著者 | 張 紅| |
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発行日 | 2008-03-31 |
出版物タイトル | 北東アジア経済研究 |
巻 | 5巻 |
号 | 1号 |
資料タイプ | 紀要論文 |
JaLCDOI | 10.18926/13302 |
JaLCDOI | 10.18926/13283 |
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タイトル(別表記) | Light and Darkness of Togoku Sakimori : Manyoshu Volume 20 No. 4436 |
フルテキストURL | 25b_01_012.pdf |
著者 | 間江 立恵| |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2008-03-31 |
巻 | 25巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 12 |
ISSN | 18811671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310213 |
JaLCDOI | 10.18926/13282 |
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タイトル(別表記) | On the Steams of Sanbutaro |
フルテキストURL | 25b_013_027.pdf |
著者 | 高森 望| |
抄録 | 「さんぶ太郎」は人間の男と大蛇の女から生まれた巨人である。男と女が出会い、結婚をし、さんぶ太郎が生まれる。ある日女が大蛇であることが分かり、女は男とさんぶ太郎の前から去る。その後さんぶ太郎は京まで三歩で行けるほど成長したが、恋敵または恋人により殺される。 その物語は美作地方で伝承されており、現在では多くの本に収録されている。この「さんぶ太郎」薄のテクストの中に、主人公のさんぶ太郎が美作地方に土着した菅家の子孫で、中世に美作地方で活躍した菅原三穂太郎浦佐という実在の人物であることが記されているものがある。その大半はさんぶ太郎の父親が菅家の末商であることを簡潔に記しているだけであるが、いくつかのテクストではさんぶ太郎の父親に至るまでの流れや、さんぶ太郎以後活躍した子孫について詳しく記している。 次ページに「さんぶ太郎」帯のテクスト一覧を掲げ、さんぶ太郎の家系について全く記さないものには「×」、詳細ではないが、さんぶ太郎が菅家の末商であることやさんぶ太郎の子どもが菅家七流と呼ばれていることを記すものには「△」、さんぶ太郎の家系について詳しく記すものには「○」をそれぞれ右端の欄に記している。本稿では、この「○」を付した、さんぶ太郎の家系を詳しく記すテクストを取り上げ、その歴史性を検証しておきたい。その作業は、暖昧模糊とした「さんぶ太郎」帯の成立に関して、明確ではないながらも、一つの輪郭線を引くことを可能にするであろう。 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2008-03-31 |
巻 | 25巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 13 |
終了ページ | 27 |
ISSN | 18811671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310529 |
JaLCDOI | 10.18926/13281 |
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タイトル(別表記) | Contractual Limitations on Assignments of Receivables |
フルテキストURL | 25_061_076.pdf |
著者 | 町田 余理子| |
抄録 | 民法466条1項本文は「債権は、譲り渡すことができる」と規定し、債権の譲渡性を認めている。しかし、同条2項本文は「当事者が反対の意思を表示した場合は、適用しない」と規定しており、このような特約が「債権譲渡禁止特約」 (以下、単に「譲渡禁止特約」という)と呼ばれるものである。譲渡禁止特約がなされる理由としては、①譲渡に伴う事務の煩雑化を避けるため、②過誤払いの危険を避けるため、③相殺に対する利益を確保するため、であると一般に解されている。 しかし、譲渡禁止特約の是非については、旧民法および現行民法制走時においても問題となり、現在でも、当初は「弱い債務者」のために作られた譲渡禁止特約が、公共団体や銀行のような「強い債務者」のために主に使われていることに対する批判や、そもそも譲渡禁止特約を認めることに対して反対する有力な説がある。しかし、裁判例および学説は、譲渡禁止特約の規定がある以上、譲渡禁止特約の是非を別問題として、譲渡禁止特約があることを前提とした解釈論を展開してきた。 それらを踏まえて昨今、債権法の改正検討の中でも譲渡禁止特約の是非について大いに議論がなされており、したがって、譲渡禁止特約の意義を改めて考える最適な時期であるといえる。 本稿ではまず、日本における譲渡禁止特約の是非について、現時点までにどのような立法的議論がなされているか、どのような解釈がなされているかを分析し、最後にそれらを踏まえて今後の譲渡禁止特約のあり方について検討し、今後の研究の基礎的考察としたい。 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2008-03-31 |
巻 | 25巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 61 |
終了ページ | 76 |
ISSN | 18811671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310653 |
JaLCDOI | 10.18926/13279 |
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タイトル(別表記) | The Jewish Chagall and Russian Art : An interpretation of La Vie (1964) |
