
| JaLCDOI | 10.18926/14495 | 
|---|---|
| タイトル(別表記) | New immunization procedure for production of monoclonal antibodies which recognize carbohydrate of glycoprotein | 
| フルテキストURL | 062_038_045.pdf | 
| 著者 | 大山 邦夫| 渡来 仁| 保田 立二| | 
| 抄録 | 糖タンパク質糖鎖に対するモノクローナル抗体を効率よくとるための免疫方法の検討をおこなった。抗原としては糖鎖のがん性変化のひとつであるbisecting N-acetyiglucosamine構造をもつオボムコイド(OVM)をとりあげた。OVM全分子を通常のフロインド完全アジュバントでくりかえし感作する方法では糖鎖を認識するモノクローナル抗体をとることはできなかった。またOVMをリポソームニ重膜に挿入する方法でも同様であった。これに対してOVMからプロナーゼ消化により糖ペプチドを調製し,アジュバント活性をもつリピドAを共存させたリポソームに共有結合した抗原を感作したマウスからは高率に糖鎖と反応するモノクローナル抗体をとることができた。しかしながらこれらの抗体はいずれもサブタイプはIgMであった。 | 
| キーワード | モノクローナル抗体 (Monoclonal antibody) 糖タンパク質 (glycoprotein) オボムコイド (ovmucoide) 酵素免疫測定法 (enzyme immunoassay) リポソーム (liposome) lipid A | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 発行日 | 1991-08 | 
| 巻 | 62巻 | 
| 開始ページ | 38 | 
| 終了ページ | 45 | 
| ISSN | 0913-3771 | 
| 言語 | 日本語 | 
| 論文のバージョン | publisher | 
| NAID | 120002308209 | 
| JaLCDOI | 10.18926/14493 | 
|---|---|
| タイトル(別表記) | Motility of basophilic granulocytes and histaminerelease | 
| フルテキストURL | 062_047_051.pdf | 
| 著者 | 谷崎 勝朗| 貴谷 光| 岡崎 守宏| 御舩 尚志| 光延 文裕| 中川 三郎| 宗田 良| 多田 慎也| 高橋 清| 木村 郁郎| | 
| 抄録 | 各種刺激物質添加時の好塩基球の形態的変化―運動亢進と膨化,脱顆粒―と化学伝達物質遊離との関連を中心に若干の知見をのべた。まず,抗原刺激時には,(1)運動亢進をきたし,洋梨状を示す好塩基球と膨化,脱顆粒を示す好塩基球の2種類が観察されること,(2)アトピー型喘息の好塩基球は健康人と比べて全般的に運動が抑制されていること,(3)運動亢進の状態としては,random movementとoriented movementがあり,抗原に対応した特徴的な運動亢進はoriented movementであること,(4)運動亢進と膨化,脱顆粒は,連続した一連のものではなく,それぞれ独立した過程を持っていること,などが観察されている。また,刺激物質の種類によって,好塩基球の形態的変化や化学伝達物質遊離の状態が異なることについても報告した。 | 
| キーワード | 好塩基球 (Basophils) 抗原 (Antigen) 運動亢進 (lncreased motility) 脱顆粒 (Degranulation) ヒスタミン遊離 (Histamine release) | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 発行日 | 1991-08 | 
| 巻 | 62巻 | 
| 開始ページ | 47 | 
| 終了ページ | 51 | 
| ISSN | 0913-3771 | 
| 言語 | 日本語 | 
| 論文のバージョン | publisher | 
| NAID | 120002308512 | 
| 著者 | 岡山大学医学部附属環境病態研究施設,岡山大学医学部附属病院三朝分院| | 
|---|---|
| 発行日 | 1991-08 | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 巻 | 62巻 | 
| 資料タイプ | その他 | 
| JaLCDOI | 10.18926/11823 | 
|---|---|
| タイトル(別表記) | Clinical aspects of chronic obstructive lungdisease with small airways obstruction. -Comparison between bronchial asthma and chronic obstructive bronchiol itis- | 
| フルテキストURL | 061_023_029.pdf | 
| 著者 | 周藤 眞康| 御舩 尚志| 河内 和久| 貴谷 光| 谷崎 勝朗| | 
