JaLCDOI | 10.18926/68313 |
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タイトル(別表記) | Factors and Processes in Recovery from the Experience of the Dissolution of Romantic Relationships through a Review of Domestic and International Literature |
フルテキストURL | hss_058_213.pdf |
著者 | 木村 明日美| 安藤 美華代| |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2024-12-27 |
巻 | 58巻 |
開始ページ | 213 |
終了ページ | 232 |
ISSN | 1881-1671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright (c) 2024 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/66952 |
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フルテキストURL | oupc_016_001.pdf |
著者 | 安藤 美華代| |
抄録 | 本研究では,低血糖の理解を深めることを目的とし,糖尿病とともに生きる低血糖体験者(84人)の低血糖に関する記述を検討した。その結果,低血糖は,〈食事〉中や〈運転〉中など多様な場面で起こっていた。低血糖は,〈冷汗〉〈震え〉などの[身体感覚],〈恐怖〉〈不安〉などの[感情],〈思考力低下〉など[思考]によって自覚されていた。低血糖直後には,〈ブドウ糖の摂取〉をし〈安静〉にしていた。低血糖体験以降,〈ブドウ糖の携帯〉といった[備え]をし,低血糖の〈予兆〉に注意をはらう[自分への気くばり]をし,〈ストレスコントロール〉による[セルフケア]をしていた。糖尿病とともに生きる人の低血糖をめぐる語りを注意深く聴く大切さが,浮き彫りになった。その上で,その人たち自身の身体感覚,感情,思考へ気をくばる力を育み,低血糖に気づき対処する心理支援の必要性が示唆された。 |
キーワード | 糖尿病 低血糖 低血糖による怖い気もち 自分への気くばり セルフケア |
出版物タイトル | 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要 |
発行日 | 2018-12-25 |
巻 | 16巻 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 8 |
ISSN | 2758-6138 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/66785 |
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タイトル(別表記) | Childcare Worker Training to Foster Capacity for Interpersonal Relationships: Development, Implementation, and Evaluation of the “Successful Self” Psychoeducation Program for Childcare Workers Part 2 |
フルテキストURL | cted_014_253.pdf |
著者 | 加藤 由美| 安藤 美華代| |
抄録 | 保育者養成大学の学生が保育現場の実情を知り,職務上の人間関係のあり方について実践的に学ぶことができるようにするため,四年制の保育者養成課程4年生45名対象として心理教育プログラム“サクセスフル・セルフ保育者養成版”の後半5レッスンを実施し,その内容や実施方法,効果について検討した。学生の記述内容から,本プログラムは分かりやすく役立つ内容になっていることが示唆され,学生のコミュニケーション能力や問題解決力等の向上に繋がり,ストレスマネジメントについて考える機会となったことが窺えた。なお,プログラム実施前後の心理社会的要因に関する評価指標には有意な差は見られなかったことから,プログラムの効果については,今後さらに詳細な検討が必要だと考えられる。 |
キーワード | 保育者養成 (Childcare worker training) 人間関係力 (capacity for interpersonal relationships) 心理教育 (psychoeducation) 大学生 (university students) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2024-03-29 |
巻 | 14巻 |
開始ページ | 253 |
終了ページ | 264 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/66636 |
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フルテキストURL | oupc_021_015.pdf |
著者 | 安藤 美華代| |
抄録 | キャリアのある医療従事者は,多様な課題を抱え職場適応に困難を感じ,職場定着しづらい場合があるものの,組織的な支援については,ほとんど検討されていない。そこで本研究では,キャリアのある新任医療従事者へ心理教育“サクセスフル・セルフ”を活用した研修を行い,本取り組みの意義等について検討することを目的とした。対象は,A 医療機関に採用されたキャリアのある新任職員のうち,本研修会に全回参加した14名である。研修会に関するプロセス評価分析を行った結果,各セッションおよび研修全体における本研修の目標到達度もしくは役立ち度および感想が示され,研修1回目から2回目の質問において同僚の輪にうまく入る,困難に打ち勝つ自己効力感,他者との関係性に関する自己効力感の肯定的変化が見られた。以上より,本研修会の有用性が示唆された。 |
キーワード | 新任医療従事者 こころの健康 心理教育 サクセスフル・セルフ |
出版物タイトル | 岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要 |
発行日 | 2023-12-25 |
巻 | 21巻 |
開始ページ | 15 |
終了ページ | 23 |
ISSN | 2758-6138 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/66518 |
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タイトル(別表記) | A Study of the Structure of Stress among University Students in Online and Face-to-Face Classes: Considering the Expansion and Decrease of the COVID-19 Pandemic |
