を確認した。本稿もこの問題関心を継承しつつ、さらに歴史的に遡及して1879年師範学校設置法の成立過程に関する考察を行うための基礎作業の一環として1879年1月に議会(下院)に提出された法案とその提案理由報告をとりあげ、それらがその後の議会における法律審議の争点を生み出す端緒となったことをあきらかにした。 |
Keywords | 第三共和政 教員養成改革 師範学校 ポール・ベール |
Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
Published Date | 2007-03 |
Volume | volume134 |
Issue | issue1 |
Start Page | 11 |
End Page | 18 |
ISSN | 0471-4008 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002311319 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10960 |
---|---|
FullText URL | 131_0101_0111.pdf |
Author | Onoue, Masanobu| |
Abstract | 本稿では、ビュイッソンの公教育思想をあきらかにする基礎的作業の一環として、自らが初等教育局長として推進した1880年代教育改革をどのようにとらえていたか、1883年6月の講演記録を素材に分析した。それは、(1)この改革の本質を国民教育の創設ととらえ、(2)その樹立のために無償・義務・世俗化の「三重の改革」を実施したこと、(3)改革の背景には実物教授の導入や教科目増加等の教育学的改革が存在したこと、(4)この改革における教員ひとりひとりの個人的努力を強調していたことなどと特徴づけることによって、この改革の意義を説明するものであったことをあきらかにした。 |
Keywords | ビュイッソン 第三共和制 ジュール・フェリー改革 ポリテクニーク協会 |
Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
Published Date | 2006 |
Volume | volume131 |
Issue | issue1 |
Start Page | 101 |
End Page | 111 |
ISSN | 0471-4008 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002311192 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/10946 |
---|---|
FullText URL | 132_0091_0102.pdf |
Author | Onoue, Masanobu| |
Abstract | 本稿では、ビュイッソンの公教育思想を検討する基礎的作業の一環として、1886年および1889年の二つの論考を素材に、彼が1880年代教育改革をどのようにとらえ、また一般に説明しようとしていたかという点を検討した。その結果、(1)1880年代教育改革をフランス革命の理念の実現ととらえたこと、(2)とくに教育の世俗化の進展を重視し強く説明していたこと、(3)改革の実質的推進主体を教員とし、80年代教育改革は教員の資質向上のための条件整備を行うとともに、「教育的使命」を抱かせようとするものであった点を強調して説明していたことなどの特徴をあきらかにした。 |
Keywords | ビュイッソン 第三共和制 ジュール・フェリー改革 ゴブレ法 |
Publication Title | 岡山大学教育学部研究集録 |
Published Date | 2006 |
Volume | volume132 |
Issue | issue1 |
Start Page | 91 |
End Page | 102 |
ISSN | 0471-4008 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002311324 |