JaLCDOI 10.18926/bgeou/13300
タイトル(別表記) Elderly Women's Personal Networks and Well-being in Tomi Village, Japan: Initial Findings
フルテキストURL 138_097_116.pdf
著者 野邊 政雄|
抄録 筆者は,2006年 2月に高齢女性を対象にして岡山県鏡野町富地域 (旧,富村)においてパーソナル・ネットワークや集団加入に関する調査を実施した。本稿では,この調査の概要を説明し,単純集計表を提示した。そして,このデータを用いて,富地域への流入過程,身体的健康,身体的活動能力,モラ一ル,生活満足度,各種の集団への加入,町内会などがおこなう活動への参加,パーソナル・ネットワークについて検討をおこなった。
キーワード 高齢女性 パーソナル・ネットワーク 主観的幸福感 集団加入 鏡野町
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-06-25
138巻
1号
開始ページ 97
終了ページ 116
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002310207
JaLCDOI 10.18926/bgeou/13299
タイトル(別表記) An Analysis and Some Considerations of Empirical Lessons in the Unit "Forest, Atmosphere and Life" in Elementary Social Studies Education (4) : An Analysis and Some Considerations of Learners' Reports.
著者 髙山 芳治| 古賀 一夫|
抄録 本研究は,開発した単元「森林と大気と生活」の学習書に基づいて実施した実験授業の結果を分析したものである。実験授業の結果,問題集,作文,推せん課題レポート,プリテスト・ポストテスト等のデータを得ることができた。これらのデータを分析・考察することによって,開発した学習書が個別学習用教材として適切であったか,どのような社会認識を形成したか,実験授業によって社会認識がどのように変化したか,その理由は何によるものかなどを明らかにすることを目的としている。本稿は,推せん・自由課題レポートの分析と考察を行った。その結果,レポートを提出した児童の認識は拡大・深化しているとともに,高い知的満足感を得ていることをを明らかにした。
キーワード 実験授業 推せん課題 レポート 社会認識の深化・拡大 知的満足感
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-06-25
138巻
1号
開始ページ 83
終了ページ 95
ISSN 0471-4008
関連URL http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10996/
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 40016202229
JaLCDOI 10.18926/bgeou/13298
フルテキストURL 136_085_092.pdf
著者 福永 信哲| Zhang Bin|
キーワード political slogans CDA (critical discourse analysis) depth hermeneutical methodology ideology culture
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-10-25
136巻
1号
開始ページ 85
終了ページ 92
ISSN 0471-4008
言語 英語
論文のバージョン publisher
NAID 120002310373
JaLCDOI 10.18926/bgeou/13297
タイトル(別表記) On Enumeration
フルテキストURL 138_075_082.pdf
著者 伊土 耕平|
抄録  日本語の列挙法のうち助詞なしで名詞を並べるタイプについて,先行研究を吟味し,多数の実例を観察した上で,筆者自身の言語感覚と常識的・辞書的な観点から検討を加える。その結果,典型的な列挙法とは「多数の短い同格の言葉を,勢いよく無秩序に並べ立てる表現法」であると結論する。
キーワード 列挙 勢い 全部列挙 並列 『山びこ学校』
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-06-25
138巻
1号
開始ページ 75
終了ページ 82
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002310635
JaLCDOI 10.18926/bgeou/13296
タイトル(別表記) The Formation and the Responses of "Yamabiko -Gakko" by Seikyo MUTYAKU
フルテキストURL 138_067_074.pdf
著者 菅原 稔|
抄録 わが国における戦後の作文・綴り方教育は,国分一太郎著『新しい綴方教室』 (1951(昭和26)年 2月28日日本評論社)と,無着成恭編『山びこ学校』 (1951(昭和26)年 3月 5日青銅社)の刊行を契機として,復興・興隆したとされている。 本稿では,このような動きを担った『山びこ学校』を取り上げ,その成立の背景,契機となった文集「きかんしゃ」のありようを明らかにするとともに,わが国の戦後作文・綴り方教育史における位置や意義,果たした役割や評価等について考察を行う。
キーワード 戦後 作文・綴り方 生活綴り方 無着成恭 『山びこ学校』
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-06-25
138巻
1号
開始ページ 67
終了ページ 74
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002310686
JaLCDOI 10.18926/bgeou/13295
タイトル(別表記) Essai sur la Reforme de la Formation des Instituteurs en la Troisieme Republique (4)
フルテキストURL 138_055_065.pdf
著者 尾上 雅信|
抄録  本稿では, 1879年師範学校設置法の成立過程について,上院における審議の前半部分をとりあげ,その概要をまとめるとともに,とくに改革立案・推進主体の言説の特徴を考察した。具体的には,①上院に提案された法案,②上院の法案検討委員会の報告,③法案審議における反対論,④法案検討委員長の答弁,の4点について概要を示し,それぞれの特徴を検討した。②および④の言説からは,法案により新たに設置される師範学校の教育について,既存の師範講座との比較において,「教授法の授業」「子どもに関する学問」「附属学校」における「実習」を中核とする「専門的 (職業的)教育」の充実による優越性を強調していたことがあきらかとなった。また,③の反対論からは,法案さらにその立案主体の意図が修道会に代表される宗教的勢力による教育の廃止をめざすものとして理解され,それを根拠に批判および反対がなされていたことをあきらかにした。
