1.黄体期にPMS3,000 IUを投与し,60時間後にPGF2a誘導体(ONO-1052)800ugによって過排卵を誘起させ,排卵7日後にバルーンカテーテルによる子宮角灌流法によって初期胚盤胞を回収した. 2.採卵から移植まで室温(25℃)で6時間,生食・血清媒液で静置させた胚でも受卵牛の子宮で正常な産子にまで発育した. 3.細菌感染をできるだけ少なくするため牛体の洗浄と,紙さやの使用とによって,受卵牛の7日目子宮頚管経由移植を行ない受胎例を得た. 4.分娩した和牛とホルスタイン種の雑種の在胎日数や新生時体重は黒毛和種とホルスタイン種の中間値を示した。