JaLCDOI 10.18926/53575
タイトル(別表記) "Qi" and "Taiji" in the Zhu Xi Philosophy
フルテキストURL bhe_007_049_062.pdf
著者 孫 路易|
抄録 朱子の本体論には解明を要する幾つかの間題がなお存すると思われる。朱子にあっては、根源的な存在、つまり本体は太極であり、太極は即ち理である。これは既に諸家によって指摘されているものであるが、しかし、理の原則を扱った説明には、理は造作しない、或いは造作できないという規定があるのに対して、太極についての論述にはこれと同様な規定はない。これはなぜか。それから、太極は本体で、理は即ち太極であるならば、理は気より先に存在するのは極めて明白な事柄であるが、にもかかわらず朱子の弟子達は「理気先後」について執劫に質問をし、それらの質問に対しての朱子の答えは一様ではない。これはなぜか。朱子にあっては、恐らく、気が三種類の様態で存在していると考えられていたのであろう。即ち、太極としての気(理気未分の状態)、陰陽としての気(気或いは一気)、五行(質)としての気、という三つの存在様態である。朱子のいう気は、実際は陰陽二気を指すと思われる。太極は気ではあるが、その気はまだ理と分離していない。この状態にある太極としての気が形而下的な存在としての陰陽二気と混同されるのを恐れて朱子は、太極は気だと言うのを、なるべく避けようとしたのである。太極としての気は、占める空間的な場がないために、直ちに陰陽二気になってしまうものだから、無形から有形へと変化するという過程において言えば、太極が先に存在するが、実際の生成順序においては、時間的な先後はない。これが故に、朱子の答えはいつも瞭然としないのである。
キーワード 一気 造作 理気先後 理気未分
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2011-12-30
7巻
開始ページ 49
終了ページ 62
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005651881
著者 岡山大学国際センター| 岡山大学教育開発センター| 岡山大学言語教育センター| 岡山大学キャリア開発センター|
発行日 2013-12-30
出版物タイトル 大学教育研究紀要
9巻
資料タイプ その他
著者 岡山大学国際センター| 岡山大学教育開発センター| 岡山大学言語教育センター| 岡山大学キャリア開発センター|
発行日 2013-12-30
出版物タイトル 大学教育研究紀要
9巻
資料タイプ その他
JaLCDOI 10.18926/52205
タイトル(別表記) Field Survey Report of Recruiting Activities by Company and demanded skills for New Graduates
フルテキストURL bhe_009_233_244.pdf
著者 宮道 力| 三浦 孝仁| 坂入 信也| 中山 芳一|
抄録  本調査では、東証一部上場企業及び本学に求人依頼のある企業を対象に、採用活動の実態と新規学卒者に求める能力について調査を行った。採用選考の柱は個人面接と筆記試験であること、人物評価では客観的指標を取り入れる努力をしていることがわかった。留学生採用では、調査協力企業において半数以上の採用実績があり、博士課程学位取得者採用では、採用実績のある企業は半数弱の約44%であった。企業が求める能力について、「基礎学力」が最も求められていた。従業員数による企業規模、本社所在地により新規学卒者に求める能力が異なる可能性があることもわかった。また、企業は学生時代の経験として「部活動(大学公認)」を高く評価していることがわかった。
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 233
終了ページ 244
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394640
JaLCDOI 10.18926/52204
タイトル(別表記) Practice for Supporting Extra-curricular Activities in Career Education -Focusing on Supporting Oakayama University Graduates' Association -
フルテキストURL bhe_009_223_232.pdf
著者 中山 芳一| 三浦 孝仁| 坂入 信也| 宮道 力| 吉岡 一志| 松永 朋子|
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 223
終了ページ 232
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394639
JaLCDOI 10.18926/52203
フルテキストURL bhe_009_209_222.pdf
著者 Morioka, Akemi| Uchida, Claire| Fujishima, Naomi|
抄録 本稿は、岡山大学生対象の英語クラスと留学生対象の日本語クラスとの「合同授業」の実践報告である。これは「国際化」を教育目標のひとつに掲げている本学で、岡山大学生と留学生の交流を促進し、グローバルコミュニティーを構築する授業実践の試みであった。その狙いは単なる「話すスキル」向上ではなく、外国語を学ぶ学生同士が助け合うことによる社会心理的な自己効力感の促進であり、学期末に行ったアンケート調査によるとどちらのクラスにもその効果が見られた。また英語学部と日本語学部という学部を超えた合同授業によって得られる成果の可能性と同時に課題についても検討する。
キーワード collaborative self-efficacy self-esteem affective filter internationalization
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 209
終了ページ 222
ISSN 1881-5952
言語 英語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394638
JaLCDOI 10.18926/52202
フルテキストURL bhe_009_195_208.pdf
著者 Miyagawa, Eiji|
