検索結果 2261 件
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63317 |
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タイトル(別表記) | Practical report of “Technical subject Teaching Methodology (Advanced I, Advanced II)” in Reiwa 3 |
フルテキストURL | cted_012_329.pdf |
著者 | 小林 清太郎| 赤木 恭吾| |
抄録 | 「工業科教育法(応用Ⅰ,応用Ⅱ)」は令和3年度に初めて受講生があり,2名の教員で授業を行った。この授業では,学生に教科指導力を身に付けさせるとともに,幅広く工業に関する知識を養うことを目的としている。このため,「何ができるようになるのか」「何を学ぶのか」「どのように学ぶのか」「一人一人の発達をどのように支援するのか」「何が身に付いたのか」「実施するために何が必要か」の6つの観点で,授業をつくり上げる力の育成を目指した。実践報告を通じて成果と課題を明確にし,改善を図ることで来年度以降の授業の充実に繋げたい。 |
キーワード | 何ができるようになるのか(What you will be able to do) 何を学ぶのか(what you will learn) どのように学ぶのか(how you will learn) 一人一人の発達をどのように支援するのか(how you will support the development of each student) 何が身に付いたのか(what you have learned) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 329 |
終了ページ | 341 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63316 |
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タイトル(別表記) | The Specific Practice of School Based Curriculum Development - Organizational Practice of Japanese language learning through the Interpretation of the School Educational Aims - |
フルテキストURL | cted_012_317.pdf |
著者 | 稲本 多加志| 宮本 浩治| |
抄録 | 本研究の目的は,学校カリキュラムの開発において,「目指す子ども像」の共有と,その姿の実現に向けた取り組みの具体的な展開,実践の詳細を検討することにある。具体的には,カリキュラム開発に携わるリーダーシップと意思決定のあり方,そしてそれが機能した(機能しつつある)開発の過程についての事例として,岡山大学教育学部附属小学校国語部の取り組みを検討した。検討を通じて明らかになったことは,「目指す子ども像」をもとに授業自体を解釈し直し,授業の意味を探ることを通じて,授業者自身にも「目指す子ども像」を具現化した授業がイメージできるようになり,学校全体を通じた組織的な取り組みとなる可能性があるということである。さらに,こうした取り組みを行う中で,実践的リーダーは,解釈のモデルを示したり,やりとりをする中で別の解釈を引き出したりすることや,解釈自体を修正したりすることが重要となることが明らかになった。 |
キーワード | カリキュラム開発(Curriculum Development) 「目指す子ども像」の共有と解釈(Sharing and Interpreting the Appearance of Children Trying to Raise) リーダーシップ(Leadership) 組織開発(Organizational Development) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 317 |
終了ページ | 327 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63315 |
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タイトル(別表記) | A study of teachers’ sensitizing reflection |
フルテキストURL | cted_012_301.pdf |
著者 | 谷本 竜一| 酒向 治子| |
抄録 | 教師教育研究における近年の課題として,「教師の指導技術を担保している思考過程を解明する。」「理論と実践の課題を解消する。」という二つが挙げられる。本研究では,これらを解決する糸口として,「感性」と「行為の中の省察」に着目した。理論と実践の両面から,「教師の感性的な省察力」について,質的に考察することを目的とし,「感性」の論点を整理するための文献研究と教師の省察力を観る実験を行った。本研究で得られた知見として,以下の3点が示唆された。①教師に求められる「感性」の働きには,非言語情報の認識と,その認識を元にした想像(イメージ)力の二つが重要であり,この二つには関連がある。②教師の「感性的な省察力」は段階を追った構造として捉えるものではなく,なだらかなスペクトラム(連続体)上で捉えられるべきものである。③「感性」は理性と二項対立的な概念でなく,一体化したものとして捉えられるべきものである。 |
キーワード | 感性(sensitizing reflection) 省察(reflection) 教師教育(teacher education) 体育科教育(physical education) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 301 |
終了ページ | 315 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63314 |
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タイトル(別表記) | Identifying Key Points to Consider in the Implementation of Programming Education for Students with Intellectual Disabilities |
フルテキストURL | cted_012_287.pdf |
著者 | 谷藤 隆行| 宮﨑 善郎| |
