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ID 284
Eprint ID
284
FullText URL
Title Alternative
Seasonal Variation of the Content of Major Nutritional Elements in Leaves of Muscat Bailey A
Author
Honda, Noboru
Okazaki, Mitsuyoshi
Fujiwara, Shigehiko
Nakao, Hirokazu
Shibukuwa, Kei
Abstract
1.1964年6月15日および8月1日に,岡山県山陽町でMuscat Bailey Aの28園について採葉して葉分析をおこなった. N含量については6月15日に2.63%(100)であったものが8月1日には2,16%(82)となっていることは不当な栽培法によるものと思われる. Mg含量は6月15日に0.19%(100),8月1日には0.33%(174)であるから,本品種は6月15日に“早期潜在的苦土欠乏”に陥っているということができる. 2.8月29日から10月16日までに4回にわたり,葉の片側から,その下方と上方から合計4切片(1切片当り1cm2)を打ち抜いた. 10月29日現在無処理の半面と他の半面との間でN,P,K,CaおよびMgの含量については,Ca以外にはほとんど差が認められなかった. 3.8月29日,9月29日および10月29日の葉内N含量は2.11%(100),1.90(90)〔100〕および1.49(71)〔78〕であって,10月末までに葉中N化合物が樹体内に移行する量は多くはない. Kは9月下旬の多雨による溶脱のためか,9月29日に1.10%〔100〕となったが,10月29日には1.87%〔170〕となった. 9月29日から10月29日の間のMg葉量の増大率(66%)はCaのそれ(21%)より大である. 葉内P含量は9月15日から10月29日の間でほとんど差がない. 4.10月29日現在,クロロシス発現葉の右側半分および左側半分の脈間部のMg含量は0.34%および0.30%であったが,健全葉のそれらは0.40%および0.33%であった. Muscat Bailey AのMg欠乏症発現についての8月の葉中Mg含量の安全限界濃度は0.30%と推定された。
Published Date
1971
Publication Title
岡山大学農学部学術報告
Publication Title Alternative
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
Volume
volume37
Issue
issue1
Publisher
岡山大学農学部
Publisher Alternative
Faculty of Agriculture, Okayama University
Start Page
27
End Page
41
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
Content Type
Departmental Bulletin Paper
language
Japanese
File Version
publisher
Refereed
False
Eprints Journal Name
srfa