抄録  1788年に著わされた二篇の詩作品、『静寂』と『テック山』は、共にマウルブロン時代の詩作の最後を飾るに相応しい、密度の高い作品となり得ている。『静寂』においては詩人によって頻繁にその否定相において捉えられる環境世界に対し、想念レベルで優位的に対峙しうる対立項が「静寂」の表徴の下に構成的に呈示され、主体と対象世界相互の相克という動的形式の進行の果てに、この根源性の領域へと回帰して行こうとする詩人の強度の傾向性が示される。また『テック山』では、所与の社会的総体に対して、時間的進行の後にその代替物として出現すべき、新たな共同体形成の萌芽的イメージが、山岳及び自然という重要因子の作用の下で内的変容を実現する民衆という具体物の描写を通して示唆される。と同時にそこでは、前近代ないしは反近代の性格を有する諸価値を中心原理として定立しようとする方向性も、明確に確認することが出来る。
キーワード 根源性 原自然 前近代 共同体形成 ドイツ近代 自然と人間 現代社会
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 195
終了ページ 208
ISSN 1881-5952
言語 英語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394637
JaLCDOI 10.18926/52201
フルテキストURL bhe_009_181_194.pdf
著者 Prichard, Caleb|
抄録 This article describes the methods and rationale of the Okayama University LEC English Program evaluation. The methods include summative measures (TOEIC and TOEIC SW) to see if the program is helping students improve their English proficiency. Formative measures are also being utilized to understand various aspects of students’ communicative competence and language learning to consider ways to improve the program. These measures include surveys on learner affect( motivation and anxiety), a reading strategy survey, and vocabulary tests. The results of the pretest measures will be reported and possible implications will be discussed.
キーワード program evaluation curriculum administration
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 181
終了ページ 194
ISSN 1881-5952
言語 英語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394636
JaLCDOI 10.18926/52200
フルテキストURL bhe_009_169_180.pdf
著者 Fast, Thomas|
抄録 TED Talks are short, passionate and engaging speeches by experts on important topics. Delivered at TED conferences, they are recorded for all to see freely online. Recently there have been a growing number of smaller TED-sanctioned but independently organized “TEDx” conferences taking place throughout the world. This paper reflects on a visit to TEDxYouth@Kyoto 2013, a conference held by Kyoto area university students, and addresses why involving language learners in TEDx conferences might prove beneficial, not only for sharing ideas, but also for English practice and development as global citizens.
キーワード TED talks global education extra-curricular activities
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 169
終了ページ 180
ISSN 1881-5952
言語 英語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394635
JaLCDOI 10.18926/52199
フルテキストURL bhe_009_155_168.pdf
著者 Nakamura, Ian|
抄録  This exploratory study will begin with a review of cinematic portrayals of teachers and their situations by establishing three categories: thought-provoking stories of teachers and students trying to overcome social barriers, entertainment first productions with an uplifting resolution of conflict, and documentaries that track the real-life struggles and successes of educational practitioners and their students through projectbased training and performance. Then I will use forms of reflective practice and discourse analysis to delve deeper into the details of teaching and context. This working paper will conclude with some thoughts on what ‘good’ teachers do.