抄録 | 知的障害のある児童生徒に対する指導内容としての妥当性の検証と実施上の留意点を得ることを目的として,知的障害特別支援学校において6名を対象にプログラミングロボットを使用し,「進む方向や進む距離を正しく表現できる」をねらいとして授業実践を行った。アンプラグド学習を組み合わせた指導を実施し,その結果,個人差はあるものの全員前後左右の理解が促進された。また,プログラミング的思考の評価は,小学校や保育等の評価基準に関する先行研究を参考にして作成した「プログラミング的思考段階表(試案)」から目標を設定し,評価を行った。評価の結果,プログラミング的思考の育成にも実践の効果が示唆された。以上のことから,知的障害教育における実施上の留意点として「目標設定」「指導計画の作成」「指導・支援」「評価」の4つに整理することができた。今後は段階表や留意点の内容や活用方法,有用性についてさらに検証が必要である。 |
キーワード | プログラミング教育(Programming Education) 知的障害教育(Intellectual Disability Education) 前後左右の理解(Understanding Front Back Left Right) プログラミング的思考段階表(Programming Thinking Stage Table) プログラミングロボット(Programming Robot) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 287 |
終了ページ | 299 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63313 |
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タイトル(別表記) | An Advanced Training Program Development for School Teachers and Staff: Purposes and Activities of Okayama Center, National Institute for School Teachers and Staff Development (NITS Okayama Center) |
フルテキストURL | cted_012_271.pdf |
著者 | 梶井 一暁| 熊谷 愼之輔| 小林 万里子| 高瀬 淳| 仲矢 明孝| 松枝 睦美| 三村 由香里| |
抄録 | 本論文では,これからの教師の学びの在り方を明らかにしたうえで,教師の学びを保障する場やその特質について考察する。具体的には,まず,近年の教員政策のなかで求められる教師像をもとに,教師の学びがどのように意味づけられるかを明らかにする。そのうえで,既存の教師の学びの場である教育委員会等が企画運営する研修,教職大学院,各学校で行われる校内研修等との比較により,(独)教職員支援機構岡山大学センターが構想する研修プログラムの特色を描出し,教職員の学びが深化するためのしくみを構築することの必要性と重要性を指摘したい。と同時に,教職員の学びの成果を可視化していくためには,研修プログラムに対するアウトカム重視の評価の開発が求められる。この点については今後の課題とする。 |
キーワード | 学習者としての教師(teachers as leaners) 教職員研修(training programs for school teachers and staff) 学びのコミュニティ(communities of learning) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 271 |
終了ページ | 285 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63312 |
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タイトル(別表記) | What are Relater with Subjective Well-being? The Relationship between Empathy and Self-acceptance to Make a Better Relationship with Others. |
フルテキストURL | cted_012_257.pdf |
著者 | 梅本 菜央| 青木 多寿子| |
抄録 | 本研究では他者との関わりを円滑にするものとして共感性に着目した。共感性には,自己指向的な共感,他者指向的な共感といった複数の側面がある。先行研究から,この指向性の違いにより主観的幸福感が違ってくることが示されている。本研究では,主観的幸福感を高める共感性に,自己受容性が関わっているのではないかと考えた。そこで,本研究では,共感性,自己受容性,主観的幸福感の関連を高校生と大学生を調査対象に検討した。分析の結果,高校生は,他者理解への意欲,他者への感情移入が主観的幸福感に影響していた。大学生は,他者理解への意欲が主観的幸福感に影響していた。さらに,主観的幸福感を高めるこれらの共感性に,高校生は自己受容性のうち自己理解が影響していた。一方,大学生は主観的幸福感を高める共感性に,自己受容性は影響していなかった。これらの結果には,高校生と大学生の環境の違いや発達差が関わっていることが考えられた。 |
キーワード | 共感性(Empathy) 自己受容性(Self-acceptance) 主観的幸福感(Subjective Well-being) 高校生(High-school Students) 大学生(College Students) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 257 |
終了ページ | 269 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63311 |
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タイトル(別表記) | Research Trends and Issues Concerning Childcare Teachers’ Views on Childcare With a Focus on Differences in Childcare Experiences as Kindergarten Teachers and Nursery Teachers |
フルテキストURL | cted_012_243.pdf |
著者 | 蓮井 和也| 中平 絢子| 高橋 敏之| 片山 美香| |