キーワード 第三共和政 師範学校 教員養成 上院 師範講座
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-06-25
138巻
1号
開始ページ 55
終了ページ 65
ISSN 0471-4008
関連URL http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10992/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/11182/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/12270/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/14140/
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002310625
JaLCDOI 10.18926/bgeou/13294
タイトル(別表記) Non-contingent reinforcement as a treatment for problem behaviors in the natural contexts of a special needs school.
フルテキストURL 138_045_054.pdf
著者 岡田 信吾| 大竹 喜久| 柳原 正文|
抄録 This study evaluate the effects of an intervention package, including non-contingent reinforcement(NCR), to reduce severe problem behaviors of a student with autism and mental retardation in the daily program of a special needs school. Prioritizing the practicality of assessment and intervention procedures, we relied on interview and direct observation to identify the function of the problem behaviors and selected a maintained reinforcer that was easily delivered among alternatives. In Intervention 1, NCR was provided, with extinction (EXT) and contingent response to communicative behaviors(CR). In Intervention 2, visual schedule and peer mediated strategy, in addition to NCR, EXT, and CR, were introduced. Reduction of the problem behaviors occured following Intervention 1, and more substantial occurred following Intervention 2. Additionally, increases in class participation were noticeable after Intervention 2. Additionally, increases in class participation were noticeable after Intervention 2 was implemented. On the basis of these results, we discussed practical ways of implementing NCR interventions in school settings where controlling environments is typically difficult.
キーワード functional behavioral assessment non-contingent reinforcement problem behavior mental retardation autism
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-06-25
138巻
1号
開始ページ 45
終了ページ 54
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002310462
JaLCDOI 10.18926/bgeou/13293
タイトル(別表記) An Analysis of Pluralized Abstract Nouns: With Special Reference to Richardson's Epistolary Novels
フルテキストURL 138_033_043.pdf
著者 脇本 恭子|
抄録 Unlike Japanese, English makes a clear distinction between 'singular' and 'plural' by grammatical nleans. Although the concept of plural should logically be applied to countable nouns, there are quite a few examples found in actual use of the language where an uncountable noun takes a plural form. Some abstract nouns can be pluralized to denote individualized meanings or components, while others may be pluralized to emphasize the quality, condition or degree. The latter type is specifically called 'intensive plural' (or 'emotional plural' by some scholars). This article discusses the use of the plural of abstract nouns mainly through a corpus-based analysis of the three epistolary novels by Sanluel Richardson who is supposed to have given a remarkable influence on sentimental literature.