フルテキストURL | hss_056_073.pdf |
著者 | 山内 裕斗| 安藤 美華代| |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2023-12-28 |
巻 | 56巻 |
開始ページ | 73 |
終了ページ | 88 |
ISSN | 1881-1671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright (c) 2023 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/66505 |
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タイトル(別表記) | An Exploratory Study on Mental Health Support for New Career Medical Professionals from the Perspective of Middle Managers |
フルテキストURL | scs_023_001.pdf |
著者 | 安藤 美華代| |
出版物タイトル | 文化共生学研究 |
発行日 | 2023-12-27 |
巻 | 23巻 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 11 |
ISSN | 1880-9162 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2023 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/61589 |
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タイトル(別表記) | A Preliminary Study on the Structure of the Feeling of Discomfort Associated with “Seeing/ Chasing” and “Being Seen/Being Chased” Scenes ― Focusing on the Dark Triad ― |
フルテキストURL | hss_051_015.pdf |
著者 | 山内 裕斗| 安藤 美華代| |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2021-03-25 |
巻 | 51巻 |
開始ページ | 15 |
終了ページ | 28 |
ISSN | 1881-1671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright (c) 2021 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120007004157 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/61572 |
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タイトル(別表記) | Childcare Worker Training to Foster Capacity for Interpersonal Relationships: Development, Implementation, and Evaluation of the “Successful Self” Childcare Worker Version for Psychoeducation |
フルテキストURL | cted_011_165_178.pdf |
著者 | 加藤 由美| 安藤 美華代| |
抄録 | 保育者養成大学の学生が保育現場の実情を知り,職務上の人間関係のあり方について実践的に学ぶことができるようにするため,心理教育プログラム“サクセスフル・セルフ” 保育者養成版を作成後,四年制の保育者養成課程 1 年生 47 名を対象として前半のレッスンを実施し,その内容や実施方法,効果について検討した。学生の記述内容から,本プログラムは分かりやすく役立つ内容になっていることが示唆され,学生の自己・他者理解に繫がり,人との関わり方について考える機会となったことが窺えた。プログラム実施前後の質問紙調査の結果,「対応のスキル」「自己コントロールに関する自己効力感」等の心理社会的要因の数値に変化は見られたものの,プログラムの効果については,今後さらに詳細な検討が必要だと考えられる。 |
キーワード | 保育者養成 (childcare worker training) 人間関係力 (capacity for interpersonal relationships) 心理教育 (psychoeducation) 大学生 (university students) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
開始ページ | 165 |
終了ページ | 178 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/58115 |
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タイトル(別表記) | A study on the association between reading activities and life skills at school among elementary school children |
フルテキストURL | cted_010_017_026.pdf |
著者 | 邑上 夏美| 安藤 美華代| |
抄録 | 児童生徒の問題行動の増加の背景には,日常生活に求められるスキルの低下が一つの原因と考えられている。本研究では,学校生活スキルに着目し,読書活動や読み聞かせを受ける体験との関連について検討することを通して,学校において読書活動の時間を設ける必要性について検討した。また,学校図書への知見を得るため,児童の興味・関心のあるジャンルについても検討した。小学校5,6 年生728 名を対象に,質問紙調査を行った。その結果,いずれの学校生活スキルにおいても,読書活動体験,読み聞かせを受けた体験が多い子どもの方がいずれの体験も少ない子どもに比べて学校生活スキルが高い傾向が示された。そして,現在の子どもの興味・関心のある本のジャンルは,絵本,児童文学,マンガ,小説が多かった。これらのことから,小学校においては,読書活動を継続するとともに,子ども達の関心のあるジャンルをふまえた学校図書館づくりが大切だと考えられた。 |
キーワード | 学校生活スキル (school-life skills) 読書活動 (reading activities) 小学生 (elementary school children) 学校図書館 (school library) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2020-03-20 |
巻 | 10巻 |
開始ページ | 17 |
