result 2261 件
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56557 |
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Title Alternative | Physical and psychological factors affecting the fatigue of first term teachers |
FullText URL | cted_009_259_266.pdf |
Author | Tojo, Mitsuhiko| |
Abstract | 本研究の目的は,初任期教員の疲労感が,物理的要因である勤務時間・睡眠時間と心理的要因である感情労働・理想と現実の教員像の差・レジリエンス・意味づけによって説明されるかについて検討することであった。2つの都市の初任教員を対象とし,複数回の調査を行ったところ,主観的疲労感には著明な変化は見られなかったものの,調査地域,時期によりその説明変数が変化していた。これらの結果から,初任期教員においては,その職能成長の過程にあって種々の経験を積みつつそれ自体がストレッサーとなり,疲労に関連していることが指摘された。 |
Keywords | 初任期教員 蓄積疲労 感情労働 レジリエンス |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2019-03-20 |
Volume | volume9 |
Start Page | 259 |
End Page | 266 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56554 |
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Title Alternative | Effect of peer support training for elementary school 3rd graders : Foundation for cooperative learning |
FullText URL | cted_009_229_242.pdf |
Author | Miyake, Motoko| Okazaki, Yoshihiro| |
Abstract | 本研究では,学校ぐるみで協同学習の取り組みを進めている小学校の3年生児童を対象として,協同学習の下地づくりを行うことをめざしたピア・サポートトレーニングを実施し,聞き方スキル,援助要請行動,サポート入手可能性,サポート提供可能性,攻撃性の観点からその効果を検討することを目的としていた。トレーニングの前後とフォローアップの3時点での効果測定について分析を行った結果,サポート入手可能性においてはトレーニングの効果を示唆する変化がみられた。一方,攻撃性においては,トレーニングによって攻撃性が上昇していることが示され,トレーニングに参加した児童について,イライラ感情や攻撃性への気づきを高めることはできたものの,対処方法の習得,活用,定着までには至らなかったと解釈された。トレーニングの回数,実施期間,およびトレーニング内容の般化に関して改善することで,より明確な効果が得られると考えられる。 |
Keywords | ピア・サポート サポート入手可能性 サポート提供可能性 援助要請行動 |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2019-03-20 |
Volume | volume9 |
Start Page | 229 |
End Page | 242 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56553 |
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Title Alternative | The Research Trends of Reading Picture-Books to Children in a Whole Group Activity in Early Childhood Education and Care |
FullText URL | cted_009_215_228.pdf |
Author | Aizawa, Nohara| Katayama, Mika| Takahashi, Toshiyuki| |
Abstract | 本研究では,日常の保育で頻繁に行われる,集団での絵本の読み聞かせに関する実践的な研究を概観し,充実した絵本の読み聞かせのあり方に関する知見の整理を試みた。その結果,絵本の読み聞かせ場面における幼児の言動は年齢に沿って変化し,4歳児から5歳児に至る過程において,集団という特徴が活かされるようになることが明らかになった。 3歳児では,保育者と幼児の個別の関係性が優位であったが,4歳児では徐々に幼児間の相互作用が広がり,他児の発話を繰り返したり,幼児と笑い合ったり等,他児を意識し,一緒に楽しむ共有化が進む。さらに,5歳児になると友達と共に内容の展開を楽しみながら,集団での読み聞かせのマナーを心得た態度を示しつつ,個別の言動の表出を調整する姿が見られるようになることが示された。質の高い読み聞かせにより,幼児の確かな言葉の発達を促す機会に成り得ることが確認された。 |
Keywords | 幼児 絵本の読み聞かせ 集団 保育者 共有過程 |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2019-03-20 |
Volume | volume9 |
Start Page | 215 |
End Page | 228 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56552 |
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Title Alternative | A Study on the Present Condition and Evaluation Method of Educational Outcomes of Teacher-graduate School |
FullText URL | cted_009_199_213.pdf |
Author | Muramatsu, Atushi| Imai, Yasuyoshi| Moriyasu, Fumihiko| |
Abstract | 本稿は、平成29年3月までに修了生を送り出した国立教職大学院を対象に、教育のアウトカムについて、その現状と評価のあり方を明らかにすることを目的とする。そのため、アウトカムの根拠として一般的な定員充足率と教員就職率による評価を再考するとともに、この数値の妥当性を検討した結果、これらは十分な根拠とはならないことが明らかになった。そこで、教育委員会が学生の学修成果を評価した2年次生の教員採用試験の合格率(「追加合格率」)や、教育委員会や学校関係者が学生の学修成果を評価する場である報告会等への「外部参加率」による評価指標を導入することで、学生や学校・教育委員会といった社会との好循環につなげることを提案する。また、このような評価が機能する前提として、社会のニーズを考慮した上で、教職大学院間で育成しようとする資質能力を「チューニング」することを提案する。 |
Keywords | 教職大学院 アウトカム 評価指標 資質能力 チューニング |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2019-03-20 |
Volume | volume9 |
Start Page | 199 |
End Page | 213 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56551 |
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Title Alternative | Interdisciplinary collaboration between climate and cultural understanding education for promoting the fundamental ESD literacy A report of the lesson practice in the university on climate and “seasonal feeling” in the northern Europe |
FullText URL | cted_009_183_198.pdf |
Author | Kato, Kuranoshin| Kato, Haruko| Akagi, Rikako| Otani, Kazuo| |
Abstract | ESD的視点を育むための学際的な指導法開発へ向けて,北欧の夏の気候と季節サイクルを中心に日々の気温の変動幅にも注目した気候背景を解析するとともに,大学での授業実践結果を分析した。北欧の冬には,平均気温だけでなく極端な低温日の気温もドイツより更に低く,極端な低温日は4月初め頃まで出現する。また,夏至〜7月一杯までが気温のピークで,その後は急降温する。授業では,絵画作品の鑑賞や,伝統的な季節の行事やくらしについての映像の視聴,伝承曲の鑑賞を行ない,夏至祭をテーマとする音楽や美術の表現活動を行った。音楽の創作活動では小物の打楽器類などを用いた。表現活動を通して,季節の特徴や移り変わり,人々の生活,気持ちなどへの自分の注目点を意識することにより,そこに住む人々の季節感と自分の感じ方とに繋がりを得る機会になったと考えられる。 |
Keywords | 気候と芸術との連携 学際的気候教育 ESD 季節サイクルと季節感 北欧と日本との気候比較 |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2019-03-20 |
Volume | volume9 |
Start Page | 183 |
End Page | 198 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56550 |
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Title Alternative | Developing a food education program focusing on cooperation with a local comunity On the basis of making a lesson plan for the integrated learning of an elementary school |
FullText URL | cted_009_167_181.pdf |
Author | Yamada, Nagisa| Yamada, Shinju| Kuwabara, Toshinori| |
Abstract | 本研究は,地域との連携を重視し,連携の成果を取り入れながら小学校の「総合的な学習の時間」における食育のプログラム開発を行おうとするものである。平成17年に食育基本法が制定され,平成20年改訂の学習指導要領総則においては,学校における食育の推進が盛り込まれた。さらには,関連する各教科等でも食育に関する記述が充実するなど,食育の取り組みは活発化していると言える。食育は,その内容が広範囲に及ぶことから教科の学習としては十分に扱いきれず,横断的・総合的に取り扱う必要がある。本研究では,平成29年に改訂された学習指導要領の「総合的な学習の時間」の趣旨をふまえて,小学校において食育を効果的に展開するための単元開発に取り組んだ。単元開発にあたっては地域との連携を重視し,教材研究の中で取り組んだフィールドワークの成果を教材化し,地域とのつながりを実感できるプログラムを目指した。 |
Keywords | 小学校 総合的な学習の時間 食育 フィールドワーク 地域社会 |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2019-03-20 |
Volume | volume9 |
Start Page | 167 |
End Page | 181 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56549 |
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Title Alternative | Applying Positive Behavior Support to a Student with Autism Spectrum Disorders to Reduce Self-Injurious Behaviors and Promote the Participation in a Morning Assembly at Special Needs School |
FullText URL | cted_009_151_165.pdf |
Author | Onishi, Yumiko| Tanji, Takayuki| |
Abstract | 本研究は,知的障害を対象とする特別支援学校において,激しい自傷行動を示す自閉症スペクトラム障害の児童に対してPBSに基づく実践を行い,自傷行動の低減と朝の会参加行動の形成を試みた。機能アセスメントから,対象児が床や机に頭を打ち付けたり拳で頭を叩いたりする自傷行動には,教師の指示や要求から逃避する機能,不安や緊張の低減を図る機能があると仮定した。そこで,①緊張や不安なく取り組める朝の会参加行動の形成,②頭打ちや頭叩きによって得られる感覚刺激の代わりとなる刺激の用意,③頭打ちや頭叩きの予防を図る先行事象操作,④朝の会参加行動の生起を支える結果事象の操作,を基本方針として介入を行った。結果,自傷行動は減少し,朝の会の参加行動が増加した。最後に,対象児に対する本取り組みの効果と,本実践に参加した教師の意識変容を考察した。 |
Keywords | 特別支援学校 自閉症スペクトラム障害 PBS 自傷行動 感覚機能 |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2019-03-20 |
Volume | volume9 |
Start Page | 151 |
End Page | 165 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56548 |
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Title Alternative | A qualitative study about support system for students suspected of developmental disabilities with histories of school absenteeism in a part-time high school |
FullText URL | cted_009_135_149.pdf |
Author | Zhao, Bingyan| Yoshitoshi, Munehisa| |
Abstract | 本研究では,定時制高校における発達障害の疑われる不登校経験生徒に対する組織的な支援の実際と実践的課題を捉えるために,フォーカスグループインタビューを用いた面接調査を行った。入学前,在学中,進路決定時に関する時期区分を設定した上で,支援の内容を分析した。その結果,対象校では発達障害を生徒の個性と理解し,不登校に関する指導において発達障害の特性に特化した特別な支援は行っていなかった。ただし,生徒の社会的自立と自己肯定感の向上を目指し,個人差を認めた上で,授業場面などを活用した個別支援を行っていた。また,学校外における福祉機関や特別支援学校との連携を展開するなかで,不登校支援に結びつけた取り組みを試みていた。定時制高校は,多様な支援ニーズをもつ生徒を受け入れており,幅広い支援体制の構築が必要とされている実態を明らかにした。 |
Keywords | 不登校 発達障害 特別な教育的ニーズ 定時制高校 組織的支援 |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2019-03-20 |
Volume | volume9 |
Start Page | 135 |
End Page | 149 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56547 |
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Title Alternative | The Effects of Creative Learning Spiral Model on Making Videos to Creativity and Information Morals |
FullText URL | cted_009_125_133.pdf |
Author | Okazaki, Yoshihiro| Miyake, Motoko| |
Abstract | クリエイティブ・ラーニング・スパイラルに基づいたワークショップが子どもの創造性・情報モラルに与える効果について検討した。ワークショップに参加する群 (介入群) とゲームで遊ぶ群(統制群) の2群間で比較した結果,アイデアの産出数と情報モラルに関する記述数の差は有意ではなかった。また,クリエイティブ・ラーニング・スパイラルの各段階の行動に対する自己効力感を調べた結果,介入群の自己効力感は有意に上昇していた。さらに,クリエイティブ・ラーニング・スパイラルに基づいた創造性を育む方法について考察し,子ども間の自由な関わり合いが必要であることを示唆した。 |
Keywords | クリエイティブ・ラーニング・スパイラル 創造性 情報モラル |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2019-03-20 |
Volume | volume9 |
Start Page | 125 |
End Page | 133 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56546 |
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FullText URL | cted_009_109_123.pdf |
Author | Yamashita, Yoshika| Mushiaki, Masako| |
Abstract | 幼児にとって「歌うこと」は日常と密着し,幼児の生活に彩りを加えるものである。では,具体的に保育者は,歌を提供する際にどのようなことに注意して歌の選曲や歌の活動を支援するべきなのであろうか。これらを検討するために,現在,幼児期に扱われる曲種の調査,幼児への歌の実践指導,保育関係者へのインタビューを行った。その結果,幼児向けの歌は曲名が「あ」行で始まる歌が多く,生活習慣を学ぶ歌,おとぎ話の歌,架空の生き物の歌等,多様に分類できることが解認できた。また,幼児への歌唱指導では,きっかけの言葉に即時反応する幼児から影響を受けて,他の幼児も反応する等の相互作用がみられた。インタビューからは「大きい声」「小さい声」の出し方の声掛けや歌の活動の工夫が示され,幼児期の歌活動には,年齢に応じた歌の導入,幼児の特性に応じた声掛け等,柔軟で細部まで配慮された指導や援助が必要とされることが明らかになった。 |