フルテキストURL | 25_029_043.pdf |
著者 | 梶原 麻奈未| |
抄録 | マルク・シャガール (1887年ベラルーシ生まれ-1985年フランス没)の後期作品では、ユダヤ教的世界のモティーフや場面と共にしばしばキリストが描かれる。この時、ユダヤ人が神を描くという開溝 1のほか、旧約聖書の場面にキリストが登場することが問題になる。これに加え、後期作品の一つ≪生≫(1964年図 1)では新郎新婦、恋人達や道化が登場する。≪生≫の画面上方には太陽が措かれ、その光輪の中に魚や天使や動物があり、太陽のすぐ左にはイスラエルの民に石板を示すモーセが描かれている。さらにその左には沈没する船と海にはじきだされる人々、その下にはユダヤの結婚式に用いる天蓋と幼児を抱く新郎新婦、その左に鳥のような生物、さらにその左にトーラーを抱き、額に聖句箱 (申命記11・18)を付けたラビが措かれる。その下には≪安息日≫(1910年図 2)と同じ構図があり、その右隣には繭形の雲の中に横たわる恋人達があり、画面中央下側にセーヌ河とエッフェル塔がある。これらのモティーフの合間で、音楽を奏でたり、曲芸を行ったり、人と獣が一体化していたり、頭部のない道化連がカーニヴァルを形成する。旧約聖書にも新約聖書にも登場することのないこのカーニヴァルは主題とどう関わるのか。新郎新婦の意味は何か。この作品の主題は何か。本論ではシャガールの後期作品≪生≫ (原題は "Life")を通じてこれらの問題について考察する。 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2008-03-31 |
巻 | 25巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 29 |
終了ページ | 43 |
ISSN | 18811671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310436 |
JaLCDOI | 10.18926/13256 |
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タイトル(別表記) | A Study on Changes in "Taiwanese Kana" During the Period of Japanese Colonial Rule |
フルテキストURL | 25_013_028.pdf |
著者 | 林 美秀| |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2008-03-31 |
巻 | 25巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 13 |
終了ページ | 28 |
ISSN | 18811671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310388 |
JaLCDOI | 10.18926/13255 |
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タイトル(別表記) | The Passion Artist: The Ghosts in Paul Auster's Ghosts (1986) |
フルテキストURL | 25_001_012.pdf |
著者 | 中谷 ひとみ| |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2008-03-31 |
巻 | 25巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 12 |
ISSN | 18811671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310683 |
JaLCDOI | 10.18926/13253 |
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タイトル(別表記) | Punctuation in Towa Writing : Focusing on the Dictionary of Okajima Kanzan |
フルテキストURL | 24b_001_015.pdf |
著者 | 何 暁麗| |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2007-11 |
巻 | 24巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 15 |
ISSN | 18811671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310239 |
JaLCDOI | 10.18926/13250 |
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タイトル(別表記) | Study on Leadership from the Perspective of the Interactions between Leader and Follower : Based on a Survey on Japan Post |
フルテキストURL | 24_131_145.pdf |
著者 | 池中 正司| |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2007-11 |
巻 | 24巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 131 |
終了ページ | 145 |
ISSN | 18811671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310598 |
JaLCDOI | 10.18926/13249 |
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タイトル(別表記) | Research Note on Social Skills Learning Sessions for Hosts : Trials in the Preliminary Sessions |
