JaLCDOI 10.18926/11815
タイトル(別表記) The research on the problems of health care and living of the aged (Pursuing the cases of home treatment given to the elderly patients for one year after their discharge)
フルテキストURL 007_2_181_188.pdf
著者 中西 代志子| 近藤 益子| 太田 にわ| 猪下 光| 池田 敏子| 渡辺 久美| 佐藤 美恵| 高田 節子| 小島 操子|
抄録 退院後の生活に目を向けた適切な退院指導がなされることは、高齢患者が安心して在宅療養を送る上で、重要な意味を持つ。そこで病院から在宅療養に移行した70歳以上の高齢者の抱える問題を4回に渡って1年間調査し、これまでに退院時、3ヵ月後、6ヵ月後の調査結果を報告した。本稿では1年を通じて回答のあった53名について健康と生活上の問題の変化を分析し、考察した。在宅療養に移行した高齢者の健康状態と生活上の問題は、ほぼ一致して退院後6ヵ月から1年後までに変化を認め、特に日常生活上の問題は著しく増加した。その原因として病状の悪化との関連が考えられた。また、高齢者の問題についての意識は、研究者の専門的な問題意識に比べて低かった。従って入院中に退院後の生活を予測することには限界があり、今後は退院指導の充実と伴に在宅サービスとの連携が重要であることを認めた。
キーワード 高齢者 (the aged) 在宅療養 (home treatment) 退院指導 (discharge-care) 健康問題 (health) 日常生活 (daily-life problems)
出版物タイトル 岡山大学医療技術短期大学部紀要
発行日 1997-01-31
7巻
2号
開始ページ 181
終了ページ 188
ISSN 0917-4494
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002313372
JaLCDOI 10.18926/15288
タイトル(別表記) Nursing students' images of the elderly before and after a two-week nursing practice
フルテキストURL 008_1_085_090.pdf
著者 渡辺 久美| 近藤 益子| 太田 にわ| 池田 敏子| 前田 真紀子| 太田 武夫|
抄録 2週間の特別養護老人ホームの実習前及び実習後の学生の老人イメージを20項目の尺度を用いて調査した。その結果,以下のことが明らかになった。 1. 実習後のイメージの平均得点は,「ユーモアのない」から「ユーモアのある」へ,「生気のない」から「生気のある」へと好ましい方向へ上昇し,一方「経験に富む」,「穏やかな」,「現実的な」は好ましくない方向へ変化した。 2. 3分の1以上の学生が実習後に特にイメージが変化した項目として「ユーモアのない/ユーモアのある」の項目をあげた。 3. 老人像は全体として「暇な」,「弱い」,「孤独な」という否定的な老人イメージと「経験に富む」,「暖かい」という肯定的イメージで捉えられており,このイメージは実習前後で共通していた。実習前後では全体として老人像に大きな変化はなかったものの,実習によって,より活動的な老人イメージを抱き,より現実的に老人をとらえていることが明らかになり,A園での老人看護学実習は教育上意義のある実習であると評価した。
キーワード 老人 (elderly) イメージ (images) 看護学生 (nursing students) 看護実習 (nursing practice) 看護教育 (nursing education)
出版物タイトル 岡山大学医療技術短期大学部紀要
発行日 1997-09-10
8巻
1号
開始ページ 85
終了ページ 90
ISSN 0917-4494
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002307362
JaLCDOI 10.18926/15264
タイトル(別表記) Evaluation of adult nursing practices using self-assessment form - analysis in 3rd and 5th weeks of practice -
フルテキストURL 008_2_147_155.pdf
著者 太田 にわ| 池田 敏子| 大井 伸子| 景山 甚郷| 金尾 直美| 小林 有| 林 優子|
抄録 この研究目的は,実習目標の達成度に対する学生の自己評価を明らかにすることである。調査対象は短大の看護学科3年生74名である。調査は自記式の調査票により成人看護実習の3週後と終了時の5週後に行った。この自己評価は実習目標11項目について5件法で行った。その結果,患者理解,患者指導,自己の内面の気づきなど目標は,3週後より5週間の実習によってより評価が高くなった。最も自己評価が低いのは社会資源の活用の理解であった。悪性の患者を受け持った学生の方は良性の患者の受け持ち学生より,人間としての態度や死生観などに関して5週後有意に高値であった。今後の課題は,限られた実習期間内で,学生個々の経験をどのように共有させるかや患者の福祉について理解を深めることである。
キーワード 実習目標 (goal in practice) 自己評価 (self-assessment) 成人看護実習 (adult nursing practice) 看護学生 (nursing student) 実習期間 (period of practice)
出版物タイトル 岡山大学医療技術短期大学部紀要
発行日 1998-01-31
8巻
2号
開始ページ 147
終了ページ 155
ISSN 0917-4494
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002307395
JaLCDOI 10.18926/15272
タイトル(別表記) Present status of home health nursing in a Japanese hospital-based home health care agency
フルテキストURL 009_1_023_031.pdf
著者 佐藤 美恵| 高橋 香代| 池田 敏子| 松枝 睦美| 柳川 協|
抄録 病院を基盤とした在宅看護提供機関における在宅看護の現状を調査し,在宅看護の現在の問題点を明らかにするとともに,在宅看護に携わる看護婦の役割について検討した。本調査の結果,一人暮らしの患者は,家族に介護者のいる患者に比べ明らかにADLが高い場合も訪問看護を受けていることが分かった。また,高齢者夫婦二人暮らしの患者と2世代以上家族の患者のADLに差はなく,このことは,高齢の介護者に相当の負担がかかっていると言える。訪問看護内容としては, 日常生活自立度の低い患者への日常生活援助の実施率は高く,精神的支援や指導的看護技術の実施率は低かった。在宅看護に携わる看護婦は, 日常生活援助に追われがちであるが,一次予防に焦点を当てたケア,患者や介護者の精神的支援,指導,ケアマネジメントを行うことは緊急の課題である。
キーワード 訪問看護 (home health nursing) 看護内容 (nursing care) 看護婦 (nurse)
出版物タイトル 岡山大学医療技術短期大学部紀要
発行日 1998-09-30
9巻
1号
開始ページ 23
終了ページ 31
ISSN 0917-4494
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308013
JaLCDOI 10.18926/15273
タイトル(別表記) The relation of Ikigai (the meaning of one's life) to one's behavioral pattern and belief, researched through the elderly persons at their discharge from hospital
フルテキストURL 009_1_033_039.pdf
著者 渡辺 久美| 中西 代志子| 池田 敏子| 高田 節子| 近藤 益子| 太田 にわ| 猪下 光|
抄録 退院を控えた老人が,どの程度生きがいを持って退院していくのか,老人自身のどのような生き方が生きがいに影響しているのかについて知るため,それまでの健康状態や,生活信条,生活行動について,退院許可の出た70歳以上の患者92名を対象として,独自の調査用紙に基づき面接調査を行った。生きが いとこれまでの健康度,生活信条,生活行動の関連性を,分散分析及びt検定により解析した。生きがいの平均得点が高かった生活行動は「ボランティア」で,続いて「植物」であった。生きがいの平均得点が高かった生活信条は「その日を楽しく生きる」と回答した人が,回答しなかった人との間に有意差があり,老人の退院時の生きがいの得点が高い傾向を示すことが明らかとなった。
キーワード 老人 (the elderly) 生きがい (Ikigai) 生活信条 (belief) 生活行動 (behavioral pattern)
出版物タイトル 岡山大学医療技術短期大学部紀要
発行日 1998-09-30
9巻
1号
開始ページ 33
終了ページ 39
ISSN 0917-4494
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002307183
JaLCDOI 10.18926/15250
タイトル(別表記) Development of an aptitude scale for nursing students
フルテキストURL 009_2_065_074.pdf
著者 池田 敏子| 近藤 勲| 田中 宏二|
抄録 看護教育では,看護者として必要な知識,技術のみならず看護するのにふさわしい態度や姿勢等を育成することを重視している。このような看護者にふさわしい態度形成を援助する教育の成果を評価するために看護学生の適性に関する尺度開発を試みた。尺度に用いる項目は,看護者にふさわしい態度や性格特性及び適性等に関する過去の文献調査と筆者等の臨床看護及び看護教育の経験とで検討し決定した。最終的に絞り込んだ項目は,22項目であった。この項目の信頼性・妥当性を検証するために,医療技術短大の看護学生206人を対象に質問紙調査を実施した。信頼性については,76人を対象に再検査を実施し安定性を検討した。その結果,相関係数の一番低い項目は「研究心」「自制心」で,0.36であった。残りの項目は,相関係数0.40以上で,一番高い項目は「冷静」の0.71であった。内的整合性を示すCronbach's α信頼性係数は,全項目では0.83であった。因子分析の結果得られた5因子に基づく下位尺度のCronbach's α信頼性係数は,最も高いものは<リーダーシップ>0.80であり,最も低いものは<精神的成熟>0.56であった。構成概念の妥当性を検討するために因子分析をおこなった結果,5因子が抽出された。それぞれを<リ ーダーシップ><社会性><探求心><精神的成熟><忍耐>と命名し,下位尺度とした。
キーワード 看護学生 (nursing students) 看護教育 (nursing education) 看護 (nursing) 適性 (aptitude) 尺度 (scale)
出版物タイトル 岡山大学医療技術短期大学部紀要
発行日 1999-02-26
9巻
2号
開始ページ 65
終了ページ 74
ISSN 0917-4494
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002307951
JaLCDOI 10.18926/11712
タイトル(別表記) The process of establishment of the Faculty of Health Sciences, Okayama University Medical School and the construction of nursing curriculum in the department of nursing
フルテキストURL 010_2_123_133.pdf
著者 林 優子| 池田 敏子| 加藤 久美子| 太田 にわ|
キーワード 看護学教育 (nursing education) 看護学専攻カリキュラム (nursing curriculum) ヒューマンナーシング (human nursing) ヘルスプロモーション (health promotion)
出版物タイトル 岡山大学医学部保健学科紀要
発行日 2000-03-24
10巻
2号
開始ページ 123
終了ページ 133
ISSN 1345-0948
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002313604