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ID 10990
JaLCDOI
タイトル(別表記)
A Study on Kimiko AMAN's "ONITA no Boshi"
フルテキストURL
著者
木村 巧 岡山大学 publons
抄録
小学校三年生の国語科教材として採録されている、あまんきみこの「おにたのぼうし」は、おにたという黒鬼の子どもと人間の女の子の交流を通して、他者を理解することの困難を主題化した作品として評価されている。本論では、善意の持ち主でありながら、人間には受け入れられない悲劇的な他者として位置づけられるおにたが、受け入れられないことを受け止めつつ「おにもいろいろある」という主張を貫く、その葛藤と変容の過程を読み取ることを最重要視した。そうすることによって、他者を同情や憐憫の対象とする態度を相対化し、他者への距離をこちら側から縮めることが可能になると考えられるからである。
キーワード
他者
同化志向
ディスコミュニケーション
自己実現
出版物タイトル
岡山大学教育学部研究集録
発行日
2006-11-15
133巻
出版者
岡山大学教育学部
出版者(別表記)
Faculty of Education, Okayama University
開始ページ
21
終了ページ
28
ISSN
0471-4008
NCID
AN00032875
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
NAID
Eprints Journal Name
bgeou