終了ページ | 26 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2020 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/okadai-bun-kiyou/56877 |
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フルテキストURL | jfl_071_035_045.pdf |
著者 | 安藤 美華代| |
出版物タイトル | 岡山大学文学部紀要 |
発行日 | 2019-06-28 |
巻 | 71巻 |
開始ページ | 35 |
終了ページ | 45 |
ISSN | 0285-4864 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006648628 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56563 |
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タイトル(別表記) | Trends of Studies and Researches on College Students' Training for Human Relationship Skills and its Utilization in Education for Childcare Workers |
フルテキストURL | cted_009_337_350.pdf |
著者 | 加藤 由美| 安藤 美華代| |
抄録 | 職務上の人間関係に困難を抱えやすい若手保育者の早期離職の問題が懸念されることから,保育者養成教育においても学生の人間関係力の育成が求められる。そこで,人間関係力を育む保育者養成教育について検討するため,大学生の人間関係力育成に関する国内の先行研究を概観した結果,人間関係力に関係する要素,人間関係力の育成に関するワーク等の内容や,保育者養成校も含めた大学における実践的な取り組み内容が明らかとなった。各大学においては,多様な形で人間関係力の育成に関する実践が行われており,特定の授業に限らず,科目間,教員間で連携を図りながら取り組まれた実践報告も見られた。まずは学生自身が人間関係力向上の必要性を感じ,自らの課題や目標の達成に向けて取り組めるよう意欲を高めていくことが大切であり,保育者養成校においては,問題(課題)を解決する力,自分の意見・考えを伝える力等の育成が課題であることが窺えた。 |
キーワード | 人間関係力 保育者養成 大学生 コミュニケーション 対人関係スキル |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 337 |
終了ページ | 350 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56540 |
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タイトル(別表記) | A study on associations of smartphone dependence tendency with boredom and interpersonal relationships among university students |
フルテキストURL | cted_009_047_056.pdf |
著者 | 厚見 由佳| 安藤 美華代| |
抄録 | スマートフォンが普及し,問題が増加しているにもかかわらず,未だスマートフォン依存に限定して心理社会的要因を探求した研究は少ない。そこで本研究では,インターネット依存傾向形成要因に関する知見を手がかりに,スマートフォン依存傾向の構成要素と退屈感および対人関係の関連について検討した。大学生・大学院生342名を対象に,質問紙調査を行った。退屈感,対人関係要因を独立変数,スマートフォン依存傾向構成要因を媒介変数,日常生活への影響を従属変数として,共分散構造分析を行った。その結果,退屈感および対人関係を背景要因に,「スマートフォンの効用認知」「仮想的空間志向」といったメリット感を入り口とし,「高揚感」から,コントロール困難な状況,「日常生活への影響」と順に実害に至るプロセスが示された。これらの心理社会的要因を理解したうえで,スマートフォン依存予防対策を検討することが必要だと考えられた。 |
キーワード | スマートフォン依存 退屈感 対人関係 大学生 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 47 |
終了ページ | 56 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/55818 |
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タイトル(別表記) | A Study on Parental Anxiety Over Child Rearing and Child Care Support for Parents with Children before and after Entering Elementary Schools |
フルテキストURL | cted_008_193_206.pdf |
著者 | 岡﨑 由美子| 安藤 美華代| |
抄録 | 本研究では,就学前後の子をもつ養育者が,子育てで感じている喜びや不安,必要としている支援について検討し,子育て支援のあり方について考察した。子ども園に通う3から5歳児の保護者と小学1,2年生児の保護者に子育てに関する自記式調査を行い,回答を得られた166名の記述内容について検討した。質的分析から,子ども園児・小学校児童の保護者とも,子どもの成長や姿,一緒に行動することに喜びを感じていた。一方,子ども園や学校での適応や保護者自身の子どもへの対応に不安を感じていた。このような状況から養育者への支援として,就学前教育と小学校教育の連携の強化,保護者同士の交流の場や機会の提供,相談体制の整備,子育てに関する講演会や心理教育の提供,子育て支援に関する満足度の定期的見立てが重要であると考えられた。以上より,子育て支援には,心理的支援を含めた多面的な支援が重要であることが示唆された。 |
キーワード | 養育者 (parent) 子育て不安 (child rearing anxiety) 子育て支援 (child care support) 就学前後 (before and after entering elementary school) 心理的支援 (psychological support) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2018-03-20 |
巻 | 8巻 |
開始ページ | 193 |
終了ページ | 206 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2018 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/55806 |
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タイトル(別表記) | A Study on Psychological Distress and the Coping Strategies of Coaches in School-based Extracurricular Sports Activities |
フルテキストURL | cted_008_045_057.pdf |
著者 | 安藤 美華代| |
抄録 | 本研究の目的は,学校運動部活動指導における指導者の心理的負担感と対処について検討することである。対象は,自己記入式質問票に回答した学校運動部活動指導者96人。質的検討を行った結果,指導者は,生徒の態度,保護者からのクレーム,指導者自身の指導力不足,同僚の非協力的態度等を心理的負担に感じていた。生徒や保護者とコミュニケーションを図り信頼関係を構築すること,自己研鑽すること,信頼できる関係者に相談すること等が,対処方略になっていた。心理的負担感を乗り越えた程度と心理社会的要因の関連を検討したところ,心理的負担感を乗り越えたと認識している程度が5割以下の群は,6割以上の群に比べて,有意に抑うつ気分や不安感が高く,健康感や対人関係自己効力感が低かった。以上より,学校運動部活動指導に携わる教員等指導者の心理的負担感を見立て,心理的負担感に対処するこころの健康対策が重要だと考えられた。 |
キーワード | 学校運動部活動 (school-based extracurricular sports activities) 運動部活動指導者 (coaches of extracurricular sports activities) 心理的負担感 (psychological distress) 対処 (coping) こころの健康 (mental health) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2018-03-20 |
巻 | 8巻 |
開始ページ | 45 |
終了ページ | 57 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2018 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/54483 |
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タイトル(別表記) | Effects of class wide implementation of a psychoeducational program, “Successful Self”, to prevent bullying and depression among elementary school students: A meta-analytic review |
フルテキストURL | bgeou_162_035_040.pdf |
著者 | 安藤 美華代| |
抄録 | 本研究では,学級単位で行った心理教育サクセスフルセルフ® のいじめ,うつに対する予防効果について検討することを目的として,小学校の57 の学年集団を対象として,メタ分析を行った。その結果,学級単位で行った“サクセスフル・セルフ”前から後のいじめおよびうつ軽減については,いずれも小さい効果量が示された。いじめを行う程度やうつの程度の軽減において,年間4セッションを,学級担任または担任と連携して養護教諭が行うことで,効果が見られた。これらのことから,学級単位の心理教育“サクセスフル・セルフ”のいじめやうつに対する予防の有用性が示唆された。 |
キーワード | 小学生 いじめ うつ メタ分析 予防 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2016-07-28 |
巻 | 162巻 |
開始ページ | 35 |
終了ページ | 40 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005825838 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/54022 |
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タイトル(別表記) | Classroom teachers' observations of a psychoeducational program, "Successful Self", implemented in all classrooms for students in one elementary school |
フルテキストURL | cted_006_067_076.pdf |
著者 | 岡﨑 由美子| 安藤 美華代| |
抄録 | 本研究では,心理教育“ サクセスフル・セルフ” の2011年度から2014年度に全学年で行った実践への実践学級担任からの評価を分析し,実践のあり方を検討することを目的とした。養護教諭が学級担任のサポートのもと行った実践に対する学級担任評価は,概ね良好であった。感想を分析したところ,全学年に共通して「充実した授業」「実践に対する工夫のアドバイス」に関する記述が多く見られ,実践への評価は概ね肯定的であった。一方,「児童実態と授業内容のギャップ」に関する記述が全学年に共通して見られ,“ サクセスフル・セルフ”の今後の実践では,“ サクセスフル・セルフ” のレッスンの主題・目的からはずれないということを考慮しながら,児童の実態に合わせて改善することで,実践がより充実することが示唆された。 |
キーワード | 小学校 心理教育 全学年 実践 評価 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2016-03-04 |
巻 | 6巻 |
開始ページ | 67 |
終了ページ | 76 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2016 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005723290 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/53827 |
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タイトル(別表記) | Process evaluation of psychoeducational program “Successful Self” to prevent psychosocial distress among new preschool teachers |
フルテキストURL | bgeou_160_019_028.pdf |
著者 | 加藤 由美| 安藤 美華代| |
抄録 | 新任保育者のメンタルヘルスの保持・増進を目的として作成した心理教育“サクセスフル・セルフ”新任保育者版を,新任の法人立保育士を対象として試行的に実施した。研修後に各レッスンに関して,「内容に対する理解度」,「分かりやすさ」,「今後の生活への役立ち感」の観点から5件法で質問紙調査を実施し,自由記述で感想を求めた。参加者63 名への調査の結果,4レッスン全てにおいて8割以上の参加者が「あてはまる」,「ややあてはまる」と回答した。本プログラムは新任保育者にとって分かりやすく役立つ内容になっていることが示唆され,プログラムのねらいに沿ったレッスン評価がなされたと考えられた。参加者からは問題点や改善点等に関する指摘もあったため,今後プログラムの内容や進め方等について検討し,心理教育としての有用性を高める必要がある。 |