| 抄録 | 細気管支に病変を有すると考えられる気管支喘息(細気管支閉塞型(II型)のアトピー型)と慢性閉塞性細気管支炎の違いについて臨床的に検討を加えた。(1)年令ではやや慢性閉塞性細気管支炎でやや低年令,発症年令では気管支喘息でやや低年令を示したが有意な差はみられなかった。(2)アレルギー学的検討では気管支喘息は明らかに1型アレルギー反応の関与が推測されたが,一方慢性閉塞性細気管支炎では1型アレルギー反応の関与はほとんどみられなかった。(3)Bronchoaiveolar lavage fluid(BALF)中出現細胞の検討では慢性閉塞性細気管支炎において気管支喘息に比べ好中球の有意の増加が観察され,出現率が55%以上の症例ではほぼ全例が慢性閉塞性細気管支炎であった。(4)換気機能による検討では%肺活量,1秒率では差は認められなかったが,気管支喘息で%V50,%V25のような細気管支の閉塞を示すパラメーターの低下傾向がやや高度であった。(5)胸部X線では気管支喘息では,X線上明らかなび四三陰影は認められず,一方慢性閉塞性細気管支炎では過膨脹所見も,び漫性情粒状陰影ともみられる症例が多く認められた。 | 
| キーワード | 細気管支 (Bronchiole) 気管支喘息 (Bronchial asthma) 細気管支閉塞型 (Bronchiolar obstruction type) 慢性閉塞性細気管支炎 (Chronic obstructive bronchiolitis) | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 発行日 | 1990-09 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 開始ページ | 23 | 
| 終了ページ | 29 | 
| ISSN | 0913-3771 | 
| 言語 | 日本語 | 
| 論文のバージョン | publisher | 
| NAID | 120002313789 | 
| JaLCDOI | 10.18926/11708 | 
|---|---|
| タイトル(別表記) | Re-evaluation of spa-drink therapy for digestive diseases | 
| フルテキストURL | 061_073_078.pdf | 
| 著者 | 田中 淳太郎| 妹尾 敏伸| 松本 秀次| 越智 浩二| 原田 英雄| | 
| 抄録 | 従来飲泉などの温泉治療は経験的知識にもとづいて行われる部分が多かったが,今後は科学的検査法を用いて有用性,適応疾患,適応病態,などを決定する必要がある。筆者らは,最近紹介された簡便な消化器検査法を用いて消化器疾患に対する飲泉療法の適応を再吟味しているので,これまでに得られた成績を中心に概説した。すなわち,(1)飲泉は1回でも連日の飲用でも,胃粘膜血流を改善する作用がある。(2)胃排出機能に対しては調整的効果を有する。(3)連日の飲泉は膵外分泌機能を改善する。したがって慢性の胃,膵疾患において粘膜血流障害,胃運動機能異常あるいは膵外分泌機能低下に起因する病気・病態に対しては積極的に飲泉療法を試みるべきである。温泉水の温度は40℃前後,飲泉の量は150~200ml,タイミングは食間空腹時がよい。 | 
| キーワード | 飲泉療法 (Spa-drink therapy) 消化器機能 (Digestive function) 胃粘膜血流 胃排出能 膵外分泌 胆嚢機能 | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 発行日 | 1990-09 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 開始ページ | 73 | 
| 終了ページ | 78 | 
| ISSN | 0913-3771 | 
| 言語 | 日本語 | 
| 論文のバージョン | publisher | 
| NAID | 120002313368 | 
| JaLCDOI | 10.18926/11707 | 
|---|---|
| タイトル(別表記) | Maternity swimming at Misasa Hospital of Okayama University Medical School. -Third report. The physiological changes before and after the maternity swimming- | 
| フルテキストURL | 061_041_045.pdf | 
| 著者 | 奥田 博之| 高取 明正| 近藤 裕司| 坂田 旬子| 吉田 佐智江| 谷崎 勝朗| | 
| 抄録 | 第一報において妊婦水泳に関する妊婦の認識について報告し,第二報において妊婦水泳の現状とその適応について報告したが,その後も症例は順調に増加しており,現在までの参加人数は49名に達した。今回は妊婦水泳が母体と胎児の循環器系にどのような影響を与えるかを調べるために,妊婦水泳の前後におけるnon stress test(NST)と母体の血圧と脈拍数の変化を分析した。対象は妊娠5カ月以降の21名の正常妊婦とした。1.母体の脈拍数は水泳後に増加するものが約80%と明らかに多かったが,血圧は水泳前後で大きな差はみられなかった。2.NSTでは,水泳後に胎児基準心拍数の増加するものが妊娠中期で55.2%,後期で62.3%と多かった。胎児心拍数のlong term variability(LTV)は水泳後に減少するものが妊娠後期で 48.4%を占めた。3.胎動回数は水泳前後でほぼ一定であった。腹緊回数が水泳後に増加した例が妊娠後期で42.4%を占めた。これらの結果のうち,水泳後の胎児基準心拍数の増加とLTVの減少について生理学的見地より若干の考察を加えた。 | 
