中学校技術・家庭科[技術分野]においてプラスチックストロー等の材料で橋を製作させる試みが行われている。橋の強度を確保するための基本はトラス構造であるが,各部材(プラスチックストロー等)に生じる力の大きさとその方向を正確に理解することは生徒にとって難しい。著者はトラス構造を学習するVR構造力学教材を開発し,ストロー橋製作の助けとなる授業実践を行ってきた。この授業実践の中で,生徒がトラス構造の各部材に生じる力を考察するときの誤りのパターンが明らかになった。本研究ではこれまでの授業実践でよく見られた誤り方を生徒に提示し,同じ誤り方をしたかどうか,なぜそのように考えたのかについて調査した上で,求められる指導方法について検討した。