キーワード 抽象名詞 強意複数 Richardson sentimentalism ness
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-06-25
138巻
1号
開始ページ 33
終了ページ 43
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002310222
JaLCDOI 10.18926/bgeou/13292
タイトル(別表記) Development of Early Childhood Education and Care Class that Enables Self-understanding from Relations between Child and I (8) : Examination of Flour Baby Project Practice in High School Home Economics General Subject "Katei So-go (Integrated Home Economics)"(2)
フルテキストURL 138_019_032.pdf
著者 佐藤 園| 平田 美智子| 河原 浩子|
抄録 本報は,第7報で明らかにした岡山南高等学校「家庭総合」で試みられた"保育学習のまとめとして,学校のみで1日間実施された自分の誕生時の体重とは無関係なFBP"の課題(① FBPの位置づけ,② FBの体重,⑨質問項目,④ディスカッションのテーマと進め方,⑤ FBPによる人間関係理解の意味)を検討することを目的とした。そのため,課題②③④を第 7報と先行研究の結果から設定し直し,同校の商業科「家庭総合」で FBP実践を行った。その結果,①自分の誕生時の体重の FBを用いた方が,生徒の獲得認識,特に「自己認識」が高くなった。また,今回用いた⑨質問項目と④ディスカッションのテーマと進め方により,前回よりも,カテゴリー別の生徒の獲得認識が高くなり,最終的に生徒は「これから家族や保育についてもっと学ぶ必要がある」ことを認識していたことから,① FBPは保育学習の導入として位置づける方が適切であることが示唆された。しかし,課題⑤に関しては,心理学的手法を用いて FBPによる生徒の獲得認識を更に検討していかなければならないことが,今後の課題として把握された。
キーワード 高等学校家庭科 普通科目 授業開発 保育学習 フラワーベイビープロジェクト
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-06-25
138巻
1号
開始ページ 19
終了ページ 32
ISSN 0471-4008
関連URL http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10390/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10391/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10405/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10420/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10957/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/12808/
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002310613
JaLCDOI 10.18926/bgeou/13291
タイトル(別表記) Circumstances of Nation and Physical Education in Cambodia
フルテキストURL 138_011_017.pdf
著者 大橋 美勝| 小原 信幸|
抄録  ポル・ポト政権によって破壊された悲惨なカンボジアの社会状況と貧困な学校体育の実情について報告する。
キーワード カンボジア ハートオブ・ゴールド 学校教育 学校体育
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-06-25
138巻
1号
開始ページ 11
終了ページ 17
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002310221
JaLCDOI 10.18926/bgeou/13290
タイトル(別表記) Revision of the Biology and Environmental Studies Curriculum at the Lower Secondary Education in Austria
フルテキストURL 138_001_009.pdf
著者 田中 賢二|
抄録  オーストリアの前期中等教育段階における生物・環境カリキュラムの改訂の現状を、新旧学習指導要領などから,明らかにした。旧から新 (現行)カリキュラムへの変化で,学校や教師の自由裁量が増える一方、前期中等教育段階における全ての学校種の生物・環境で同じであった週授業時間数が、ハウプトシューレ及びギムナジウム&経済実科ギムナジウムの下級段階の計 3つと実科ギムナジウムの下級段階とで違った減少になり、2分化した。また、目標・内容構造や重点の変化はあったが、しかし、生物教育とともに、人間の生存に関与する内部環境と地学教育に関係して自然環境を扱うという意味で環境教育をも担っている教科という本質は、変わっていないといえる。
キーワード オーストリア 前期中等教育段階 生物・環境カリキュラム 学習指導要領 改訂実験授業
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-06-25
138巻
1号
開始ページ 1
終了ページ 9
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 40016202221
JaLCDOI 10.18926/13283
タイトル(別表記) Light and Darkness of Togoku Sakimori : Manyoshu Volume 20 No. 4436
フルテキストURL 25b_01_012.pdf
著者 間江 立恵|
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2008-03-31
25巻
1号
開始ページ 1
終了ページ 12
ISSN 18811671
言語 日本語
著作権者 岡山大学大学院社会文化科学研究科
論文のバージョン publisher
NAID 120002310213
JaLCDOI 10.18926/13282
タイトル(別表記) On the Steams of Sanbutaro
フルテキストURL 25b_013_027.pdf
著者 高森 望|
抄録 「さんぶ太郎」は人間の男と大蛇の女から生まれた巨人である。男と女が出会い、結婚をし、さんぶ太郎が生まれる。ある日女が大蛇であることが分かり、女は男とさんぶ太郎の前から去る。その後さんぶ太郎は京まで三歩で行けるほど成長したが、恋敵または恋人により殺される。 その物語は美作地方で伝承されており、現在では多くの本に収録されている。この「さんぶ太郎」薄のテクストの中に、主人公のさんぶ太郎が美作地方に土着した菅家の子孫で、中世に美作地方で活躍した菅原三穂太郎浦佐という実在の人物であることが記されているものがある。その大半はさんぶ太郎の父親が菅家の末商であることを簡潔に記しているだけであるが、いくつかのテクストではさんぶ太郎の父親に至るまでの流れや、さんぶ太郎以後活躍した子孫について詳しく記している。 次ページに「さんぶ太郎」帯のテクスト一覧を掲げ、さんぶ太郎の家系について全く記さないものには「×」、詳細ではないが、さんぶ太郎が菅家の末商であることやさんぶ太郎の子どもが菅家七流と呼ばれていることを記すものには「△」、さんぶ太郎の家系について詳しく記すものには「○」をそれぞれ右端の欄に記している。本稿では、この「○」を付した、さんぶ太郎の家系を詳しく記すテクストを取り上げ、その歴史性を検証しておきたい。その作業は、暖昧模糊とした「さんぶ太郎」帯の成立に関して、明確ではないながらも、一つの輪郭線を引くことを可能にするであろう。
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2008-03-31
25巻
1号
開始ページ 13
終了ページ 27
ISSN 18811671
言語 日本語
著作権者 岡山大学大学院社会文化科学研究科
論文のバージョン publisher
NAID 120002310529
JaLCDOI 10.18926/13281
タイトル(別表記) Contractual Limitations on Assignments of Receivables
フルテキストURL 25_061_076.pdf
著者 町田 余理子|
抄録  民法466条1項本文は「債権は、譲り渡すことができる」と規定し、債権の譲渡性を認めている。しかし、同条2項本文は「当事者が反対の意思を表示した場合は、適用しない」と規定しており、このような特約が「債権譲渡禁止特約」 (以下、単に「譲渡禁止特約」という)と呼ばれるものである。譲渡禁止特約がなされる理由としては、①譲渡に伴う事務の煩雑化を避けるため、②過誤払いの危険を避けるため、③相殺に対する利益を確保するため、であると一般に解されている。 しかし、譲渡禁止特約の是非については、旧民法および現行民法制走時においても問題となり、現在でも、当初は「弱い債務者」のために作られた譲渡禁止特約が、公共団体や銀行のような「強い債務者」のために主に使われていることに対する批判や、そもそも譲渡禁止特約を認めることに対して反対する有力な説がある。しかし、裁判例および学説は、譲渡禁止特約の規定がある以上、譲渡禁止特約の是非を別問題として、譲渡禁止特約があることを前提とした解釈論を展開してきた。 それらを踏まえて昨今、債権法の改正検討の中でも譲渡禁止特約の是非について大いに議論がなされており、したがって、譲渡禁止特約の意義を改めて考える最適な時期であるといえる。 本稿ではまず、日本における譲渡禁止特約の是非について、現時点までにどのような立法的議論がなされているか、どのような解釈がなされているかを分析し、最後にそれらを踏まえて今後の譲渡禁止特約のあり方について検討し、今後の研究の基礎的考察としたい。
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2008-03-31
25巻
1号
開始ページ 61
終了ページ 76
ISSN 18811671
言語 日本語
著作権者 岡山大学大学院社会文化科学研究科
論文のバージョン publisher
NAID 120002310653
JaLCDOI 10.18926/13279
タイトル(別表記) The Jewish Chagall and Russian Art : An interpretation of La Vie (1964)
フルテキストURL 25_029_043.pdf
著者 梶原 麻奈未|
抄録  マルク・シャガール (1887年ベラルーシ生まれ-1985年フランス没)の後期作品では、ユダヤ教的世界のモティーフや場面と共にしばしばキリストが描かれる。この時、ユダヤ人が神を描くという開溝 1のほか、旧約聖書の場面にキリストが登場することが問題になる。これに加え、後期作品の一つ≪生≫(1964年図 1)では新郎新婦、恋人達や道化が登場する。≪生≫の画面上方には太陽が措かれ、その光輪の中に魚や天使や動物があり、太陽のすぐ左にはイスラエルの民に石板を示すモーセが描かれている。さらにその左には沈没する船と海にはじきだされる人々、その下にはユダヤの結婚式に用いる天蓋と幼児を抱く新郎新婦、その左に鳥のような生物、さらにその左にトーラーを抱き、額に聖句箱 (申命記11・18)を付けたラビが措かれる。その下には≪安息日≫(1910年図 2)と同じ構図があり、その右隣には繭形の雲の中に横たわる恋人達があり、画面中央下側にセーヌ河とエッフェル塔がある。これらのモティーフの合間で、音楽を奏でたり、曲芸を行ったり、人と獣が一体化していたり、頭部のない道化連がカーニヴァルを形成する。旧約聖書にも新約聖書にも登場することのないこのカーニヴァルは主題とどう関わるのか。新郎新婦の意味は何か。この作品の主題は何か。本論ではシャガールの後期作品≪生≫ (原題は "Life")を通じてこれらの問題について考察する。
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2008-03-31
25巻
1号
開始ページ 29
終了ページ 43
ISSN 18811671
言語 日本語
著作権者 岡山大学大学院社会文化科学研究科
論文のバージョン publisher
NAID 120002310436
JaLCDOI 10.18926/13256
タイトル(別表記) A Study on Changes in "Taiwanese Kana" During the Period of Japanese Colonial Rule
フルテキストURL 25_013_028.pdf
著者 林 美秀|
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2008-03-31
25巻
1号
開始ページ 13
終了ページ 28
ISSN 18811671
言語 日本語
著作権者 岡山大学大学院社会文化科学研究科
論文のバージョン publisher
NAID 120002310388
JaLCDOI 10.18926/13255
タイトル(別表記) The Passion Artist: The Ghosts in Paul Auster's Ghosts (1986)
フルテキストURL 25_001_012.pdf
著者 中谷 ひとみ|
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2008-03-31
25巻
1号
開始ページ 1
終了ページ 12
ISSN 18811671
言語 日本語
著作権者 岡山大学大学院社会文化科学研究科
論文のバージョン publisher
NAID 120002310683
JaLCDOI 10.18926/13253
タイトル(別表記) Punctuation in Towa Writing : Focusing on the Dictionary of Okajima Kanzan
フルテキストURL 24b_001_015.pdf
著者 何 暁麗|
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2007-11
24巻
1号
開始ページ 1
終了ページ 15
ISSN 18811671
言語 日本語
著作権者 岡山大学大学院社会文化科学研究科
論文のバージョン publisher
NAID 120002310239
JaLCDOI 10.18926/13250
タイトル(別表記) Study on Leadership from the Perspective of the Interactions between Leader and Follower : Based on a Survey on Japan Post
フルテキストURL 24_131_145.pdf
著者 池中 正司|
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2007-11
24巻
1号
開始ページ 131
終了ページ 145
ISSN 18811671
言語 日本語
著作権者 岡山大学大学院社会文化科学研究科
論文のバージョン publisher
NAID 120002310598
JaLCDOI 10.18926/13249
タイトル(別表記) Research Note on Social Skills Learning Sessions for Hosts : Trials in the Preliminary Sessions
フルテキストURL 24_115_129.pdf
著者 奥西 有理| 田中 共子|
抄録  留学生と対人関係を築く日本人ホストを対象にした、異文化間ソーシャルスキル学習が、小グループによるセッション形式で試行された。セッションの流れは、参加者からの意見聴取による課題場面の設定、 1回目ロールプレイの実施、参加者の討論と講師による説明、 2回目ロールプレイの実施、参加者による振り返りと講師からの解説であった。セッション中の発言記録、及びセッション後の記錬用紙・評価用紙への自由記述について検討した結果、対人関係形成に関わる認知行動的な学習が行われ、異文化間の対人的接触で必要となるソーシャルスキルの獲得が進んだことが分かった。参加者は、認知的には、相手の持つ異文化性をより意識するようになり、行動的には、相手が日本文化と相手文化との違いを理解できるように配慮したコミュニケーションを心掛けるようになっていた。具体的には、文化的な規範を説明するときは、相手が納得できるような理由を付加する、日本文化の基準に照らせば受け入れられない行動が実施されている場合は、その事実と実施による相手へのインパクトを説明する、相手の文化的な基準を理解しそれを尊重しながら話す、非言語コミュニケーションを効果的に取り入れて行動する等である。
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2007-11
24巻
1号
開始ページ 115
終了ページ 129
ISSN 18811671
言語 日本語
著作権者 岡山大学大学院社会文化科学研究科
論文のバージョン publisher
NAID 120002310291