| キーワード | 妊婦水泳 (Maternity swimming) 胎児心拍数 (Fetal heart rate) | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 発行日 | 1990-09 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 開始ページ | 41 | 
| 終了ページ | 45 | 
| ISSN | 0913-3771 | 
| 言語 | 日本語 | 
| 論文のバージョン | publisher | 
| NAID | 120002313490 | 
| JaLCDOI | 10.18926/11705 | 
|---|---|
| タイトル(別表記) | Clinical study on polypoid lesions of the colon | 
| フルテキストURL | 061_036_040.pdf | 
| 著者 | 越智 浩二| 原田 英雄| 松本 秀次| 妹尾 敏伸| 田中 淳太郎| 立花 英夫| 穐山 恒雄| 中井 睦郎| | 
| 抄録 | 1986年4月から1990年2月末までの間に岡山大学医学部附属病院三朝分院で経験した早期大腸癌を含む大腸ポリープ90例(107病変)を対象に,年齢,臨床症状,便潜血反応,病変存在部位について検討を行い,以下の成績を得た。(1)大腸検査総数の22.4%にポリープが発見された。ポリープの77%は腺腫,5%は腺癌(早期癌)であった。(2)便潜血反応はポリープ例の75.9%に陽性であり,右側大腸ポリープでの陽性率は高かったが,S状結腸および直腸ポリープでは70%程度であった。(3)若年者では右側結腸にポリープが発見されることは稀であるが,50才以上では18%程度に認められた。高齢者では右側結腸も内視鏡で検査することが重要である。(4)免疫学的便潜血検査法の導入により大腸ポリープの発見効率が改善するものと考え られた。 | 
| キーワード | 大腸ポリープ (Polyp of the colon) 大腸早期癌 (Early cancer of the colon) | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 発行日 | 1990-09 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 開始ページ | 36 | 
| 終了ページ | 40 | 
| ISSN | 0913-3771 | 
| 言語 | 日本語 | 
| 論文のバージョン | publisher | 
| NAID | 120002313590 | 
| JaLCDOI | 10.18926/11698 | 
|---|---|
| タイトル(別表記) | Diabetic complications in the advanced stage of chronic pancreatitis. | 
| フルテキストURL | 061_079_088.pdf | 
| 著者 | 越智 浩二| 立花 英夫| 松本 秀次| 妹尾 敏伸| 田中 淳太郎| 原田 英雄| | 
| 抄録 | 慢性膵炎が進行すると膵内外分泌不全に対する治療が主体となる。かつては膵疾患に由来する糖尿病(膵性糖尿病)においては糖尿病性合併症の発症が少ないとされていたが,慢性膵炎の長期経過観察例の増加とともにその頻度が一次性糖尿病にくらべて必ずしも低くないことが指摘されるようになった。そこで今回,厚生省難治性膵疾患調査研究班「慢性膵炎の新しい治療法の開発」小委員会の研究活動の一環として膵性糖尿病の治療法を再検討することになったのを機会に,その手始めに野性糖尿病の合併症に関する従来の報告を整理した。その結果,一次性糖尿病の場合にくらべて,細小血管症(網膜症,腎症,神経障害)はほぼ同程度であるが軽症例が多いこと,大血管症(心筋梗塞,脳硬塞,動脈硬化症)は少ないことが示唆された。そのほか,膵性糖尿病の合併症の発症に関与すると考えられる諸因子についても概説した。 | 
| キーワード | 膵性糖尿病 (Pancreatic diabetes) 慢性膵炎 (Chronic pancreatitis) 合併症 (Complications) | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 発行日 | 1990-09 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 開始ページ | 79 | 
| 終了ページ | 88 | 
| ISSN | 0913-3771 | 
| 言語 | 日本語 | 
| 論文のバージョン | publisher | 
