検索結果 222 件
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/57560 |
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フルテキストURL | bgeou_172_001_009.pdf |
著者 | 熊谷 愼之輔| 藤井 裕士| |
抄録 | 本研究は,「専門職の学習共同体(以下:PLC)」としての学校の実現をめざしたカリキュラム・マネジメント(以下:CM)による実践研究を行うに当たって理論的な枠組みを構築することを目的とした。ベテラン教員の大量退職を控え,国内の多くの学校では専門性の継承・向上が課題とされている。それを教職員個人の問題として,個人の専門性のみに着目するのではなく,学校が組織として専門性を継承・向上できるようなPLCとしての学校文化を醸成していくことが重要であると考えた。そういった学校文化を醸成するためのヒントを,Sheinの文化の学習/変容のモデルから得て,PLCとしての学校文化変革のためのCMのプロセスを提案した。 |
キーワード | 専門職の学習共同体 カリキュラム・マネジメント 特別支援学校 専門性の継承・向上 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2019-11-27 |
巻 | 172巻 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 9 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006772597 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/56923 |
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タイトル(別表記) | A Review of Studies about Evaluation for Visual Function of Children with Intellectual Disabilities |
フルテキストURL | bgeou_171_047_053.pdf |
著者 | 宮﨑 善郎| |
抄録 | 本研究の目的は,これまでの知的障害児童・生徒の視機能評価について,主として日本の特別支援学校における教育実践の先行研究に関する知見を整理するとともに,今後の教育実践の中で取り組むべき課題について示唆を得ることである。今回は1999年から2018年までの,知的障害のある児童・生徒の視機能評価に関する文献を12件抽出した。知的障害のある児童・生徒の視機能評価については,自覚的検査を中心としてその困難性が以前より指摘されており,近年においても課題になっている可能性が示唆された。この困難性については,重複障害のある児童・生徒の視機能評価についても同様であることも示唆された。今後の課題として,全国の特別支援学校を対象とした視機能評価に関する調査を実施することを含め,最新の動向を把握する必要性が指摘された。 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2019-07-26 |
巻 | 171巻 |
開始ページ | 47 |
終了ページ | 53 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006711416 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56563 |
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タイトル(別表記) | Trends of Studies and Researches on College Students' Training for Human Relationship Skills and its Utilization in Education for Childcare Workers |
フルテキストURL | cted_009_337_350.pdf |
著者 | 加藤 由美| 安藤 美華代| |
抄録 | 職務上の人間関係に困難を抱えやすい若手保育者の早期離職の問題が懸念されることから,保育者養成教育においても学生の人間関係力の育成が求められる。そこで,人間関係力を育む保育者養成教育について検討するため,大学生の人間関係力育成に関する国内の先行研究を概観した結果,人間関係力に関係する要素,人間関係力の育成に関するワーク等の内容や,保育者養成校も含めた大学における実践的な取り組み内容が明らかとなった。各大学においては,多様な形で人間関係力の育成に関する実践が行われており,特定の授業に限らず,科目間,教員間で連携を図りながら取り組まれた実践報告も見られた。まずは学生自身が人間関係力向上の必要性を感じ,自らの課題や目標の達成に向けて取り組めるよう意欲を高めていくことが大切であり,保育者養成校においては,問題(課題)を解決する力,自分の意見・考えを伝える力等の育成が課題であることが窺えた。 |
キーワード | 人間関係力 保育者養成 大学生 コミュニケーション 対人関係スキル |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 337 |
終了ページ | 350 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56548 |
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タイトル(別表記) | A qualitative study about support system for students suspected of developmental disabilities with histories of school absenteeism in a part-time high school |
フルテキストURL | cted_009_135_149.pdf |
著者 | 趙 氷雁| 吉利 宗久| |
抄録 | 本研究では,定時制高校における発達障害の疑われる不登校経験生徒に対する組織的な支援の実際と実践的課題を捉えるために,フォーカスグループインタビューを用いた面接調査を行った。入学前,在学中,進路決定時に関する時期区分を設定した上で,支援の内容を分析した。その結果,対象校では発達障害を生徒の個性と理解し,不登校に関する指導において発達障害の特性に特化した特別な支援は行っていなかった。ただし,生徒の社会的自立と自己肯定感の向上を目指し,個人差を認めた上で,授業場面などを活用した個別支援を行っていた。また,学校外における福祉機関や特別支援学校との連携を展開するなかで,不登校支援に結びつけた取り組みを試みていた。定時制高校は,多様な支援ニーズをもつ生徒を受け入れており,幅広い支援体制の構築が必要とされている実態を明らかにした。 |
キーワード | 不登校 発達障害 特別な教育的ニーズ 定時制高校 組織的支援 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 135 |
終了ページ | 149 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56543 |
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タイトル(別表記) | Consideration of morality concerning "communication of the heart" : Effects of Presentation Software in Teacher Training Course Effects of Morality on Conversation Students' Conversation Form |
フルテキストURL | cted_009_085_098.pdf |
著者 | 坂本 清美| 作田 澄泰| 中山 芳一| |
抄録 | 今日の教員への課題を取り上げ、意思疎通のあるコミュニケーションを導入した教員養成課程の必要性を検討した。なお、大学3年生(男性:10名、女性:15名)を対象として4種類の会話形態を行い、最も意思の疎通を感じ取ることのできるコミュニケーションが推認された。さらに、教職を目指す大学生を対象にして、プレゼンテーションソフトを活用した異コミュニケーションを行い、将来自分たちのえがいている教師像を目標として実施することにより、教員を志としての道徳観を抱くことが明確化された。そして、本研究における結果からこの会話形態により、道徳教育をはじめとする授業等を含めた学校教育活動全体に関わり、意思疎通による道徳性を高める効果が予測された。また、これからの倫理観と道徳観を培うための教員養成課程の在り方について明らかとした。 |
キーワード | 目指す教師像 コミュニケーション 道徳性を深める会話形態 意思の疎通 倫理観と道徳観 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 85 |
終了ページ | 98 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/56527 |
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タイトル(別表記) | A Case Study Considering “Food-Related Education” in Combination with Environment to Foster Ordinary Food Habits of Children (2) : Situations about the Practice of Food-Related Education in China, and Possibilities of Focusing on the Concept “Culture” |
フルテキストURL | bgeou_170_005_013.pdf |
著者 | 佐藤 園| 出野 誉大| 陳 北辰| 山本 郁子| |
抄録 | 学校教育における今日的課題として,学校・家庭・地域相互の連携を目指した,子どもの食習慣を確立させるための食教育実践の充実が求められている。先んじて,第Ⅰ報では,これまでの食教育実践に関する先行研究の現状を,子どもの食教育に関する基本的価値認識の観点から明らかにしていった。それに続く第Ⅱ報では,食教育の比較教育学研究を試みるため,第Ⅰ報での研究視点・研究方法を援用しながら,中国における食教育実践に関する先行研究の現状について検討し,日中両国の食教育の類似点・相違点を明らかにしていくことで,「文化」概念を中核に据えた就学前・初等教育における食教育実践の検討可能性を理論的に示唆することを試みていく。 |
キーワード | 食教育の基本的価値 中国の食教育実践 文化概念 拡張的側面としての価値認識 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2019-02-22 |
巻 | 170巻 |
開始ページ | 5 |
終了ページ | 13 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006583685 |
JaLCDOI | 10.18926/OER/56482 |
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タイトル(別表記) | Report on the Survey Research in High Performance Medical Care Team |
フルテキストURL | oer_050_3_001_016.pdf |
著者 | 松田 陽一| 川上 佐智子| |
出版物タイトル | 岡山大学経済学会雑誌 |
発行日 | 2019-03-15 |
巻 | 50巻 |
号 | 3号 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 16 |
ISSN | 2433-4146 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学経済学会 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006583658 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/56366 |
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タイトル(別表記) | The Significance of Using LOD in Japanese Physical Education : Focusing on the Acquisition of a Variety of Movement |
フルテキストURL | bgeou_169_057_064.pdf |
著者 | 酒向 治子| 森田 玲子| 川上 暁子| |
抄録 | 本研究では,世界的に認知されているルドルフ・ラバンの運動形態理論を基に開発されたLOD(Language of Dance)に着目し,LODに関する国内外の歴史的経緯と現況を概観した上で,日本国内で求められている身体教育の方向性を視野に入れながら,LODを導入することの意味について検討を行った。その結果,「多様な動き」の系統性をもった学びが求められている現在の日本の身体教育の現状において,身体の動きの「言語系統図」を構築するべく作られたLODは,多様性のある動きの学習のみならず,系統的な動きの学びという課題についても参照するべき内容を提供すると考えられた。 |
キーワード | ダンス 身体表現 幼児教育 舞踊教育 LOD |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2018-11-28 |
巻 | 169巻 |
開始ページ | 57 |
終了ページ | 64 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006543388 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/56365 |
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タイトル(別表記) | A Case Study Considering “Food-Related Education” in Combination with Environment to Foster Ordinary Food Habits of Children (1) : Situations about the Practice of Food-Related Education in Japan from the Viewpoints of Recognizing Common Basic Values |
フルテキストURL | bgeou_169_047_056.pdf |
著者 | 佐藤 園| 出野 誉大| 陳 北辰| 山本 郁子| |
抄録 | 学校教育における今日的課題として,学校・家庭・地域相互の連携を目指した,子どもの食習慣を確立させるための食教育1)実践の充実が求められている。本研究では,これまでの食教育の理論と実践に関する先行研究の特質と課題を見出し,「学習者と人との関わり」を重視した食教育として,文化概念を中核に据えた就学前・初等教育における食教育の試みを理論的・実証的に考察することを目的とする。このうち,第Ⅰ報では,子どもの食教育に関する基本的価値認識の観点から,これまでにわが国でなされている食教育実践に関する先行研究の現状を明らかにしていく。 |
キーワード | 環境としての食教育 子どもの食習慣 食教育の基本的価値 わが国の食教育実践 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2018-11-28 |
巻 | 169巻 |
開始ページ | 47 |
終了ページ | 56 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006543387 |
タイトル(別表記) | Effects of Perioperative Management Training Program on the Awareness of Team Medicine among Trainee Dentists |
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フルテキストURL | 日歯教誌_28_2_76.pdf |
著者 | 山中 玲子| 曽我 賢彦| 吉冨 愛子| 白井 肇| 鈴木 康司| 河野 隆幸| 鳥井 康弘| 森田 学| |
キーワード | 研修歯科医 歯科医師臨床研修 チーム医療 周術期管理 |
発行日 | 2012-08-20 |
出版物タイトル | 日本歯科医学教育学会雑誌 |
巻 | 28巻 |
号 | 2号 |
出版者 | 日本歯科医学教育学会 |
開始ページ | 76 |
終了ページ | 84 |
ISSN | 09145133 |
NCID | AN10042831 |
資料タイプ | 学術雑誌論文 |
言語 | 日本語 |
OAI-PMH Set | 岡山大学 |
論文のバージョン | author |
NAID | 10031046005 |
著者 | 山本 悦世| 山口 雄治| 鈴木 茂之| |
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発行日 | 2018-02 |
資料タイプ | 研究報告書 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/55817 |
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タイトル(別表記) | 慢性疾患患児に対する復学支援の研究動向 |
フルテキストURL | cted_008_181_191.pdf |
著者 | 村上 理絵| 大守 伊織| |
抄録 | The principle aim of the present study was to elucidate research trends and issues related to school re-entry. We reviewed past studies concerning school re-entry support for children with chronic illness. A total of 36 papers were analyzed for the keywords of "school re-entry," "support," "pediatric cancer," and "chronic illness." The results revealed that the concerns regarding the children and school re-entry support roles of legal guardians, healthcare providers, teachers, etc., and specific examples of collaboration with other occupations. "Guaranty a right to learn " and "relationship maintenance" were noted as issues, and ensuring a system that can establish certain learning opportunities even if the enrollment status of the child changes, continued maintenance of relationships of the patient before the onset of disease, and support to maintain the relationship of healthcare providers and teachers who are involved after onset of the disease are necessary even after school re-entry. |
キーワード | school re-entry (復学) support (支援) chronic illness (慢性疾患) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2018-03-20 |
巻 | 8巻 |
開始ページ | 181 |
終了ページ | 191 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 英語 |
著作権者 | Copyright © 2018 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/55809 |
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タイトル(別表記) | Educational Effects of Various Team Childcare Styles in Preschool Education |
フルテキストURL | cted_008_083_096.pdf |
著者 | 馬場 訓子| 井山 房子| 古埜 弘子| 白神 繁子| 平松 由美子| 守屋 操| 片山 美香| |
抄録 | 本論は,幼稚園で実践されているティーム保育について,その多様な形態を分類することを目的に,1県内全域の幼稚園に対する質問紙調査を行い,実証的に明らかにしたものである。ティーム保育の形態の分類は,保育経験豊富な研究協力者によって,質問紙調査の結果を基にしたグループディスカッションで検討され,各形態に見る教育効果や特性,運営上の課題が精査された。その結果,園内の全教師が1つのティームとなり,全園児を全教師で保育するという意識を強く持っていることが明らかになった。そのことを前提に,ティーム保育の形態について,次に示す3つの分類が見出された:①「教師の配置に注目したティーム保育の形態」,②「保育内容や生活を重視したティーム保育の形態」,③「幼児理解や保育等に関する保育時間外のティーム保育の形態」。 |
キーワード | 幼稚園教育 (Preschool Education) ティーム保育 (Team Childcare) 形態 (Styles) 質問紙調査 (Questionnaire Method) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2018-03-20 |
巻 | 8巻 |
開始ページ | 83 |
終了ページ | 96 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2018 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/55720 |
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タイトル(別表記) | Essay on Pluralistic Self-assessment of Career Education Ⅱ : From the evaluation results of the 2016 school year |
フルテキストURL | biess_2_107_116.pdf |
著者 | 中山 芳一| |
抄録 | キャリア教育における教育効果を測るとき、評価項目を多元的に構築した試みを踏まえて、実際に2016 年度第4 学期に2 つのキャリア教育授業科目で評価測定を行った。そして、この評価測定を踏まえて、多元的自己評価の有用性について検証を試みた。特に、本稿では教育目標に関して認知的に自己評価できる領域と非認知能力を自己評価できる領域から個々の学生の受講前-受講後の変化を抽出して、領域間の相関関係について検討した。その結果、カリキュラム内で予め設定した関連づけられる評価項目においては、領域間の相関関係を見出すことができた。また、関連づけられない評価項目との相関関係についての検討も試みた。以上から、多元的自己評価に関する一定の有効性を提起できたとともに、そこからの今後の課題についても整理することができた。 |
出版物タイトル | 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要 |
発行日 | 2017-12-30 |
巻 | 2巻 |
開始ページ | 107 |
終了ページ | 116 |
ISSN | 2432-9665 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006406811 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/55704 |
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タイトル(別表記) | A Study on “Subject Contents Organization (SCO)” for Teacher Training Program in the Faculty of Education, Okayama University : Practice and Assessment of SCO in Elementary School and Junior High School Teacher Training Curriculum |
フルテキストURL | bgeou_167_079_089.pdf |
著者 | 佐藤 園| 岡崎 正和| 宇野 康司| 斉藤 夏来| 土屋 聡| 尾島 卓| 三島 知剛| 後藤 大輔| 佐藤 大介| 高塚 成信| |
抄録 | 岡山大学教育学部・教師教育開発センターは,平成23 ~ 27年度「教員の資質向上に寄与する『大学と学校・教育委員会の協働』の実現−学校教育改善との連動で教員養成教育を進化させる−(先進的教員養成プロジェクト)」に取り組んだ。その中の教科構成学開発事業では,本学部で独自に構築・実施しているコア・カリキュラムの中での教科内容構成のあり方について,2つのプロセスから研究を行った。本稿では,平成26年度に学部教育全体で取り組んだ「教科内容構成要素に関するシラバス記述」と,部会員が平成26・27年度に授業を実践した小・中学校の教職および教科に関する科目(数学・理科・家庭科・国語科)の受講生に対して実施した「教科内容構成力」に関するアンケート調査の分析から,本学部の教科内容構成研究の特徴と課題について検討した。 |
キーワード | skills of subject contents organization subjects related to the field of specialization and the teaching profession elementary school and junior high school teacher training program |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2018-02-23 |
巻 | 167巻 |
開始ページ | 79 |
終了ページ | 89 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006401585 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/55697 |
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タイトル(別表記) | Analyzing the Relationship Between the Function of a Hero as a Social Reinforcer and the Effectiveness of aVideo Intervention Using the Hero as a Model |
フルテキストURL | bgeou_167_011_020.pdf |
著者 | 高橋 彩| 大竹 喜久| |
抄録 | 本研究では,知的障害特別支援学校中学部に在籍する2名の生徒を対象として,ヒーロー(特別な興味の対象)の社会的好子としての効力とビデオヒーローモデリング(VHM)の効果との関連性について検討した。まず,担任教師への面接および質問紙調査によってそれぞれの生徒のヒーローを特定した。次に,任意の課題場面においてヒーローによる称賛を非随伴的に提示し,課題遂行率の変化を測定することでヒーローの社会的好子としての機能を確かめた。その後,日常生活場面から選定された標的行動に対してVHMを実施した。その結果,どちらの生徒についてもヒーローの社会的好子としての効力が確かめられたにもかかわらず,1名の生徒にはVHMによる行動改善が観察された一方で,もう1名の生徒の行動改善は限定的であった。ヒーローからの称賛が好子として機能するとしても,そのことが必ずしもVHMによる介入効果を予想するものではないことが示唆された。 |
キーワード | ビデオモデリング 特別な興味 自閉スペクトラム症 ダウン症候群 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2018-02-23 |
巻 | 167巻 |
開始ページ | 11 |
終了ページ | 20 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006401578 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/55485 |
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タイトル(別表記) | A Study on ῾Active Learning᾽ in the Subjects on the Significance of the Teaching Profession : through Analysis of Syllabuses of National Teacher Training Universities and Faculties |
フルテキストURL | bgeou_166_117_126.pdf |
著者 | 今井 康好| 森安 史彦| 村松 敦| 岩堂 秀明| 住野 好久| |
抄録 | 本論文は,教員免許状の取得に必要な「教職の意義等に関する科目(以下,本論文では「教職論」とする。)」において「アクティブ・ラーニング」がどのような形態で,どのような内容で取り組まれているのかを明らかにすることを目的としている。研究対象を44 の国立教員養成系大学・学部で開設されている教職論とし,WEBに公開されているシラバスを分析することとした。その結果,「アクティブ・ラーニング」を導入している大学は33 校(75.0%)であった。主な実施形態としては「グループワーク」「フィールドワーク・省察」「プレゼンテーション・発表」「討論・ディベート」であった。主な内容としては「附属学校園等訪問とその省察」「学校教員の講演会・座談会」「自身の教育体験の省察・交流」「目指す教師像の探究」「現代の教育課題の検討」「模擬授業・場面指導」等であった。 |
