JaLCDOI 10.18926/14407
タイトル(別表記) PROPOSAL OF ARITHMETIC LESSON MODEL WITH ITS EMPHASIS ON PISA TYPE OF READINGABILITY
フルテキストURL 008_099_108.pdf
著者 延安 浩| 黒﨑 東洋郎|
抄録 PISA型読解力は良好とは言えない状況にある。PISA型読解力の育成は、算数教育においても喫緊の課題である。算数教育の中でPISA型読解力を育成するには、実現したい姿を具体的にイメージ化することが大切である。算数科でPISA型読解力が身についた姿をイメージ化することで、目標が明確になり、目標を達成する方策も具体的になると考える。それでは、読解力が身についた姿とはどのような姿だろうか。PISA型読解力の構成要素は、「理解」「熟考」「活用」である。「理解」とは、問題から必要な情報を取り出し、根拠を基に図・式・ことば等の数学的表現を用いて自分の考えを見出すことである。「熟考」とは、自分の考えを説明し、他者との話し合いの中で自己の考えを振り返ることである。「活用」とは、獲得した知識、技能、考え方を創造的・発展的に新たな学習や日常生活に生かすることである。以上のように考えて、PISA型読解力を育成する授業モデルを開発した。
キーワード PISA 型読解力( PISA type of reading ability) 理解 (understanding) 熟考 (reflection) 活用 (application)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2008-03-10
8巻
1号
開始ページ 99
終了ページ 108
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308365
JaLCDOI 10.18926/14408
タイトル(別表記) The consciousness of the students for the snowboarding class of the general education of university
フルテキストURL 008_109_116.pdf
著者 山口 立雄|
抄録 本研究は、スノーボード集中講義の履修希望学生および受講生を対象に、スノーボード授業に対する意識を調査したものである。授業実施前と実施後にアンケートを実施した結果、学生の意識が以下の如く明らかになった。即ち、受講の動機としては以前から体験を望んでおり、授業にはスキルの向上や知識の獲得を期待していた。実習期間としては2泊3日、実習地には近くを望んでいる。約4万円の費用は半数以上が妥当とみなしている。本集中講義の総合的評価は高かった。
キーワード スノーボード (Snowboarding) 体育実技授業 (Athletics class) 集中講義 (Intensive lecture) アンケート (Questionnaire)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2008-03-10
8巻
1号
開始ページ 109
終了ページ 116
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308107
JaLCDOI 10.18926/14379
タイトル(別表記) A Proposal for Teaching Vietnamese Traditional Instrument Music through Listening and playing activities
フルテキストURL 007_083_092.pdf
著者 福永 喜史|
抄録 学校音楽教育における中学校学習指導要領の第1学年内容B鑑賞には、「我が国の音楽及び世界の諸民族の音楽における楽器の音色や奏法と歌唱表現の特徴から音楽の多様性を感じ取って聴くこと。」(文部省 1998:12)とされている。本論文では、鑑賞教育と共に、体験学習をするために、ベトナムの伝統的楽器を使った場合について考えていく。授業でより目標に対し、有効な楽器を選択するために、平野地帯を代表する楽器「ダンバウ」、中部山岳地帯クイグエンの楽器の代表である「トゥルン」「クローンプット」の3つの楽器を比較し、検討していく。また、授業で使うことができるベトナムの曲の選択や実践方法を示す。
キーワード ベトナム (Vietnam) 伝統音楽 (Traditional music) 体験学習 (Playing) トゥルン (t'rung) 教育(Education)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 83
終了ページ 92
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308031
JaLCDOI 10.18926/14380
タイトル(別表記) A Study of an Effective Teaching Procedure to Pupils' Self-Thinking and Self-Actuating Attitudes
フルテキストURL 007_093_104.pdf
著者 河村 啓司| 黒﨑 東洋郎|
抄録 創造の原動力となる思考力を育てることは喫緊の課題である。算数科で思考力を育成することは、数学的な考え方を育成することである。数学的な考え方は、児童自らが数量や図形に算数的活動を通して関わり、試行錯誤的に考える中で育成されるものと考えられる。本研究は、算数科第4学年「小数」の単元で、自ら考え、活用する力を育てる効果的な指導方法について授業実践を通して実証的に研究する。そのため、まず、「小数」の単元の指導目標を分析し、思考力としての「数学的な考え方」を明らかにする。次に、「数学的な考え方」を伸ばすために効果的な指導方略として「算数的活動」の最適化を検討する。最後に、それぞれの場面での児童の「数学的な考え方」を見取るために指標を基に、「つくる」「活用する」場の比較を通して、児童の「数学的な考え方」がどのように伸びたかを評価し、指導方略の効果を検証する。
キーワード 思考力 (thinking faculty) 数学的な考え方 (mathematical way of thinking) 算数的活動 (mathematical activities)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 93
終了ページ 104
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308451
JaLCDOI 10.18926/14378
タイトル(別表記) The Consideration of the Creative processes and the Synthesis in the Expression -through the analysis of the Seminar of Synthetic Expression -
フルテキストURL 007_073_081.pdf
著者 佐藤 倫子|
抄録 本稿は、表現の創出過程とその総合性について、岡山大学教育学部における「総合表現演習」の授業実践の分析をもとに考察を行ったものである。 近年、学校教育では教科の枠組みを超えた「総合的な学習」の時間が設けられ、様々な実践が行われている。そこで、「総合表現演習」の授業では、音楽・図画工作・体育の教科を「表現」という共通項から捉え、表現に関わる「総合的な学習」のあり方を見据えた授業内容を行った。本稿では、授業において学生が、それぞれの教科の意味を吟味しながら、ある一つの総合的な表現を創造していく過程をみることにより、学生による表現の創造的・総合的意味を理解する過程を明らかにするとともに、表現の創出過程とその総合性について検討した。
キーワード 表現 (expression) 創出 (creation) 総合性 (syntehsis) 「総合的な学習」 (Integrated Learning)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 73
終了ページ 81
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308513
JaLCDOI 10.18926/14381
タイトル(別表記) Writing and Composition Teaching in the Exploratory Phase of the Core Curriculum : A Post-War History of Theories and Practices
フルテキストURL 007_105_114.pdf
著者 菅原 稔|
抄録 本研究は、戦後当初のわが国において、コア・カリキュラムおよび生活教育が模索された時期を中心に、その影響下での国語科教育(作文・綴り方教育)がどのようなものであったのかを明らかにしようとする。これまで、戦後の国語科教育(作文・綴り方教育)は、1950(昭和25)年を境に復興・興隆したとされるのが一般的であった。しかし、具体的な復興・興隆の以前に、その土壌あるいは萌芽ともいえるものが何らかの形であったのではないか。そのような仮説のもとに、コア・カリキュラムおよび生活教育の模索期における国語科教育(作文・綴り方教育)が持つ内容・方法・特質等を考察した。
キーワード 作文・綴り方教育 (Writing and Composition Teaching) 戦後教育 (Post-War Education) コア・カリキュラム (Core Curriculum) 生活教育 (Life Education) 経験主義 (Empiricism)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 105
終了ページ 114
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308452
JaLCDOI 10.18926/14387
タイトル(別表記) A Memorandum about Practice Processes of "Collage technique" in Clinical Places
フルテキストURL 007_145_155.pdf
著者 塚本 千秋|
抄録 コラージュ療法が臨床現場に定着して15年になる。「持ち運べる箱庭」というアイデアから生まれたことからもわかるように、特別な準備を要せず、気軽に実施でき、なおかつプレイフルな要素を持ち合わせている技法であり、特に児童思春期臨床において盛んに実践されている。それにつれ基礎研究も進んできているが、現場で役に立つ研究を行うためには何度も実践に立ち戻って、研究デザインを検討すべきであろう。そこで本論文で筆者は、今後のコラージュ研究のために、現場でのコラージュ療法の実践課程とその折々の問題点を記述した。
キーワード コラージュ療法 (Collage Technique) 実践課程 (practice processes) 研究デザイン (a research design) 臨床実践 (clinical practice)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 145
終了ページ 155
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308280
JaLCDOI 10.18926/14373
タイトル(別表記) Music in Picture Books : from a view point of Relationship with Pictures, Words and Theme
フルテキストURL 007_027_037.pdf
著者 竹内 唯| 奥 忍|
抄録 絵本には、画、言葉、テーマなど音楽を感じさせるものがある。我々は一体どのような絵本にどのような音楽性を感じるのだろうか。本稿では、絵本の音楽性を明らかにするために、画、言葉、テーマなどの視点からいくつかの絵本を取り上げ、分析を行った。その結果、絵本の持つ音楽性は、絵本そのものに内在する音楽性と、読み聞かせることによって生じる音楽性の2種があることが判明した。また、絵本における音楽はイメージとして現れる場合と音声として現れる場合がある。前者は画の風景や構図、タッチ、テーマなどから引き出され、後者は文字の視覚表現、言葉の響きやリズムから引き出される。絵本における画と言葉、音楽は互いに融合して、読み手と子どもにとって総合的な芸術体験の場として機能する。
キーワード 絵本 (picture book) 音楽 (music) 言葉 (words) 総合芸術 (integrated art) 読み聞かせ (picture book telling)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 27
終了ページ 37
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308238
JaLCDOI 10.18926/14374
タイトル(別表記) Vocal Expression in Reciting Poems : An Analytical Study focused on Lines, Intervals between Lines and Passages
フルテキストURL 007_039_047.pdf
著者 川田 美里| 奥 忍|
抄録 詩の朗読では「間」が重要だと言われている。しかし、「間」がどのようにとられているかについては不明である。本稿では、朗読における「間」の実態を明らかにするために、金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」の朗読の音声分析と、「間」が聞き手に及ぼす感受の影響に関する認知実験を行った。得られた成果は以下の通り。 ・大人の専門家の朗読では、行の所要時間や行間の「間」が異なり、表現にメリハリが感じられる。 ・こどもの朗読は全体に速く、行と行間との差が大人に比べて少ない。しかし、全体的な時間変化は大人の専門家と類似したパターンをとっている。 ・聞き手は「間」の微妙な変化を感じ取っている。たとえ短くても詩の内容に応じて変化する「間」を好む者が多い。機械的な「間」では詩を十分に味わうことができない。
キーワード 詩 (poem) 朗読 (recite) 音声表現 (voice expression) 金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」 ("I, little bird and bell")
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 39
終了ページ 47
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308478
JaLCDOI 10.18926/14388
タイトル(別表記) The Stroop effect for Attention Deficit/Hyperactivity Disorder and Pervasive Developmental Disorder
フルテキストURL 007_157_164.pdf
著者 中山 利美| 眞田 敏| 柳原 正文| 津島 靖子| 森上 朋子| 加戸 陽子| 荻野 竜也| 大塚 頌子|
抄録 注意欠陥/多動性障害(Attention Deficit/Hyperactivity Disorder ; AD/HD)および広汎性発達障害(Pervasive Developmental Disorder ; PDD)における干渉効果を検討することを目的とし、AD/HD群21名、PDD群23名、対照群101名を対象にストループテストを行い、Word Reading (WR)課題、Color Naming (CN)課題、Incongruent Color Naming (ICN)課題について評価した。対照群から得られた成績に95%の信頼区間を設け、AD/HD群およびPDD群の成績と比較した結果、AD/HD群においては大多数の症例が信頼区間の範囲内の成績を示した。一方、PDD群ではICN課題において23例中2例、ICN-CNにおいて23例中4例、ICN/CNにおいて23例中4例が95%信頼区間外の成績を示した。
キーワード ストループテスト (Stroop test) 注意欠陥/多動性障害 (AD/HD) 広汎性発達障害 (PDD) 干渉効果 (interference effect)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 157
終了ページ 164
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308520
著者 教育実践総合センター|
発行日 2007-03-10
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
7巻
1号
資料タイプ その他
JaLCDOI 10.18926/14369
タイトル(別表記) Science Teaching to Develop Pupils' Scientific Viewpoints and Ways of Thinking : The Possibility for Instructing the 'Energy Conversion' in Elementary School Science
フルテキストURL 007_009_019.pdf
著者 高原 芳明| 渡部 陽平| 堀之内 裕子| 金 万旭| 金 長善| 河田 有紀| 吉岡 勉| 平山 元士| 稲田 佳彦| 柿原 聖治| 喜多 雅一|
抄録 小学校中学年B区分の学習内容を相互に関連付けて考えるための視点として「エネルギー変換」を取り上げ、これをキーワードにした教材開発と授業設計を行った。岡山大学教育学部附属小学校の第4学年の児童を対象に研究授業を行い、児童の変容を学習の記録や授業前後のコンセプトマップの記述をもとに分析した。その結果、児童の中には、既習事項である「光」「熱」「電気」「力」とそれらがもたらす現象とを、相互に関連付けて考えようとする反応が見られるようになった。
キーワード 小学校理科 (Elementary School Science) エネルギー変換 ( Energy Conversion) 教材開発 (Instructional Material Development) 授業実践 (Practical Example of Teaching)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 9
終了ページ 19
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308164
JaLCDOI 10.18926/14375
タイトル(別表記) A Trial of Learning Singing Expression on the base of Images and Feelings - A Case Study in a Primary School -
フルテキストURL 007_049_059.pdf
著者 加藤 晴子| 逸見 学伸| 奥 忍|
抄録 歌唱表現学習では、詩や楽曲のイメージや気持ちを表現する活動が多い。学習では、イメージや気持ちを伝え合うための体験が不可欠であり、その積み重ねが豊かな歌唱表現の実現に繋がると考える。 そこで本研究では、相互のコミュニケーションの視点から歌唱表現の学習プランを提示し、授業実践を行った。授業の観察と分析を通して学習の有効性を検証した結果、以下の点が明らかになった。 ① 表現したいことを考え歌唱の工夫をすることを通して、表現する楽しさを味わうことができた。 ② 自分が表現したいものを実現するためには何が必要かを子ども自身が考えることができた。 ③ 表現の多様性に気づき、互いの表現を認め合うことができた。
キーワード イメージ (images) 歌唱表現 (singing expression) コミュニケーション (communication) 自由な表現 (free expression) 歌唱技能の習得 (acquisition of song skills)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 49
終了ページ 59
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308139
JaLCDOI 10.18926/14370
タイトル(別表記) Microorganisms in High School Sciences : How They Are Dealt With
フルテキストURL 007_021_026.pdf
著者 浦川 洋平| 柿原 聖治|
抄録 本研究では、学習指導要領と教科書の分析、新聞記事の検索やアンケートを行うことによって、高校理科における「微生物」に関する学習の現状と問題点を探求した。 その結果、地球環境/健康/食料生産に関与する微生物については多く科目で取扱われていた。その一方でバイオマスからエネルギーを製造に関与する微生物については、社会的に注目されているにもかかわらず十分な学習内容が構成されていなかった。
キーワード 高校理科 (High School Science) 微生物 (Microorganism) バイオテクノロジー (Biotechnology) バイオマスエネルギー (Boomass Energy)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 21
終了ページ 26
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308263
JaLCDOI 10.18926/14385
タイトル(別表記) Problem in the psychosocial development of child who receives child abuse
フルテキストURL 007_135_143.pdf
著者 永冨 徹志| 東條 光彦|
抄録 本研究は、虐待が与える影響について心理社会的発達の観点から検討を行った。幼児を対象とした調査の結果から、虐待環境から分離し安定した養育環境を与えることによって急激に発達が促される傾向がみられた。さらに、典型的事例の経過観察より、運動能力や生活習慣はほぼ年齢相応にまで回復したが、言語能力や対人面での課題が残っており、いわゆる可塑性については領域によって差があることが示唆された。今後は虐待環境で育った児童の発達の可能性と問題点を明らかにし、被虐待児童のケアを考える上での視点として取り入れていくべきと思考された。
キーワード 児童虐待 (Child abuse) 発達 (Development) 可塑性 (Plasticity) 幼児期 (Infant)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 135
終了ページ 143
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308086
JaLCDOI 10.18926/14390
タイトル(別表記) What are Viewpoints and Methods Peculiar to Clinical Practice in Education
フルテキストURL 007_165_171.pdf
著者 山本 力|
抄録 いわゆる「教育臨床」の用語は不明確な概念であり、教育臨床に携わる者の間でコンセンサスができているわけではない。本論文の狙いは、筆者のスクールカウンセラー等の教育臨床の経験をリフレクティブに省察し、教育臨床に固有の視点や関わり方を明確化しようとすることにある。明確化する際の手掛かりとして、(1)学校文化に参入した時のカルチャーショックを掘り下げて検討し、(2)伝統的なオフィスでの心理臨床の実践を照合枠として用いた。その結果、学校でのコミュニティ臨床に固有の視点や関わり方が浮かび上がってきた。オフィス臨床の基礎の上に、学校現場では新たな視点や手法を産み出し、学校コミュニティ臨床の「学」を生成してゆくことが求められる。
キーワード 教育臨床 コミュニティ臨床 (Clinical Practice in Community) オフィス臨床 (Clinical Practice in Office) 異文化ショック (Culture Shock) 学校文化への不適応 (mal-adaptation to school life)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 165
終了ページ 171
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308523
JaLCDOI 10.18926/14376
タイトル(別表記) Tha Method of Workshop of Traditional Japanese Instrument No-kan
フルテキストURL 007_061_071.pdf
著者 山本 宏子| 根岸 啓子|
抄録 本論文は、伝統和楽器の演奏家をゲストティーチャ―として学校に招いたときに、実技指導を有効に展開するためには、「何を音楽教師が事前に行うべきか」を明らかにすることを目的としている。能楽演奏家根岸啓子の協力のもと、岡山大学・アメリカウイスコンシン大学・イリノイ大学などで能管のワークショップをおこなった。本研究は、それに基づいて山本宏子と根岸啓子とで共同執筆したものであり、伝統和楽器の教授方法について検討し、学校教育の現場でのカリキュラム構築に対して提言をなすものである。
キーワード 能管 (no-kan) ワークショップ (workshop) 口唱歌 (kuchishoga) 能管教本 (textbook of no-kan) 舞事基本構造 (basic structure of maigoto)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 61
終了ページ 71
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308416
JaLCDOI 10.18926/14383
タイトル(別表記) A Difference in Professional Ability that Young Teachers Feel from Skilled Teachers through Lesson Study -Basic Investigation Toward Development of a System that Supports Young Teachers for Enhancement of Professional Ability-
フルテキストURL 007_115_123.pdf
著者 笠井 俊信| 鈴木 真理子| 永田 智子| 西森 年寿| 望月 俊男| 中原 淳|
抄録 教師の職能の成長は今も昔も変わらず国の重要な課題の1つとなっている。これまで教師の職能成長に重要な役割を果たしてきたものの1つが授業研究であると言えるが、近年は教師の多忙さなどの理由で実施されにくくなっているのが現状である。このことから、筆者らは空間的・時間的制約を部分的に解消可能なネットワークを活用したWebベースの授業研究支援「eLESSER」プログラムを開発・実施した。2005年度に実施したこのプログラムには4人の教師が参加した。このうち2人は教師経験15年以上の熟練教師であり、プログラムのプロセスで授業設計、実施、授業についての議論を行った。残りの2人は教師経験10年未満の若手教師で、2人の熟練教師による活動をWeb上で観察した。本稿では、このeLESSERプログラムを通して若手教師が感じた熟練教師との職能差について調査・分析した結果について報告し、若手教師の職能成長を支援するシステム開発への指針を示す。
キーワード 授業研究 (Lesson Study) 教師の職能 (Professional Ability) Webベースシステム (Web-based System) 若手教師 (Young Teacher) 職能成長支援 (Teacher Education)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 115
終了ページ 123
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308569
JaLCDOI 10.18926/14367
タイトル(別表記) The Lectures on the Development of Teaching Plans and Teaching Materials Tried in the Science Education Class in Master's Course, Okayama University
フルテキストURL 007_001_007.pdf
著者 稲田 佳彦| 柿原 聖治| 喜多 雅一| 山下 信彦| 石川 彰彦| 小倉 久和| 安藤 元紀| 草地 功| 加藤 内蔵進| 吉岡 勉| 河田 有紀| 平山 元士| 橋本 誠治| 赤崎 哲也| 東 伸彦| 別役 昭夫|
抄録 岡山大学大学院教育学研究科の理科教育専攻の講義として、教材開発・授業案開発をテーマとした新しい講義を試みたのでその報告を行う。本講義は、理科教育講座に所属する大学院生、理科教育講座の大学教員、附属学校の理科関係の教諭が三者協働で進めることが特徴である。課題設定、教材開発を含めた実践準備および実践を院生チームを組み遂行させ、さらに経験や専門性の異なる人材と論議を重ねて活動を進めることを通じ、将来、協働で学校現場の課題提案・解決を行うことのできる能力を養うことを目標とした。
キーワード 大学院講義 (Science Education Class in the Master's Course) 附属学校 (Attached School) 授業実践 (education practice) 教材開発 (Development of Teaching Materials) 授業案開発 (Development of Teaching Plans)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 1
終了ページ 7
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308464
JaLCDOI 10.18926/14384
タイトル(別表記) Development and Validation of a Scale for Measuring Meaningful Life Experiences of Junior High School Students
フルテキストURL 007_125_133.pdf
著者 藤木 五月| 井上 祥治|
抄録 本研究の目的は、中学生の生きがい感体験測定尺度の作成およびこの尺度の妥当性を検証することである。中学生の自由記述を基に32項目から成る生きがい感体験尺度を作成した。因子分析の結果からこの尺度は8因子から構成されていることが示された。この尺度の収束的および判別的妥当性についての因子的および外的な証拠も明らかにしている。
キーワード 生きがい感 (Meaningful Life Experience) 生きがい感体験尺度 (a Scale for Measuring Meaningful Life) 精神的健康 (Mental Health)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 125
終了ページ 133
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308533