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ID 538
Eprint ID
538
フルテキストURL
タイトル(別表記)
Storage of Bananas Packed in Polyethylene Bags
著者
中村 怜之輔 岡山大学
伊東 卓爾 岡山大学
抄録
バナナの貯蔵や輸送の基礎資料として,主として貯蔵可能期間を知る目的で,厚さ0.06mmポリエチレン袋を用いて高濃度炭酸ガス封入による包装貯蔵試験を行なった. その結果,包装内空気組成は封入時の調製空気組成に関係なく4~5日後には炭酸ガス約5%,酸素5~10%でほぼ平衡に達し,その後25℃では30日間,15℃では60日間はその状態が保たれた. バナナの成熟抑制手段として,高濃度炭酸ガス封入が空気封入に比べてとくに有効であるとは思えず,ただ単に密封するだけで十分に包装の効果が認められた. 貯蔵可能期間は,包装内空気組成の変化,全糖含量の変化,貯蔵後の追熟状態などからみて,25℃では30日間,15℃では60日間であった. 別にダバオ―大阪間のポリエチレン包装常温海上輸送を試みた結果,研究室の到着の時点(密封後8日)の果皮色は緑色が十分に保たれていた. またその後14℃で冷蔵すると,50日間は貯蔵可能であった。
発行日
1979
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
53巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
11
終了ページ
21
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa