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検索結果 35049 件

著者 松原 扶美恵| 周藤 真康| 谷崎 勝朗| 森永 寛|
発行日 1987-08
出版物タイトル 環境病態研報告
58巻
資料タイプ データ・データベース
JaLCDOI 10.18926/19735
タイトル(別表記) Spa therapy for bronchial asthma 2. Clinical and fundamental evaluation procedures
フルテキストURL 058_035_039.pdf
著者 谷崎 勝朗| 周藤 真康|
抄録 気管支喘息に対する温泉療法の効果が,これまでどのような評価方法により判定されてきているのかについて,若干の文献的考察を加えた。効果に対する評価方法は,臨床的評価と作用機序と関連した評価方法とに分けて考えることができる。臨床的評価方法としては,自,他覚症状の改善,同時に使用された薬剤の減量の程度,あるいは,肺機能検査の各パラメーターの変動の比較などの方法により行なわれている。一方作用機序と関連した評価では,喘息の発症機序とある程度関連した温泉療法の作用を中心に検討が加えられている。例えば,喘息の発症機序として重要な位置を占める免疫アレルギー反応,自立神経系,内分泌系などと関連した指標を用いて,その変動を観察することによって,効果を明らかにしようとする試みがなされている。これらの検討は極めて意義深いが,なお今後IgE系反応や気道の過敏性との関連 などについての追求が必要であるように考えられる。
キーワード 温泉療法 (spa therapy) 気管支喘息 (bronchial asthrna) 免疫アレルギー反応 (immuno-allergic reaction) 自律神経系 (autonomic nerve) 内分泌系 (endocrine)
出版物タイトル 環境病態研報告
発行日 1987-08
58巻
開始ページ 35
終了ページ 39
ISSN 09133771
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002309078
JaLCDOI 10.18926/fest/19732
タイトル(別表記) Environmental Symbiosis in Urban ane Regional Infrastructure Improvement -Some Examples in Okayama Region
フルテキストURL 004_101_118.pdf
著者 井上 博司|
出版物タイトル 岡山大学環境理工学部研究報告
発行日 1999-02-26
4巻
1号
開始ページ 101
終了ページ 118
ISSN 1341-9099
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002309200
JaLCDOI 10.18926/19731
タイトル(別表記) Spa therapy for bronchial asthma 1. Climatotherapy, its clinical effects
フルテキストURL 058_031_034.pdf
著者 谷崎 勝朗| 周藤 真康|
抄録 気管支喘息に対する温泉療法,特に温泉所在地(保養地)の環境,すなわち気候条件の喘息に対する影響について,文献的考察を加えた。気候療法としては,主として山岳気候,海洋性気候,洞窟気候などが,喘息の治療に応用されている。これらの気候は,いずれも喘息に対して有効的に作用することが示されているが,それぞれの特徴を持っている。例えば,山岳気候は酸素分圧が低いこと,水蒸気圧が低いことなどが特徴であり,そのため生体がそれに適合するためにはある程度の時間が必要となる。一方海洋性気候は,海塩粒子を含んでおり,海水エロゾル中のカルシウムやマグネシウムなどが良い影響を与えると考えられている。また洞窟気候は,水分含量が均一であり,電解質,特に陰イオンが多く,これが粘膜活性や浄化活性を亢進させると言われている。またいずれの気候療法も,副腎皮質機能の活性化をもたらすと考えられている。
キーワード 気候療法 (climatotherapy) 気管支喘息 (bronchial asthrna) 山岳気候 (mountain climate) 海洋性気候 (sea climate) 洞窟気候 (underground climate)
出版物タイトル 環境病態研報告
発行日 1987-08
58巻
開始ページ 31
終了ページ 34
ISSN 09133771
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308993
JaLCDOI 10.18926/19727
タイトル(別表記) Clinical effects of serial artificial CO(2) baths on degenerative disorders in consideration of the improved tissue perfusion.