キーワード | 心理教育プログラム メンタルヘルス プロセス評価 新任 保育者 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2015-11-27 |
巻 | 160巻 |
開始ページ | 19 |
終了ページ | 28 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005677829 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/53565 |
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タイトル(別表記) | International trends and prospects of recent research on mental health among preschool teachers – Psychological distress of preschool teachers compared with that of school teachers – |
フルテキストURL | bgeou_159_001_010.pdf |
著者 | 加藤 由美| 安藤 美華代| |
抄録 | 保育者のメンタルヘルスに関する研究の動向を明らかにすることを目的として,海外の先行研究を概観した。検索された27 の研究の中で,保育者のバーンアウトに関する研究は12,ストレスに関する研究は7,仕事の満足度に関する研究は6,効力感に関する研究は3,対 処法に関する研究は3であった。これらを国内の研究と比較するとともに,学校教員のメンタルヘルスに関する研究も参考としながら分析を行った。その結果,保育者のメンタルヘルスに関連する要因として,職場環境や職務内容,時間管理,賃金,職種,職員等や子どもとの関係,ソーシャルサポート,経験年数,仕事への関与等が挙げられ,国内の研究や学校教員を対象とした研究との類似点,相違点,今後の課題が示された。 |
キーワード | 保育者 メンタルヘルス バーンアウト ストレス 効力感 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2015-07-28 |
巻 | 159巻 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 10 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005649249 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/52289 |
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タイトル(別表記) | Support for Children in the Lower Grades of an Elementary School through Parent-Child Communication Facilitated using Psychoeducation “Successful Self” |
フルテキストURL | cted_004_056_062.pdf |
著者 | 岡﨑 由美子| 安藤 美華代| |
抄録 | 本研究では,親子のコミュニケーション向上をねらいとして,子どもが学校で取り組んだ心理教育サクセスフルセルフ® に沿った親子で行うホームワークを作成し,その実践可能性について検討した。公立小学校1校の1年生46人とその保護者を対象に,2年間継続して行った。年間4回行う“サクセスフル・セルフ”の授業の2回目と4回目の終了後に,授業で取り組んだ内容に沿って親子コミュニケーションを図ることをねらいとした課題を,1 週間毎日,親子で行ってもらった。取り組みに対する親子其々の自己評価と感想を分析した結果,全ての親子が,1 週間の取り組みのうち5 日以上実践していた。感想分析から,親子の良好なコミュニケーションを育む機会になったと考えられた。以上より,今回の試みは,“サクセスフル・セルフ”を介した学校と家庭をつなぐ,実践可能な包括的取り組みになり得ると考えられた。 |
キーワード | 心理教育 ホームワーク 親子関係 コミュニケーション 小学校 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2014-03-10 |
巻 | 4巻 |
開始ページ | 56 |
終了ページ | 62 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2014 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005398253 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/51915 |
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タイトル(別表記) | A study on factors of feeling of difficulties at work among new preschool teachers: Comparison among new preschool teachers, experienced preschool teachers, and preschool principals |
フルテキストURL | bgeou_154_015_023.pdf |
著者 | 加藤 由美| 安藤 美華代| |
抄録 | 新任保育者の抱える職務上の困難感の内容を具体的に明らかにすることを目的として,新 任保育者146 名,中堅・ベテラン保育者325 名,園長22 名を対象に自記式質問紙調査を行った。 職務上の困難感について因子分析を行った結果,「保育の困難感」,「仕事の大変さ」,「人間 関係の困難感」,「職員間の理解不足」,「仕事のやり甲斐のなさ」,「業務負担」の6因子が抽 出された。中堅・ベテラン保育者と比較検討して新任保育者は,クラス経営が難しい,子ど もの怪我への対応の不安等の困難感をより強く感じていた。また,園長から見た新任保育者 の困難感は,新任保育者が感じているより低く,有意なギャップが見られた。以上より,新 任保育者は,周囲の認識以上に多面的な困難感を抱えていると考えられた。 |
キーワード | 新任保育者 困難 中堅・ベテラン保育者 園長 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2013-11-25 |
巻 | 154巻 |
開始ページ | 15 |
終了ページ | 23 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005350208 |