キーワード | 教職の意義等に関する科目 アクティブ・ラーニング シラバス |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2017-11-28 |
巻 | 166巻 |
開始ページ | 117 |
終了ページ | 126 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006368134 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/55483 |
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タイトル(別表記) | Consideration on a Vocalization of Chorus Singing and Solo Singing (2) : Through Questionnaire Surveys to Professional and Amateur Choral Singers, Students Attending a Chorus Class and Choral Conductors |
フルテキストURL | bgeou_166_099_108.pdf |
著者 | 虫明 眞砂子| |
抄録 | 合唱活動を行っている歌い手や指導者は,発声をどのように捉えているのであろうか。アマチュア合唱団員,プロの合唱団員,教員養成学部の合唱受講生,合唱指揮者を対象にアンケート調査を行い,自由記述の記述内容から発声の課題を検討した。その結果,ソロの発声技術と合唱の発声技術の両方を使用することに歌唱演奏者が苦労しながら取り組んでいることが明らかとなった。ソロ歌唱と合唱歌唱の理想的な発声を得るためには,両者とも声楽発声の基礎を身につけた上で,ソロと合唱それぞれに特有な歌唱技術のコントロールができることが必要である。また,ソリストは,「合わせる」経験を積んでいく中で,合唱歌唱の技術を磨いていくことが必要であり,合唱歌手は,「ソリストの歌唱技術」を獲得することで,個々の歌唱技術を磨いていくことが必要である。 |
キーワード | 合唱 ソロ 発声 歌唱技術 コントロール |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2017-11-28 |
巻 | 166巻 |
開始ページ | 99 |
終了ページ | 108 |
ISSN | 1883-2423 |
関連URL | http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/54839 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006368132 |
フルテキストURL | papyrus_024_015_024.pdf |
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著者 | 圓井 大介| |
抄録 | 2017年3月に新たに学習指導要領(2017a)が告示され,これからの教育の向かっていく方向性として,「資質・能力の育成」や「主体的・対話的で深い学びの伴った授業」が読み取れる。 また,中央教育審議会答申(2016a)から,「社会生活などの様々な場面において,必要なデーターを収集して分析し,その傾向を踏まえて課題を解決したり意思決定をしたりすること」が求められており,学習指導要領(2017a)では,新領域として,「データの活用」が設定され,内容の系統や各学年での指導の重点について明確にされ,統計教育の充実が図られている。 情報化がめまぐるしく進むこの時代において,統計教育の在り方が重要視されている今日における,統計教育の初期指導の在り方と低学年における授業デザインについて提案していく。 |
キーワード | 「主体的・対話的で深い学び」 「統計指導」 「表とグラフ」 |
出版物タイトル | 岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス |
発行日 | 2017-11-11 |
巻 | 24巻 |
開始ページ | 15 |
終了ページ | 24 |
ISSN | 1341-3155 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006365518 |
JaLCDOI | 10.18926/55373 |
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タイトル(別表記) | The Current Situation and Issues Surrounding Volunteer Tutoring: Based on a Survey of International Students |
フルテキストURL | biess_1_133.pdf |
著者 | 宇塚 万里子| 岡 益巳| |
抄録 | ボランティアによるチュータリングをテーマとした先行研究は極めて少なく、庄司(1996)、岡・坂野(2006,2008)のみである。本稿では、2007 年度から2015 年度にかけて、留学生を対象にチュータリングに関する質問紙調査を実施し、回答のあった81 人のデータを分析した結果、①定期的なチュータリングを受けた者の満足度がそうでない者より有意に高いこと、②チュータリングの内容項目が多いほど満足度が高いことを明らかにした。また、ゆとり教育世代の入学、文科省の大使館推薦国費留学生配置方針の転換、English cafe 等の創設、留学生寮へのレジデント・アシスタントの配置などがWAWA スタッフによるチューター活動に影響を及ぼしている点も指摘した。 |
キーワード | ボランティアチューター WAWA チューティ 日本語研修生 日韓予備教育 学生 |
出版物タイトル | 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要 |
発行日 | 2016-12-30 |
巻 | 1巻 |
開始ページ | 133 |
終了ページ | 152 |
ISSN | 2432-9665 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006348275 |