フルテキストURL 058_022_030.pdf
著者 古元 嘉昭| 河本 知二| 砂川 満| 矢木 信子| 萬 秀憲| 松本 泰伸|
抄録 組織循環の良不良は,結合織の退行性病変の予後に大いに影響をおよぼすものである。人工炭酸泉を用いた実験的検討で,すでに組織循環の30 % 増加を認めており,臨床的治験により好傾向を示す結果を得つつある。結合織病変を主とする慢性疾患4症例の治験前後に局所組織流量を測定して評価することができた。局所組織流量は医用質量分析装置を介したオンラインシステムで測定計算した。人工炭酸浴は,炭酸ガスキャビン,および人工炭酸浴剤浴を用いた。人工炭酸泉浴は,1カ月より1年におよび,それぞれ自覚症状の著名な改善と,組織流量の増加を定量しえた。人工炭酸泉の連浴による組織流量の改善は、結合織の退行性病変に有効に作用するものである。
出版物タイトル 環境病態研報告
発行日 1987-08
58巻
開始ページ 22
終了ページ 30
ISSN 09133771
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002309112
JaLCDOI 10.18926/19721
タイトル(別表記) The simplified method of measuring Radon in mineral waters by the liquid scintillation counter.
フルテキストURL 058_017_021.pdf
著者 御舩 政明|
抄録 鉱泉水中のラドンを測定するため,抽出法を省略し,少量の試料水を直接液状シンチレーターに溶解し,液体シンチレーション計数器を用いて放射能を測定し,次いで簡単な計算法により試料水中のラドン濃度を計算する簡易定量法を試みた。本法を用いて一鉱泉水のラドンを反復測定した際の精度は,σ=0.136nCi/l,CV=5.77 % ,(x=2.36n Ci/l)であった。次に本法でのRnの最少検出量は,0.2nCi/lである。原法と本法とを用いて得られた測定値の間には,r=0.996,y=0.818x+0.875なる相関関係が成立した。本法を使用すると,簡単な予備処理後,極短時間内にラドンの測定が可能なため,花崗岩地域の井水,鉱泉水中のラドンを定量するためには,有用な方法である。
キーワード 鉱泉水 (Mineral waters) ラドン (Radon) 放射能泉 (Radioactive springs) 液体シンチレーション計数器 (Liquid scintillation counter)
出版物タイトル 環境病態研報告
発行日 1987-08
58巻
開始ページ 17
終了ページ 21
ISSN 09133771
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002309126
JaLCDOI 10.18926/19715
タイトル(別表記) Effect of spa-drink therapy on exocrine pancreatic function
フルテキストURL 058_012_016.pdf
著者 松本 秀次| 原田 英雄| 越智 浩二| 武田 正彦| 田中 淳太郎| 妹尾 敏伸| 入江 誠治| 石橋 忠明| 木村 郁郎|
抄録 膵外分泌機能におよぼす飲泉(三朝温泉水)の効果を飲泉群および非飲泉群を対象として検討した。膵外分泌機能検査法としては,糞便中キモトリプシン活性比色測定法(モノテストカイモトリプシン)を用いた。その結果,糞便中キモトリプシン活性は,飲泉開始2週後に40 % の患者で上昇し,4週後は2週後と変わらなかった。以上より,2週間の飲泉は膵外分泌機能を改善させる効果があることがわかった。
キーワード 糞便中キモトリプシン活性 (Fecal chymotrypsin activity) 飲泉療法 (Spa-drink therapy) 膵外分泌機能 (Pancreatic exocrine function) 膵 (Pancreas) 酵素 (Enzyme)
出版物タイトル 環境病態研報告
発行日 1987-08
58巻
開始ページ 12
終了ページ 16
ISSN 0913-3771
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002309038
JaLCDOI 10.18926/fest/19712
タイトル(別表記) Assessment of Local Influence in Statistical Modelling with Equality Constraints
フルテキストURL 004_019_035.pdf
著者 張 方紅| 森 裕一| 田中 豊|
キーワード Cook's local influence equality constraints principal component analysis subsets of parameters
出版物タイトル 岡山大学環境理工学部研究報告
発行日 1999-02-26
4巻
1号
開始ページ 19
終了ページ 35
ISSN 1341-9099
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002309028
JaLCDOI 10.18926/19710
タイトル(別表記) Study on anti-allergic action of Terfenadine
フルテキストURL 058_005_011.pdf
著者 谷崎 勝朗| 駒越 春樹| 周藤 真康| 貴谷 光|
抄録 選択的H(1)受容体拮抗薬であるTerfenadineの抗アレルギー作用,特にIgE系反応によるヒスタミン,およびCa ionophore A23187による好中球からのleukotrienes遊離に対する抑制作用を,ヒト末梢血白血球を用いて検討した。1.Terfenadineは,抗ヒトIgE刺激による健康人好塩基球および特異抗原刺激による気管支喘息患者好塩基球からのヒスタミン遊離に対して,全血法でのin vitro添加実験では有意の抑制作用を示さなかった。 2.洗浄白血球法によるin vitro添加実験では,Terfenadineは特異抗原および抗ヒトIgE刺激時の気管支喘息患者好塩基球からのヒスタミン,Ca ionophore A23187刺激時のleukotriene B(4)遊離に対して有意の抑制効果を示した。3.Terfenadineの内服によるin vivoの抑制実験では,IgE系反応による健康人および気管支喘息患者好塩基球からのヒスタミン遊離に対して有意の抑制効果は見られなかったが,特異抗原による皮膚反応に対しては明らかな抑制作用が観察された。以上より,Terfenadineは,組織肥満細胞および組織へと遊走してきた好塩基球に対してはある程度の抑制作用を有しているものと考えられた。
キーワード 夕一フェナンジン (Terfenadine) lgE系反応 (IgE-mediated reaction) ヒスタミン (histamine) 好塩基球 (basophils)
出版物タイトル 環境病態研報告
発行日 1987-08
58巻
開始ページ 5
終了ページ 11
ISSN 09133771
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002309197
JaLCDOI 10.18926/fest/19708
タイトル(別表記) Swap-Rate of Entrance Examination and Its Software -SRAS-
フルテキストURL 004_007_018.pdf
著者 垂水 共之| 山本 義郎|
出版物タイトル 岡山大学環境理工学部研究報告
発行日 1999-02-26
4巻
1号
開始ページ 7
終了ページ 18
ISSN 1341-9099
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002309160
JaLCDOI 10.18926/19706
タイトル(別表記) Short term effect of spa-water on gastric mucosal blood flow
フルテキストURL 058_001_004.pdf
著者 田中 淳太郎| 松本 秀次| 妹尾 敏伸| 入江 誠治| 越智 浩二| 武田 正彦| 原田 英雄|
抄録 臓器反射スペクトル法と内視鏡を併用して胃粘膜血流を測定し,当院温泉水飲用の消化機能に対する基礎的検討を胃粘膜血流を指標に行なった。温泉水の対照として空気と白湯を選び3群に分け検討した。その結果,温泉水は空気に比し胃粘膜血流を増加させる作用を有していることが示唆された。また温泉水は部分的ではあるが白湯にくらべても胃粘膜血流を増加させる作用があることが示唆された。よって飲泉療法の消化器疾患に対する臨床的有用性が胃粘膜血流の面からもうかがわれた。
キーワード 飲泉療法 (Spa-drink therapy) 消化器機能 (Digestive function) 胃粘膜血流 (Gastric mucosal blood flow) 臓器反射スペクトル法 (Organ reflex spectrophotometry)
出版物タイトル 環境病態研報告
発行日 1987-08
58巻
開始ページ 1
終了ページ 4
ISSN 0913-3771
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002309081
著者 中村 寿美江| 石湯 和子| 谷本 悦子|
発行日 1986-07
出版物タイトル 環境病態研報告
57巻
資料タイプ その他
著者 山田 香須美|
発行日 1986-07
出版物タイトル 環境病態研報告
57巻
資料タイプ その他
JaLCDOI 10.18926/19700
著者 山田 武司|
出版物タイトル 環境病態研報告
発行日 1986-07
57巻
開始ページ 108
終了ページ 111
ISSN 09133771
言語 日本語
論文のバージョン publisher
著者 井上 妙子| 谷崎 勝朗| 森永 寛|
発行日 1986-07
出版物タイトル 環境病態研報告
57巻
資料タイプ データ・データベース
JaLCDOI 10.18926/19697
タイトル(別表記) Angiography system combined with Toshiba BV-type X-TV Equipment. 2. Stereo-magnification system.