| NAID | 120002313469 | 
| JaLCDOI | 10.18926/11696 | 
|---|---|
| タイトル(別表記) | Thermological study on the coldness in women | 
| フルテキストURL | 061_046_054.pdf | 
| 著者 | 高取 明正| 奥田 博之| 関場 香| 谷崎 勝朗| | 
| 抄録 | サーモグラフィを用いた冷え症の診断基準を作ることを目的として,冷え症患者(30名)の体表面温度分布を体表面を11カ所に分けて中間温環境下でサーモトレーサ6T66を1用いて測定し,対称群(11名)と比較した。同時にCMI調査と,患者の日常生活に関するアンケート調査を実施した。その結果1.冷え症群では四肢末端部,ことに手掌・足背・足底において最低温度が低く,局所の最高・最低温度間の温度較差が大きい傾向を示した。軀幹部では最高温度,最低温度,温度較差すべて両群間に大きな差はみられなかった。2.冷え症群の手掌,足背,足底の温度分布パターンは末端部ほど温度が低いという特徴的なパターンを多く示した。3.CMI調査では,冷え症群の中等症と軽症例の一部に強い神経症的傾向を認めたが,重症例では神経症的傾向は軽度であった。4.アンケート調査では脂っこいものよりあっさりしたものを好きであるとか,顔にのぼせを感じることがある,甘いものが好きであるという例が冷え症群に多かった。以上の結果からサーモグラフィを用いて中間温環境下で四肢末端の温度鈴布を測定することにより,冷え症を客観的に診断する可能性を得た。 | 
| キーワード | 婦人の冷え症 (Coidness in women) サーモグラフィ (Thermography) | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 発行日 | 1990-09 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 開始ページ | 46 | 
| 終了ページ | 54 | 
| ISSN | 0913-3771 | 
| 言語 | 日本語 | 
| 論文のバージョン | publisher | 
| NAID | 120002313877 | 
| JaLCDOI | 10.18926/11695 | 
|---|---|
| タイトル(別表記) | Antithrombogenic therapy after heart valve replacement - Effect of anti-platelet drug on aggregation- | 
| フルテキストURL | 061_055_060.pdf | 
| 著者 | 曽田 益弘| 萬 秀憲| 鈴鹿 伊智雄| 森末 真八| 平井 俊一| 古元 嘉昭| 梶谷 伸顕| 吉實 憲| 浪花 宏幸| 古城 昌義| 寺本 滋| | 
| 抄録 | 人工弁置換患者の血栓塞栓症(TE)は,長期予後の成績を左右する。 TEを減少させるために凝固因子を抑制するwarfarinと抗血小板剤による抗血栓療法が行われている。人工弁置換患者103例を対象に,抗血小板剤であるtrapidil(TP)とdipyridamole(DP)の血小板凝集能に与える効果を検討した。36ヵ月間検討したが,warfarin単独群は血小板凝集能に変化がなく,TP,DP共にADP凝集能を抑制した。しかし有意差の見られたのは全経過ではなく,凝集能抑制は強力かつ持続的ではなかった。またコラーゲン誘導凝集能は変化を認めなかった。TPとDPの抗血小板効果は同等と思われる。期間中の血栓塞栓発生は,warfarin単独群9.5%,TP群4.3%,DP群7.7%であった。臨床的に抗血小板剤の併用は有効と思われるが,血小板凝集抑制には投与量の増量,あるいは他の薬剤の検討が必要であろう。 | 
| キーワード | 人工弁置換術 (Heart valve replacement) 血栓塞栓症 (Thromboembolism) 血小板凝集 (Platelet aggregation) 抗血小板剤 (Anti-thrombotic drug) | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 発行日 | 1990-09 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 開始ページ | 55 | 
| 終了ページ | 60 | 
| ISSN | 0913-3771 | 
| 言語 | 日本語 | 
| 論文のバージョン | publisher | 
| NAID | 120002313443 | 
| JaLCDOI | 10.18926/11693 | 
|---|---|
| タイトル(別表記) | Hyhrid vascular grafts and one of our approaches | 
| フルテキストURL | 061_114_122.pdf | 
| 著者 | 野一色 泰晴| | 
