JaLCDOI | 10.18926/55365 |
---|---|
タイトル(別表記) | Sherman Lee in North Carolina : Another Asian Art Collection |
フルテキストURL | biess_1_29.pdf |
著者 | 五十嵐 潤美| |
抄録 | シャーマン・リーは、1952年から1983年にかけて東洋美術キュレイターとして、クリーヴランド美術館を米国有数のアジア美術コレクションにした美術館人である。彼はそのキャリアの初めから美術館界の人脈に恵まれ、実際の美術品に触れながらトレーニングを受けた。そしてそれがその後の業績に大きな影響を与えた。クリーヴランド引退後、1983年から晩年を過ごしたノースカロライナにおいても、地元の美術館のアジア美術収集に尽力した。本稿は、これらの経緯を検証することにより、米国におけるアジア美術受容の広がりと変遷の一端を明らかにするものである。 |
キーワード | シャーマン・リー アジア美術 アックランド美術館 |
出版物タイトル | 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要 |
発行日 | 2016-12-30 |
巻 | 1巻 |
開始ページ | 29 |
終了ページ | 42 |
ISSN | 2432-9665 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/deed.ja |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006348268 |
JaLCDOI | 10.18926/54538 |
---|---|
タイトル(別表記) | The Newly Discovered Letter of Tsuchida Bakusen to the Tōdaiji Temple and His Painting, Sange |
フルテキストURL | bhe_011_091_102.pdf |
著者 | 五十嵐 潤美| |
抄録 | 日本画家、土田麦僊は大正3 年に奈良の古社寺・博物館などをめぐり古美術の調査を行った。その成果をもとに制作されたのが同年の文展出品作「散華」である。近年、その調査に協力した東大寺に麦僊が送った礼状が発見された。この書簡から麦僊の出品前後の活動がわかる。また、この書簡を手掛かりとして、同時代の他の資料を合わせて考察し、「散華」は文展運営や既成の画壇を批判し、日本画の改革を強く望んでいた画家の葛藤の結果として制作されたものであったことを読み解く。 |
キーワード | 土田麦僊 東大寺 清水公俊 散華 倶舎曼荼羅 文展 |
出版物タイトル | 大学教育研究紀要 |
発行日 | 2015-12-30 |
巻 | 11巻 |
開始ページ | 91 |
終了ページ | 102 |
ISSN | 1881-5952 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005838016 |
JaLCDOI | 10.18926/66852 |
---|---|
タイトル(別表記) | On Katsuta Shokin’s Rama’s Parting: A Lost Japanese Painting in India |
フルテキストURL | ipec_001_010.pdf |
著者 | 五十嵐 潤美| |
抄録 | 二十世紀初頭、岡倉覚三とラビンドラナート・タゴールの出会いから日印美術交流が始まった。日本画家勝田蕉琴も1905-1907年にインドに滞在し、画家や文化人と交流しながら作品を制作したが、滞印中の作品の多くは現存していないため、今まで研究が進まなかった。しかし、失われたと思われていた作品の一つ《ラーマの離別》が近年インドで発見された。インドの叙事詩『ラーマーヤナ』の物語を描いたものである。当時、ベンガル派の画家たちに大きな影響を与えた日本画の技法を用い、インドの鑑賞者にもわかりやすい主題を描いた本作は、日本インド美術交流の文脈の中で重要な位置を占める。 |
キーワード | 勝田蕉琴 アバニンドラナート・タゴール 日本インド美術交流 |
出版物タイトル | 岡山大学教育推進機構教育研究紀要 |
発行日 | 2024-03-14 |
巻 | 1巻 |
開始ページ | 10 |
終了ページ | 26 |
ISSN | 1881-5952 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |