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ID 62466
FullText URL
Author
前本 浩希 岡山大学特別支援教育特別専攻科
佐々木 新 川崎医療福祉大学医療福祉学部
Ohmori, Iori Graduate School of Education, Okayama University ORCID Kaken ID publons researchmap
Abstract
本研究の目的は,性的マイノリティ当事者の語りが,聴講者の性的マイノリティへの態度や認識に及ぼす変化を明らかにすることである.当事者が現職の学校教員と校長を対象に50分の講話をし,講演の前後に質問紙調査を行い,印象や当惑感,理解の困難さについて数値化し,変化を調べた.調査内容は,印象の測定にはSD法を使用し,印象の「身近さ」因子に含まれる6項目について7件法で回答を求め,当惑感については8項目,理解困難については2項目の尺度を使用し,6件法で回答を求めた.その結果,参加者は性的マイノリティをより身近に感じるようになり,当惑感や理解困難等の否定的な態度や認識が有意に軽減した.
Keywords
自己開示
受容
性的マイノリティ
当事者の語り
Note
研究報告
本文ファイルは出版者の許可を得て著者版を登録しています。
Published Date
2019-12
Publication Title
GID(性同一性障害)学会雑誌
Volume
volume12
Publisher
GID(性同一性障害)学会
Start Page
103
End Page
110
ISSN
18835228
NCID
AA12646318
Content Type
Journal Article
language
Japanese
OAI-PMH Set
岡山大学
Copyright Holders
(C)2019 Japanese Society of Gender Identity Disorder
File Version
author
Citation
前本浩希,佐々木新,大守伊織. (2019). 性的マイノリティ当事者の語りは聴き手の性的マイノリティへの印象や当惑感を改善する. GID(性同一性障害)学会雑誌, 12, 103-110