キーワード films reflection teachers students professional development
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 155
終了ページ 168
ISSN 1881-5952
言語 英語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394634
JaLCDOI 10.18926/52198
タイトル(別表記) Kana Transcription of Korean Language in "Chosengo Gakudoku Annai"
フルテキストURL bhe_009_147_154.pdf
著者 陳 南澤|
抄録 本稿では開化期の韓国語学習書である『朝鮮語学独案内』(1894)におけるハングルと仮名表記から、当時の韓国語の音声・音韻論的特徴を概観する。『朝鮮語学独案内』には、韓国の開化期の教科書や新聞などの文語中心の文献よりも現代韓国語の特徴が多くみられる。本稿では、本書の仮名音注を通して当時の韓国語の音声的な特徴を主に概観するが、本書は語彙の面においても現代韓国語の形成過程を明らかにするのに役立つと考えられる。今後、明治期の他の韓国語学習書を総合的に考察することで現代韓国語の形成過程をより明らかにできると期待される。
キーワード 韓国語 韓国語学習書 仮名音注 開化期 朝鮮語学独案内
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 147
終了ページ 154
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394633
JaLCDOI 10.18926/52197
タイトル(別表記) Interpretation for the " 神道(Shinto)" of Banzan Kumazawa
フルテキストURL bhe_009_135_146.pdf
著者 孫 路易|
抄録  熊沢蕃山の思想を、朱子学または陽明学と比較しつつできるだけ深く掘り下げて解明することを試みる。本稿では、その本体論と生成論について考察する。  太虚と太極の両概念を用いるところにその本体論の特徴が見られる。気だけを本体とする本体論、或いは理だけを本体とする本体論では、思索が厳密になればなるほどその理論の行き詰まりが露呈する、ということに気付いた蕃山は、理と気の両方を本体とする必要があると考えた、と推察される。蕃山のいう太虚と太極は、両方とも理と気であるが、太虚は気に重きを置き、太極は理に重きを置く、という思想的な操作を通してその本体論に 用いたと思われる。  蕃山にあっては、「五行説」と「四象四化説」の二種類の生成論が見られる。「五行説」とは、陰陽の二気と木火土金水の五行が天地万物を生成する生成論であるが、陰陽の気はどのように生じたのかが常に問題となっていた当時、蕃山は、太虚の理が感じるものだとし、理が感じることによって陰陽を生じたとして、理は神だと認識した。そして、太虚は永遠に存続する万物の根源として神道だと解釈された。  「四象四化説」とは、日月星辰の四象と水火土石の四化が天地万物を生成する生成論である。日月星辰は天であり、水火土石は地である。万物も人間もすべて天地の気を受けて生成される存在であるが故に、天地は父母だとする。この考え方が、蕃山の独特の「孝」思想を導き出したのである。  孝の字は、老と子で構成され、老は理で、子は気であり、これは太虚を象っている、と蕃山はいう。太虚は神道であれば、孝は神道を象った字ともなるのである。
キーワード 太虚 太極 陰陽 五行 四象 四化 神道
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 135
終了ページ 146
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394619
JaLCDOI 10.18926/52196
タイトル(別表記) Developing and Using the Video Clips for Beginners
フルテキストURL bhe_009_123_134.pdf
著者 坂野 永理| 佐藤 美穂| 梅川 ゆう子|
抄録  本稿は著者が作成した初級日本語学習用ビデオクリップ集について報告するものである。まず,ビデオ教材の利点について述べた後,今回作成した教材の作成方法と教材の内容を説明する。作成したビデオクリップ集は70以上のビデオクリップからなる。各ビデオクリップは一つの文型または表現に焦点を当て,その文型または表現が出てくる短い会話やナレーション付きの映像からなっている。作成は文型または表現の抽出に始まり,スクリ プトの作成,ビデオ撮影,編集という過程を経た。また,ビデオクリップの実際の授業での使用方法を二例紹介し,ビデオクリップを用いた指導の有効性についても述べる。
キーワード ビデオ教材 ビデオクリップ 日本語 初級 作成
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 123
終了ページ 134
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394618
JaLCDOI 10.18926/52195
