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ID 66603
JaLCDOI
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4
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著者
山本 力 岡山大学大学院教育学研究科 Kaken ID
抄録
 今日の喪失論はFreud,Sの対象喪失論を超えて、大きく変貌しつつある。その代表的な旗手が米国のNeimeyer,R.である。今夏、彼が来日して講演を行ったが、それを筆者が聴講したことに触発されて、Neimeyerの悲嘆の理解と援助に対する構成主義的なアプローチについて展望したのが本論文である。構成主義の視座から見ると、モーニングワーク(喪の仕事)の中心過程は「死別後における世界の意味の再構築」にある。さらにNeimeyer理論の検討に随伴して喪失論のニューウェーブを3点にまとめた。一つは「絆」の継続、二つめは悲嘆者の主本的・個別的なワーク、三つ目は人生の物語・意味の再構築である。
キーワード
悲嘆行為
物語(ナラティブ)
意味の再構築
アイデンテイティ変容
備考
論文
出版物タイトル
心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要
発行日
2009-03-15
7巻
出版者
岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室
開始ページ
37
終了ページ
44
ISSN
2185-5129
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
Eprints Journal Name
oupc