抄録 | 『子ども・子育て支援法』改正以降,認定こども園は大幅に増加し,それに伴い様々な保育経験(幼稚園教諭・保育所保育士)をもった保育教諭が同じ園で勤務する状況も増えている。そこで本論では,保育教諭の保育経験の違いに着目し,保育観に関する研究動向と課題について考察した。先行研究を内容ごとに分類して概観すると,幼稚園教諭は教育的要素を,保育所保育士は養護的要素をもつ保育観をそれぞれに重視する傾向が示唆された。しかし,保育経験の違いがどのような保育内容や保育場面において保育観の相違をもたらすかについて十分な検討がされていないことが明らかになった。保育観の共有が保育の質の向上に繋がることから,保育経験による保育教諭の保育観の詳細な相違点を明らかにすることが今後の課題である。 |
キーワード | 認定こども園(certified center for early childhood education and care) 保育教諭(childcare teacher) 保育観(view on childcare) 相違(difference) 保育経験(childcare experience) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 243 |
終了ページ | 255 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63310 |
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タイトル(別表記) | An Examination of the Teachers’ Cognitive Dimensions for Teacher-Student Relationships -Through a Case Study of Three Junior High School Teachers- |
フルテキストURL | cted_012_227.pdf |
著者 | 飯田 都| |
抄録 | 教師の認知次元が,生徒との関係性や生徒の学級適応感にどのように影響しているのか,各認知次元ごとにその意味合いを確認することを目的とし,3学級の生徒と担任教師を対象として検討を行った。すべての認知次元が生徒の学級適応感や生徒との関係性に対し等しく影響力を持つわけではなく,特定の認知次元がキーとなっていることが示された。また,先行研究から示されているように,生徒認知次元の数が少ないと,1つの次元にいくつもの意味合いや働きが凝縮されるのに対し,3つ以上の認知次元を持つ場合には,各次元の役割は分化し,評価的意味合いを帯びない中立的で特徴記述的な次元も生まれることが確認された。中学校教師の生徒認知次元は小学校教師に比べ,より個性的で独自性の強い視点となっている可能性が示唆され,中学校以降の教師の生徒認知次元に関わる知見の拡大と,その実践的活用の可能性についての検討を進める必要性が示された。 |
キーワード | 教師用RCRT(RCRT for teachers) 学級適応(school adjustment) Person-Environment fit(Person-Environment Fit) 生徒認知(perception for students) 教師-生徒関係(teacher-student relationships) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 227 |
終了ページ | 241 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63309 |
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タイトル(別表記) | Treatment of learning about marriage in High School Home Economics; Description Analysis of the Course of Study and Textbooks |
フルテキストURL | cted_012_211.pdf |
著者 | 田邉 詩歩| 李 璟媛| |
抄録 | 本研究では,「多様化する結婚」という日本の現状を踏まえ,結婚に関連する学習内容が,高等学校家庭科においてどのように扱われているかを分析することを目的とし,平成11,21,30 年版の『高等学校学習指導要領』と平成21 年版に基づいて構成された「家庭基礎」の教科書10 冊を用いて結婚に関連する学習内容を分析した。分析の結果,教科書には,『学習指導要領』に基づいて結婚等に関連する法制度の記述がみられ,結婚をめぐる現状や変化を反映した学習内容が取り扱われていることを確認した。一方,法律婚,事実婚,同性婚など結婚に関連する語句については,教科書によって内容の記載の有無に差がみられ,多様化している現状の理解に十分対応しているとはいえないことも明らかになった。 |
キーワード | 結婚(Marriage) 高等学校家庭科(High School Home Economics) 学習指導要領(Course of Study) 教科書(Textbooks) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 211 |
終了ページ | 225 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63307 |
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タイトル(別表記) | Experts’ Instruction in Music Class: The Meaning of “Words” in Each Instruction Scene |
フルテキストURL | cted_012_181.pdf |
著者 | 小川 容子| 早川 倫子| |
抄録 | 本研究は,音楽の達人教師たちがどのような指導言を使って指導を行っているのか,ソプラノリコーダーによる3つの指導場面(導入,合奏,個人評価)をとりあげ,それぞれの場面で扱われている教師の「ことば」について詳細に検討したものである。導入場面では,絶妙なタイミングでタンキングに関する指示がなされていること,あわせて姿勢,リコーダーの構え方,舌の使い方,吹き込む息の量,息の出し方など複数の要素に関する「ことば」が使われていることが明らかとなった(調査1)。合奏場面では友達の音を聴いたり,クラス全体で音色を作り上げたりする際に,子どもたちがイメージしやすい「ことば」が使われていることが明らかとなった(調査2)。個人評価の場面では,達人教師が実際の指導で重視している内容や理想とする演奏が明らかとなり,評価者の属性の違いはあるものの,調査1や調査2とほぼ同じ「ことば」が用いられていることが確かめられた(調査3)。 |