| 抄録 | 人工血管により高度な機能をもたす目的で,ハイブリット化が今日進められるようになってきた。この背景について説明するとともに,我々の独自に行っているハイブリット型人工血管作成の方法およびその成果について報告する。その具体的方法としては以下の通りである。末梢静脈小片を勇刀にて細切したのち,約20ccの生理的食塩水に入れて静脈組織細切片浮遊液を作った。次に高有孔性人工血管の一端より吸引管を挿入し,これを作成した液に入れ,吸引によって組織片を外側から人工血管壁に絡ませた。次に新鮮な血液を注ぎ,組織片をさらに固着させた。成犬胸部下行大動脈へこのような処理をしたポリエステル布製人工血管を植え込んだところ,植え込み5日目に新生血管壁内部に無数の内皮細胞の増殖像がみられ,35日目の例では吻合部はもとより,人工血管の中央部ですら内皮細胞による完全な被覆を認めた。 以上のような方法で新生血管壁が容易に形成されることが判明したことより,今後,他の人工臓器分野でもハイブリット化が予測される。 | 
| キーワード | 人工血管 (Vascular graft) ハイブリット (Hybrid) 新生内膜 (Neointima) 内皮細胞 (Endothelial cell) 自家移植 (Autologous transplantation) | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 発行日 | 1990-09 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 開始ページ | 114 | 
| 終了ページ | 122 | 
| ISSN | 0913-3771 | 
| 言語 | 日本語 | 
| 論文のバージョン | publisher | 
| NAID | 120002313776 | 
| JaLCDOI | 10.18926/11691 | 
|---|---|
| タイトル(別表記) | Clinical significance of eosinophilic leucocytes in onset mechanisms of bronchial asthma | 
| フルテキストURL | 061_089_097.pdf | 
| 著者 | 谷崎 勝朗| 周藤 眞康| 貴谷 光| 河内 和久| 御舩 尚志| 多田 慎也| 高橋 清| 木村 郁郎| | 
| 抄録 | 末梢血好酸球が気管支喘息の発症病態にどのように関与しているかについて,1.末梢血好酸球の変動,2.好酸球の局所出現,3,好酸球とアレルギー反応,4.アレルギー反応と好酸球の機能,5.好酸球と喘息の臨床病態の各項目で検討した。その結果,気管支喘息では,全般的に末梢血好酸球増多がみられ,同時にアレルギー反応局所への遊走が観察されること,末梢気 道では,ある程度肺胞マクロファージの出現と逆相関にあること,リンパ球との関連もある程度認められることなどが示された。そして,局所出現した好酸球は,IgE抗体の関与の程度により,その機能が異なる可能性が示唆された。また臨床病型別の検討では,アトピー型ではいずれの臨床山型においても好酸球の出現率は明かな増加傾向を示したが,非アトピー型では,Ib.気管支攣縮+過分二型においてのみ好酸球増多が著明であった。 | 
| キーワード | 好酸球 (Eosinophils) 肺生検 (Lung biopsy) 気管支肺胞洗浄 (Bronchoalveolar lavage) 臨床病型 (Clinical type) 気管支喘息 (Bronchial asthma) | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 発行日 | 1990-09 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 開始ページ | 89 | 
| 終了ページ | 97 | 
| ISSN | 0913-3771 | 
| 言語 | 日本語 | 
| 論文のバージョン | publisher | 
| NAID | 120002313427 | 
| JaLCDOI | 10.18926/11687 | 
|---|---|
| タイトル(別表記) | New trend of the development of vascular prostheses | 
| フルテキストURL | 061_098_113.pdf | 
| 著者 | 野一色 泰晴| | 
| 抄録 | 人工血管の開発研究における動向について,我々の行ってきた研究をまじえて世界の動きを解析した。近年の砺究の流れは過去1世紀にわたる試行錯誤の上にあって,さらに大きく揺れ動いている。人工血管の内面に必要な抗血栓性の獲得においても,設計者によって考えを異にし,米国では,人工心臓に用いる抗血栓性合性高分子材料をもってそれに当てようとしているものが多い。我々はあくまで宿主のもつ諸機能を引き出し,自然の動きの一つとしての治癒を無理なく導いて,内皮細胞によって内面を覆わせる方法を採用している。そのいくつかの例として,超極細ポリエステル繊維製人工血管,結合組織管,バイオマトリックス人工血管,ヘパリン化生体組織由来人工血管,成長できる人工血管などについて解説した。 | 
