検索条件

閉じる

検索結果 2 件

JaLCDOI 10.18926/bgeou/64184
フルテキストURL bgeou_181_041_045.pdf
著者 青木 多寿子| 李 明璐| 曹 立勤|
抄録  本稿はValue in Action Inventory of Strengths(Peterson & Seligman, 2004)の簡易版であるCharacter Strengths Rating Form(CSRF;Ruch, Martínez-Martí, Proyer, & Harzer,2014)を日本語・中国語に翻訳したものである。VIA-ISは人の幸福につながる特性を網羅的に示したもので,6領域24 種類のcharacter strengthsそれぞれに10項目,総計240項目で構成された尺度である。筆者達はこの総数の多さがcharacter strengths研究の発展に関して一種の障害になっていると考えた。この点,Ruchらが開発したCSRFは24 項目しかないため大規模の研究や縦断研究に利用することが期待できる。他方でこの簡易版の各項目の問いはとても長く,その中に西洋文化や哲学的内容に関わる用語が多く含まれており,わかりやすく正確に翻訳することは簡単ではない。そこで本稿では,これを丁寧に日本語・中国語へ翻訳した。これを用いることで,大規模調査だけでなく,国際比較研究や東洋文化をcharacter strengthsの観点で記述する研究の展開が期待できる。
キーワード character strengths CSRF 日中翻訳 VIA-IS簡易版
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2022-11-25
181巻
開始ページ 41
終了ページ 45
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10982
タイトル(別表記) Ego Identity of Japanese Students and Chinese Students
フルテキストURL 133_0047_0055.pdf
著者 水野 正憲|
抄録 筆者が作成した「社会性確立」と「自我確立」を見る質問紙「自我同一性尺度(IPS)」と、それを中国語に翻訳した質問紙(IPS-C)を用いて、日本と中国の大学生について自我同一性のあり方について比較をおこなった。両国のデータを因子分析した結果、第1軸が「自我確立」、第2軸が「社会性確立」とみなせる、ほぼ同じような因子構造が確認できた。クラスター分析した結果、日本のデータは「責任感」「社会指向」「自立」「自己信頼」のクラスターに、中国のデータは「社会性確立」「自力指向」「自己信頼」に分かれた。両国の平均点を比較した結果、「社会性確立」では中国の大学生のほうが有意に高かったが、「自我確立」では両者に有意差は見られなかった。
キーワード 自我同一性 社会性確立 自我確立 大学生 日本 中国
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2006-11-15
133巻
開始ページ 47
終了ページ 55
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002311289