result 9297 件
JaLCDOI | 10.18926/11409 |
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Title Alternative | A Modeling of Cognitive Interpretation for Streetscape Images on VDT works |
FullText URL | 003_077_086.pdf |
Author | Yamaguchi, Yumi| Yamaguchi, Haruhisa| |
Abstract | 本研究は、感性情報処理の研究としてVDTでのCG風景画印象評価で画像特徴量とその評価形容詞との対応関係を統計的に分析し認知構造を解析した。人間の経験的知識の違いにより、同じ刺激が違う認知効果を生む場合があるため、感性情報処理分野では個人の学習・認知経験により、同じ刺激が違う心理効果をうむ現象と画像特徴量との関係を分析している。その関係をモデル化することにより、画像特徴量をもとに、CGの評価を一般化することが可能になる。本研究では、街路の景観画像における植栽や面積(視野角)と「嗜好性」(好き、快いなどの形容詞)に相関関係があることを前提に分析・モデル化を行った。CGで作成した街路の景観画像をVDTで被験者に見せる心理実験の結果、いくつかの因子を抽出した。その分析から例えば、「広々感」という心理的効果には、空と道路の部分画像のみに関連しており、建物は従属的な要素となるという知見を得た。つまり、景象画像イメージは、必ずしも全体の画像は必要ないといえる。 |
Keywords | VDT 景象 (Landscape) 認知特性 (Cognitive character) モデル化 (Modeling) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2003 |
Volume | volume3 |
Issue | issue1 |
Start Page | 77 |
End Page | 86 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313560 |
JaLCDOI | 10.18926/11408 |
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Title Alternative | Building bonding to reduce toilet-avoidance behaviors: A case study |
FullText URL | 005_159_171.pdf |
Author | Onoro, Hiroshi| |
Abstract | 自立的な排泄行動が身についているにもかかわらず、幼稚園や学校などの特定の場面になると、トイレが使用できないというパターンに支配されている自閉症児童を対象に、トイレに近づくことに主眼を置いた指導を試みた。指導に際しては、日常的に教師が「受容」を前提としたかかわりの割合を増やしていき、そうしたかかわりの中で形成された信頼関係を基礎にして、ほぼ半年という短期間のうちに、本児の排泄行動に大きな変化が認められた。これらの結果に基づき、人間関係の形成が困難な自閉症の児童に対する指導において、教師がどのようにかかわればよいかという問題について考察をおこなった。 |
Keywords | トイレ誘導 (toilet training) かかわり 受容 指示 bonding autism |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2005 |
Volume | volume5 |
Issue | issue1 |
Start Page | 159 |
End Page | 171 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313961 |
JaLCDOI | 10.18926/11407 |
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Title Alternative | The Contribution Constructs to the VDT Sight Watching Evaluation |
FullText URL | 003_067_076.pdf |
Author | Yamaguchi, Yumi| Yamaguchi, Haruhisa| |
Abstract | 本研究は、人間の視覚認知特性評価及びその教育効果評価への利用のための基礎研究として、VDT画像を評価する場合に意味を持つ画像評価要素の構成が、画像評価全体に及ぼす影響の大きさと特質を、被験者を用いた視認実験と統計的分析方法の比較を論じたものである。人間の認知評価の構成をより正確に評価するための独立変数となる画像評価要素のあり方を調べ、総合評価という従属変数に至るまでの画像評価要素選定の公正化と客観化を行い感覚量の同定方法とその精度を上げるための方法を実験として客観化する基礎的な研究を目指している。これらの研究の目的はVDT画像評価に実験と統計を多用する従来の視認評価の精度と信頼性向上のために、基礎的な条件の厳密化と評価方法そのものへのフレームワークを再構成することを求め、より基礎的な視点から評価構造の精密化を目指すものである。 |
Keywords | VDT視環境評価 (The Visual Environment) 画像評価 (Streerscape Evaluation) 画像評価要素条件 (Construct) 総合評価 (Preference) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2003 |
Volume | volume3 |
Issue | issue1 |
Start Page | 67 |
End Page | 76 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313422 |
JaLCDOI | 10.18926/11406 |
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Title Alternative | A Study of Characteristics of work of the school teacher for every place of work -What should be know with the staff of mental health support?- |
FullText URL | 005_151_157.pdf |
Author | Tsukamoto, Chiaki| |
Abstract | 学校教師の仕事は非常に複雑で難しく、教師は非常に多忙である。そのため、教師のメンタルヘルスは次第に悪化し、休職者も増える傾向である。ところが精神科医やカウンセラーなどの教師を支援する立場にある専門家の中には、「教師の仕事は楽である」という誤解をしているものもいる。それでは十分な支援ができるはずもない。筆者は、支援にあたる者が、教師の業務の特性や学校組織の特徴を知りことが重要であると考えた。そこで小学校、中学校、高等学校ごとに、その職場の特性や人間関係の特徴を列記し、不調の背景要因を整理した。 |
Keywords | 教師のメンタルヘルス (Mental Health) 精神科医の学校観 (Recognition of the psychiatrist about a school) 教師の職務内容 (Characteristics of teachers' work) 管理職 (Managerial position) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2005 |
Volume | volume5 |
Issue | issue1 |
Start Page | 151 |
End Page | 157 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313475 |
JaLCDOI | 10.18926/11405 |
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Title Alternative | A History of Tests of Infant Development and their Applications to Childcare |
FullText URL | 003_057_065.pdf |
Author | Kido, Keiko| Yamaguchi, Shigeyoshi| |
Abstract | 本研究は、発達検査が保育場面での子ども理解の手だてとなり得ることを明らかにするものである。発達検査を行う一つの効果は、対象となる子どもの発達状況を把握できるという点にある。その上で、子どもの状態をとらえながら、指導に必要な観点を予測することこそが発達検査の意義であるといえる。今日用いられている子どもの発達検査は、ビネー式知能検査を原型として発展してきた。その発達検査の歴史的な変遷について概観し、日本で用いられている発達検査がどう位置づけられているのかを整理し、保育場面での活用の可能性を検討した。 |
Keywords | 発達検査 (tests of development) 津守式乳幼児精神発達質問紙 (Tsumori's developmental diagnosis method) 保育 (childcare) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2003 |
Volume | volume3 |
Issue | issue1 |
Start Page | 57 |
End Page | 65 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313431 |
JaLCDOI | 10.18926/11404 |
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Title Alternative | Problems and Reviews on the Skill Graded and Small Grouped Class Teaching in the Arithmetic and Mathematics Class |
FullText URL | 005_139_149.pdf |
Author | Kurosaki, Toyoo| |
Abstract | ゆとりの中で「生きる力」の育成を目指す学校教育は、「知識・技術」といった量的な学力よりも、「関心・意欲」、「思考力」といった質的な学力を重視するという方向を打ち出した。算数・数学科では、その意図実現のために指導内容が30%も大幅に縮減された。このため、当初から大幅な縮減は、算数・数学の学力低下を招くことが危惧され、それが実現に生じているのが現状である。こうした学力低下の歯止め方策として、算数・数学科の授業研究では、習熟度別・少人数指導の在り方の成否が問われている。そこで、本研究では、学校現場が取り組んでいる習熟度別・少人数指導の課題と展望を述べる。 |
Keywords | 習熟度 (skill graded) 最低基準 (minimum standard) マスタリーラーニング (mastery learnings) 教師のアカウンタビリティー (teachers' accountability) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2005 |
Volume | volume5 |
Issue | issue1 |
Start Page | 139 |
End Page | 149 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313355 |
JaLCDOI | 10.18926/11403 |
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Title Alternative | "School of theTANBO" |
FullText URL | 003_047_056.pdf |
Author | Yamamoto, Kazufumi| |
Abstract | 「田んぼの学校」は平成10年度の国土、文部、農水の3省庁合同で提唱された、環境教育の取組のことである。今年度、岡山県農林水産部耕地課が事業主体となり、そのモデル推進事業を岡山市福谷小学校で実施中。企画とその運営には福谷小PTAとボランティア団体から実行委員を構成してあたっている。私はその常任委員を務めているが、PTAと地域各位の多大な支援のもと年間12回もの多彩な開校が企画され現在までに9回実施、延べ551名の参加者を得ている。それぞれの企画は子供達と実行委員の希望で立案されたが、単なるイベントではなく参加者の自主的な活動によって成り立っている。親と子、そして地域の人々が一体となって架空の学校を育て上げており、この事例は今後の学校のあり方を考える上で大変興味深くかつ有益な活動である。 |
Keywords | 田んぼの学校 (School of "TANBO") 環境教育 (Environment education) 農業教育 (Agriculture education) 地域活動 (Community sctivities) ボランティア (Volunteer) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2003 |
Volume | volume3 |
Issue | issue1 |
Start Page | 47 |
End Page | 56 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313705 |
JaLCDOI | 10.18926/11402 |
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Title Alternative | A Guideline for Heiping a Child of School Refusal and his/her Parents |
FullText URL | 005_131_137.pdf |
Author | Yamamoto, Tsutomu| |
Abstract | 教育臨床家が不登校の子どもの支援を行う際に「臨床的判断」の参照枠となるガイドライン試案を作成することが本論文の目的である。不登校の多様な状態像を見立てる指針として、a)登校状況からみた5型類、b)不登校の6段階の経過、c)7つの原因論、を提示した。その上で教育臨床家による不登校支援の原則を12項目にわたって列記した。教育臨床的な支援12項目は不登校の臨床実践から抽出された経験則が中心である。不登校の子どもの多様な歩みを保障する一方で、ガイドラインを参照しながら社会的自立へと向かえるように周囲が連携して支援していくことが求められる。 |
Keywords | 不登校 (School refusal) 教育臨床家 見立て(見極め) (Assessment) 支援 (Support) ガイドライン (Guideline) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2005 |
Volume | volume5 |
Issue | issue1 |
Start Page | 131 |
End Page | 137 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313504 |
JaLCDOI | 10.18926/11401 |
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Title Alternative | Handicraft Education as Technical Education |
FullText URL | 005_119_129.pdf |
Author | Matsumoto, Tatsurou| Ariyoshi, Hideki| |
Abstract | 図画工作科は、戦前まで図画科と手工科が戦後の教育改革より一つの教科に統合されたものである。手工科は普通教育における技術教育を追究してきたが、図画工作化になって以降の工作領域の内容は、美術に偏ったものとなり、技術の基礎が軽視されているとの批判が技術教育を進める立場からなされている。現在の図画工作科の教科書内容も、そのような傾向が一層進んでいる。図画工作科の工作領域は、児童が身の回りのものにはたらきかけ、世界を読み解いていくときの技術的基礎を育てるものでなくてはならないと考える。そこで図画工作科の前身である手工科が積み上げてきた成果に学ぶとともに、自然環境の豊かな小学校における工作教育として適切であると考える「手仕事のカリキュラム」を構成し、実践した内容を検討し考察する。 |
Keywords | 図画工作科 (Craft) 手工科 (Handicraft) 工作教育 (Handicraft Education) 技術教育 (Technical Education) 生活 (life) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2005 |
Volume | volume5 |
Issue | issue1 |
Start Page | 119 |
End Page | 129 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313439 |
JaLCDOI | 10.18926/11400 |
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Title Alternative | Plastic art activity support which aimed at independence of desabled person |
FullText URL | 003_039_046.pdf |
Author | Ueta, Hisatoshi| |
Abstract | 本研究は、障害ある人の造形美術活動支援を通して、障害者が生きがいを持ち、自立できることを目指している。その手段として、各種ワークショップを開催するために、絵画、彫刻、書道など多様な分野の人材を結集し、ふんだんな材料を提供し、ワークショップを行う。障害がある、なしにかかわらず、参加できる新しい障害者芸術の展開を図る。障害者の造形美術活動を推し進めるためにボランティア組織を確立し、造形美術活動を通して、ノーマライゼーションを推進する。 |
Keywords | ワークショップ (A workshop) ボランティア (Volunteer) 造形美術活動 (Activity of plastic art) 障害者の自立 Independence of disabled person) ノーマライゼーション (Normalization) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2003 |
Volume | volume3 |
Issue | issue1 |
Start Page | 39 |
End Page | 46 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313928 |
JaLCDOI | 10.18926/11399 |
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Title Alternative | Influence of "Shohka" on Human Bodies and Emotion - An Experimental Research on Physiological and Emotional Responses to Music - |
FullText URL | 003_029_038.pdf |
Author | Sakuta, Yumiko| Oku, Shinobu| |
Abstract | 音楽が心身に及ぼす影響を探るために、情動反応と生理学的測定の2つの指標を用いて実験を行った。情動反応はチェックリストを中心とした質問紙を使い、生理学的測定は精神性発汗を用いた。実験曲として文部省歌である「ふるさと」の歌詞つきと歌詞なし、それに類似した自作メロディー、「こいのぼり」の4曲を取り上げ、反応の比較を行った。実験の結果、曲による反応の相違が現れ、音楽は心身に影響を及ぼしていることが確認できた。特に「ふるさと歌詞つき」に関しては質問紙では「なつかしい」と過去を想起する人が多く、発汗量の変化も他の3曲に比べ有意に差があった。また、個人の特性(性差、嗜好度、音楽経験など)は音楽聴取に対して心身ともに大きな影響を及ぼしていることが明らかになった。 |
Keywords | 文部省唱歌 「ふるさと」 情動反応 生理的反応 精神性発汗 |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2003 |
Volume | volume3 |
Issue | issue1 |
Start Page | 29 |
End Page | 38 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313770 |
JaLCDOI | 10.18926/11398 |
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Title Alternative | An experiment on making "Belongingness to Classroom Group Scale" in high school. |
FullText URL | 005_109_117.pdf |
Author | Honda, Kimiko| Inoue, Shoji| |
Abstract | 本研究では、現代の高校生における学級集団への帰属意識の要因を明確にし、その学級集団への帰属意識の要因の構造をもとに、高等学校における学級集団への帰属意識とスクールモラールや、学校生活適応感尺度との関連性について考察した。まず、145名の高校生から学級集団への帰属意識の規定要因についての項目を収集し、高校生の心的リアリティーに添った具体的場面での46の質問項目を選定した。学級集団への帰属意識尺度の得点について因子分析を行ったところ、「学級からの受容」、「学級のまとまり」、「帰属阻害感」の3因子が抽出された。各因子尺度の信頼性分析により、信頼性が確認された。また、全ての並行検査との間に有意な相関がみられることから構成概念妥当性が支持されたと考える。 |
Keywords | 帰属意識 (Belongingness) 高等学校 (High School) 学級集団 (Classroom Group) 心的リアリティー (Mental Reality) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2005 |
Volume | volume5 |
Issue | issue1 |
Start Page | 109 |
End Page | 117 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313907 |
JaLCDOI | 10.18926/11397 |
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Title Alternative | The Music Educational Function of Lullabies for Fostering Children's Musicality |
FullText URL | 003_021_028.pdf |
Author | Kato, Haruko| Oku, Shinobu| |
Abstract | 本研究は、音楽感覚形成における「こもりうた」の機能について検討したものである。「こもりうた」は、人の成長の過程で最も早い時期に行われる音楽的コミュニケーション活動の一つであると共に、子どもと養育者の間に相互に行われる最も親密なコミュニケーション活動である。音楽的発達の視点からみると、このような「こもりうた」を媒介とした音楽的コミュニケーションは、個々人の音楽感覚の形成、すなわち、音楽的母語の形成に大きな影響を与えるものであるといえる。音楽の学習や理解は、その上に形成されるものである。したがって、音楽学習においては、子どものもつ固有の音楽感覚を認識すると共に、それに基づいた学習計画が作成・実践されることが必要である。 |
Keywords | 音楽感覚形成 (musical development) 音楽的コミュニケーション (musical communication) 音楽的母語 (musical mother tongue) 「こもりうた」 (lullaby) 養育者と乳児の相互関係 (relationship between infant and caregiver) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2003 |
Volume | volume3 |
Issue | issue1 |
Start Page | 21 |
End Page | 28 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002314048 |
JaLCDOI | 10.18926/11396 |
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Title Alternative | Study on Lacquer Sculpture Technique |
FullText URL | 005_099_108.pdf |
Author | Ueta, Hisatoshi| |
Abstract | 漆器は「japan」といわれ、漆製品は日本を代表し、世界に誇ることのできる文化であり、古来より日本の独自なものである。この漆器の与えるイメージは本物、高品質、高級感である。しかし漆は「japan」ではなかなか通用しなくなりつつあり、一般的なものでなくなってきている。現代は安価なFRPによる加工製品が溢れ、高級な漆製品を必要としなくなったともいえる。伝統工芸の世界では漆芸として確立されているが、彫刻分野においては乾漆技法、技術は難しいものとして捉えられ、あまり多く制作されていない。日本古来の乾漆像の制作技法を考察し、現代の彫刻素材としての乾漆技法を確立したいと考える。 |