キーワード | 達人教師(expert) 指導言(words) 器楽指導(instrumentteaching) 談話分析(discourseanalysis) ソプラノリコーダー(soprano recorder) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 181 |
終了ページ | 195 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63305 |
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タイトル(別表記) | How to think of junior high school students about “The Period for Integrated Studies” - Relationship between the fulfillment of school life and subject learning and the competencies acquired by taking “The Period for Integrated Studies” - |
フルテキストURL | cted_012_151.pdf |
著者 | 髙旗 浩志| |
抄録 | 本稿では「総合的な学習の時間」に対する中学生のとらえかたを学校社会学的視点から明らかにする。対象は中等教育学校前期課程の3年生である。同校では後期課程との接続を意識した六年一貫教育に取り組んでいる。7つのキー・コンピテンシーを設定し「課題研究(=総合的な学習(探究)の時間)」を柱とする教育課程を編成している。3年生は「自己の生き方」に関わる課題を自ら設定し,解決方法を工夫して取り組み,得られた成果を論文及びポスターにまとめ,発表することになっている。調査では学校生活の充実度や教科の授業への意欲及び授業内容の理解度を尋ねた。また,それらと「課題研究」のテーマ設定や計画の充実度,「課題研究」を通して「身についた」と感じる資質能力との関係を検討した。計画の充実度や設定したテーマの質と,学校生活への満足度や教科の授業に対する意欲及び授業内容の理解度との間には明確な相関が見られることが明らかとなった。 |
キーワード | 総合的な学習の時間(The Period for Integrated Studies) 課題研究(探究学習)(“problem research”) 資質能力(competencies) 中等教育学校(Secondary School) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 151 |
終了ページ | 164 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63304 |
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タイトル(別表記) | Development of a Theoretical Framework for Local Japanese Language Education for Citizen Development: Focusing on the Career Development of Foreign Technical Interns |
フルテキストURL | cted_012_135.pdf |
著者 | HOANG Ngoc Bich Tran| 桑原 敏典| |
抄録 | 本稿は、市民育成のための地域社会における日本語教育の原理や方法に関する理論的枠組みを構築しようとするものである。その際、特に外国人技能実習生に対する日本語教育を対象として取り上げ、技能実習生のキャリア形成に焦点をあて、それに対して日本語教育がどのように役立つかを、先行研究の分析を通して理論的に考察していく。外国人技能実習生が直面している問題としては、地域社会に参加する市民を育成するための内容が組み込まれていないことによって、彼ら・彼女らのキャリア形成につながる学習が十分に保障されていないことが挙げられる。本稿では、市民育成と日本語教育の関連について考察した先行研究を分析し、外国人が日本社会の中で個々の生き方を追求するにあたって、日本語教育がどのような役割を担うかを理論的に検討する。そのうえで、そのための学習の場としての地域日本語教育の可能性と意義を探る。 |
キーワード | 外国人技能実習生(local Japanese language education) 地域日本語教育(citizenship education) 市民性形成(career development) キャリア形成(foreign technical intern trainees) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 135 |
終了ページ | 149 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
フルテキストURL | fulltext20220404-1.pdf |
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著者 | 村井 良介| |
発行日 | 2022-04-02 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
ライセンス | https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/ |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63301 |
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タイトル(別表記) | The Current Status and Issues of Gender-Free Education in Japan and China: Focusing on the Analysis of School Curriculum at the Elementary and Middle School Levels |
フルテキストURL | cted_012_103.pdf |
著者 | 王 鶴橋| 平田 仁胤| |
