JaLCDOI 10.18926/bgeou/63246
タイトル(別表記) Production of Aquatic Organism Cultivation Kit and Its Development in STEAM Education
フルテキストURL bgeou_179_121_127.pdf
著者 野毛 宏文| 梶元 達也| 入江 隆| 笠井 俊信| 内藤 憲二| 平田 晴路|
抄録 中学校技術科における水産生物の栽培では,実習的な活動はほとんど実施されていない。知識だけの習得で,思考を深めることは難しい。実社会での問題発見や解決を科目横断的に進めるSTEAM教育により,思考を抽象化させる必要があると考える。本研究では,はじめに「水産生物栽培キット」を設計・製作し,中学校技術科での教材としての適性を確かめた。次に,水産生物栽培キットをSTEAM教育へ展開するため,ファンバブル発生ノズルを水産生物栽培キットに設置し,ファインバブルがゼブラフィッシュの成長に及ぼす影響を調べた。その結果,水産生物栽培キットは中学校技術科の水産生物の栽培で,学習指導要領の取り扱い内容を満足する教材として使用できることを確認した。また,ファインバブルによるゼブラフィッシュの成長促進や高品質化に関する優位性は確認できなかったが,ものづくりに関するテーマは,STEAM教育に寄与する可能性が高いことを明らかにした。
キーワード 水産生物の栽培 水産生物栽培キット STEAM教育 ゼブラフィッシュ ファインバブル
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2022-02-24
179巻
開始ページ 121
終了ページ 127
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/55706
タイトル(別表記) Study on the Teaching Strategy of an Elementary School and Improving the Program for Training Students to be Teachers of University (2) :In the Case of Social Studies, Music, Physical Education and Information Ethics Education
フルテキストURL bgeou_167_101_109.pdf
著者 飯田 洋介| 早川 倫子| 原 祐一| 高岡 敦史| 酒向 治子| 笠井 俊信| 桑原 敏典|
抄録  本研究は,教科内容構成の考え方に基づいて小学校の授業づくりのあり方を検討するとともに,それをふまえることで大学の教員養成プログラムの授業が具体的にどのように改善されるかを明らかにしようとしたものである。教科内容構成とは,教員養成において従来から課題とされてきた教科の内容に関わる知識・技能と教科の指導法に関わる知識・技能の分離という問題を克服するために提案されたものである。教科内容構成は,教科の内容と指導法に関わる知識・技能を統合し,それらを応用して,教師が自ら「どのような内容をどのように教えるべきか」を考え,授業づくりに取り組むことができるようになるための考え方を示すものであり,本研究では教員養成プログラムにおける具体的な授業プランを提示してそれを明らかにしていく。本稿では,特に,小学校の社会科,音楽科,体育科,情報モラル教育を事例として論じていくことにしたい。
キーワード 教科内容構成 小学校 教員養成 教科教育
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2018-02-23
167巻
開始ページ 101
終了ページ 109
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120006401587
JaLCDOI 10.18926/14383
タイトル(別表記) A Difference in Professional Ability that Young Teachers Feel from Skilled Teachers through Lesson Study -Basic Investigation Toward Development of a System that Supports Young Teachers for Enhancement of Professional Ability-
フルテキストURL 007_115_123.pdf
著者 笠井 俊信| 鈴木 真理子| 永田 智子| 西森 年寿| 望月 俊男| 中原 淳|
抄録 教師の職能の成長は今も昔も変わらず国の重要な課題の1つとなっている。これまで教師の職能成長に重要な役割を果たしてきたものの1つが授業研究であると言えるが、近年は教師の多忙さなどの理由で実施されにくくなっているのが現状である。このことから、筆者らは空間的・時間的制約を部分的に解消可能なネットワークを活用したWebベースの授業研究支援「eLESSER」プログラムを開発・実施した。2005年度に実施したこのプログラムには4人の教師が参加した。このうち2人は教師経験15年以上の熟練教師であり、プログラムのプロセスで授業設計、実施、授業についての議論を行った。残りの2人は教師経験10年未満の若手教師で、2人の熟練教師による活動をWeb上で観察した。本稿では、このeLESSERプログラムを通して若手教師が感じた熟練教師との職能差について調査・分析した結果について報告し、若手教師の職能成長を支援するシステム開発への指針を示す。
キーワード 授業研究 (Lesson Study) 教師の職能 (Professional Ability) Webベースシステム (Web-based System) 若手教師 (Young Teacher) 職能成長支援 (Teacher Education)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2007-03-10
7巻
1号
開始ページ 115
終了ページ 123
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308569
JaLCDOI 10.18926/11416
タイトル(別表記) The Development of an Interaction Analysis Support System for asynchronous CSCL
フルテキストURL 003_139_146.pdf
著者 笠井 俊信| 鈴木 真理子| 永田 智子|
抄録 近年、初等中等教育や高等教育における協調学習の重要性がますます指摘されるようになっている。また、学校へのインターネット接続が急速に進み、CSCL(Computer Supported Collaborative Learning)に関する研究が多く行われ、実践でも掲示板等を使ったWeb上での協調学習が多く見られる。しかし、授業実践者が学習者の学習過程を分析する際、対話の履歴が保存されることは大きな利点となるが、学習者の知識構造が変化する過程といった質的な分析は授業実践者が対話の内容を一つ一つチェックして行うしかなく、この困難さが掲示板によるCSCL実践のネックの一つであると言える。そこで本研究では、授業実践者が蓄積された対話のデータをいくつかの観点からカテゴライズすることによって、協調学習を量的・質的に分析するのを支援するシステムの開発を行う。
キーワード 協調学習 (Collaborative Learning) 非同期型CSCL (Asynchronous CSCL) 対話データ分析 (An Interaction Analysis) 電子掲示板 (Bulletin Bord System) 分析支援システム (Analysis)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2003
3巻
1号
開始ページ 139
終了ページ 146
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002313908