Keywords | 幼児期 歌 歌の活動 保育 歌唱指導 |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2019-03-20 |
Volume | volume9 |
Start Page | 109 |
End Page | 123 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56545 |
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Title Alternative | A Study on the Change of Image of Student Guidance by Trainee Teachers Before and After University Lecture |
FullText URL | cted_009_099_108.pdf |
Author | Mishima, Tomotaka| |
Abstract | 本研究の目的は,全学教職課程履修学生の生徒指導に関する講義の前後における生徒指導イメージの変容を検討することであった。そのため,教育学部以外に所属し教職課程を履修する学生のうち,生徒指導に関する講義を受講する学生を対象に,講義の前後に調査を行い,115名の有効回答が得られた。その結果,(1)生徒指導イメージの8因子のうち,「指導の難しさ」「一方的な指導」「個に応じたきめ細かな指導」「間違いを正す」「やりがい」の5因子が有意に高まり,学生の生徒指導イメージが講義を通して深まっている可能性があること,(2)学生の生徒指導イメージの因子間相関を講義の前後で算出した結果,講義後に相関係数が有意に転じたものが多く,学生の生徒指導イメージが講義後により多面的になった可能性があること,が主に示唆された。そして,講義の充実度や生徒指導力の高まり度などの補足データと併せて結果が考察された。 |
Keywords | 生徒指導イメージ 全学教職課程履修学生 大学講義 |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2019-03-20 |
Volume | volume9 |
Start Page | 99 |
End Page | 108 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56543 |
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Title Alternative | Consideration of morality concerning "communication of the heart" : Effects of Presentation Software in Teacher Training Course Effects of Morality on Conversation Students' Conversation Form |
FullText URL | cted_009_085_098.pdf |
Author | Sakamoto, Kiyomi| Sakuda, Kiyokazu| Nakayama, Yoshikazu| |
Abstract | 今日の教員への課題を取り上げ、意思疎通のあるコミュニケーションを導入した教員養成課程の必要性を検討した。なお、大学3年生(男性:10名、女性:15名)を対象として4種類の会話形態を行い、最も意思の疎通を感じ取ることのできるコミュニケーションが推認された。さらに、教職を目指す大学生を対象にして、プレゼンテーションソフトを活用した異コミュニケーションを行い、将来自分たちのえがいている教師像を目標として実施することにより、教員を志としての道徳観を抱くことが明確化された。そして、本研究における結果からこの会話形態により、道徳教育をはじめとする授業等を含めた学校教育活動全体に関わり、意思疎通による道徳性を高める効果が予測された。また、これからの倫理観と道徳観を培うための教員養成課程の在り方について明らかとした。 |
Keywords | 目指す教師像 コミュニケーション 道徳性を深める会話形態 意思の疎通 倫理観と道徳観 |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2019-03-20 |
Volume | volume9 |
Start Page | 85 |
End Page | 98 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56541 |
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Title Alternative | Instruction in Independent Living Activity Class in a Self-Contained Classroom : Practical issues in the planning and implementing process |
FullText URL | cted_009_057_068.pdf |
Author | Nakaya, Akitaka| Uchida, Naomi| |
Abstract | 特別支援学級において、集団で行われる自立活動の「時間における指導」の実践上の課題を検討するため、実際に特別支援学級で行われた授業を分析した。授業の設計過程では、本時案の個別目標と個別の指導計画の個別目標との関連性、展開過程では、インターバル記録法により児童の授業への取り組み状況を調べた。その結果、設計過程では、長期及び短期の個別目標と本時の個別目標との関連性が極めて低いこと、展開過程では、全5回の授業で児童の意欲的な取り組みと言える課題従事行動が8割以上を占めたこと、ゲーム等の活動を伴う活動での児童の注目度の高いこと等が示された。集団による自立活動の指導の設計過程では、複数の個別目標から1つの授業を構成することの困難さと、年間でバランスよく単元を配置し他の学習と相補的に展開することの必要性、展開過程では、指導者の配慮・工夫等により児童の意欲的な取り組みを引き出すことのできる可能性が示唆された。 |
Keywords | 特別支援学級 自立活動 個別の指導計画 授業分析 |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2019-03-20 |