抄録 | 20世紀末、人権理念の尊重や人間存在の多様性を出発点として平等な両性関係の構築や男女共同参画社会の実現を達成するべく、様々な法制度が整備されていった。だが、日本および中国において、ジェンダーにおける平等の理念が広がっているにもかかわらず、いまだ現在の学校教育にはカリキュラムにおけるジェンダーの不平等が温存されている可能性がある。本研究は、日中の小中学校のカリキュラムにおけるジェンダーフリーに関わる教育内容を考察対象とする。各国の小中段階における学校教育のカリキュラムとして日本の学習指導要領、中国の課程標準を取り上げ、ジェンダーフリーの視点から分析を加える。そして、日本と中国の小中段階のカリキュラムにおけるジェンダーフリー教育の異同点を明らかにする。 |
キーワード | ジェンダーフリー教育 (Gender-free education) 日中比較(Japan-China comparison) カリキュラム(Curriculum) 学習指導要領(Curriculum Guideline) 課程標準(Curriculum Standard) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 103 |
終了ページ | 117 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63300 |
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タイトル(別表記) | Patterns of Consensus Building in Research Meetings for Elementary-School Physical Education Teachers: Focusing on Problem Solving Situations |
フルテキストURL | cted_012_087.pdf |
著者 | 白石 翔| 原 祐一| 梶山 周| |
抄録 | 本研究の目的は,小学校の体育研究主任研究会において課題分析をする際に,教師がどのような合意形成パターンを取りながらコミュニケーションしていくのかを明らかにすることである.「コンセンサス」と「アコモデーション」という2つの「合意形成」概念を視点に会話分析した結果,6個の合意形成パターンを抽出することができた.「コンセンサス」をめぐる合意形成では,「単語の共有」,「言い換えによる納得」が抽出され,「アコモデーション」をめぐる合意形成では,「実体験への共感」,「概念をめぐる差異の許容」,「つぶやきの強化」,「視点の転換」が抽出された.これらの概念を合意される内容(「コンセンサス」,「アコモデーション」)を縦軸,話題への参加構造(「単線的」,「複線的」)を横軸にとる合意形成パターン構造に整理した.このことにより,教員研修内の発話がどのようになされているのかを認識する枠組みを提示することができた. |
キーワード | 合意形成パターン(patterns of consensus) 小学校体育研究主任(elementary-school physical education research chief teacher) コンセンサス(consensus) アコモデーション(accommodation) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 87 |
終了ページ | 101 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63299 |
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タイトル(別表記) | The Implementation of China’ s Children Learning in Regular Classrooms (LRC) in Special Needs Education and Its Challenge |
フルテキストURL | cted_012_075.pdf |
著者 | 陳 依文| 魏 梓羽| 吉利 宗久| |
抄録 | 中国は,2008年に国連「障害者権利条約」を批准し,インクルーシブ教育の実現に向けた教育形態として随班就読を導入している。随班就読の展開により,障害のある児童生徒の就学問題に新たな変化がみられるはずであるが,その実態に関する継続的な分析は十分とはいえない。そこで,本研究は随伴就読の導入経緯と実施状況に関する動向を分析することにより,その運用に関する今日的課題を明らかにすることを目的とした。その結果,随班就読の対象者は顕著な増加傾向を示していた。しかし,随伴就読の担当教員に関するデータは公表されておらず,その実態を早急に把握することも課題である。特殊学校教員における人数や特殊教育専攻者数は着実な増加傾向がみられるものの,随班就読の担当教員の専門性の確立が求められている。また,随班就読の対象の拡大や基準の見直しも議論されており,さらなる教育環境の整備にも取り組まなければならないことを指摘した。 |
キーワード | 中華人民共和国(China) 特殊教育(Special needs education) 随班就読(Learning in Regular Classrooms) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 75 |
終了ページ | 85 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63298 |
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フルテキストURL | cted_012_059.pdf |
著者 | 塩田(青陽) 結| 髙橋 慧| 片山 美香| |
抄録 | 本論は,幼児の描画活動におけるキャラクター表現と図形模写能力の関連性について考察する。そこで,キャラクター表現の有無が,図形模写能力に与える影響を明らかにするため,①キャラクター表現を行う幼児,②キャラクターは描かないが一般的な描画を行う幼児,③自発的に描画活動を行わない幼児,の3群に分け図形模写能力を比較検討した。その結果,キャラクター表現をする幼児も,一般的な描画をする幼児と同水準の図形模写能力を有していることが,明らかになった。このことから,キャラクター表現は,一般の描画表現と同様に,描画経験の蓄積となる表現形式の1つになり得ると考えられる。 |
キーワード | 保育施設(preschool facility) 幼児(preschoolers) 描画活動(drawing activities) キャラクター表現(drawing characters) 図形模写能力(shapes copying ability) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 59 |
終了ページ | 73 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63297 |