| キーワード | 人工血管 (Vascular prosthesis) 新生内膜 (Neointima) 内皮細胞 (Endothelial cells) 抗血栓性 (Antithrombogenicity) | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 発行日 | 1990-09 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 開始ページ | 98 | 
| 終了ページ | 113 | 
| ISSN | 0913-3771 | 
| 言語 | 日本語 | 
| 論文のバージョン | publisher | 
| NAID | 120002313859 | 
| JaLCDOI | 10.18926/11685 | 
|---|---|
| タイトル(別表記) | 日本に於ける二酸化炭素泉療法の現況 | 
| フルテキストURL | 061_068_072.pdf | 
| 著者 | 古元 嘉昭| 曽田 益弘| 平井 俊一| 森末 真八| 鈴鹿 伊智雄| 萬 秀憲| | 
| 抄録 | Natural CO(2) springs have been scarcely utilized in Japan, whereas artificial CO(2) bathing has become popular by the introduction of CO(2) tablets and other apparatus for CO(2) water supply. Artificial CO(2) bathing is indicated for degenerative connective tissue disorders such as scleroderma, common stiff and painful shoulders, chronic joint pain, lumbago, and trophic changes due to insufficient peripheral circulation by virtue of the increase of tissue pO(2) and the improvement of tissue perfusion. Artificial CO(2) bathing promotes recovery from fatigue and is beneficial in women whose health has been adversely affected by cold. | 
| キーワード | CO(2) -balneotherapy Artificial CO(2) -bathing Tissue pO(2) | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 発行日 | 1990-09 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 開始ページ | 68 | 
| 終了ページ | 72 | 
| ISSN | 0913-3771 | 
| 言語 | 英語 | 
| 論文のバージョン | publisher | 
| NAID | 120002313982 | 
| JaLCDOI | 10.18926/11679 | 
|---|---|
| タイトル(別表記) | Clinical evaluation of new formula included oligopetide as a nitrogen source in surgical patients | 
| 著者 | 曽田 益弘| 萬 秀憲| 森末 真八| 平井 俊一| 鈴鹿 伊智雄| 古元 嘉昭| 梶谷 伸顕| 吉實 憲| 浪花 宏幸| 寺本 滋| | 
| 抄録 | 窒素源としてdi-,tri-peptideを含有した経腸栄養剤を外科患者に使用した。.この新しい経腸栄養剤は卵白を加水分解したもので,70%がoligopeptideであり,アミノ酸も10%含まれる。糖質はデキストリンで,脂肪の含有量は少なく浸透圧はエレメンタルダイエット(ED)より低い。この製剤を安定期および術後に使用した。アルブミン,rapid turnover proteinの回復がみられ,臓器蛋白の合成が得られた。術後例では3メチルヒスチジンの排泄量は減少せず,異化反応は抑制されなかった。投与量の不足が一つの原因と思われる。副作用の下痢はほとんどみられず,栄養改善効果もあり,有用性が認められた。 | 
| キーワード | 経腸栄養 (Enteral nutrition) エレメンタルダイエット (Elemental diet) オリゴペプチド (Oligopeptide) 外科栄養 (Surgical nutrition) | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 発行日 | 1990-09 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 開始ページ | 61 | 
| 終了ページ | 67 | 
| ISSN | 0913-3771 | 
| 言語 | 日本語 | 
| 論文のバージョン | publisher | 
| 著者 | 岡山大学医学部附属環境病態研究施設,岡山大学医学部附属病院三朝分院| | 
|---|---|