フルテキストURL 057_061_066.pdf
著者 穐山 恒雄| 中井 睦郎| 松島 紀志夫|
抄録 我々は,既設の消化管診断用X線TV装置(東芝BV型)を使用した立体拡大撮影システムを検討した。1.消化管診断用X線TV装置の透視天板の高さが一定であるため,従来のフィルムチェンジャー(AOT)では不可能であったが,上下動可能なフィルムチェンジャー(福放FC-10L特)を改良試作したことで最大2倍までの立体拡大撮影が可能となった。2.透視観察から撮影へ,コンタクト撮影から拡大連続撮影,立体撮影から立体拡大連続撮影へと併用して行うことが非常に簡単にできて被検者の負担軽減と多目的使用が可能となった。3.観察条件と立体感については,拡大率を変化させて,その立体感について検討した結果は、観察距離については,各拡大率における立体視しやすい距離は存在し,拡大率が2倍の場合には,観察距離を大きくするほど立体感も増加し,立体視し易い傾向が示された。
キーワード 立体拡大撮影 (Stereo-magnification radiography) フィルム連続撮影装置 (Fiim changer) 立体感 (Stereoscopic image)
出版物タイトル 環境病態研報告
発行日 1986-07
57巻
開始ページ 61
終了ページ 66
ISSN 09133771
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002309165
JaLCDOI 10.18926/19693
タイトル(別表記) Angiography system combined with Toshiba BV type X-TV equipment. 1. Whole limb serial aort-arteriography
フルテキストURL 057_056_060.pdf
著者 中井 睦郎| 穐山 恒雄| 松島 紀志夫|
抄録 消化管診断用X線TV装置の天板機能を改良し,種々のフィルムチェンジャー,X線管球を組み合わせることにより,中規模病院において,スペース,経費などの点で有利な,血管造影システムを組むことができた。第1報では,このうち,下肢連続撮影システムについて紹介する。1.透視から造影まで,迅速に移行できるシステムとなった。2.スペース,経費の点で有利である。3.濃度補償については,LS-Ⅱ増感紙と,1.0cmエッジフィルターにより,体型によらず,全下肢にわたり,十分な補償効果が得られる。4.さらに長い長尺カセッテの開発が望まれる。
キーワード 全下肢連続動脈造影 (whole-limb serial aort-arteriography) 長尺フィルムチェンジャー (extra-large-film changer) X-TV台天板 (the board of TV table)  濃度補償 (compensation of density)
出版物タイトル 環境病態研報告
発行日 1986-07
57巻
開始ページ 56
終了ページ 60
ISSN 09133771
関連URL http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/19952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308997
JaLCDOI 10.18926/19687
タイトル(別表記) Studies on sinter deposits of misasa radioactive hot springs (3RD report)
フルテキストURL 057_046_055.pdf
著者 御船 政明| 妹尾 敏伸|
抄録 鳥取県三朝温泉岡大源泉の配湯管内の温泉沈殿物について既に報告されているが,今回採取した黒色の温泉沈殿物について発光分析法による定性分析を行ったところ,強放射性鉱物である北投石の主成分のBaが高濃度に検出されたので,岡大源泉(飲泉)水および沈殿物中の主要成分および放射能について調査した。温泉水のpHは6.97,Rn-222濃度は190.9Bq./kgで,Mn,Fe,Baの濃度は夫々0.011,0.018,0.021(mg/kg)であり,泉質は弱放射能-ナトリウム-塩化物泉に該当した。沈殿物中の主要成分はMn,Fe,Baで,その濃度は夫々363.5,148.0,69.6mg/gであり,このBa濃度は三朝温泉の温泉沈殿物中最高の濃度であった。しかしRa-226濃度は,既報程 度の3.30×10(-8)Ci/kgであった。