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タイトル(別表記) | Historical Study on the Development Process of the Education for Students with Health Impairments in Japan: Focusing on the Trend of Compulsory Education in Special Schools |
フルテキストURL | cted_012_047.pdf |
著者 | 劉 文浩| 吉利 宗久| |
抄録 | 結核予防を目的として発生した病弱教育の取り組みは,第二次世界大戦の影響により衰退しつつあった。戦後,新たな教育制度の改革により,病弱教育のための養護学校や特殊学級の数も増加傾向を示した。とくに,1979年の養護学校義務教育制により,病弱教育の制度的基盤が確立することになるが,その過程では福祉施設や訪問教育を含む多様な教育の場が展開された。しかし,義務制に至るまでの病弱教育の発展の経緯には,様々な課題の解決が必要であった。義務教育制度の導入はもちろんのこと,養護学校の対象としての病弱児の法的位置づけが遅れた要因として,主に国や地方公共団体の財政上の問題があった。加えて,病弱教育のための学校・学級の具体的な仕組みづくり,対象となる児童生徒の障害の程度,教師の専門性,指導方針・方法が確立されてこなかったことも影響したことが明らかになった。 |
キーワード | 病弱教育(the education for the sick and the weak) 養護学校教育義務制(the educational compulsory system in schools for t he handicapped) 発展経緯(development process) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 47 |
終了ページ | 57 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63295 |
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タイトル(別表記) | Development of a Life and Environment Studies Teaching Plan Aimed at Forming the Foundation of Social Cognition A Case Study of the Development of a Food Education Program that Encourages Students to Understand Their Relationships with People |
フルテキストURL | cted_012_017.pdf |
著者 | 山田 凪紗| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は,社会認識の基盤を形成することを目指した生活科授業の構成原理を,身近な人々との関わりの捉えさせ方に焦点をあて,提案するものである。具体的には,給食を取り上げた食育プログラムの開発を通して,人々との直接的な関わりから間接的な関わりの認識へと視点を転換することを通して,児童の社会認識の範囲を少しずつ拡大し,中学年以降の社会科の目標となる科学的な社会認識の基盤を形成することを目指す。給食という児童にとって学校生活の中でも関心の高い事象を取り上げ,調理員など直接的な関わりを捉えられる人々だけではなく農家の人など間接的にしか自分との関わりが捉えられない人々へと対象を拡大することで,科学的な社会認識の基盤を形成するための視点を獲得させる授業を提案する。 |
キーワード | 生活科(life science) 社会認識(social awareness) 食育(nutrition education) 人々の関わり(people's relationship) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 17 |
終了ページ | 31 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63294 |
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タイトル(別表記) | Research and Development of Educational Content for Citizenship Education in Elementary School Social Studies as Social Participation Learning A Case Study on the Development of a Teaching Plan Aimed at Solving Local Problems |
フルテキストURL | cted_012_001.pdf |
著者 | 桑原 敏典| 山田 凪紗| |
抄録 | 本研究は,社会参加学習の原理を小学校社会科に取り入れ,主権者育成を目指した教育内容開発を行うものである。具体的には,先行研究で明らかにされている社会参加学習の原理と方法を検討したうえで,小学校社会科において社会参加を学習指導に取り入れる方法を解明し,その方法を子供自身が地域課題の解決に取り組む単元の開発を通して提案する。主権者教育は,一般的には中等教育段階を想定したものと捉えられがちであるが,主権者育成はたんに投票を促すだけではなく,社会の形成者として必要な資質・能力を広く身に着けさせることを目指したものである。その資質・能力には,認識から思考力・判断力,そして,態度や行動まで含まれる。これを総合的に身に付けさせるためには,社会の中で自ら課題を発見し,その解決に取り組む学習が有効であると考えられる。本研究では,地域課題の解決を目指した社会科の単元開発を通して,初等教育段階の主権者育成の方法を示す。 |
キーワード | 社会参加(social participation) 小学校社会科(elementary school social studies) 主権者教育(citizenship education) 単元開発(unit development) 地域課題(regional issues) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 15 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |