ID | 65522 |
Sort Key | 5
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FullText URL | |
Author |
磯野 嵩
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Abstract | 学習指導要領(2017)が改定されて割合の学習は一層重視されているが,難単元である「割合」は知識・技能偏重になってしまうという実状がある。そのため,資質・能力を目的として割合の授業を再構築していくことが喫緊の課題である。
本稿では,第5学年の割合を活用する問題を,基準量×(1-0.1)と新しい割合を見いだして数学的に探究することを目的としたものである。基準量×(1-0.1)の考えを創造的に思考するためには,線分図によって割引の意味を捉えるだけでなく,求め方の着想を話し合う中で×(1-0.1)という創造的な思考を追跡して着想が明確になっていった。また,見いだした考えに対して,割引10%に消費税10%の条件を加えて判断させることで,不調和を契機に割合の増減に対して順序や数量を変えたりして児童が探究的に学ぼうとする姿が見られた。そのため,児童が見いだした考えに対して不調和を起こすことで探究的に学習するといった示唆が得られた。 |
Keywords | 割合
創造的思考力
探究的な学び
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Note | 研究論文・実践論文
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Publication Title |
岡山大学算数・数学教育学会誌 : パピルス
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Published Date | 2023-03-31
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Volume | volume29
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Publisher | 岡山大学算数・数学教育学会
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Start Page | 14
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End Page | 20
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ISSN | 1341-3155
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NCID | AN10517360
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Content Type |
Departmental Bulletin Paper
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OAI-PMH Set |
岡山大学
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language |
Japanese
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File Version | publisher
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Eprints Journal Name | papyrus
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