キーワード 三朝温泉 (Misasa hot springs) 温泉沈殿物 (Thermal sinter deposits) バリウム (Barium) ラジウム (Radium) ラドン (Radon)
出版物タイトル 環境病態研報告
発行日 1986-07
57巻
開始ページ 46
終了ページ 55
ISSN 09133771
関連URL http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/19952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002309145
JaLCDOI 10.18926/19683
タイトル(別表記) Studies on anti-allergic actions of tranilast (Rizaben®)
フルテキストURL 057_042_045.pdf
著者 谷崎 勝朗| 駒越 春樹| 周藤 真康| 森永 寛| 大谷 純| 木村 郁郎|
抄録 抗アレルギー剤(脱顆粒抑制剤)の1つであるtranilastの肥満細胞の遊離機序に対する抑制作用について検討を加えた。1.抗原刺激時の肥満細胞の(45)Ca uptakeおよびヒスタミン遊離に対して,tranilastは有意の抑制作用を示したが,comp.48/80刺激時にはtranilastの(45)Ca uptake,ヒスタミン遊離に対する抑制作用はほとんどみられなかった。2.phosphatidylserine添加時には,(45)Ca uptakeに対するtranilastの抑制作用は減弱傾向を示し,この傾向はヒスタミン遊離に対する作用に比べより高度であった。3.抗原および抗ヒトIgEによる好塩基球からのヒスタミン遊離に対して,tranilastは明らかな抑制作用を示さなかった。
キーワード トラニラスト (tranilast) (45)Ca取り込み ((45)Ca uptake) ヒスタミン遊離 (histamine release) 肥満細胞 (mast cell) 好塩基球 (basophils)
出版物タイトル 環境病態研報告
発行日 1986-07
57巻
開始ページ 42
終了ページ 45
ISSN 09133771
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308998
JaLCDOI 10.18926/19678
タイトル(別表記) Spa therapy for bronchial asthma. Annual changes of characteristics of asthmatics admitted during the past four years.
フルテキストURL 057_037_041.pdf
著者 谷崎 勝朗| 周藤 真康| 駒越 春樹| 森永 寛|
抄録 1982年1月から1985年12月までの4年間に三朝分院内科へ入院し,温泉療法を受けた気管支喘息45例を対象にその年次推移を検討した。1.性別:初期2年間は男性の入院症例が多い状況であったが,後期2年間では男女比はほぼ等しかった。2.年令:年次推移はみられず,その平均年令は50±2才の間にあった。3.地域分布:初期2年間は岡山県からの入院症例が多数をしめたが,後期2年間ではむしろ鳥取県からの入院症例が増加する傾向がみられた。4.入院期間:初期2年間の平均入院期間は6.7カ月,6.5カ月とかなり長くなる傾向がみられたが,後期2年間ではそれぞれ3.0カ月,1.5カ月と明らかな短縮傾向がみられた。5.臨床病型:いずれの年度においても重症化傾向の強いⅠb型,Ⅱ型が多くみられたが,各年度間には差はみられなかった。6.ステロイド剤使用状況:年度の経過とともにその使用量は減少して いく傾向が示された。
キーワード 気管支喘息 (Bronchial asthma) 温泉療法 (spa therapy) 臨床病型 (asthma type)
出版物タイトル 環境病態研報告
発行日 1986-07
57巻
開始ページ 37
終了ページ 41
ISSN 09133771
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002309135