JaLCDOI 10.18926/54534
Title Alternative La constellation des imprimeurs-libraires dans les années 1640 et la polémique autour du jansénisme
FullText URL bhe_011_033_042.pdf
Author Noro, Yasushi|
Abstract 今日ジャンセニスムといえば,神学者コルネリウス・ジャンセニウス(1585-1638)の名に因んだ社会運動を指す.彼の遺稿『アウグスチヌス』と,その擁護者であるアントワヌ・アルノーによる『頻繁なる聖体拝領について』は,1640 年代に大きな論争を巻き起こした.これがいわゆる初期ジャンセニスム論争である.この論争は当時最大のメディアである書物を中心に展開されたがゆえに,文書の出版に携わる出版業界の動きとも深く関係したのは間違いない.但し,予めジャンセニスムとそれに共感した業者がいたというのではない.宗教思想や業者間の対立が折り重なる場でこそ,ジャンセニスムなるものが産み出され,漸次的に規定されてゆくのである.
Keywords ジャンセニスム 論争 出版 メディア 頻繁なる聖体拝領について
Publication Title Bulletin of Higher Education Okayama University
Published Date 2015-12-30
Volume volume11
Start Page 33
End Page 42
ISSN 1881-5952
language Japanese
File Version publisher
NAID 120005838012
JaLCDOI 10.18926/53169
Title Alternative L'Image de Feu Saint-Cyran : Une Stratégie de la Polémique
FullText URL bhe_010_001_014.pdf
Author Noro, Yasushi|
Abstract  ジャンセニスムとは、ベルギーの神学者コルネリウス・ジャンセニウスの名に由来し、主 に今日のベルギーとフランスで展開された運動の総称である。ジャンセニウスの遺著『アウ グスチヌス』のフランスでの再版と、アントワヌ・アルノーの『頻繁なる聖体拝領について』 の出版を嚆矢として、以後数年に渡る論争の口火が切られた。この初期ジャンセニスム論争 は単なる神学の教義論争にとどまらず、故サン−シラン修道院長ことジャン・デュヴェルジ エ・ド・オーランヌの像をめぐり、熾烈な攻防戦が繰り広げられた。論争文書を繙きつつ、 現代に至るまでジャンセニスム運動の理論的支柱とされるこの人物の像が担った機能を考 える。
Keywords ジャンセニスム サン−シラン 論争 アルノー 頻繁なる聖体拝領について
Publication Title 大学教育研究紀要
Published Date 2014-12
Volume volume10
Start Page 1
End Page 14
ISSN 1881-5952
language Japanese
File Version publisher
NAID 120005567851
JaLCDOI 10.18926/49298
Title Alternative «Textes à clés» comme notion littéraire : pour une lecture du Tutu, un roman de la fin du 19e siècle
FullText URL bhe_008_163_178.pdf
Author Noro, Yasushi|
Abstract 「モデル小説」と呼ばれる文学概念の効用と限界を、19世紀末にフランスで出版された小 説『チュチュ』(プランセス・サッフォー著)の分析を通して明らかにする。『チュチュ』 なる小説は未邦訳であることもあり、その出版経緯と内容紹介も合わせて記す。
Keywords モデル小説 『チュチュ』 文学概念 ジュノンソー グフェ事件
Publication Title 大学教育研究紀要
Published Date 2012-12-31
Volume volume8
Start Page 163
End Page 178
ISSN 1881-5952
language Japanese
File Version publisher
NAID 120005232355