タイトル(別表記) A Survey of Skills-Based Integrated English Classes in the New Curriculum
フルテキストURL bhe_009_111_122.pdf
著者 剱持 淑| 大年 順子| 阿部 正敏| 荻野 勝| 寺西 雅子| 宇塚 万里子|
抄録  岡山大学では平成25年度入学者から英語新カリキュラムを導入し、新1年生のスキル別科目の「総合英語1-4」(スピーキング、リーディング、ライティング、リスニング)は習熟度別クラス編成を行っている。本稿は、言語教育センター英語系が前期末の7月に実施した授業満足度に関するアンケート調査結果を分析したものである。入学時4月のTOEIC IP スコア395点以下、400点以上595点以下、600点以上の習熟度別グループに分け て学生の授業満足度の平均値をみると、習熟度の低いグループよりも高いグループの満足度が高い傾向がみられた。また、授業満足度に影響を与える要因は、習熟度別グループおよび担当教員グループによって異なることがわかった。
キーワード スキル別科目 習熟度別クラス 授業満足度
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 111
終了ページ 122
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394617
JaLCDOI 10.18926/52194
タイトル(別表記) Teaching a writing web class based on reflective questionnaires
フルテキストURL bhe_009_101_110.pdf
著者 大年 順子|
抄録  本稿は平成25年度前期の「総合英語3」(ライティング)において, Web Class を利用したライティング授業を報告するものである。Web Classは岡山大学教育開発センターIT活用教育専門委員会・e-Learning 支援室が提供する基盤システムであり,本稿の実践クラスでは,おもに課題のやりとり,教員からのフィードバック,およびピアレビューなどがもちいられた。学期末に実施した振り返りアンケートからは,上級レベルの学生は「ピアレビュー」に,初級レベルの学生は「教員からのコメントフィードバック」にWeb Class の機能としての効果を認識していることがわかった。Web Classの利用は英語ライティング授業のアクティビティーの選択肢を広げることになると思われるが,学生のレベルや指導の目的を考慮したうえで,利用が求められることもあらためて確認された。
キーワード Web Class ライティング フィードバック ピアレビュー 振り返りアン ケート
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 101
終了ページ 110
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394616
JaLCDOI 10.18926/52193
タイトル(別表記) How the English Café Has Evolved Over Four Years
フルテキストURL bhe_009_089_100.pdf
著者 宇塚 万里子|
抄録  岡山大学言語教育センターでは、英語コミュニケーションを実践する場を設けることにより、1.学生の英語学習意欲の向上や自律学習の促進につなげる、2.留学生との交流を通して異文化理解力を培う、などを目的として、平成21年5月にイングリッシュ・カフェを開設した。そして、それは4年後には当初の約8倍以上の広さを持つL-café(ソーシャル・ラーニング・スペース/ 語学カフェ)へと発展。本稿では、活動データと学生アンケートを基に4年間の軌跡をたどり、スタートしたばかりの初期、使用言語や学生スタッフ採用が始まった第二期、学生が積極的にカフェ運営に参加するようになった第三期に分類した。その結果、ソーシャル・ラーニングの実践とスチューデント・ティーチャーをはじめとする学生の積極性がカフェの発展の大きな要因の一つであることが考えられる。
キーワード 自律学習 ソーシャル・ラーニング スチューデント・ティーチャー ピア・ アドバイジング
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 89
終了ページ 100
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394615
JaLCDOI 10.18926/52192
タイトル(別表記) Japanese Language Curriculum Reform at Okayama University
フルテキストURL bhe_009_079_088.pdf
著者 内丸 裕佳子| 坂野 永理| 森岡 明美|
抄録  近年岡山大学の全学日本語コースでは,従来の研究生や大学院生に加え,短期留学生の数が増加し,受講生の多様化が進んでいる。本コースでは毎年カリキュラムの見直しを行ってきたが,この度,受講生の多様なニーズに対応するため,大規模なカリキュラム改編を行った。この改編の大きな特徴は,従来の総合クラスに加え,さまざまなレベルに対応したトピック別の選択クラスを開講し,受講生の状況や興味に合った科目数と科目内容 の選択を可能にしたことにある。本稿では2013年度の大規模なカリキュラム改編にいたる背景とその準備過程,改編前と改編後のカリキュラムの相違点,改編後に行ったアンケート調査の結果概略,今後の課題について述べる。
