このエントリーをはてなブックマークに追加


ID 18
Eprint ID
18
フルテキストURL
タイトル(別表記)
A Study on Polder Soils in Japan : I. A note on Polder Soils-Forming Process of the Halogenetic Polder Soils.
著者
米田 茂男 岡山大学
川田 登 岡山大学
抄録
本邦の海岸線に沿つて分布する干拓地土壌は海水に由来するアルカリ塩類及びマグネシウム塩類の影響の下に発達せる土壌であるとの見地から之を塩成土壌に類別することができる.かかる土壌の干拓後の年次の経過に件う動的変化を究明する目的で,先づ之が生成諭的研究を行い次の結果を得た. 1干拓初期の土壌は含塩量多く,且つ置換性Na及びMgの含有比率も極めて高く,含塩アルカリ土型の土壌である. 2干拓後の雨水及び灌概水の脱塩化作用によつて先づ表土の含塩量は稍々滅少するが置換性Na+Kの当量比率が12%以上を占める溶脱アルカリ土型の土壌に転化する. 3洗脱作用の高度の進行に件つて表土中よりアルカリ塩類は略々洗除され,置換性Na,K及びMgイオンの含有比率も略々正常土の夫に近似した組成を示すに至るが,他方置換性Hの含有比率は次第に増大して終には退化アルカリ土型の土壌を結果する. 4退化作用の過程を経た土壌が地盤沈下,堤防の破損其他の原因によつて再び海水の侵入を蒙る場含には茲に再生アルカリ土型の土壌を結果する。
キーワード
千拓地
土壤
発行日
1953
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
2巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
1
終了ページ
7
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa