Annual Reports of Misasa Medical Center, Okayama University volume63
1992-06 発行
冷え性の発現は寒冷刺激に対する血管運動性体温調節と密接に関係しているが,患者の性格・生活習慣・食事の嗜好等にも関わっていると考えられる。そこで今回は冷え性婦人100名を対象にCMl調査と35項目にのぼるアンケート調査を行った。その結果,冷え性の増悪因子として,日頃の運動不足・神経症的性格傾向・過労・食べ物の嗜好がクローズアップされ,この面での生活指導が冷え性の治療を行っていく上で,薬物的な治療と並んで重要であることか示唆された。