キーワード カリキュラム改編 受講生の多様化 受講生のニーズ トピック別選択クラス
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 79
終了ページ 88
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394614
JaLCDOI 10.18926/52191
タイトル(別表記) Notes sur les problèmes de traduction et d'interprétation d «Hérodiade/Scène»(3)
フルテキストURL bhe_009_061_078.pdf
著者 上田 和弘|
抄録 マラルメの詩「エロディアード/舞台」について、2010年刊行の日本語版『マラルメ全集』で新訳が出たのを機に、日本、欧米を問わずその数多い翻訳を調査したところ、それら翻訳のあいだに原詩の解釈をめぐって若干の見のがせない相違点があることが判明した。本稿ではまず問題の所在をあきらかにしたうえで、上記相違点を検討し、あらためて筆者自身の解釈を提示する。
キーワード マラルメ エロディアード 「舞台」 『マラルメ全集』 翻訳と解釈
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 61
終了ページ 78
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394613
JaLCDOI 10.18926/52190
タイトル(別表記) The State of Oregon: An Overview 2
フルテキストURL bhe_009_051_060.pdf
著者 矢野 正昭|
抄録  オレゴン州はアメリカ合衆国本土太平洋岸の3つの州のうち中間に位置する州である。日本との経済的な結びつきも強く、仕事や観光あるいは留学といった目的で同州を訪れる人は多い。目的がそのいずれであっても、オレゴン州についてある程度の予備知識を持って現地入りした方が、そうでない場合と比べ、より実り多い結果を期待できるであろう。しかし日本では、アメリカ合衆国に関する情報は大量に流通しているようにみえるが、個々の州や地方に関する情報、ことに日本語で書かれたものとなると意外に限定される。その空白を埋める試みとして、オレゴン州の地理・歴史、政治・経済、社会・文化などについて、公的機関やメディアの情報と独自取材をもとに概要を紹介する。(その2)
キーワード アメリカ合衆国 オレゴン州 地理・歴史 政治・経済 社会・文化
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 51
終了ページ 60
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394612
JaLCDOI 10.18926/52189
フルテキストURL bhe_009_043_050.pdf
著者 Yoshida, Hiromi|
抄録  The purpose of this study is to examine a ‘popular’ tutor’s beliefs on feedback and her regular tutee’s receptivity toward the feedback in order to investigate factors involved in giving ‘good’ feedback within intercultural settings. The data was gathered by interviewing a pair of L1 tutor and L2 tutee and observing their tutorial sessions. The results revealed the importance of three points: building a ‘safe house’ for both the tutor and the tutee, respecting the tutee’s ‘writer’s identity,’ and using praise in an appropriate way. This research was conducted at a writing center; however, the findings offer important insights into feedback that are applicable to language teachers in multicultural and multilingual settings as well.
キーワード interpersonal feedback academic writing writing center
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 43
終了ページ 50
ISSN 1881-5952
言語 英語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394611