REPO

Annual Reports of Misasa Medical Center, Okayama University volume62
1991-08 発行

The biochemical and biological activities of JUN.

Mitsunobu, Fumihiro Kaken ID publons researchmap
Kitani, Hikaru
Okazaki, Morihiro
Mifune, Takashi
Asaumi, Noboru
Tanizaki, Yoshiro
Publication Date
1991-08
Abstract
c-junはニワトリの癌ウイルスから分離された癌遺伝子(v-jun)のproto-oncogeneであり,その遺伝子産物は細胞内転写促進因子AP-1の主成分である。v-jun,c-junのトランスフォーム能を検討するために,我々はv-jun,ニワトリc-jun遺伝子さらにJUN遺伝子の種々の組換え体を複製能を持つレトロウイルスベクター(RCAS)に挿入し,CEF細胞(ニワトリ胎児線維芽細胞)にトランスフェクションした。その結果4か所存在する両者の構造的相違のうち,アミノ末端近くの27アミノ酸の欠損と3' untranslated regionの欠損が十分なトランスフォーム能と転写促進能発現に必須であることが明らかとなった。これらの部分がどのように機能発現に関与しているかは,これからの研究を待たねばならない。
Keywords
癌遺伝子 (Oncogene)
JUN遺伝子 (JUN gene)
レトロウイルスベクター (Retrovirus Vector)
トランスフェクション (Transfection)
トランスフォーム (Transform)
ISSN
0913-3771
NCID
AN10084718
NAID