ID | 177 |
Eprint ID | 177
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フルテキストURL | |
タイトル(別表記) | Studies on the Transplantation of Sugar Beets. : II. On the Relation between the Growth Stages of Seedlings when the Tap Roots were cut and the Shape of the Branched Roots regenerated.
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著者 |
竹上 静夫
岡山大学
笹井 一男
岡山大学
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抄録 | (1)本実験は甜菜の移植にあたり分岐根,いわゆる"たこ足"と称する太い分岐根の発生と苗令との関係を調査するために,特別の根箱にて苗を養成し,一定の苗令に達した時期に根を切断して分岐根の発生状況を調査した.実験期間は昭和36年10月より翌37年6月までとし,なお冬期間はビニールハウス内にて生育を促進せしめて行なったものである.(2)根箱は縦30cm,横60cm,深さ30cmの木箱の前面の板を取りはずしのできるようにし,これに篩別土壌(65kg)を填充した.その際,箱の地表面より10cmの深さの位置に箱の内側に接して巾3cmの亜鉛鉄板にて60×30cmの中空の矩形の框を水平に埋没した.幼植物が所定の葉数に達した時に前板をはずし,この埋没框を前方に抜き取ることにより,土中10cmの深さの位置にて直根を含むすべての根を切断し,その後再びそのまゝ生育を続けさせるようにした.(3)供試甜菜は10月10日播,1箱8本立とし,根部切断期としては本葉2葉期(11月10日),局4葉期(11月16日),同6葉期(11月27日),同8葉期(12月7日)の4回とし,これらを翌年2月26日~3月8日,4月24~30日,6月6日の3回に根部を調査した.(4)上記葉位の範囲内での直根の切断により,その切断部位より太い分岐根が群生し,その数については葉位の進んだ時期の断根ほど多数に再生発根するが,その太さは比較的細く,しかも各分岐根間の太さの差が少ない.(5)再生した分岐根の太さについては,発根数の場合とは反対に,きわめて太い分岐根は生育の幼少な本葉2~4葉期の直根切断においてみられ,それより生育が進むと分岐根数は増すが太さは細くなる.(6)以上の断根は地表面より10cmの深さの部位での結果であり,それより浅い部位または深い層での断根についての反応は将来の研究にまつところである。
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発行日 | 1964
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出版物タイトル |
岡山大学農学部学術報告
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出版物タイトル(別表記) | Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
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巻 | 24巻
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号 | 1号
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出版者 | 岡山大学農学部
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出版者(別表記) | Faculty of Agriculture, Okayama University
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開始ページ | 1
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終了ページ | 8
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ISSN | 0474-0254
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NCID | AN00033029
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資料タイプ |
紀要論文
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言語 |
日本語
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論文のバージョン | publisher
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査読 |
無し
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Eprints Journal Name | srfa
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