| 発行日 | 1990-09 | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 資料タイプ | その他 | 
| 著者 | 三朝分院看護部| | 
|---|---|
| 発行日 | 1990-09 | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 資料タイプ | その他 | 
| JaLCDOI | 10.18926/11674 | 
|---|---|
| タイトル(別表記) | Development of stepping measurement device for evaluation of and training in walking | 
| フルテキストURL | 061_123_128.pdf | 
| 著者 | 松本 秀次| 越智 浩二| 田中 淳太郎| 立花 英夫| 妹尾 敏伸| 原田 英雄| 壷井 圭一| 三宅 啓文| 木村 郁郎| | 
| 抄録 | 急性膵炎の回復後その発症原因の検索において発見された小膵癌の3例を報告し,膵炎の発症原因の一つとして膵癌を常に念頭におく必要があることを強調した。またスクリーニング検査および精査において小膵癌を診断する手順について考察を加えた。症例1は初回発作の回復後に,症例2および症例3は再発発作の回復後に急性膵炎の発症原因の検索を目的に紹介された。いずれの症例においても血清腫瘍マーカーは正常植を示し,腹部USおよびCTは腫瘍から尾側の膵管の拡張を示したが腫瘍そのものは描出はできなかった。症例1ではERCP像から膵体部癌を強く疑い,症例2と症例3ではERCP像と細胞診陽性所見から膵頭部癌と確診し,手術を行った。腫瘍の最大径は症例1では0.9cm,症例2では1.5cm,症例3では2.0cmであり,いずれも転移を認めず根治切除可能であった。 | 
| キーワード | 小膵癌 (Small pancreatic cancer) 膵癌の早期発見 (Early diagnosis of pancreatic cancer) 急性膵炎 (Acute pancreatitis) | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 発行日 | 1990-09 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 開始ページ | 123 | 
| 終了ページ | 128 | 
| ISSN | 0913-3771 | 
| 言語 | 日本語 | 
| 論文のバージョン | publisher | 
| NAID | 120002313750 | 
| JaLCDOI | 10.18926/11672 | 
|---|---|
| タイトル(別表記) | A case of malignant lymphoma of the small intestine | 
| フルテキストURL | 061_134_137.pdf | 
| 著者 | 平井 俊一| 鈴鹿 伊智雄| 森末 慎八| 曽田 益弘| 古元 嘉昭| 萬 秀憲| | 
| 抄録 | 原発性小腸悪性リンパ腫は,術前診断が困難で予後が悪い,比較的希な疾患である。我我の症例は60歳の男性で,右下腹部痛にて来院し,急性虫垂炎の診断で手術を施行した。手術時,回腸末端部より10cm口側に潰瘍性病変を認め,クローン病を疑って回盲部切除を施行した。病理組織検査にて悪性リンパ腫,difuse,medium sized cell typeと診断され,広範回腸切除を含む右記結腸切除及び所属リンパ節郭清を行った。リンパ節転移は認めず,stage I,治癒切除と考えられた。術後7カ月現在,再発の徴候無く外来通院中である。本症は5年生存率22~40%と茅後の悪い疾患であるが,stage I・IIとstage III・IV,治癒切除と非治癒切除の生存率には明かな差があり,早期の診断と根治切除の重要性を示唆している。また本症は,緊急手術を要する場合や自験例のごとく急性虫垂炎の診断で手術を受けることが少なからずあると思われ,根治切除に確信のもてない場合は再手術をためらってはならないと考える。 | 
| キーワード | 小腸悪性リンパ腫 (Malignant lymphoma of the small intestine) 小腸悪性腫瘍 (Malignant tumor of the small intestine) | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 発行日 | 1990-09 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 開始ページ | 134 | 
| 終了ページ | 137 | 
| ISSN | 0913-3771 | 
| 言語 | 日本語 | 
| 論文のバージョン | publisher | 
| NAID | 120002313492 | 
| 著者 | 松原 扶美恵| 遠藤 裕井| 周藤 眞康| 谷崎 勝朗| | 
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| 発行日 | 1990-09 | 
| 出版物タイトル | 環境病態研報告 | 
| 巻 | 61巻 | 
| 資料タイプ | データ・データベース |