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ID 10962
JaLCDOI
FullText URL
Author
Aoki, Tazuko
Gong, Xiaoyun
Abstract
経済成長の著しい中国と日本の高校3年生819人を対象に、次のような観点で時間的展望の比較を行った。それは、①両国の高校生は同じような時間的展望を持っているのだろうか、②一般的統制感は時間的展望に影響を与えているのだろうか、③生徒の学校での専門性は時間的展望に影響しているのだろうか、である。スキル性の高い専門は、スキルが将来の職業に直接結びついているので、一般的統制感と結びついた時間的展望を持っているだろうと考えた。そしてスキル性の高い専門として、工業科、音楽科を、スキル性の低い専攻として、商業科、普通科を設定した。結果は次の通りであった。中国の生徒は日本の生徒より未来展望の得点が高く、一般的統制感は現在の時間展望と関係が強い。また、国による文化差、性差、専攻差は多様な側面で見られた。この結果から、一般的統制感だけでなく、国の歴史、経済、専門性、性別などが高校生の時間的展望に影響を与えていることが窺えた。
Keywords
時間的展望
一般的統制感
高校3年生
学校種
日中比較
Publication Title
岡山大学教育学部研究集録
Published Date
2006-03-15
Volume
volume131
Publisher
岡山大学教育学部
Publisher Alternative
Faculty of Education, Okayama University
Start Page
123
End Page
129
ISSN
0471-4008
NCID
AN00032875
Content Type
Departmental Bulletin Paper
OAI-PMH Set
岡山大学
language
Japanese
File Version
publisher
NAID
Eprints Journal Name
bgeou