JaLCDOI 10.18926/bgeou/43962
タイトル(別表記) Instructional Competence of Teachers in Lessons (Ⅳ): Lessons as Training Process
フルテキストURL bgeou_146_059_071.pdf
著者 小野 擴男|
抄録 学枚での学習活動は少なからぬ時間が「練習」的な学習活動に費やされている。そこにおいて,一方で授業それ自体が全くトレーニング的なものに終始している場合もあれば,他方で「練習」的な学習活動にあまり注意を払わない授業論もある。学習内容には「習熟」を不可欠とするものがあり,そのためには「練習」が欠かせない。しかしその場合も機械的な「練習」ではなく,練習とともに「わかる」「使える」が位置づけられなくてはならない。また考え方や思考方法や学び方を深めていくという点から見れば,授業は「練習」過程である。練習の意味と役割を授業と関連づけて理論・実践的に整理し考察した。
キーワード 練習 わかる 活用 思考方法 学び方
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-02-25
146巻
開始ページ 59
終了ページ 71
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002828082
JaLCDOI 10.18926/bgeou/40063
タイトル(別表記) Instructional Competence of Teachers in Lessons (III) : With Focus on Acquisition of Fundamentals and Basics and Communicative Instruction
フルテキストURL bgeou_144_013_025.pdf
著者 小野 擴男|
抄録 今日,基礎的・基本的な内容についての学習が一方では機械的なトレーニングとして,また他方ではその内容を軽視した話し合い活動のための単なる素材として取り扱われる傾向がある。これは知識や技能の「習得」と「活用」のとらえ方と無関係ではない。前者は「活用」の基礎に練習・記憶による「習得」を位置づけ,後者は豊か思考活動に重きをおいて「習得」や達成についてはあまり配慮を加えない。こうしたあり方に対して,「習得」も「活用」もバランスよく指導することが重要であるともされるが,問題の本質は量的なバランス論にあるのではない。今日の授業の基本的課題として重要なことは,「基礎的・基本的な内容」に込められている意味を確認し,これまでの日本の授業実践の蓄積を読み直すことによって,「基礎的・基本的な内容」の豊かな習得を保障する「授業展開」の仕組みを明らかにすることである。
キーワード 基礎 基本 授業展開 発問 学習形態
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2010-06-25
144巻
開始ページ 13
終了ページ 25
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002314151
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12823
タイトル(別表記) Instructional Competence of Teachers in Lessons(II) : With Focus on Authority and Discipline
フルテキストURL 137_167_180.pdf
著者 小野 擴男|
抄録 「権威」や「規律」の問題は、一方では子どもを上から外から強制し規制する、いわば反教育的なものとされ、他方、今日の教育問題は「規律」を育てられない親や教師の教育力の低下、親や教師の「権威」の失墜にあるとし、その回復を能力に見合った教育と究極における家族愛や国家愛の教育に求める。いま、教育における「権威」や「規律」の問題は、批判の対象であるとともに回復すべき事象ともなっている。本論文ではこの間題について、日本での実践・理論と重ね合わせつつ、ドイツを代表する教授学者の一人でもあるエブリの論考を手がかりに考察し、第一は、「権威」や「規律」という問題は、好むと好まざるとにかかわらず、教育実践において常に存在しているということ、第二は、教育的権威を四つの枠組みにおいて捉えること、第三に、個人の規律と集団の規律を相互関連的に捉えることの重要性について論究した。
キーワード 教育的権威 規律 管理 安心感 共同
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-02-25
137巻
1号
開始ページ 167
終了ページ 180
ISSN 0471-4008
関連URL http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10981/
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002304811
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10981
タイトル(別表記) Instructional Competence of Teachers in Lessons: With Focus on the View of Children and View of Learning Support Materials
フルテキストURL 133_0035_0046.pdf
著者 小野 擴男|
抄録 Recently the concept of "instruction" faces much confusion. New view of student archievement, which advocates self-initiated learning and independent decision-making, strongly emphasizes spontaneity or responding to individuals. This inevitably implies the need of passive approach such as "to watch for", "to understand and accept" and "support" by teachers. On the other hand, introduction of the period for integrated studies and reduction of class hours of academic subjects triggered fears of decline of student achievement among parents as well as teachers. For those who see the bottom-line of school education as acquisition of the basis and the fundamentals, instruction means nothing but training to master the basics and to acquire the fundamentals. However, it doesn't imply that instruction should go between "watch for" and "training". Rather teaching should establish the interactive, responstive relationships between a teacher and students and the learning materials should be envisaged and prepared as something that help develop capacity of understanding and expression of children. In this sense, the learning materials provide a crucial framework when integration of instruction and learning is the issue.
キーワード pedagogical instruction capacity to design lessons understanding of children exemplar riddle
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2006
133巻
1号
開始ページ 35
終了ページ 46
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002311228