ID | 7203 |
Eprint ID | 7203
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FullText URL | |
Title Alternative | Study on Performance Improvement of VOR Degenerated by Sea Surface Reflection
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Author |
Yamamoto, Kazuo
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Abstract | 本論文は,V0R (VHF Omnidirectional Range)局が海岸近くに設置されたとき, 海上の航空機で観測される受信信号のレベル変動を低減する方法と,レベル変動にともなう方位情報変動の発生機構を明らかにし,その変動の低減法を求めることを主な目的とする.受信レベル変動低減のため, 海面への放射成分が少ない環状平板型アンテナを考案し,そのアンテナの放射特性について,UTD (Uniform GTD)を用いて解析した.縮尺模型実験および実寸による飛行実験によってこのアンテナの性能について評価した結果,海面反射波の影響軽減効果が明らかとなった.また,周辺地形の遮蔽効果を利用した受信レベル変動の低減法を検討した.このため,地形の影響を含めたVORアンテナの垂直面放射特性を2種類の地形モデルとUTDを用いて計算し,飛行実験結果と比較検討した.その結果,地形の利用により海面反射波の影響を大幅に低減できる見込みがあることを示した.ドップラ-VOR(DVOR)アンテナ系の影響で引き起こされる固有の方位誤差について, その発生機構と精度よい予測計算法を研究した.その結果,誤差の主要な発生源はSSB,DSB両方式で異なることを明らかにすると共に,両方式の固有誤差が精度よく表現できるようになった.この検討をもとに,海面反射の影響による方位変動について研究した.この方位変動は固有誤差に関係していると考え, 海面反射波が固有誤差に与える影響を解析した. それをもとに,いくつかの局の方位変動の計算に固有誤差の予測計算法を適用し, 飛行実験による測定結果と比較検討した.その結果,方位変動は主に海面反射による固有誤差の変動から引き起こされ,その大きさは提案した計算法で精度よく予測できることが明らかとなった.またこれは, カウンタポイズ拡大などの対策で低減できる見込みがあることも示した.
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Published Date | 1993-03-28
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Publication Title | |
Content Type |
Thesis or Dissertation
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Grant Number | 乙第2576号
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Granted Date | 1993-03-28
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Thesis Type |
Doctor of Philosophy in Engineering
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Grantor | 岡山大学
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Thesis FullText |
Thesis or Dissertation (See FullText URL)
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language |
Japanese
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File Version | publisher
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Refereed |
Unknown
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