Volume | volume9 |
Start Page | 57 |
End Page | 68 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56539 |
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Title Alternative | Classification of Peer Conflict in Elementary School and Efficacy of Mediation as Resolution Strategy |
FullText URL | cted_009_033_046.pdf |
Author | Aoki, Tazuko| Yamazaki, Ayaka| Okumura, Yayoi| Miyake, Motoko| Kimura, Masanobu| |
Abstract | 子どものいざこざは一般的には起こらないほうがよいと考えられている。他方で,子どもの社会性の発達を促すポジティブな面も指摘されている。本研究では小学校におけるいざこざの実態を調べ,有効な教師の介入解決方略を明らかにすることを目的とした。研究1では,教育実習を終えた大学生126名に質問紙調査を実施し,いざこざの内容を分類した結果,7種が見出された。研究2では,小学校の学級担任93名に,7種のいざこざ場面のシナリオを提示し,どのような介入解決方略をとるか尋ねた結果,ミディエーション(双方の子どもから話を聴き,子どもから解決策を引き出す方略)が,7つのうち5つの場面で最も多くとられていた。研究3では,経験豊富な管理職39名に,より解決が難しい3場面での介入解決方略について尋ねたところ,全ての場面でミディエーションが最も多かった。以上の結果から,小学校における教師のミディエーションの有効性について論じた。 |
Keywords | いざこざ ミディエーション 介入解決方略 教師の介入 |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2019-03-20 |
Volume | volume9 |
Start Page | 33 |
End Page | 46 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56538 |
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Title Alternative | Acute Effects of Warm-up in Physical Activities : Effects of Conditioning Contraction on Subsequent Jump Performance |
FullText URL | cted_009_023_032.pdf |
Author | Minamio, Yota| Enomoto, Shota| Kaga, Masaru| |
Abstract | 本研究は準備運動として行うコンディショニング収縮(即時的な筋力増強現象を引き起こす運動)が、その後に行うジャンプパフォーマンスに与える即時的効果を調査することを目的とした。本研究には19名の男性が参加した。対象者は、足関節のみで水平方向のジャンプ動作が行えるように設計されたレッグプレスマシン上で試技を行った。コンディショニング収縮としてカーフレイズ70%1RM10回を2セット行い、カーフレイズの前に3回、その後に6回(post-1min,3min,5min,7min,10min,12min)のジャンプを行った。加えて、ジャンプ動作中の運動学的、運動力学的データを記録し、関節トルクを算出した。カーフレイズ後、10分後にジャンプ高が有意な増加を示し(p<0.05)、足関節ピークトルクも10分後に有意な増加を示した(p<0.05)。これらから、コンディショニング収縮を行うことで、その後に行う単関節運動のジャンプパフォーマンスが向上することが示唆された。 |
Keywords | 準備運動 ジャンプ 体育活動 スポーツ |
Publication Title | Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University |
Published Date | 2019-03-20 |
Volume | volume9 |
Start Page | 23 |
End Page | 32 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
FullText URL | bgeou_170_contents_e.pdf |
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Author | 岡山大学大学院教育学研究科| |
Publication Title | Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University |
Published Date | 2019-02-22 |
Volume | volume170 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
FullText URL | bgeou_170_colophon.pdf |
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Author | 岡山大学大学院教育学研究科| |
Publication Title | Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University |
Published Date | 2019-02-22 |
Volume | volume170 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/56531 |
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Title Alternative | Learning Noh and Kyogen Based on Okayama’s Folk Tales |
FullText URL | bgeou_170_061_069.pdf |
Author | Yamamoto, Hiroko| Negishi, Keiko| Negishi, Hiroshi| |
Abstract | 我が国の音楽文化を理解するために,どのような授業が望ましいであろうか。山本は,2004 年から能笛演奏家の根岸啓子(博士・東京藝術大学,岡山大学非常勤講師)と教材開発の共同研究を行ってきた。根岸は,2008 年から2010 年まで,岡山大学短期留学プログラムEPOKの受講生を対象に能の授業をおこなった。山本と根岸は2006 年に国際交流基金の助成を受け,アメリカのウイスコンシン大学やイリノイ大学,在シカゴ日本総領事館広報文化センターなどで,アメリカ人を対象に能のワークショップをおこなった。その後,学習院女子中・高等科元国語科教員及び学習院大学教職課程元兼任講師の根岸弘が,教材研究に加わった。教材の元としたのは,2004 年刊『読みがたり 岡山のむかし話』(岡山県小学校国語教育研究会編/日本標準)である。2016 年から2018 年にわたり根岸啓子が岡山大学教養教育「能楽入門」で実際に使用した,岡山の民話に基づいた能・狂言の創作劇の台本の一部を,本稿の末尾に掲載しておいた。なお,演目名には識別しやすくするために〈 〉,創作能・創作狂言には《 》を付したことを記す。この試みは,学校教育における能楽の新たな授業方法を提言するものと考えている。 |
Keywords | 能楽(能・狂言) 身体表現 コミュニケーション 創作劇台本 |
Publication Title | Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University |
Published Date | 2019-02-22 |
Volume | volume170 |
Start Page | 61 |
End Page | 69 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120006583689 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/56530 |
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Title Alternative | Ottoman-Turkish Military Band Mehter Established in Japan |
FullText URL | bgeou_170_051_059.pdf |
Author | 齊藤 武| Tuna, Hüseyin| Yamamoto, Hiroko| 根岸 啓子| |
Abstract | 2018 年7月14 日(土)・15 日(日)の両日,東京と横浜で,日本初の「日本人とトルコ人のコラボレーション」によるオスマン・トルコの軍楽隊メフテルの演奏が行われた。駐日トルコ共和国大使のハサン・ムラット・メルジャン大使とインジ夫人を先頭に,メフテルとトルコの民族衣装を着たダンサーから成る70 名のパレートが1回と,ステージでのメフテルの演奏が2回あった。このメフテル・プロジェクトに日本側として,岡山大学教育学部音楽教育講座の学生有志と教員の合計12 名が参加した。トルコ側は,ユヌス・エムレ・インスティトゥート東京(フセイン・トゥナ Hüseyin TUNA東京所長)であった。本稿は,①日本とトルコの相互理解教育の実践例として,②学校教育における軍楽隊メフテルの学習方法の発展に向けて,③日本とトルコのコラボレーションの更なる拡大の足掛かりとして,その経緯を記し,分析をおこなったものである。なお,執筆を分担したので( )内に担当者名を記した。 |
Publication Title | Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University |
Published Date | 2019-02-22 |
Volume | volume170 |
Start Page | 51 |
End Page | 59 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120006583688 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/56529 |
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Title Alternative | How Is the Counselor Involved When System Support Is Effective? : How to Make a Team that Functions as One System |
FullText URL | bgeou_170_041_050.pdf |
Author | Aoki, Tazuko| Nakatomi, Takahiro| Tokuda, Tomoyo| Morimoto, Atsushi| |
Abstract | 人が生物学的な存在であると同時に社会的な存在であることを考えると,カウンセラーが個人を支援しようとする場合,個別の支援の他に、その個人を取り巻く様々な援助資源をうまく機能させて,チームで支援することも不可欠となる。では,効果的なチーム支援を行うために,カウンセラーはどのように関わればよいのだろうか。本稿では,カウンセラーがチーム支援を引き出した成功例として3つの実践を取り上げた。具体的には高等学校内での転入職員の支援,大学の学生相談での長期欠席者の支援,児童養護施設での児童の支援と,クライエントの援助資源が異なる3つである。しかし,そこでのカウンセラーのかかわり方には,ある共通点が見いだせた。本稿では,その共通点を箕口(2016)の「コミュニティ・アプローチを実践する心理援助の専門家の要件」に沿って考察した。最後に「協働」「どのようにサービスを提供するのか」という観点から考察した。 |
Keywords | チーム支援 カウンセラーの関わり方 システム 実践例 |
Publication Title | Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University |
Published Date | 2019-02-22 |
Volume | volume170 |
Start Page | 41 |
End Page | 50 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120006583687 |