Keywords | 乾漆 生漆 錆びうるし 砥の子 湿度乾燥 |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2005 |
Volume | volume5 |
Issue | issue1 |
Start Page | 99 |
End Page | 108 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313594 |
JaLCDOI | 10.18926/11395 |
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Title Alternative | A Practice Report of the Lecture "Secondary Science Education A" in the First Half of 2002 Academic Year : The Lessons Learned from Science Course Contents in Various Countries |
FullText URL | 003_009_020.pdf |
Author | Tanaka, Kenji| |
Abstract | 本(平成14)年度の「中等理科教育学 A」における「諸外国における科学教育の学習内容に学ぶ」授業実践を、受講生、講義内容、評価の順に、分析・考察してきた。20名の受講生の内、単位を認定できた15名の受講生自身の自己評価、自らを含む講義全体に対する講義評価、教官が行った最終評価、これら3つの評価とも評定でみれば、総てについて、ほぼ良か優に相当し、今回の授業実践はほぼ所定の成果を得たと考えたい。しかし、次年度以降の改善の余地を、遅刻・早退・期日より遅れて提出されたレポートの把握に、また、学生が課題に取り組む時間的な余裕への配慮に、見いだしている。 |
Keywords | 実践報告 (Practical Report) 中等理科教育 (Secondary Science Education) 学習内容 (Contents of Study) 諸外国 (Foreign Country) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2003 |
Volume | volume3 |
Issue | issue1 |
Start Page | 9 |
End Page | 20 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313760 |
JaLCDOI | 10.18926/11394 |
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Title Alternative | A Soundscape of YOSHIMOTO, Banana~Focusing the Onomatopoeia~ |
FullText URL | 005_087_098.pdf |
Author | Takeuchi, Yui| Oku, Shinobu| |
Abstract | 本原稿では、文学作品に現れた音を素材に音楽作品の創作を試みる。事例研究として現代の女流作家、吉本ばなな『キッチン』と『TUGUMI-つぐみ』をとりあげこれらの作品に出現する音を素材にボイスプロダクションの創作を行った。まず、授業対象のオノマトペに対する感受性を喚起することを目的に、吉本の『キッチン』『TUGUMI-つぐみ』から抽出した文章に出現する物音をオノマトペで表す実験的なアンケート調査を行い、回答者のオノマトペ把握について分析・検討した。次に、それらのオノマトペを素材にボイスプロダクション創作の授業実践を行い、作品について分析・検討した。 |
Keywords | 吉本ばなな (Banana Yoshimoto) 『キッチン』 (kitchen) 『TUGUMI-つぐみ』 オノマトペ (onomatopoeia) ボイスプロダクション (voice-production) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2005 |
Volume | volume5 |
Issue | issue1 |
Start Page | 87 |
End Page | 98 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313337 |
JaLCDOI | 10.18926/11393 |
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Title Alternative | A Study of Logic of Building Students'Attitude in Civics in Japan:On the Basis of "Politics and Economics" in A High School |
FullText URL | 003_001_008.pdf |
Author | Kuwabara, Toshinori| |
Abstract | 本研究は、高等学校公民科「政治・経済」を取り上げその内容編成を分析・検討することを通して、我が国の公民的教科目の内容編成原理を抽出し、その問題点を解明しようとするものである。分析の結果、わが国の公民的教科目においては、現在の国家体制を支持する日本国民としての態度形成が目指されており、それは、開かれた社会認識形成に基づく市民育成を目指したものではないということが明らかになった。戦前の公民科等と比べると強力ではないが、やはり緩やかに国民としての態度形成が目指されていると言える。 |
Keywords | 公民的教科目 (Civic Education) 公民科 (Civics) 政治・経済 (Politics and Economics) 態度形成 (Building Attitude) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2003 |
Volume | volume3 |
Issue | issue1 |
Start Page | 1 |
End Page | 8 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313952 |
JaLCDOI | 10.18926/11392 |
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Title Alternative | A Study of Lecture Meetings and Childcare Activities in The Kindergarten |
FullText URL | 002_109_117.pdf |
Author | Yamaguchi, Sigeyoshi| Kondo, Masae| Takami, Yuko| Oda, Kumiko| |
Abstract | 本研究の目的は、子育て支援の一環として試みた講演会や親子での活動が保護者にどのように受け止められ活動の後で変化をもたらしたかをアンケート調査し、今後の講演会や親子活動のあり方を考える上での基礎資料を得ることである。その結果、親子が一緒に活動するものや内容が具体的で保護者のニーズに対応したものの方が、参加率が高く、男女共7割以上の保護者が参加する前より考え方を変化させている。そして、親子参加型の子育て支援が望まれていることが明らかになった。 |
Keywords | 子育て (Child care) 講演会 (Lecture meeting) 親子活動 (Activity with parents and children) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2002 |
Volume | volume2 |
Issue | issue1 |
Start Page | 109 |
End Page | 117 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313987 |
JaLCDOI | 10.18926/11391 |
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Title Alternative | Lehrplan fuer Hauptschule in Bayern, Germany |
FullText URL | 005_069_085.pdf |
Author | Kawanishi, Yoshie| Oku, Shinobu| |
Abstract | 本稿は、ドイツ、バイエルン州基幹学校の教授プランの中から「教科に関連する教授課題と教育課題」と「学年別教科カリキュラム」の「音楽」の部分を日本語に訳出したものである。社会のグローバル化に伴って世界各国の音楽教育の動向について盛んに研究が行われている。中でもドイツは日本の音楽教育研究者にとって強い関心の対象である。しかしながら、州ごとに異なる「教授プラン」が実施されているために全土を鳥瞰することができてない。そこで、本稿では全体像の把握に近づくべく、これまで研究されていないバイエルン州を扱う。オルフの教育メソッドが生まれ実践されたこの州における音楽教育の現状を把握することは日本の音楽教育研究にとって重要なことと考え、「基幹学校(Hauptschule)」の教授プランを訳出する。この教授プランは、以下のような点で日本の学校音楽教育のあり方に大きな示唆を与えるものである。・学校生活からドロップアウトするかもしれない生徒に対する指導が配慮されている。・各教科のカリキュラムを設定する前提として、各学生の生徒の特性や授業の重点に関する明確な記述が見られるため、教科の枠を越えた総合的な学習が可能である。・活動先行型で、様々な音楽活動が具体的に述べられており、しかも各音楽活動が音楽的諸要素などの学習と密接に関連づけられている。・伝統的な音楽やポピュラー音楽が実在する音楽の一種として、他の音楽ジャンルと並列的に組み込まれている。 |
Keywords | バイエルン州 (Bayern) 教授プラン (Lehrplan) 基幹学校 (Hauptschule) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2005 |
Volume | volume5 |
Issue | issue1 |
Start Page | 69 |
End Page | 85 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313774 |
JaLCDOI | 10.18926/11390 |
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Title Alternative | Power of Group Studying and Common Acquirement of Knowledge : Through Two Practical Lessons at Okayama University |
FullText URL | 002_103_108.pdf |
Author | Hashimoto, Masaru| |
Abstract | 教育改革は、初等・中等教育と大学教育の両者を見据えたものでなければならない。とりわけ、教育学部は新時代の初等・中等教育の担い手を養成するという社会的責務という観点からも、学生が自らの興味・関心を基に自発的・意欲的に各授業に取り組むよう、授業改善を進めることが特に要求される。その際、少人数授業の実現や卒業研究指導の充実といった従来からの方向性だけに頼ることなく、多人数の授業でいかにそれを達成するかもまた大学教育にとっては重要な現実的課題である。小論は、教職科目の総合演習と教科内容学の経済学Bの2つで、今年度に実施した授業実践報告であるが、学生の相互集団教育力を活用することで、自発的学習意欲を高めるとともに学習集団の知の共有化を図ることを目指した具体的な授業展開例は、初等・中等教育における総合的な学習の展開を考える上でも一定のヒントを与える内容となっている。 |
Keywords | 教育改革 (educational reformation) FD (faculty development) 総合的な学習 (integrated study) 相互集団教育力 (power of group studying) 知の共有化 (common acquirement of knowledge) |
Publication Title | 岡山大学教育実践総合センター紀要 |
Published Date | 2002 |
Volume | volume2 |
Issue | issue1 |
Start Page | 103 |
End Page | 108 |
ISSN | 1346-3705 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120002313631 |