フルテキストURL | 24_115_129.pdf |
著者 | 奥西 有理| 田中 共子| |
抄録 | 留学生と対人関係を築く日本人ホストを対象にした、異文化間ソーシャルスキル学習が、小グループによるセッション形式で試行された。セッションの流れは、参加者からの意見聴取による課題場面の設定、 1回目ロールプレイの実施、参加者の討論と講師による説明、 2回目ロールプレイの実施、参加者による振り返りと講師からの解説であった。セッション中の発言記録、及びセッション後の記錬用紙・評価用紙への自由記述について検討した結果、対人関係形成に関わる認知行動的な学習が行われ、異文化間の対人的接触で必要となるソーシャルスキルの獲得が進んだことが分かった。参加者は、認知的には、相手の持つ異文化性をより意識するようになり、行動的には、相手が日本文化と相手文化との違いを理解できるように配慮したコミュニケーションを心掛けるようになっていた。具体的には、文化的な規範を説明するときは、相手が納得できるような理由を付加する、日本文化の基準に照らせば受け入れられない行動が実施されている場合は、その事実と実施による相手へのインパクトを説明する、相手の文化的な基準を理解しそれを尊重しながら話す、非言語コミュニケーションを効果的に取り入れて行動する等である。 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2007-11 |
巻 | 24巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 115 |
終了ページ | 129 |
ISSN | 18811671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310291 |
JaLCDOI | 10.18926/13247 |
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タイトル(別表記) | Exaolination of the Cognitive Process of Recognizing One's Own Face Based on the lAC model |
フルテキストURL | 24_107_113.pdf |
著者 | 塩田 真友子| 堀内 孝| |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2007-11 |
巻 | 24巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 107 |
終了ページ | 113 |
ISSN | 18811671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310553 |
JaLCDOI | 10.18926/13246 |
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タイトル(別表記) | Attributes of Adverbs of Frequency |
フルテキストURL | 24_095_105.pdf |
著者 | 八尾 由子| |
抄録 | 頻度を表す副詞トキドキとトキオリとは、複数の辞書において相互に解説に用いられていたり、『分類語嚢表増補改訂版』 (2004)でも同一グループに分類されていたりする 1。しかし両者の用例を観察すると、その現われ方がかなり異なっていることがわかる。もっとも明らかな違いは用いられる文体である。トキオリが話し言葉では用いられにくいのに対して、トキドキには文体上の制限はほとん ど見られない。また、頻度の高低という点で比較すると、トキオリはトキドキに比べ、頻度がやや低い印象を与える2。しかし両者は文体の違いや頻度の高低だけでなく、それを用いて表される事態の性質も異なっている。文中のトキオリをトキドキに換えることはほとんどの場合可能だが、その道は必ずしも可能ではない。 本稿の目的は、事態の時間的限定性、そして話し手が当該事態をどのようにとらえているか、この二つの角度からトキドキとトキオリとの相違点を明らかにすることである。 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2007-11 |
巻 | 24巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 95 |
終了ページ | 105 |
ISSN | 18811671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310474 |
JaLCDOI | 10.18926/13245 |
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タイトル(別表記) | The Mongolian View of the Cosmos and the Spirit in the Early Modern Times |
フルテキストURL | 24_081_093.pdf |
著者 | 包 龍| |
抄録 | 現代モンゴル人は、大抵が人は死ぬとまた生まれ変わることができるという輪廻転生の観念をもっている。この生まれ変わる段階で何に生まれ変わるか、あるいはどのような人物に生まれ変わるか、または六道輪廻から解脱するかはその人のガルマ (善悪の業困)によって決定されると信じられている。従ってその世界観が天界、地下界、 (地獄)中間界などに分かれるのである。 この明らかな仏教的思想をモンゴルの人々が本格的に受け入れ始めたのは、いまから430年ぐらい前のことである。この歴史も長そうではあるが、北方民族やモンゴル民族の歴史に比較すると、まだ浅いものだといえる。 では、こうした仏教的宇宙観や霊魂観を受け入れる前、あるいは仏教の流れが行き届かなかった辺境地のモンゴル人社会ではどのような世界観がみられるのかを考察する必要がある。チベット仏教がモンゴルに流入し始めたのは、西部では1570年代で、東部では1620年代のことである。「ハイシッヒ1998など」モンゴル帝国時代には、チベット仏教を始めとする多くの宗教がモンゴルを改宗しようと努力した様子はあったが、モンゴル本土 (原任地モンゴル高原)にはそれほど浸透しなかったのである。一時フビライ・ハーンがチベット仏教サキヤ派を信仰し、バクパ・ラマを国師にしてモンゴルの貴族たちを仏教化する時代はあったが、これもモンゴル帝国の崩壊によって、モンゴルへの影響が失われたといえる。中国から北の本土 (モンゴル高原)へと追放された人々は仏教を持ち帰ることができず、再びシャマニズムを信仰するようになった「エルデムト2001など」。そのため北元時代の人々もシャマニズムを信仰し、昔同様な世界観と霊魂観をもっていたと考えられる。 しかし現在では、モンゴル・シャマニズムの宇宙観や霊魂観に対する説明は非常に複雑な様子をみせている。仏教あるいは他の宗教の影響で古代モンゴル人の持っていた宇宙観や霊魂観が徐々に薄れて行き、仏教的宇宙観や霊魂観と混在した状態といえる。こうした中、一部のシャマンあるいは研究者でさえ、この混在した様子から抜け出せずにモンゴル・シャマニズムの宇宙観や霊魂観に対する 誤った説明を行っていると思われる。 それはつまりシャマニズムに地獄が作られたり、地下界があったり、あるいはシャマンの霊魂が生まれ変わるなどといった解釈である。しかしこれらは明らかに仏教寄りの世界観であって、シャマニズム本来の独自性を表すことができていないようである。 またたとえばモンゴル帝国時代のモンゴル軍の強さを分析した研究にしても、従来はほとんどがモンゴル人の騎馬民族的性格からの研究や軍の組織への研究または兵術や兵器の研究などによって説明が試みられる。しかし実際モンゴル人の宇宙観や霊魂観などの内心的なものがどのように影響していたかに対する研究は、世界またはモンゴルにおいても余り行われていないようである。では、以下いくつかの物語や研究などから当時のモンゴル人の宇宙観や霊魂観を考察してみよう。 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2007-11 |
巻 | 24巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 81 |
終了ページ | 93 |
ISSN | 18811671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310361 |
JaLCDOI | 10.18926/13243 |
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タイトル(別表記) | Description of Process under the K-J Method : Discussion from a Theoretical Comparison with GTA |
フルテキストURL | 24_065_079.pdf |
著者 | 福島 和俊| |
抄録 | 本稿は、質的心理学におけるプロセス性記述の重要性に着目し、GT法における特性・次元、サブカテゴリーの有用性を参考にしながら、KJ法におけるプロセス性記述についての方法論を試論的に述べたものである |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2007-11 |
巻 | 24巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 65 |
終了ページ | 79 |
ISSN | 18811671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310478 |
JaLCDOI | 10.18926/13242 |
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タイトル(別表記) | The Actual Condition of Rural Finance and the Role of Microcredit in Bangladesh : The Case of Boira and Kashahar Villages, Bogra District |
フルテキストURL | 24_049_063.pdf |
著者 | ラマン モハマド アルマヌ| |
抄録 | 1987年に実施されたバングラデシュ統計局による全国金融調査によれば、農村金融に占める制度金融の割合は 3分の 1程度であった。この割合はきわめて低い水準である(藤田幸一、1995、pp.1)。 バングラデシュの特殊銀行である農業銀行(Bangladesh Krishi Bank)、ショナリ銀行など国営商業銀行、政府機関、協同組合、NGO、グラミン銀行をすべて合わせても、農村世帯の借入件数の28%、借入金額の36%を占めているにすぎない。残りはいわゆる貸金業者、友人・親戚から借入となっている。これらは非制度金融と呼ばれ、以下のような二つ取引形態を持っている:(1)農地用益権の移転を代償とする取引、 (2)農地用益権の移転を代償としない取引 (藤田幸一、199、pp.18.23)。 本稿の目的は、まず筆者のボイラ村とカシャハル村で行った調査を通じてバングラデシュの農村の非制度金融の実態を明らかにし、次に同調査を通じて明らかになった両村のマイクロクレジットの現 状を整理し、両村の比較を行った上で、バングラデシュの農村金融制度の実態とマイクロクレジットの役割について述べることである。 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2007-11 |
巻 | 24巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 49 |
終了ページ | 63 |
ISSN | 18811671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310534 |
JaLCDOI | 10.18926/13241 |
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タイトル(別表記) | Study on Gender Equality in Employment from an ILO Perspective |
フルテキストURL | 24_035_047.pdf |
著者 | 高木 早知子| |
抄録 | 今日の男女共同参画社会基本法は、国際連合から端を発した国際人権規約と「国際労働機関」 (以下ILO)のILO条約、さらには「女性差別撤廃条約」が深く影響して成り立ってきた。しかしながら、「改正男女雇用機会均等法」が施行され、女工哀史時代と比較してはるかに女性の労働環境が是正されてきた現在も、職場での待遇に悩む女性は多い1)。女性の人権について最初にとりあげたILOは1919年に設立された。その後、1949年世界人権宣言、1966年国際人権規約でも保証されることとなった。さらに1979年「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約(女性差別撤廃条約)」が成立した2)0日本は労働基準法 (以下「労基法」とする)4条の存在を根拠に1967年にILO100号条約 (男女同一価値労働・同一報酬)を批准したが3)、ILO 111号条約 (1958年、雇用及び職業についての差別待遇)採択に際して日本の使用者団体が条約に反対、いまだに批准していない4)。しかも批准したILO100号条約が日本の男女賃金格差を解消しているとはいえず、現在でも大企業勤務を含めた女性社員からの裁判が後を絶たない。 そこで本稿では主に労使双方の立場から男女雇用平等への道を探るため、最初に日本の男女雇用平 等の現状を挙げ、ILOの男女平等の方向性を確認した上で、ILOの視点に基づき女性労働組合員の増加と労働市場における機会均等・男女賃金格差に関して先進国であるアメリカ (本稿ではアメリカ合衆国を指す)の見解を紹介していくことにする。さいごに男女雇用差別是正へ向けた示唆を挙げて総括としたい。 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2007-11 |
巻 | 24巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 36 |
終了ページ | 47 |
ISSN | 18811671 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310256 |
JaLCDOI | 10.18926/13239 |
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フルテキストURL | 24_027_033.pdf |
著者 | 吉岡 文夫| |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2007-11 |
巻 | 24巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 27 |
終了ページ | 33 |
言語 | 英語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310566 |
JaLCDOI | 10.18926/13238 |
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フルテキストURL | 24_011_025.pdf |
著者 | 田原 伸子| |
抄録 | This paper analyses an English text in ternlS of major English text patterns, general-specific, claim-counterclainl/hypothetical-real and problem-solution, by making use of 'signaling vocabulary' that has the role of indicating the functional segments of the patterns. The results, by supporting a discourse role of signaling vocabulary, exhibited a mix of the three patterns, with some kind of a variation from a typical pattern, in the overall and subordinate structures. At the same time the analysis made clear that some vocabulary items, such as superordinates and advance labels, have a discourse marking role and help create the text patterns. The results suggest discourse-based vocabulary teaching can be used for raising students' awareness of English text patterns. |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2007-11 |
巻 | 24巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 11 |
終了ページ | 25 |
言語 | 英語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310504 |
JaLCDOI | 10.18926/13237 |
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フルテキストURL | 24_001_010.pdf |
著者 | Michel de Boissieu| |
出版物タイトル | 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要 |
発行日 | 2007-11 |
巻 | 24巻 |
号 | 1号 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 10 |
言語 | フランス語 |
著作権者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002310633 |
著者 | 辻 星児| |
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発行日 | 2007-03-31 |
出版物タイトル | 文化共生学研究 |
巻 | 6巻 |
号 | 1号 |
資料タイプ | 紀要論文 |
JaLCDOI | 10.18926/12859 |